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; 能力
 
; 能力
 
: セイバーにふさわしい高い剣技と破格の防御力を兼ね備え、その不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。
 
: セイバーにふさわしい高い剣技と破格の防御力を兼ね備え、その不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。
: その近接能力は[[ランサー (Apocrypha・赤)|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても微傷程度の傷しか受けなかった。
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: その近接能力は[[カルナ|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても微傷程度の傷しか受けなかった。
 
: 他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃も行っている。
 
: 他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃も行っている。
 
: 彼は自身の逸話(竜殺し)によって、主武装である宝具「幻想大剣(バルムンク)」が「竜種」の血を引く者にとっての天敵となっており、彼自身は竜の心臓を得たことで「竜種」としての属性をも持っている。
 
: 彼は自身の逸話(竜殺し)によって、主武装である宝具「幻想大剣(バルムンク)」が「竜種」の血を引く者にとっての天敵となっており、彼自身は竜の心臓を得たことで「竜種」としての属性をも持っている。
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:彼をすぐに救わず、見捨てようとした事を恥じ、贖罪のために自らの心臓を与える。この行為によってホムンクルスの少年は蘇生したが、彼の肉体は変化を遂げ、永い錬金術の歴史上にも例を見ない存在が生まれた。
 
:彼をすぐに救わず、見捨てようとした事を恥じ、贖罪のために自らの心臓を与える。この行為によってホムンクルスの少年は蘇生したが、彼の肉体は変化を遂げ、永い錬金術の歴史上にも例を見ない存在が生まれた。
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;[[ランサー (Apocrypha・黒)|ランサー]]
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;[[ヴラド三世 (Apocrypha)|ランサー]]
 
:彼から絶大な信頼と評価を受けており、「考え得る限り、もっとも素晴らしい勇者」と絶賛されていた。<br>……それだけにセイバーが消滅した際は大きな衝撃を受ける。
 
:彼から絶大な信頼と評価を受けており、「考え得る限り、もっとも素晴らしい勇者」と絶賛されていた。<br>……それだけにセイバーが消滅した際は大きな衝撃を受ける。
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:彼に糾された結果、「英雄」としての誇りを取り戻す事になり、心から感謝している。
 
:彼に糾された結果、「英雄」としての誇りを取り戻す事になり、心から感謝している。
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;[[ランサー (Apocrypha・赤)|赤のランサー]]
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;[[カルナ|赤のランサー]]
 
:鎬を削りあう好敵手。<br>生前でも経験のない程の実力に、心から敬服する。
 
:鎬を削りあう好敵手。<br>生前でも経験のない程の実力に、心から敬服する。
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*北欧神話の大英雄シグルズがジークフリートのモデルという説と、同一人物という説がある。Fateシリーズでは以下のような扱いをされている。<br>『stay night』:[[ギルガメッシュ]]の宝具解説にて、シグルズの持つ魔剣グラムはバルムンクの別名という設定がある。<br>『Apocrypha』:『ニーベルンゲンの歌』の設定が彼の人物設定と明記され、クリームヒルトやハーゲンとの関係から「ジークフリートとシグルズは別人」と判明した。しかし作中における彼の経歴は、ジークフリートとシグルズの伝承がごちゃ混ぜになっている。<br>『CCC』:ブリュンヒルデの説明にて「シグルズ(ジークフリート)」と表記され同一視されている。<br>最新刊のバルムンクへの解説で「原典である魔剣グラム」という表現が登場し、結局「'''関連はあるが別人'''」というのが公式設定となったようである。
 
*北欧神話の大英雄シグルズがジークフリートのモデルという説と、同一人物という説がある。Fateシリーズでは以下のような扱いをされている。<br>『stay night』:[[ギルガメッシュ]]の宝具解説にて、シグルズの持つ魔剣グラムはバルムンクの別名という設定がある。<br>『Apocrypha』:『ニーベルンゲンの歌』の設定が彼の人物設定と明記され、クリームヒルトやハーゲンとの関係から「ジークフリートとシグルズは別人」と判明した。しかし作中における彼の経歴は、ジークフリートとシグルズの伝承がごちゃ混ぜになっている。<br>『CCC』:ブリュンヒルデの説明にて「シグルズ(ジークフリート)」と表記され同一視されている。<br>最新刊のバルムンクへの解説で「原典である魔剣グラム」という表現が登場し、結局「'''関連はあるが別人'''」というのが公式設定となったようである。
 
*マスターであるゴルドは、彼の真名に関して、過剰に警戒しすぎていたと言わざるを得ない。確かに聖杯戦争において真名の秘匿は基本中の基本であり、セイバーの背中の弱点には十分に留意する必要が有った。<br>だが無防備な背後から攻撃を受けるのは、特殊な防御能力を持たない限り、どのような大英雄でも敗北必至の危機的状況であり、彼の弱点も所詮は「'''当たり前の事'''」に過ぎなかった。<br>真名の秘匿のみを重視し、サーヴァントとまともにコミュニケーションを取ろうともしなかったゴルドの失点は余りに大きい。
 
*マスターであるゴルドは、彼の真名に関して、過剰に警戒しすぎていたと言わざるを得ない。確かに聖杯戦争において真名の秘匿は基本中の基本であり、セイバーの背中の弱点には十分に留意する必要が有った。<br>だが無防備な背後から攻撃を受けるのは、特殊な防御能力を持たない限り、どのような大英雄でも敗北必至の危機的状況であり、彼の弱点も所詮は「'''当たり前の事'''」に過ぎなかった。<br>真名の秘匿のみを重視し、サーヴァントとまともにコミュニケーションを取ろうともしなかったゴルドの失点は余りに大きい。
**尤もそれはその関係を良しとしたセイバー自身にも非があると言える事でもある。互いにコミュニケーションを取っていれば、あの結末を回避出来た可能性がある事が示唆されている。この辺りは[[ランサー (第四次)]]と[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]に通じるものがあると言える。ゴルドがサーヴァントの魔力供給に用いた裏技もこの2人の取った手法と似ているため、オマージュなのかもしれない。
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**尤もそれはその関係を良しとしたセイバー自身にも非があると言える事でもある。互いにコミュニケーションを取っていれば、あの結末を回避出来た可能性がある事が示唆されている。この辺りは[[ディルムッド・オディナ|四次ランサー]]と[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト|ケイネス]]に通じるものがあると言える。ゴルドがサーヴァントの魔力供給に用いた裏技もこの2人の取った手法と似ているため、オマージュなのかもしれない。
    
*企画段階『Apocrypha』での彼は一切の言葉を喋れないという設定であり、ライダーとしての適性も持っていた。しかし、前者の設定は小説版『Apocrypha』以降はなくなっており、また後者も騎乗スキルがBランクとなっていることを考えるとこの設定が残っているかは怪しいところ。
 
*企画段階『Apocrypha』での彼は一切の言葉を喋れないという設定であり、ライダーとしての適性も持っていた。しかし、前者の設定は小説版『Apocrypha』以降はなくなっており、また後者も騎乗スキルがBランクとなっていることを考えるとこの設定が残っているかは怪しいところ。
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**『Grand Order』では戦闘用のスキルが2種追加されている。
 
**『Grand Order』では戦闘用のスキルが2種追加されている。
 
*バルムンクは数ある対軍宝具の中でも抜けた発動速度を誇るがそれでも竜の心臓を発揮出来た生前と比べると相当遅くなっている。この為に発動速度は永久機関を持つホムンクルスであるジークに軍配が上がるとされている。但し生前ならばジークを更に上回る発動速度とされ、脅威の連続攻撃が可能のようで、サーヴァント化による弱体化が見られる。
 
*バルムンクは数ある対軍宝具の中でも抜けた発動速度を誇るがそれでも竜の心臓を発揮出来た生前と比べると相当遅くなっている。この為に発動速度は永久機関を持つホムンクルスであるジークに軍配が上がるとされている。但し生前ならばジークを更に上回る発動速度とされ、脅威の連続攻撃が可能のようで、サーヴァント化による弱体化が見られる。
*『Grand Order』ではサービス開始当初から、ストーリー登場時の彼の数々の卑屈な発言や共闘時にはあまり活躍できない性能面などが'''逆に人気を呼んでしまい'''、結果的に'''すまないさん'''という愛称が付けられてしまった。
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**一応彼の名誉のためにも、最大レベル時の総合ステータスは☆4の中ではトップクラスである事を記しておく。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。
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**ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。
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**[[コハエース]]でも[[桜セイバー|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつくまなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。
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**イベント『ネロ祭』では終盤に初の'''ランサークラスのドラゴン'''「セプテムの言祝ぎ」が登場し(扱いとしては前座だが、後に控えているサーヴァント戦もセイバー有利な構成)、竜殺しの面目躍如としてにわかに話題となった。
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**後に『Grand Order』のシナリオライターである東出氏もTwitterでネタにしており、マチ★アソビ Vol.15のイベントにおいてもネタに上がっている。
      
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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;英雄ジークフリートの性格
 
;英雄ジークフリートの性格
 
:上記のような経緯に限らず、彼には英雄と呼ぶには相応しくない粗暴な振る舞いも多いが、その大半は作中初期(彼がまだ年若い頃)の時代の話であり、精神的成長を果たしている中盤以降の彼は誠実で落ち着いた人物である。<br>『ニーベルングの指環』においてブリュンヒルデを娶る際に「眠っている彼女の鎧や服を引っぺがしたことで、ブリュンヒルデが羞恥の余り泣き崩れてしまう」という逸話があるが、実はブリュンヒルデは自分がジークフリートによって目覚めさせられるよう彼が生まれる前から定めており、彼女からすれば願ったりな展開なのである(泣き崩れたのは、あくまで初めて女性として扱われたことに戸惑っただけとされる)。また、ジークフリート自身、鎧を剥がすまで相手が女性であることに気が付かなかった。 <br>また、『ニーベルンゲンの歌』においては、彼は徹頭徹尾クリームヒルトに一途な愛を誓っており、ブリュンヒルトとは面識があった程度で、むしろ彼は高慢なブリュンヒルトから見下されていた節もある。<br>このように彼の伝承は時代・地域ごとに様々な作品が存在し、性格に統一性が見られない(これは、ジークフリートの伝説は5・6世紀頃に成立し、その後各地域に拡散して1,000年以上に渡って様々な作品が作られている上に、著作権が無いので現代の編者が自己解釈で改変を加えることがあるのが原因)ため、あながち作中の高潔な性格は伝承と相違ないとも言える。<br>このような「粗暴な振る舞いが多いにも関わらず、Fate作品内では紳士的な人物として描かれた英雄」は彼の他に(虎聖杯の影響を受けている可能性もあるが)[[バーサーカー|ヘラクレス]]が挙げられる。<br>余談だが、本作では魔剣グラムをバルムンクの原典としたため、『ヴォルスング・サガ』のシグルスが『ニーベルンゲンの歌』のジークフリートの原典と認識する人も居るが、この二作は先述の通り、起源を同じくする別の派生した叙事詩であり各作品の推定成立時期も同じなので、この認識は間違いである。
 
:上記のような経緯に限らず、彼には英雄と呼ぶには相応しくない粗暴な振る舞いも多いが、その大半は作中初期(彼がまだ年若い頃)の時代の話であり、精神的成長を果たしている中盤以降の彼は誠実で落ち着いた人物である。<br>『ニーベルングの指環』においてブリュンヒルデを娶る際に「眠っている彼女の鎧や服を引っぺがしたことで、ブリュンヒルデが羞恥の余り泣き崩れてしまう」という逸話があるが、実はブリュンヒルデは自分がジークフリートによって目覚めさせられるよう彼が生まれる前から定めており、彼女からすれば願ったりな展開なのである(泣き崩れたのは、あくまで初めて女性として扱われたことに戸惑っただけとされる)。また、ジークフリート自身、鎧を剥がすまで相手が女性であることに気が付かなかった。 <br>また、『ニーベルンゲンの歌』においては、彼は徹頭徹尾クリームヒルトに一途な愛を誓っており、ブリュンヒルトとは面識があった程度で、むしろ彼は高慢なブリュンヒルトから見下されていた節もある。<br>このように彼の伝承は時代・地域ごとに様々な作品が存在し、性格に統一性が見られない(これは、ジークフリートの伝説は5・6世紀頃に成立し、その後各地域に拡散して1,000年以上に渡って様々な作品が作られている上に、著作権が無いので現代の編者が自己解釈で改変を加えることがあるのが原因)ため、あながち作中の高潔な性格は伝承と相違ないとも言える。<br>このような「粗暴な振る舞いが多いにも関わらず、Fate作品内では紳士的な人物として描かれた英雄」は彼の他に(虎聖杯の影響を受けている可能性もあるが)[[バーサーカー|ヘラクレス]]が挙げられる。<br>余談だが、本作では魔剣グラムをバルムンクの原典としたため、『ヴォルスング・サガ』のシグルスが『ニーベルンゲンの歌』のジークフリートの原典と認識する人も居るが、この二作は先述の通り、起源を同じくする別の派生した叙事詩であり各作品の推定成立時期も同じなので、この認識は間違いである。
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;すまないさん
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:『Grand Order』ではサービス開始当初から、ストーリー登場時の彼の数々の卑屈な発言や共闘時にはあまり活躍できない性能面などが'''逆に人気を呼んでしまい'''、結果的に'''すまないさん'''という愛称が付けられてしまった。
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:一応彼の名誉のためにも、最大レベル時の総合ステータスは☆4の中ではトップクラスである事を記しておく。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。**[[コハエース]]でも[[桜セイバー|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつくまなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。イベント『ネロ祭』では終盤に初の'''ランサークラスのドラゴン'''「セプテムの言祝ぎ」が登場し(扱いとしては前座だが、後に控えているサーヴァント戦もセイバー有利な構成)、竜殺しの面目躍如としてにわかに話題となった。
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:後に『Grand Order』のシナリオライターである東出氏もTwitterでネタにしており、マチ★アソビ Vol.15のイベントにおいてもこのネタが触れられている。
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== リンク ==
 
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[[Category:登場人物さ行]]
 
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