差分

61 バイト除去 、 金曜日 12:16
編集の要約なし
33行目: 33行目:  
; 略歴
 
; 略歴
 
: 『[[Fate/stay night]]』では[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]において、[[遠坂凛]]によって召喚される。
 
: 『[[Fate/stay night]]』では[[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]において、[[遠坂凛]]によって召喚される。
: 『[[Fate/Grand Order]]』特異点F『[[炎上汚染都市 冬木]]』においては既に黒化しており、西暦2004年の冬木で[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]を守り続けていた。
+
: 『[[Fate/Grand Order]]』では特異点F『[[炎上汚染都市 冬木]]』に登場。既に黒化しており、西暦2004年の冬木で[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕|セイバーオルタ]]を守り続けていた。
 
: そこに現れた主人公一行と交戦するも敗北。消滅する間際に、マシュの宝具を見たことで裏に[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]が絡んでいることに勘付いていた。
 
: そこに現れた主人公一行と交戦するも敗北。消滅する間際に、マシュの宝具を見たことで裏に[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]が絡んでいることに勘付いていた。
 
; 人物
 
; 人物
45行目: 45行目:  
:
 
:
 
; 能力
 
; 能力
: 「弓兵」クラスでありながらも、主戦法は干将・莫耶を用いた白兵戦。これは、奥の手を隠すことと接近戦を好んでいた事が一因<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ">『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ「アーチャー」より。</ref>。遠距離を見通す鷹の目<ref group ="注">ビルなどにある望遠鏡レベルと説明され、隣街の凛の家は流石に見えないが、橋(4キロ先)までならタイルを数えられるくらいには見えるとのこと。</ref>と百発百中の腕前を持つが、弓を射るシーンは少ない。通常の矢でも「矢と呼ぶなどおこがましい。機関銃めいた掃射、一撃一撃が秘めた威力は岩盤すら穿ちかねない。」とされ、その一矢は戦車の砲撃に例えられている<ref group ="注">士郎が視認して、「高速で巨体を射ぬいていく銀光は、紛れもなく“矢”による攻撃だった」と記述されてあるため普通の矢と推測出来る。また、宝具を矢にしたものと違いこちらは八連射している。</ref>。
+
: 「弓兵」クラスでありながらも、主戦法は干将・莫耶を用いた白兵戦。これは、奥の手を隠すことと接近戦を好んでいた事が一因<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ">『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ「アーチャー」より。</ref>。遠距離を見通す鷹の目<ref group ="注">ビルなどにある望遠鏡レベルと説明され、隣街の凛の家は流石に見えないが、橋(4キロ先)までならタイルを数えられるくらいには見えるとのこと。</ref>と百発百中の腕前を持つが、弓を射るシーンは少ない。通常の矢でも「矢と呼ぶなどおこがましい。機関銃めいた掃射、一撃一撃が秘めた威力は岩盤すら穿ちかねない。」とされ、その一矢は戦車の砲撃に例えられている<ref group ="注">士郎が視認して、「高速で巨体を射ぬいていく銀光は、紛れもなく“矢”による攻撃だった」と記述されてあるため普通の矢と推測出来る。また、宝具を矢にしたものと違いこちらは八連射している。</ref>。
: 未来の存在であるため知名度の恩恵を受けられず、宝具も持たないため基本的な能力ではサーヴァントに一歩劣る<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ"/>。それでもstay night作中で[[ヘラクレス|バーサーカー]]を6回殺した実力は本物<ref group ="注">[[ヘラクレス|バーサーカー]]自身も、アーチャーは得難い難敵だったと評価している。もし狂化されていなければ、心ゆくまで剣技を競い合う充実な時を過ごせただろうと惜しむほどに。</ref>。その武技は天性のものではなく、弛まぬ努力で磨き上げた。
+
: 未来の存在であるため知名度の恩恵を受けられず、宝具も持たないため基本的な能力ではサーヴァントに一歩劣る<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』26-27ページ"/>。それでも『stay night』作中で[[ヘラクレス|バーサーカー]]を6回殺した実力は本物<ref group ="注">[[ヘラクレス|バーサーカー]]自身も、アーチャーは得難い難敵だったと評価している。もし狂化されていなければ、心ゆくまで剣技を競い合う充実な時を過ごせただろうと惜しむほどに。</ref>。その武技は天性のものではなく、弛まぬ努力で磨き上げた。
 
: 本当は、剣士でも弓兵でもなく「剣」に特化した[[魔術師]]であり、士郎の[[魔術]]の完成形。特定の[[宝具]]は持たないが、[[固有結界]]「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」の術者。宝具を含めた多数の武具を[[投影魔術|投影]]して戦っている。
 
: 本当は、剣士でも弓兵でもなく「剣」に特化した[[魔術師]]であり、士郎の[[魔術]]の完成形。特定の[[宝具]]は持たないが、[[固有結界]]「無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)」の術者。宝具を含めた多数の武具を[[投影魔術|投影]]して戦っている。
 
:通常の矢とは別に、投影した宝具を黒い洋弓につがえて矢として放つ。宝具を矢としていることから文字通り一矢で宝具級の威力を誇り、魔力を込める毎に威力が増す。魔力を30秒分込めたものが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の満足に弾き返せる限界であり、35秒込めるとセイバーは防ぐのがやっとで大きくバランスを崩し膝をつく、40秒でセイバーが剣で防御出来ない威力になる。弱点として魔力チャージに時間を要するため、即時発射といかず、そこを士郎に突かれてしまう。
 
:通常の矢とは別に、投影した宝具を黒い洋弓につがえて矢として放つ。宝具を矢としていることから文字通り一矢で宝具級の威力を誇り、魔力を込める毎に威力が増す。魔力を30秒分込めたものが[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]の満足に弾き返せる限界であり、35秒込めるとセイバーは防ぐのがやっとで大きくバランスを崩し膝をつく、40秒でセイバーが剣で防御出来ない威力になる。弱点として魔力チャージに時間を要するため、即時発射といかず、そこを士郎に突かれてしまう。
 
:「複製武具は替えが利く」というその魔術の特性から、宝具を破壊して爆発させる技「壊れた幻想(ブロークンファンタズム)」を得意とする。
 
:「複製武具は替えが利く」というその魔術の特性から、宝具を破壊して爆発させる技「壊れた幻想(ブロークンファンタズム)」を得意とする。
 
:強化・投影の他に使える魔術は、構造把握から派生する解錠、修復が得意分野。初歩の初歩と言われる魔力感知、魔術抵抗なども備えている。なお、自然干渉からなる攻撃魔術はからっきし。
 
:強化・投影の他に使える魔術は、構造把握から派生する解錠、修復が得意分野。初歩の初歩と言われる魔力感知、魔術抵抗なども備えている。なお、自然干渉からなる攻撃魔術はからっきし。
:とくに物の設計と構造の把握する能力は騎士とは思えないほど特化しており、HFルートで間桐邸に凛と共に侵入した際には、屋敷を一回りしただけで屋敷の設計図を思い描き、本来無ければおかしい部屋がないことを即座に見破る。その特異な能力には凛も「・・・前から思ってたけど。貴方のそれって、弓の騎士としてどうかと思う長所よね」と疑問を呈している。
+
:とくに物の設計と構造の把握する能力は騎士とは思えないほど特化しており、HFルートで間桐邸に凛と共に侵入した際には、屋敷を一回りしただけで屋敷の設計図を思い描き、本来無ければおかしい部屋がないことを即座に見破る。その特異な能力には凛も「……前から思ってたけど。貴方のそれって、弓の騎士としてどうかと思う長所よね」と疑問を呈している。
 
: FGOコミカライズ版『-turas rèalta-』では「[[衛宮士郎|<ruby><rb>全投影連続層写</rb><rt>ソードバレルフルオープン</RT></RUBY>]]」を使用している。
 
: FGOコミカライズ版『-turas rèalta-』では「[[衛宮士郎|<ruby><rb>全投影連続層写</rb><rt>ソードバレルフルオープン</RT></RUBY>]]」を使用している。
   76行目: 76行目:  
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
! クラス !! マスター !!  筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考
 
|-
 
|-
| rowspan="2"|[[アーチャー]] || [[遠坂凛]] || D || C || C || B || E || ? || rowspan="2"|対魔力:D<br />単独行動:B || 千里眼:C<br />魔術:C-<br />心眼(真):B || style="text-align:left"|
+
| rowspan="2"|[[アーチャー]] || [[遠坂凛]] || D || C || C || B || E || ? || rowspan="2"|対魔力:D<br>単独行動:B || 千里眼:C<br>魔術:C-<br>心眼(真):B || style="text-align:left"|
 
|-
 
|-
| [[主人公 (Grand Order)]] || D || C || C || B || E || ? || 心眼(真):B<br />千里眼:C<br />鷹の目<ref group = "注" name="鷹の目">2016年の実装当時は「鷹の瞳」表記だったが、2021年に『stay night』準拠の「鷹の目」表記へと変更された</ref><ref group = "出" name="『Fate/Grand Order』ゲームアップデートのお知らせ(1/1 0:00実施)">『Fate/Grand Order』[https://news.fate-go.jp/2021/0101sius/ ゲームアップデートのお知らせ(1/1 0:00実施) ]</ref>:B+<br />魔術:C-<br />投影魔術:A(マテリアルではC、条件付きでA+)<br />回路接続:EX ||style="text-align:left"|強化クエストクリアで<br />「魔術」→「投影魔術」<br />「千里眼」→「鷹の目」<br />「投影魔術」→「回路接続」に変化。
+
| [[主人公 (Grand Order)]] || D || C || C || B || E || ? || 心眼(真):B<br>千里眼:C<br>鷹の目<ref group = "注">2016年の実装当時は「鷹の瞳」表記だったが、2021年に『stay night』準拠の「鷹の目」表記へと変更された</ref><ref group = "出">『Fate/Grand Order』[https://news.fate-go.jp/2021/0101sius/ ゲームアップデートのお知らせ(1/1 0:00実施) ]</ref>:B+<br>魔術:C-<br>投影魔術:A(マテリアルではC、条件付きでA+)<br>回路接続:EX ||style="text-align:left"|強化クエストクリアで<br>「魔術」→「投影魔術」<br>「千里眼」→「鷹の目」<br>「投影魔術」→「回路接続」に変化。
 
|}
 
|}
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
 
; 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
 
; 無限の剣製(アンリミテッドブレイドワークス)
: ランク:E~A++(stay night)/E~A(Grand Order)<br />種別:????<br />レンジ:????<br />最大捕捉:????
+
: ランク:E~A++(stay night)/E~A(Grand Order)<br>種別:????<br>レンジ:????<br>最大捕捉:????
 
: 錬鉄の[[固有結界]]。本来は[[魔術]]であり宝具ではないが、エミヤの象徴ということで宝具扱いになっている。
 
: 錬鉄の[[固有結界]]。本来は[[魔術]]であり宝具ではないが、エミヤの象徴ということで宝具扱いになっている。
 
: 心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。もとが同一の存在である士郎も同じ固有結界を使うが、心象風景は異なる。
 
: 心象風景は、燃えさかる炎と、無数の剣が大地に突き立つ一面の荒野が広がり、空には回転する巨大な歯車が存在する。もとが同一の存在である士郎も同じ固有結界を使うが、心象風景は異なる。
: 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。一度この心象世界に複製され記録された武器は、固有結界を起動せずとも投影魔術で作り出すことが可能で<ref group = "出" name="『Fate/side materiale』76ページ">Fate/side materiale』76ページ「無限の剣製」より。</ref>、彼の投影は一般的な魔術のそれとは異なり、この固有結界から零れたもの。Heaven's Feelルート(以下HFルート)で士郎が受け継いだ「アーチャーの腕」に残された記録によると、結界内に記憶されている武具の数は千を越えているとされる。
+
: 結界内には、あらゆる「剣を形成する要素」が満たされており、目視した刀剣を結界内に登録し複製、荒野に突き立つ無数の剣の一振りとして貯蔵する。ただし、複製品の能力は本来のものよりランクが一つ落ちる。一度この心象世界に複製され記録された武器は、固有結界を起動せずとも投影魔術で作り出すことが可能で<ref group = "出">『Fate/side materiale』76ページ「無限の剣製」より。</ref>、彼の投影は一般的な魔術のそれとは異なり、この固有結界から零れたもの。Heaven's Feelルート(以下HFルート)で士郎が受け継いだ「アーチャーの腕」に残された記録によると、結界内に記憶されている武具の数は千を越えているとされる。
 
: 「剣」に特化した能力ではあるが、剣であっても神造兵装の類は複製不可とされる(後述)。盾や鎧といった防具も投影可能だが、剣投影の二~三倍の魔力を必要とする。つまり基本的には白兵戦に用いられる武器又は防具に限定される。ただしきちんと切嗣から魔術指導を受け実物を見ていた場合、起源弾も複製可能であったらしいこと、又本編では士郎が気晴らしと雑貨品を作ったり、『hollow』では高性能な釣り竿やリールを全て自分で作っていたりとまったく不可能ということではない。さらにただ複製するだけでなく、自分好みにアレンジを加えたり、形状を変えるなどいった独自の改造を加えることも可能。
 
: 「剣」に特化した能力ではあるが、剣であっても神造兵装の類は複製不可とされる(後述)。盾や鎧といった防具も投影可能だが、剣投影の二~三倍の魔力を必要とする。つまり基本的には白兵戦に用いられる武器又は防具に限定される。ただしきちんと切嗣から魔術指導を受け実物を見ていた場合、起源弾も複製可能であったらしいこと、又本編では士郎が気晴らしと雑貨品を作ったり、『hollow』では高性能な釣り竿やリールを全て自分で作っていたりとまったく不可能ということではない。さらにただ複製するだけでなく、自分好みにアレンジを加えたり、形状を変えるなどいった独自の改造を加えることも可能。
 
:固有結界の形成と維持には魔力を消費するが、結界形成時に用意されている武装に関しては魔力消費はしない。しかし、破壊されたものを新しく製造する、または形成時に無かったものを新造するには激しく魔力を消費する。
 
:固有結界の形成と維持には魔力を消費するが、結界形成時に用意されている武装に関しては魔力消費はしない。しかし、破壊されたものを新しく製造する、または形成時に無かったものを新造するには激しく魔力を消費する。
99行目: 99行目:     
; 干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
 
; 干将(かんしょう)・莫耶(ばくや)
: ランク:C-<br />由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った夫婦剣。
+
: ランク:C-<br>由来:古代中国・呉の刀匠干将と妻の莫耶、及び二人が作った夫婦剣。
 
: 陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
 
: 陰陽二振りの短剣。アーチャーを象徴する宝具。黒い方が陽剣・干将、白い方が陰剣・莫耶。互いに引き合う性質を持つ夫婦剣。
 
: 二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇し、武器や宝具としてのランクも上昇する。宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。アーチャーの手によって刀身に魔除けの文句が刻まれており、巫術器具として使うこともできる。
 
: 二つ揃いで装備すると、対魔力、対物理が上昇し、武器や宝具としてのランクも上昇する。宝具としてのランクは高くないが、投影の負担が軽いことと、先の特質から愛用している。アーチャーの手によって刀身に魔除けの文句が刻まれており、巫術器具として使うこともできる。
109行目: 109行目:  
:
 
:
 
; 偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
 
; 偽・螺旋剣(カラドボルグⅡ)
: ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)<br />由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ。
+
: ランク:A(弓で放った場合の凛の分析)<br>由来:アルスター伝説の名剣カラドボルグ。
 
: 射出型魔剣。名前通り、螺旋を描く刀身を持つ。「偽」や「Ⅱ」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
 
: 射出型魔剣。名前通り、螺旋を描く刀身を持つ。「偽」や「Ⅱ」が示す通り、本来のカラドボルグとは異なり、アーチャーのアレンジが施されている。
 
: 矢として放つ場面も、手に持って使う場面も両方あり、どちらとしても使える武器。
 
: 矢として放つ場面も、手に持って使う場面も両方あり、どちらとしても使える武器。
118行目: 118行目:  
:
 
:
 
; 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
 
; 熾天覆う七つの円環(ロー・アイアス)
: ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ)<BR />種別:結界宝具<br />由来:ギリシャの英雄アイアスの盾。
+
: ランク:不明(B+の投擲武器をほぼ防ぐ)<br>種別:結界宝具<br>由来:ギリシャの英雄アイアスの盾。
 
: アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。真名解放と同時に光で出来た七枚の花弁が展開し、それぞれの花弁に対応する七層の丸い防御膜が形成される。一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持ち、花弁に魔力を注ぎ込むことによって防御力の底上げもできる模様。
 
: アーチャーが唯一得意とする防御用装備。彼の用いる投影の中でも最高の防御力を持つ。投擲武器や、使い手から離れた武器に対して無敵という概念を持つ概念武装。真名解放と同時に光で出来た七枚の花弁が展開し、それぞれの花弁に対応する七層の丸い防御膜が形成される。一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持ち、花弁に魔力を注ぎ込むことによって防御力の底上げもできる模様。
 
:この盾の前には投槍など花弁一枚にも届かず敗退するのが必定とのこと、少なくともアーチャーが知る限り、'''この守りを突破する槍など有り得ない'''。
 
:この盾の前には投槍など花弁一枚にも届かず敗退するのが必定とのこと、少なくともアーチャーが知る限り、'''この守りを突破する槍など有り得ない'''。
142行目: 142行目:  
===宝具以外の投影品===
 
===宝具以外の投影品===
 
;黒い洋弓
 
;黒い洋弓
:未来の特殊な素材製<ref group="注">原作者曰くカーボン繊維のものすごい版</ref>の洋弓。これも投影品。投影宝具を効果的に打ち出すため改良と調整を重ねたもので、青年期から愛用している。
+
:未来の特殊な素材製<ref group="注">奈須きのこ氏曰くカーボン繊維のものすごい版。</ref>の洋弓。これも投影品。投影宝具を効果的に打ち出すため改良と調整を重ねたもので、青年期から愛用している。
 
;釣具203,000円相当
 
;釣具203,000円相当
 
:ロッドは99%カーボンで、十六個のボールペアリングによりブレやガタがなく、更に最新技術の結晶のリールは電動操作による高速巻き上げ式で、データを入力すればほぼ自動でリールがやってくれるフ○セスーパーオートメーションというハイテクな代物。
 
:ロッドは99%カーボンで、十六個のボールペアリングによりブレやガタがなく、更に最新技術の結晶のリールは電動操作による高速巻き上げ式で、データを入力すればほぼ自動でリールがやってくれるフ○セスーパーオートメーションというハイテクな代物。
177行目: 177行目:  
一応、ムーンセルの中、もしくは本編と違い名が広まっている未来の世界であり能力が多少上がっている可能性もあるので、設定上絶対に無理、とまでは言えない。
 
一応、ムーンセルの中、もしくは本編と違い名が広まっている未来の世界であり能力が多少上がっている可能性もあるので、設定上絶対に無理、とまでは言えない。
   −
『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』ではアーチャーの[[クラスカード]]を使う[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン#魔法少女プリズマ☆イリヤ|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]と[[クロエ・フォン・アインツベルン]]が「約束された勝利の剣」を投影して使っているが、両者は「願望器」ということもあって別の原理が働いている可能性がある。また、作者は「あくまでスピンオフで、原作とは別の設定(ルール)で成り立っている」という主旨の発言をしている。
+
『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』ではアーチャーの[[クラスカード]]を使う[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン#魔法少女プリズマ☆イリヤ|イリヤスフィール・フォン・アインツベルン]]と[[クロエ・フォン・アインツベルン]]が「約束された勝利の剣」を投影して使っているが、両者は「願望器」ということもあって別の原理が働いている可能性がある。また、作者のひろやまひろし氏は「あくまでスピンオフで、原作とは別の設定(ルール)で成り立っている」という主旨の発言をしている。
    
== 使用技 ==
 
== 使用技 ==
205行目: 205行目:  
:ある時、自分一人ではどうしようもないほどの多くの人が死を迎えようとしている瞬間に居合わせる―――衛宮切嗣に助けられ、死した彼の代わりに「全てを救う」という理想を追い求め続けて限界にぶつかった彼は「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と、死後に「守護者」となる契約を世界と交わしその人々を救った。
 
:ある時、自分一人ではどうしようもないほどの多くの人が死を迎えようとしている瞬間に居合わせる―――衛宮切嗣に助けられ、死した彼の代わりに「全てを救う」という理想を追い求め続けて限界にぶつかった彼は「英霊になれば、きっと全てを救えるはず」と、死後に「守護者」となる契約を世界と交わしその人々を救った。
   −
:その後世界の危機をも救い遂には英雄とすら呼ばれた。――だが彼は初めから感謝をして欲しかったわけじゃない、英雄などともてはやされる気もない。ただ、誰もが幸福だという結果だけが欲しかっただけ。<br>しかし自分の行為に対して何の見返りも求めない彼の姿勢は人々の恐怖を買い、裏切られ続ける日々の中で最後にはある争いを引き起こした張本人と全責任を押し付けられ、自分が助けたはずの人物に罪を被せられた後、処刑された。
+
:その後世界の危機をも救い遂には英雄とすら呼ばれた。――だが彼は初めから感謝をして欲しかったわけじゃない、英雄などともてはやされる気もない。ただ、誰もが幸福だという結果だけが欲しかっただけ。
 +
:しかし自分の行為に対して何の見返りも求めない彼の姿勢は人々の恐怖を買い、裏切られ続ける日々の中で最後にはある争いを引き起こした張本人と全責任を押し付けられ、自分が助けたはずの人物に罪を被せられた後、処刑された。
   −
:理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく多くのものに裏切られてきたが、それでもなお誰一人恨むことはなかった。しかし、その後に待ち受けていたのは「[[抑止力|霊長の守護者]]」という残酷な現実であった。<br>死後は英霊の力で更に多くの人を救うことを望んだが、守護者は彼の願った「人を救う」などという役割ではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする「掃除屋」に過ぎなかった。
+
:理想を追い続けたその生涯は最後まで報われることなく多くのものに裏切られてきたが、それでもなお誰一人恨むことはなかった。しかし、その後に待ち受けていたのは「[[抑止力|霊長の守護者]]」という残酷な現実であった。
 +
:死後は英霊の力で更に多くの人を救うことを望んだが、守護者は彼の願った「人を救う」などという役割ではなく、人類の滅亡を回避する為にその原因となった加害者と被害者の全てを皆殺しにして起きた事をなかった事にする「掃除屋」に過ぎなかった。
   −
:信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、拒絶する事も許されず、数え切れないほど殺戮を続けた末に彼の信念も遂に磨耗し、かつての理想に絶望してしまう。<br>この過程で彼は、「過去の英霊になる以前の自分を自らの手で殺す」ことでタイムパラドックスを引き起こし自分が消滅する可能性だけを希望に、守護者の役割に徹してきたと本人は語る。<br>その真意は本当に消滅できると思っている訳ではなく、自分が奪ってきた命への贖罪のためである。
+
:信じ続けた唯一の理想にすら裏切られ、拒絶する事も許されず、数え切れないほど殺戮を続けた末に彼の信念も遂に磨耗し、かつての理想に絶望してしまう。
 +
:この過程で彼は、「過去の英霊になる以前の自分を自らの手で殺す」ことでタイムパラドックスを引き起こし自分が消滅する可能性だけを希望に、守護者の役割に徹してきたと本人は語る。<br>その真意は本当に消滅できると思っている訳ではなく、自分が奪ってきた命への贖罪のためである。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
229行目: 232行目:  
: 素の状態では、相応の長所はあるものの特に火力面での物足りなさが目立ち、一言で言って器用貧乏というある意味彼らしい総合性能。
 
: 素の状態では、相応の長所はあるものの特に火力面での物足りなさが目立ち、一言で言って器用貧乏というある意味彼らしい総合性能。
 
: だが、強化クエスト三つをクリアすることで火力面が見違えるほどに補強され、かなり優秀なサーヴァントに生まれ変わる、大器晩成型の性能。
 
: だが、強化クエスト三つをクリアすることで火力面が見違えるほどに補強され、かなり優秀なサーヴァントに生まれ変わる、大器晩成型の性能。
:後に期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』公開に伴い、野外用の黒ジャケット姿の霊衣「サマー・カジュアル」が実装された。
+
: 後に期間限定イベント『サーヴァント・サマーキャンプ!』の開催に伴い、野外用の黒ジャケット姿の霊衣「サマー・カジュアル」が実装された。
 
;:イベント
 
;:イベント
 
*ぐだぐだ本能寺
 
*ぐだぐだ本能寺
356行目: 359行目:  
;[[エミヤ〔オルタ〕]]
 
;[[エミヤ〔オルタ〕]]
 
:自身のオルタ。だが、あちらと此方では生前経験した事柄も違う様子であり、そのためベースとなる存在が変転して誕生した他の多くのオルタ系サーヴァント達とは関係性が根本から異なる。
 
:自身のオルタ。だが、あちらと此方では生前経験した事柄も違う様子であり、そのためベースとなる存在が変転して誕生した他の多くのオルタ系サーヴァント達とは関係性が根本から異なる。
:いうなれば無銘に続く「三人目のエミヤ」かつ、上記のアサシンに続く「4人目の守護者」とでも言うべき立ち位置。
+
:いうなれば無銘に続く「三人目のエミヤ」かつ、上記のアサシンに続く「4人目の守護者」とでも言うべき立ち位置。
 
:あちらは「<ruby><rb>向こうから</rb><rt>通常のエミヤ</rt></ruby>も殺したくなるほどのおぞましい代物だろう」と<ruby><rb>分析して</rb><rt>思い込んで</rt></ruby>いるが、当の本人は彼の二丁拳銃を「'''オレも使いたかったなー!'''」と若い頃の一人称が表に出るほど非常に羨ましがっている……。<del>なんでさ</del>
 
:あちらは「<ruby><rb>向こうから</rb><rt>通常のエミヤ</rt></ruby>も殺したくなるほどのおぞましい代物だろう」と<ruby><rb>分析して</rb><rt>思い込んで</rt></ruby>いるが、当の本人は彼の二丁拳銃を「'''オレも使いたかったなー!'''」と若い頃の一人称が表に出るほど非常に羨ましがっている……。<del>なんでさ</del>
    
;[[主人公 (Grand Order)]]
 
;[[主人公 (Grand Order)]]
: マスターではあるが、元は一般人である事や現在彼(彼女)が立ち置かれている有り様などがかつての自分を思い起こさせるのか、先輩かつ保護者としてあれこれ世話を焼いており、まさに主人公の"おかん"である―――が本人は否定している。
+
: マスターではあるが、元は一般人である事や現在彼/彼女が立ち置かれている有り様などがかつての自分を思い起こさせるのか、先輩かつ保護者としてあれこれ世話を焼いており、まさに主人公の"おかん"である―――がエミヤ本人は否定している。
: 自身と同じく『女難の相』があると見抜き、彼(彼女)が振り回されている様を見て、女難仲間が増えたことに嬉しさを隠せないことも。
+
: 自身と同じく『女難の相』があると見抜き、彼/彼女が振り回されている様を見て、女難仲間が増えたことに嬉しさを隠せないことも。
    
; [[マシュ・キリエライト]]
 
; [[マシュ・キリエライト]]
: サーヴァントとして聖杯戦争での経験が豊富なためか、主人公とおなじく「先輩」と呼んでリスペクトしている。また、投影とはいえ自分と同じく盾に関する宝具「熾天覆う七つの円環」の所持者である事も一つと思われる。
+
: 自身がサーヴァントとして聖杯戦争での経験が豊富なためか、主人公と同じく「先輩」と呼ばれリスペクトされている。また、投影とはいえ自分と同じく盾に関する宝具「熾天覆う七つの円環」の所持者である事も一つと思われる。
 
;[[ナイチンゲール]]
 
;[[ナイチンゲール]]
 
:自身の幕間の物語にて、人属性の英霊として名前を挙げる。
 
:自身の幕間の物語にて、人属性の英霊として名前を挙げる。
 
:その苛烈な人生に自分と重ねて思う所があるのか、「女史」と尊称を付けて呼んでいる。
 
:その苛烈な人生に自分と重ねて思う所があるのか、「女史」と尊称を付けて呼んでいる。
 
;[[アストライア]]
 
;[[アストライア]]
:自身のオリジンが生前に縁のあった少女が素体になった疑似サーヴァント。
+
:自身のオリジンが[[ルヴィアゼリッタ・エーデルフェルト|生前に縁のあった少女]]が素体になった疑似サーヴァント。
:生前ある人物を称していた名前を呼ぶが依り代側の記憶が無い為どうしてこんな名前が浮かんだのか自身でもわからない模様。
+
:生前に自身を称していた名前を呼ばれている。なお、アストライア本人は依り代側の記憶が無い為、どうしてこんな名前が浮かんだのか自分でもわからない模様。
    
;[[トーマス・エジソン]]
 
;[[トーマス・エジソン]]
:同じ近代以降の人間。改造が趣味ということもあり、宝具の改良をめぐって意気投合する。
+
:同じ近代以降の人間。改造が趣味ということもあり、彼の幕間の物語「できるかな?」では宝具の改良をめぐって意気投合する。
    
;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
 
;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
469行目: 472行目:     
==== HFルート ====
 
==== HFルート ====
   
;「――――ここまでか。達者でな、遠坂」
 
;「――――ここまでか。達者でな、遠坂」
 
:HFルートにて、黒い影の攻撃から凛を庇って致命傷を負い、消滅間際に残した最期の台詞。
 
:HFルートにて、黒い影の攻撃から凛を庇って致命傷を負い、消滅間際に残した最期の台詞。
537行目: 539行目:  
:マイルーム会話「絆レベル5」。正義の味方に成りたかった彼にとって、人類史を救うための戦いというのは夢のような状況なのだろう。
 
:マイルーム会話「絆レベル5」。正義の味方に成りたかった彼にとって、人類史を救うための戦いというのは夢のような状況なのだろう。
   −
;「信じられん……。以前から災難体質だと思っていたが……まさか、女神に取り憑かれるとは。<br/> よほど波長が合っていたんだな……。素直じゃない系女性の原点というやつか」
+
;「信じられん……。以前から災難体質だと思っていたが……まさか、女神に取り憑かれるとは。<br> よほど波長が合っていたんだな……。素直じゃない系女性の原点というやつか」
 
: マイルーム会話「[[イシュタル]]」もとい女神召喚の依代になっちゃった[[遠坂凛|元マスター]]に対して。
 
: マイルーム会話「[[イシュタル]]」もとい女神召喚の依代になっちゃった[[遠坂凛|元マスター]]に対して。
 
: 後述の台詞とは違い彼女の置かれている状況を知った上での発言の模様だが………"災難体質"って人のこと言えるのだろうか。
 
: 後述の台詞とは違い彼女の置かれている状況を知った上での発言の模様だが………"災難体質"って人のこと言えるのだろうか。
557行目: 559行目:  
====幕間の物語====
 
====幕間の物語====
 
;「アーチャーは文字通り弓を主武装にする英霊だ」
 
;「アーチャーは文字通り弓を主武装にする英霊だ」
:幕間の物語「マスターの資格」より。突然始めた主人公へのレクチャーの一節。いや、まったくもってその通りなのだが……'''お前が言うのか'''。話している本人は'''弓を持った立ち絵で映っているのに戦闘では一切使っていなかった'''(アップデート前)という有様である。
+
:自身の幕間の物語「マスターの資格」より。突然始めた主人公へのレクチャーの一節。いや、まったくもってその通りなのだが……'''お前が言うのか'''。話している本人は'''弓を持った立ち絵で映っているのに戦闘では一切使っていなかった'''(アップデート前)という有様である。
 
:『Grand Order』の弓兵達はきちんと弓を使って戦う面子のほうが割合多いが、[[ダビデ|投石&普段は杖]]とか[[ニコラ・テスラ|電撃]]といったケースもやっぱりある。
 
:『Grand Order』の弓兵達はきちんと弓を使って戦う面子のほうが割合多いが、[[ダビデ|投石&普段は杖]]とか[[ニコラ・テスラ|電撃]]といったケースもやっぱりある。
   568行目: 570行目:     
;「頼むぞ[マスターの名前]。かつてのオレでは果たせなかった大英雄越えを、おまえの手で果たさせてくれ」
 
;「頼むぞ[マスターの名前]。かつてのオレでは果たせなかった大英雄越えを、おまえの手で果たさせてくれ」
:幕間の物語「無限の剣製」より。「半人前卒業」を認めたマスターへの協力要請。
+
:自身の幕間の物語「無限の剣製」より。「半人前卒業」を認めたマスターへの協力要請。
 
:このセリフの直前に宝具を封印した状態で[[ヘラクレス|シャドウ・バーサーカー]]を倒した彼は、次なる目標として[[Fate/stay night|かつて]]は倒すことが出来なかった、シャドウではない本物のバーサーカーを越えることを掲げる。
 
:このセリフの直前に宝具を封印した状態で[[ヘラクレス|シャドウ・バーサーカー]]を倒した彼は、次なる目標として[[Fate/stay night|かつて]]は倒すことが出来なかった、シャドウではない本物のバーサーカーを越えることを掲げる。
 
:なお、女性の場合だと「おまえ」が「君」になる。
 
:なお、女性の場合だと「おまえ」が「君」になる。
578行目: 580行目:  
;「どうあれ人類史の礎になったものに、これを殺す術も、救う術もない。」
 
;「どうあれ人類史の礎になったものに、これを殺す術も、救う術もない。」
 
;「何の拍子にそんな達観を得たのかは、あいにく憶えていないのだが……」
 
;「何の拍子にそんな達観を得たのかは、あいにく憶えていないのだが……」
:幕間の物語「午後はカルデアおもいッきり虞美人」より。[[虞美人]]がエミヤに対して、生前に因縁のあった人間と付き合ったことはあるかと、相談を持ちかけてきた際の台詞。
+
:[[虞美人]]の幕間の物語「午後はカルデアおもいッきり虞美人」より。虞美人がエミヤに対して、生前に因縁のあった人間と付き合ったことはあるかと、相談を持ちかけてきた際の台詞。
 
:言うまでもなく、『stay night』UBWルートにおける体験談である。たとえ今いる場所とは違ったとしても、どこかの世界・どこかの時間で得た「答え」は、彼の胸にしかと刻まれていた。
 
:言うまでもなく、『stay night』UBWルートにおける体験談である。たとえ今いる場所とは違ったとしても、どこかの世界・どこかの時間で得た「答え」は、彼の胸にしかと刻まれていた。
 
:なお、本当に覚えていないのかどうかは、直前に「ドッキリのカメラが仕掛けられているのではないか」と警戒するなど、他ならぬエミヤがこの質問をされる意味を理解しているような言動を取っているあたり、疑問が残る。
 
:なお、本当に覚えていないのかどうかは、直前に「ドッキリのカメラが仕掛けられているのではないか」と警戒するなど、他ならぬエミヤがこの質問をされる意味を理解しているような言動を取っているあたり、疑問が残る。
593行目: 595行目:     
;「げぇ、ランサー!?」
 
;「げぇ、ランサー!?」
:同上。サンタオルタにボコられた上に、相性の悪いランサークラスにして壊滅的な音痴のアイドル、[[エリザベート・バートリー|エリちゃん]]が送り込まれて。
+
:同上。サンタオルタにボコられた上に、相性の悪いランサークラスにして壊滅的な音痴のアイドル、[[エリザベート=バートリー|エリちゃん]]が送り込まれて。
 
:もはや泣き面に蜂というレベルではなく、彼女が歌いだすや否や☆3の同業者二人共々カトンボのように落ちていった。
 
:もはや泣き面に蜂というレベルではなく、彼女が歌いだすや否や☆3の同業者二人共々カトンボのように落ちていった。
   −
;「マスター、おまえにチョコを贈ろうとしているのはただの人間ではない」<br/>「そう───サーヴァント。過去の英雄たちなんだぞ?<br/> 常人と比べて、あらゆる点がブッチギリの連中だ。<br/> 能力、精神、スキル、そして暴走力、すべてにおいて無駄に超一流だ」<br/>「そんな彼女たちがチョコを作って贈る、それだけで済むはずがあるまい」<br/>「断言しよう。お前は酷い目に遭う、と。ほぼ間違いなく、14行きになると!」<br/>「地雷原へのこのこ呑気に出かけていく主を止めるのは、サーヴァントとして当然────<br/> いや、人の心を持つ友人として当然のこと。私には分かるんだ。だって女難の相持ってるしネ!」
+
;「マスター、おまえにチョコを贈ろうとしているのはただの人間ではない」<br>「そう───サーヴァント。過去の英雄たちなんだぞ?<br> 常人と比べて、あらゆる点がブッチギリの連中だ。<br> 能力、精神、スキル、そして暴走力、すべてにおいて無駄に超一流だ」<br>「そんな彼女たちがチョコを作って贈る、それだけで済むはずがあるまい」<br>「断言しよう。お前は酷い目に遭う、と。ほぼ間違いなく、14行きになると!」<br>「地雷原へのこのこ呑気に出かけていく主を止めるのは、サーヴァントとして当然────<br> いや、人の心を持つ友人として当然のこと。私には分かるんだ。だって女難の相持ってるしネ!」
 
:『チョコレートレディの空騒ぎ』にて。チョコサーヴァントを匿った罪を主人公に問われて説いた、カルデアでバレンタインというイベントを行うことへの危惧。
 
:『チョコレートレディの空騒ぎ』にて。チョコサーヴァントを匿った罪を主人公に問われて説いた、カルデアでバレンタインというイベントを行うことへの危惧。
 
:シェイクスピアが称するように「過保護サーヴァント」であるが、生前似たような事象を経験済みと思えばこの心配もやむなしか……?
 
:シェイクスピアが称するように「過保護サーヴァント」であるが、生前似たような事象を経験済みと思えばこの心配もやむなしか……?
 
:なお、「14行き」というワードに疑問符を浮かべるマスターも多かった様子だが、これは『ドラゴン・ファンタジー』(新版では『グレイルクエスト』)と呼ばれるゲームブックシリーズにおいて、死亡時に飛ばされる文章番号がどの巻でも14番で固定されているネタをバレンタインデー(2/'''14''')と掛けたジョークである。因みに、「14行き」自体は[[Fate/hollow ataraxia|既出]]のネタである。
 
:なお、「14行き」というワードに疑問符を浮かべるマスターも多かった様子だが、これは『ドラゴン・ファンタジー』(新版では『グレイルクエスト』)と呼ばれるゲームブックシリーズにおいて、死亡時に飛ばされる文章番号がどの巻でも14番で固定されているネタをバレンタインデー(2/'''14''')と掛けたジョークである。因みに、「14行き」自体は[[Fate/hollow ataraxia|既出]]のネタである。
   −
;「もらえない人間の悲哀は、オレ……私もそれなりによく理解しているのでね……<br/> あまった材料で作ったチョコだが、それでもないよりはマシだろうと……」<br/>「そうか、喜んでもらえるのなら嬉しいが……それこそ余計な世話、だったか……フッ」
+
;「もらえない人間の悲哀は、オレ……私もそれなりによく理解しているのでね……<br> あまった材料で作ったチョコだが、それでもないよりはマシだろうと……」<br>「そうか、喜んでもらえるのなら嬉しいが……それこそ余計な世話、だったか……フッ」
 
:同上。マスターを止めるべくディルムッドと共に実力行使を仕掛けるも敗退した後、シェイクスピアに保護者枠でチョコを渡すつもりだったことを看破されて。
 
:同上。マスターを止めるべくディルムッドと共に実力行使を仕掛けるも敗退した後、シェイクスピアに保護者枠でチョコを渡すつもりだったことを看破されて。
 
:話を聞く限りでは生前は女子に恵まれなかった様子に聞こえるが、[[衛宮士郎|若い頃]]の[[間桐桜|周囲の]][[藤村大河|環境を]][[遠坂凛|考えれば]]一度もチョコを貰えなかったとは考えにくいのだが………。
 
:話を聞く限りでは生前は女子に恵まれなかった様子に聞こえるが、[[衛宮士郎|若い頃]]の[[間桐桜|周囲の]][[藤村大河|環境を]][[遠坂凛|考えれば]]一度もチョコを貰えなかったとは考えにくいのだが………。
 
:なお、後者の台詞はエミヤからのチョコを喜ぶ選択肢を返した場合のみ見れる。
 
:なお、後者の台詞はエミヤからのチョコを喜ぶ選択肢を返した場合のみ見れる。
   −
;「ゆくぞ! 私はたくさん武器を出したりするが、」<br />「一つの武器を極めたサーヴァントにはあまり決め手にならないぞ!」
+
;「ゆくぞ! 私はたくさん武器を出したりするが、」<br>「一つの武器を極めたサーヴァントにはあまり決め手にならないぞ!」
 
:『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の本編後の追加イベントにて。帝都七本鎗として[[沖田総司〔オルタ〕]]の敵となっているのだが……。
 
:『ぐだぐだ帝都聖杯奇譚』の本編後の追加イベントにて。帝都七本鎗として[[沖田総司〔オルタ〕]]の敵となっているのだが……。
 
:守護者の先輩としての後輩への優しさか。もしくは[[メドゥーサ|ライダー]]同様早く退場したいが為かなぜか自分の苦手分野を公言しながら勝負を挑んでくる。
 
:守護者の先輩としての後輩への優しさか。もしくは[[メドゥーサ|ライダー]]同様早く退場したいが為かなぜか自分の苦手分野を公言しながら勝負を挑んでくる。
620行目: 622行目:  
: 現代っ子がそのままサーヴァントになった[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン〔アーチャー〕|イリヤ(魔法少女)]]の「すっっっごい古い」「社会の教科書で見たことしかない」という、昭和についての感想に、ジェネレーションギャップを感じたのか、寂しそうにショックを受けることとなった。
 
: 現代っ子がそのままサーヴァントになった[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン〔アーチャー〕|イリヤ(魔法少女)]]の「すっっっごい古い」「社会の教科書で見たことしかない」という、昭和についての感想に、ジェネレーションギャップを感じたのか、寂しそうにショックを受けることとなった。
   −
;「ビデオデッキの現物を知っている者が、この中ではオレくらいしかいないだろう?」<br />「……うん、その目は止めるんだ。人によってはショック死しかねないから。」
+
;「ビデオデッキの現物を知っている者が、この中ではオレくらいしかいないだろう?」<br>「……うん、その目は止めるんだ。人によってはショック死しかねないから。」
 
: 同上の昭和ネタ。現代っ子のイリヤに「びでおでっき……?」と素朴な疑問を返されて。エミヤにとっては『メジャーな記録媒体』と言い切っただけに、「そんなのがあったんだ」程度の反応は、メンタルにダメージを負う結果となった。
 
: 同上の昭和ネタ。現代っ子のイリヤに「びでおでっき……?」と素朴な疑問を返されて。エミヤにとっては『メジャーな記録媒体』と言い切っただけに、「そんなのがあったんだ」程度の反応は、メンタルにダメージを負う結果となった。
   −
;「―――む。それは確かに。昭和なんて最近だし。」<br/>「<font size=5>最近だし。</font>」
+
;「―――む。それは確かに。昭和なんて最近だし。」<br>「<font size=5>最近だし。</font>」
 
: 昭和ネタの続き。重ねての強調。散々イリヤにメンタルを削られたために、少しやけくそ気味であり、イリヤも「なんかすみません!」と平謝りすることとなった。
 
: 昭和ネタの続き。重ねての強調。散々イリヤにメンタルを削られたために、少しやけくそ気味であり、イリヤも「なんかすみません!」と平謝りすることとなった。
 
:『Fate/stay night』を発売当時にやっていたユーザーも、エミヤと共に苦笑いしたかもしれない。
 
:『Fate/stay night』を発売当時にやっていたユーザーも、エミヤと共に苦笑いしたかもしれない。
   −
;「やはり君には女難の相があるな。」<br />「オレにはわかるよ。」
+
;「やはり君には女難の相があるな。」<br>「オレにはわかるよ。」
 
: 同上。主人公について。どこか嬉しそうで、同イベント内で何度か主人公の女難ネタに微笑むシーンがあり、仲間ができたことを喜んでいる。
 
: 同上。主人公について。どこか嬉しそうで、同イベント内で何度か主人公の女難ネタに微笑むシーンがあり、仲間ができたことを喜んでいる。
   694行目: 696行目:  
*「背中で語るキャラ」という事で、本編では純粋に背面のみという普通あり得ない立ち絵が2種類もある。
 
*「背中で語るキャラ」という事で、本編では純粋に背面のみという普通あり得ない立ち絵が2種類もある。
 
*象徴ともいうべき赤い外套「赤原礼装」はある聖人の聖骸布。外界に対する一級の概念武装でもある。尚、聖骸布の入手先だが、奈須氏によると「とあるカレー好きのシスターから受け取った……としたら、ロマンがあるな~」との事<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ">『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ「奈須きのこ・一問一答」より。</ref>。
 
*象徴ともいうべき赤い外套「赤原礼装」はある聖人の聖骸布。外界に対する一級の概念武装でもある。尚、聖骸布の入手先だが、奈須氏によると「とあるカレー好きのシスターから受け取った……としたら、ロマンがあるな~」との事<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ">『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ「奈須きのこ・一問一答」より。</ref>。
*原作者曰く、エミヤが凛ルートで得た『答え』とは、その時だけのもの。次に呼び出された時には忘れ去っているものである。
+
*原作者である奈須きのこ氏曰く、エミヤが凛ルートで得た『答え』とは、その時だけのもの。次に呼び出された時には忘れ去っているものである。
 
**このことから分かるように、基本どのルートを通ろうとエミヤの人格は不変でありUBWルートを通ったエミヤだから救われている状態といったことはない。
 
**このことから分かるように、基本どのルートを通ろうとエミヤの人格は不変でありUBWルートを通ったエミヤだから救われている状態といったことはない。
**ただし、『GrandOrder』では明らかにUBWルートの記憶を保持している描写があるため、正確なところは不明。[[モードレッド]]のように生前の後悔を完全に払拭したからか、はたまた毎度おなじみ原作者の設定変更か……
+
**ただし、『GrandOrder』では明らかにUBWルートの記憶を保持している描写があるため、正確なところは不明。[[モードレッド]]のように生前の後悔を完全に払拭したからか、はたまた毎度おなじみ奈須氏の設定変更か……
 
*生前の彼は20代後半から30代前半の時に守護者として世界と契約した<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ"/>。
 
*生前の彼は20代後半から30代前半の時に守護者として世界と契約した<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅲ』130-136ページ"/>。
*データ状のステータスは低い方であるが、それを補うほどの芸達者。状況次第ではセイバーを破るほどの剣技や狙撃、宝具の一斉掃射、英霊の武技模倣、多彩な宝具・改造宝具の使用が可能など、遠・中・近距離戦や援護全てに対応できる。<br />突出した能力や武装こそ無いものの、運用次第で十分聖杯戦争を勝ち抜ける強力で汎用性の高いサーヴァントである。
+
*データ状のステータスは低い方であるが、それを補うほどの芸達者。状況次第ではセイバーを破るほどの剣技や狙撃、宝具の一斉掃射、英霊の武技模倣、多彩な宝具・改造宝具の使用が可能など、遠・中・近距離戦や援護全てに対応できる。<br>突出した能力や武装こそ無いものの、運用次第で十分聖杯戦争を勝ち抜ける強力で汎用性の高いサーヴァントである。
 
**特に『hollow』にて弓矢での狙撃に徹していた際はバーサーカー、ギルガメッシュ以外の全てのサーヴァントを撃退したとされている。
 
**特に『hollow』にて弓矢での狙撃に徹していた際はバーサーカー、ギルガメッシュ以外の全てのサーヴァントを撃退したとされている。
 
*作中から、「自分の生死は度外視で、無欲な凛もしくは士郎を最終的な勝者にする」「たとえ敵でも身内(凛、イリヤなど)は直接傷つけない」「士郎殺しの必殺の機会まで戦法や言動などでエミヤシロウとは悟らせない」などといった、行動に自主的な縛りが見える。<br>聖杯戦争においてこれらをクリアして勝利するのは非常にシビアであり、更に彼が唯一目的を達成できる第五次聖杯戦争が最もハンデを背負う聖杯戦争であるという皮肉な状況となっている。更に、上述されているがそれらの悪条件に加えて未来の英霊なので知名度の恩恵を全く受けられず必然的に戦力が最低レベルに劣化している。凛というかなり優秀なマスターを引き当てているため、セイバー、ランサー、慎二時のライダーのようなマスターによる劣化はないが、作中ではマスター不在か上記の縛りがある状態でしか戦っておらず、『hollow』では最後の方になってようやく本気を出せるといっていたがその本気が描写されることはなかった。
 
*作中から、「自分の生死は度外視で、無欲な凛もしくは士郎を最終的な勝者にする」「たとえ敵でも身内(凛、イリヤなど)は直接傷つけない」「士郎殺しの必殺の機会まで戦法や言動などでエミヤシロウとは悟らせない」などといった、行動に自主的な縛りが見える。<br>聖杯戦争においてこれらをクリアして勝利するのは非常にシビアであり、更に彼が唯一目的を達成できる第五次聖杯戦争が最もハンデを背負う聖杯戦争であるという皮肉な状況となっている。更に、上述されているがそれらの悪条件に加えて未来の英霊なので知名度の恩恵を全く受けられず必然的に戦力が最低レベルに劣化している。凛というかなり優秀なマスターを引き当てているため、セイバー、ランサー、慎二時のライダーのようなマスターによる劣化はないが、作中ではマスター不在か上記の縛りがある状態でしか戦っておらず、『hollow』では最後の方になってようやく本気を出せるといっていたがその本気が描写されることはなかった。
718行目: 720行目:  
*Fateシリーズを通してもなかなかにマッシブな体格を持つが、パラメータの筋力はDと低い。
 
*Fateシリーズを通してもなかなかにマッシブな体格を持つが、パラメータの筋力はDと低い。
 
**これはエミヤという英霊の格やアーチャーのクラス補正、更には知名度補正を受けられない事も影響しているとは予想されるが、特段の武勇がない文化人や魔術師由来の英霊にも多数同ランクが存在するというのは寂しいものがある。(まあ一応知名度や逸話などで誇張されたりもするので仕方なくもあるが。)
 
**これはエミヤという英霊の格やアーチャーのクラス補正、更には知名度補正を受けられない事も影響しているとは予想されるが、特段の武勇がない文化人や魔術師由来の英霊にも多数同ランクが存在するというのは寂しいものがある。(まあ一応知名度や逸話などで誇張されたりもするので仕方なくもあるが。)
**そのためしばしば見かけ倒しの筋肉とファンにいじられ'''見せ筋'''と呼ばれることがある。また、「'''筋力D'''」を代名詞として使っている場合は基本的にエミヤのことを指す。そして「見せ筋」や「筋力D」などとアーチャーを呼んだ者に「おっと、心は硝子だぞ」と返すのが一部ファンの間での定番のやり取りだったりするようだ。ちなみにこれの元となったのは当然UBWの詠唱からだが、この言い回しでネタにしたのは公式ではなく『Fate/stay night[UBW]コミックアラカルト~無限の章~』というコミックアラカルトに収録されている、スーイチ氏作の「バッティング三騎士」という話の1コマである。あまりにも有名になったためか何故かコンプティーク&コンプエースによく問い合わせが来ているらしい。<ref group = "出">[https://twitter.com/comptiq/status/827116333502390275 コンプティーク&コンプエース 2017年2月2日20:27 Twitter]</ref>
+
**そのためしばしば見かけ倒しの筋肉とファンにいじられ'''見せ筋'''と呼ばれることがある。また、「'''筋力D'''」を代名詞として使っている場合は基本的にエミヤのことを指す。そして「見せ筋」や「筋力D」などとアーチャーを呼んだ者に「おっと、心は硝子だぞ」と返すのが一部ファンの間での定番のやり取りだったりするようだ。ちなみにこれの元となったのは当然UBWの詠唱からだが、この言い回しでネタにしたのは公式ではなく『Fate/stay night[UBW]コミックアラカルト~無限の章~』というコミックアラカルトに収録されている、スーイチ氏作の「バッティング三騎士」という話の1コマである。あまりにも有名になったためか何故かコンプティーク&コンプエースによく問い合わせが来ているらしい。<ref group = "出">[https://twitter.com/comptiq/status/827116333502390275 コンプティーク&コンプエース 2017年2月2日20:27 Twitter]</ref>
 
**後に『Grand Order』において[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|平行次元における]][[クロエ・フォン・アインツベルン|妹たち]]がサーヴァント扱いで参戦した……が、片割れのクロエにサーヴァントとしてのステータスでほぼ完全に並ばれ(魔力では勝っているが敏捷では負けている)、更にゲーム上のスキル性能を含めた攻撃力でも(当時の)総合性能でも負けているという点で'''「妹(幼女)より非力な兄」「劣化クロエ」'''と、その見せ筋度合いも含めて更にネタにされた。彼女の出自を考えればある程度しょうがなくはあるのだが、一応こっちが本家だというのに。
 
**後に『Grand Order』において[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン (プリズマ☆イリヤ)|平行次元における]][[クロエ・フォン・アインツベルン|妹たち]]がサーヴァント扱いで参戦した……が、片割れのクロエにサーヴァントとしてのステータスでほぼ完全に並ばれ(魔力では勝っているが敏捷では負けている)、更にゲーム上のスキル性能を含めた攻撃力でも(当時の)総合性能でも負けているという点で'''「妹(幼女)より非力な兄」「劣化クロエ」'''と、その見せ筋度合いも含めて更にネタにされた。彼女の出自を考えればある程度しょうがなくはあるのだが、一応こっちが本家だというのに。
 
**なお[[エミヤ〔オルタ〕|オルタである別世界の自分]]は「C」とワンランクアップしているが、有様を見るに上がった代償が大きいというか何というか……。
 
**なお[[エミヤ〔オルタ〕|オルタである別世界の自分]]は「C」とワンランクアップしているが、有様を見るに上がった代償が大きいというか何というか……。
729行目: 731行目:  
*[[無銘]]は「辿った世界が別々のため、能力、容姿や大元の存在などは同一ながら別人」という扱いだったが、『Fate/Grand Order』においては特にどこか区別されているわけでもなく、事実上の統合がなされている。基本的にカルデア内では"エミヤ"名義だが、ネロや玉藻と一緒にいる時(『Fate/EXTRA』シリーズが関連するイベント)に限り"無銘"表記となる。一応容姿も通常のエミヤと違い第三再臨の姿が主に用いられているのだが、実際のところは……。ちなみに、前述するエミヤ〔オルタ〕の拳銃に嫉妬する台詞は此方の名義で吐いた台詞。
 
*[[無銘]]は「辿った世界が別々のため、能力、容姿や大元の存在などは同一ながら別人」という扱いだったが、『Fate/Grand Order』においては特にどこか区別されているわけでもなく、事実上の統合がなされている。基本的にカルデア内では"エミヤ"名義だが、ネロや玉藻と一緒にいる時(『Fate/EXTRA』シリーズが関連するイベント)に限り"無銘"表記となる。一応容姿も通常のエミヤと違い第三再臨の姿が主に用いられているのだが、実際のところは……。ちなみに、前述するエミヤ〔オルタ〕の拳銃に嫉妬する台詞は此方の名義で吐いた台詞。
 
*奈須きのこによると、最初のアニメにあたり声優を決める際に、「テニスの王子さま」に登場する跡部というキャラクターを見て武内が決めたと語っている。<ref group = "出">[https://dengekionline.com/soft/interview/fate/index.html インタビュー『Fate/stay night for PS2』-電撃オンライン]</ref>
 
*奈須きのこによると、最初のアニメにあたり声優を決める際に、「テニスの王子さま」に登場する跡部というキャラクターを見て武内が決めたと語っている。<ref group = "出">[https://dengekionline.com/soft/interview/fate/index.html インタビュー『Fate/stay night for PS2』-電撃オンライン]</ref>
      
;衛宮士郎と英霊エミヤ
 
;衛宮士郎と英霊エミヤ
753行目: 754行目:  
*アーチャーが衛宮士郎であった頃に経験した聖杯戦争で凛が契約したサーヴァントが誰であったのかは明言されていない。英霊の座がそもそも時間や平行世界という概念の外側にある存在のためこのアーチャーの聖杯戦争時も凛のサーヴァントはアーチャーではあった可能性も否定出来ない。ただ、ランサーに殺された経験などから少なくともアーチャー以外は本編と同じサーヴァントと思われる。
 
*アーチャーが衛宮士郎であった頃に経験した聖杯戦争で凛が契約したサーヴァントが誰であったのかは明言されていない。英霊の座がそもそも時間や平行世界という概念の外側にある存在のためこのアーチャーの聖杯戦争時も凛のサーヴァントはアーチャーではあった可能性も否定出来ない。ただ、ランサーに殺された経験などから少なくともアーチャー以外は本編と同じサーヴァントと思われる。
 
*衛宮士郎だった頃の記憶は殆ど失っているが、「冬木の大火災で自分を見つけた時の切嗣の顔」、「切嗣の夢を受け継ぐと誓った夜」、「そしてセイバーとの出会い」、この三つだけは守護者となった今でも鮮明に覚えており、セイバーと出会った時には思わず手が緩んでしまった。記憶が磨耗した理由は、エミヤは守護者として使役された時点で過去も未来もめちゃくちゃにミキサーされた記憶になっていることからとされる。
 
*衛宮士郎だった頃の記憶は殆ど失っているが、「冬木の大火災で自分を見つけた時の切嗣の顔」、「切嗣の夢を受け継ぐと誓った夜」、「そしてセイバーとの出会い」、この三つだけは守護者となった今でも鮮明に覚えており、セイバーと出会った時には思わず手が緩んでしまった。記憶が磨耗した理由は、エミヤは守護者として使役された時点で過去も未来もめちゃくちゃにミキサーされた記憶になっていることからとされる。
**また、遠坂凛という名称さえも摩耗していたようであり、自分を召喚した少女が“遠坂凛”なのだと確信したのは、凛が自己紹介した瞬間であり、その時に雷光の速度で思い出したのだ<ref group = "出" name="『Fate/side materiale』54ページ">Fate/side materiale』54ページ「アーチャー」より。</ref>。因みに、その後の「――では凛と。ああ、この名前は――」はエミヤの本心であり、狂おしいほどの親愛が込められたものであるとのこと。
+
**また、遠坂凛という名称さえも摩耗していたようであり、自分を召喚した少女が“遠坂凛”なのだと確信したのは、凛が自己紹介した瞬間であり、その時に雷光の速度で思い出したのだ<ref group = "出">『Fate/side materiale』54ページ「アーチャー」より。</ref>。因みに、その後の「――では凛と。ああ、この名前は――」はエミヤの本心であり、狂おしいほどの親愛が込められたものであるとのこと。
**間桐家の内情は生前から知らない。今の桜の境遇は聖杯戦争に参加してから推察するが、だからといって桜に対して肩入れする気はないとのこと。アーチャーの聖杯戦争の記憶はあくまで『セイバーの記憶』しかなかったが、召喚されたときに召喚者を目の当たりにして、凛まわりの事を自分のこととして認識するようになった。またセイバーのことも詳しく覚えているのではなく、「彼が美しいと感じたもの」の手触りレベルとされ<ref group = "出" name="『きのことたかしの一問一答 in 劇場版 Heaven's feel 第一章』">『きのことたかしの一問一答 in 劇場版 Heaven's feel 第一章』</ref>、鮮明に覚えているのはシーンのみで、セイバーのこと自体はほぼ覚えていない模様。
+
**間桐家の内情は生前から知らない。今の桜の境遇は聖杯戦争に参加してから推察するが、だからといって桜に対して肩入れする気はないとのこと。アーチャーの聖杯戦争の記憶はあくまで『セイバーの記憶』しかなかったが、召喚されたときに召喚者を目の当たりにして、凛まわりの事を自分のこととして認識するようになった。またセイバーのことも詳しく覚えているのではなく、「彼が美しいと感じたもの」の手触りレベルとされ<ref group = "出">『きのことたかしの一問一答 in 劇場版 Heaven's feel 第一章』</ref>、鮮明に覚えているのはシーンのみで、セイバーのこと自体はほぼ覚えていない模様。
 
*『Fate』では『月姫』でやり残したことの一つとして理想の自分との戦いを描く“自分との戦い”をやりたいと考え<ref group ="注">もう一つは“犠牲者からの視点で戦うルート”であり、『月姫』におけるさつきルートがそれに該当し、HFルートでその辺を補完した。</ref>、理想の自分と戦わせる方法の候補として全く違った結論を持つ人間との戦い、ライバルとの戦いが挙げられた<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。
 
*『Fate』では『月姫』でやり残したことの一つとして理想の自分との戦いを描く“自分との戦い”をやりたいと考え<ref group ="注">もう一つは“犠牲者からの視点で戦うルート”であり、『月姫』におけるさつきルートがそれに該当し、HFルートでその辺を補完した。</ref>、理想の自分と戦わせる方法の候補として全く違った結論を持つ人間との戦い、ライバルとの戦いが挙げられた<ref group = "出" name="『Fate/complete material Ⅱ』46-49ページ"/>。
 
*凛の赤いペンダントはなにかとTYPE-MOONと交流のある桐原小鳥氏がデザインを担当した。
 
*凛の赤いペンダントはなにかとTYPE-MOONと交流のある桐原小鳥氏がデザインを担当した。
770行目: 771行目:  
;So as I pray, unlimited blade works.<br>(その体は、きっと剣で出来ていた)
 
;So as I pray, unlimited blade works.<br>(その体は、きっと剣で出来ていた)
 
:無限の剣製発動。
 
:無限の剣製発動。
      
;「――――I am the bone of my sword.」<br>(我が骨子は捻れ狂う)
 
;「――――I am the bone of my sword.」<br>(我が骨子は捻れ狂う)
5,366

回編集