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− | == ライダー(第四次) == | + | == ライダー (第四次) == |
| *真名:イスカンダル | | *真名:イスカンダル |
| *身長:212cm/体重:130kg | | *身長:212cm/体重:130kg |
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| *好きなもの:冒険、目新しさ/苦手なもの:既成概念、既得権益 | | *好きなもの:冒険、目新しさ/苦手なもの:既成概念、既得権益 |
| *天敵:母親 | | *天敵:母親 |
− | *CV:大塚明夫 | + | *CV:大塚明夫 |
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| 「[[クラス (ライダー)|騎兵]]」のクラスの[[サーヴァント]]。[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ウェイバー・ベルベット]]によって召喚される。<br>筋骨隆々の偉丈夫。ひげ面には粗野な印象と威厳、そして不思議な愛嬌が混在する。 | | 「[[クラス (ライダー)|騎兵]]」のクラスの[[サーヴァント]]。[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]において、[[ウェイバー・ベルベット]]によって召喚される。<br>筋骨隆々の偉丈夫。ひげ面には粗野な印象と威厳、そして不思議な愛嬌が混在する。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :真名はマケドニアの覇者、征服王イスカンダル。(日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世)<br>ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。<br>[[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。<br>「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。<br>しかし、魔力量が多いとは言い切れないウェイバーの身を案じ、アサシンやキャスターとの戦いの際に使用した、切り札たる宝具の発動に必要な魔力のほとんどを自身の貯蔵魔力で肩代わりした結果、一時は現界することに耐えられないほどに衰弱してしまう。<br>遅まきながらそれを察したウェイバーが手を打ったことにより、一度だけとはいえ切り札を切れる程度には回復。<br>そして最後の戦いに赴く際、彼の足手まといになる事を嫌ったウェイバーが令呪を使い切り、彼の勝利と世界征服の野望の達成を願って主従関係を断ち切るが、彼は常に自分と並んで戦場に赴いたウェイバーを朋友と見なしていた。<br>令呪三回分の魔力補強と、新たな友を得て、英雄王・ギルガメッシュと激突する。<br>切り札「王の軍勢」をギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星」の一撃に敗られながらもその戦意は折れず、ウェイバーを家臣と認め、生き延びて主君の生き様を伝える事を命じ、「王の財宝」から繰り出される宝具の雨に対し、正面から単独で特攻。<br>満身創痍になりながらも彼の前までたどり着くも、一撃を加えようとしたところを「天の鎖」に囚われ、ギルガメッシュに傷を負わせることすら出来なかった。<br>だがその生き様と闘争心、そして王道はギルガメッシュですら認めるものであり、倣岸不遜な彼より心からの賞賛を引き出させ、最後まで力の限り駆け抜けたという達成感を胸に消滅する。 | + | :真名はマケドニアの覇者、征服王イスカンダル(日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世)。<br>ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。<br>[[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。<br>「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。<br>しかし、魔力量が多いとは言い切れないウェイバーの身を案じ、アサシンやキャスターとの戦いの際に使用した、切り札たる宝具の発動に必要な魔力のほとんどを自身の貯蔵魔力で肩代わりした結果、一時は現界することに耐えられないほどに衰弱してしまう。<br>遅まきながらそれを察したウェイバーが手を打ったことにより、一度だけとはいえ切り札を切れる程度には回復。<br>そして最後の戦いに赴く際、彼の足手まといになる事を嫌ったウェイバーが令呪を使い切り、彼の勝利と世界征服の野望の達成を願って主従関係を断ち切るが、彼は常に自分と並んで戦場に赴いたウェイバーを朋友と見なしていた。<br>令呪三回分の魔力補強と、新たな友を得て、英雄王・ギルガメッシュと激突する。<br>切り札「王の軍勢」をギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星」の一撃に敗られながらもその戦意は折れず、ウェイバーを家臣と認め、生き延びて主君の生き様を伝える事を命じ、「王の財宝」から繰り出される宝具の雨に対し、正面から単独で特攻。<br>満身創痍になりながらも彼の前までたどり着くも、一撃を加えようとしたところを「天の鎖」に囚われ、ギルガメッシュに傷を負わせることすら出来なかった。<br>だがその生き様と闘争心、そして王道はギルガメッシュですら認めるものであり、倣岸不遜な彼より心からの賞賛を引き出させ、最後まで力の限り駆け抜けたという達成感を胸に消滅する。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
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| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
− | ;遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ) | + | ; 神威の車輪(ゴルディアス・ホイール) |
− | : ランク:A+<br> 種別:対軍宝具<br /> レンジ:2〜50<br> 最大捕捉:100人<br>チャリオット型宝具「神威の車輪」による、真名解放を伴う蹂躙走法。神牛の蹄と車輪による二重の攻撃に加え、雷神ゼウスの顕現である雷撃効果が付与されている。 | + | : 由来:ゴルディアス王がオリュンポスの主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐を断ち切って自らのものとしたという故事。 |
| + | : 彼が「騎乗兵」たる所以。キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)であり、地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。<br>初見でのウェイバーの見立てでは、「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。 |
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− | :神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)<br>ゴルディアス王がオリュンポスの主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐を断ち切って自らのものとしたという故事に由来する。<br>彼が「騎乗兵」たる所以。キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引するチャリオットであり、地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。<br>初見でのウェイバーの見立てでは、「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。 | + | ; 遥かなる蹂躙制覇(ヴィア・エクスプグナティオ) |
| + | : ランク:A+<br> 種別:対軍宝具<br> レンジ:2~50<br> 最大捕捉:100人 |
| + | : 「神威の車輪」による蹂躙走法。神牛の蹄と車輪による二重の攻撃に加え、雷神ゼウスの顕現である雷撃効果が付与されている。 |
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− | ;王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ) | + | ; 王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ) |
− | : ランク:EX<br> 種別:対軍宝具<br> レンジ:1〜99<br> 最大捕捉:1000人<br> 由来:マケドニアの重装騎兵戦士団<br>召喚の[[固有結界]]。ライダーの切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして召喚して、師団規模の兵団で蹂躙する。彼自身は魔術師では無いが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能になっている。<br>要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。そこには彼の生前の愛馬、ブケファラスも含まれる。時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。彼の持つカリスマ性の具現の最たるものであると評される。<br>召喚された臣下は全て英霊として召喚されたサーヴァントであるためそれぞれの個体は強力で、中にはライダー本人よりも強い者がいるという。コレは彼は個人として武勇を立てた英雄ではなく軍団として活躍した英雄であるという点が大きいという。<br>軍勢は全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないので、クラスは持っていない。また、彼の能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。<br>一度発動してしまえば結界の維持は軍勢全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。<br>また、軍勢が減ってしまうと負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。<br>本来、世界からの抑止力があるため結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。劇中では英霊馬ブケファラスや伝令役としてミトリネスが結界の外にも現れている。 | + | : ランク:EX<br> 種別:対軍宝具<br> レンジ:1〜99<br> 最大捕捉:1000人 |
| + | : 由来:マケドニアの重装騎兵戦士団。 |
| + | : 召喚の[[固有結界]]。ライダーの切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして召喚して、師団規模の兵団で蹂躙する。彼自身は魔術師では無いが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能になっている。<br>要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。そこには彼の生前の愛馬、ブケファラスも含まれる。時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。彼の持つカリスマ性の具現の最たるものであると評される。<br>召喚された臣下は全て英霊として召喚されたサーヴァントであるためそれぞれの個体は強力で、中にはライダー本人よりも強い者がいるという。コレは彼は個人として武勇を立てた英雄ではなく軍団として活躍した英雄であるという点が大きいという。<br>軍勢は全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないので、クラスは持っていない。また、彼の能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。<br>一度発動してしまえば結界の維持は軍勢全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。<br>また、軍勢が減ってしまうと負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。<br>本来、世界からの抑止力があるため結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。劇中では英霊馬ブケファラスや伝令役としてミトリネスが結界の外にも現れている。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| ;[[Fate/Zero]] | | ;[[Fate/Zero]] |
| :ウェイバーの相棒にして奔放なる征服王。 | | :ウェイバーの相棒にして奔放なる征服王。 |
− | ;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafeに集う英霊達~]] | + | ;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafe に集う英霊達~]] |
| :「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。 | | :「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。 |
| | | |
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| :戦いを見て部下としてスカウトしたいと思った相手。無論、にべもなく拒否されている。 | | :戦いを見て部下としてスカウトしたいと思った相手。無論、にべもなく拒否されている。 |
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− | ;グレン・マッケンジー&マーサ・マッケンジー | + | ;グレン・マッケンジー、マーサ・マッケンジー |
| :孫であるウェイバーのイギリスでの友人という触れ込みで堂々と家に上がりこみ、全く不審がられもせず客人として歓待される。 | | :孫であるウェイバーのイギリスでの友人という触れ込みで堂々と家に上がりこみ、全く不審がられもせず客人として歓待される。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| + | === Fate/Zero === |
| ;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」 | | ;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」 |
| :召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。 | | :召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。 |
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| :王とは孤高なるや否や? というライダーの問いに対して英雄王と騎士王はそれぞれの言葉で、孤高である、と答える。それを笑い飛ばし、「王の軍勢」の真名とともに答えた言葉。彼の在り方の象徴とも言える。<br>これに臣下達は「然り! 然り! 然り!」と唱和の声を返す。 | | :王とは孤高なるや否や? というライダーの問いに対して英雄王と騎士王はそれぞれの言葉で、孤高である、と答える。それを笑い飛ばし、「王の軍勢」の真名とともに答えた言葉。彼の在り方の象徴とも言える。<br>これに臣下達は「然り! 然り! 然り!」と唱和の声を返す。 |
| | | |
− | ;「なあ小娘よ、いい加減その痛ましき夢から覚めよ。さもなくば貴様はいずれ英雄としての最低限の誇りさえも失うはめになる。貴様の語る『王』という夢は、言わばそういう類いの呪いだ。」 | + | ;「なあ小娘よ、いい加減その痛ましき夢から覚めよ。さもなくば貴様はいずれ英雄としての最低限の誇りさえも失うはめになる。貴様の語る『王』という夢は、言わばそういう類いの呪いだ」 |
| :セイバーにあてた言葉。セイバーを王として認めないと宣言し、その痛ましく映った理想を『呪い』と揶揄した。 | | :セイバーにあてた言葉。セイバーを王として認めないと宣言し、その痛ましく映った理想を『呪い』と揶揄した。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
− | *『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では第6位。本編『stay night』には登場しないキャラの中では堂々の第1位である。 | + | *『TYPE-MOON 10周年記念オールキャラクター人気投票』では第6位。『stay night』には登場しないキャラの中では堂々の第1位である。 |
| *第四次聖杯戦争の参加者中、唯一[[ギルガメッシュ|アーチャー]]の真名を見破った。自分より態度のでかい王なんて1人しかいない、というのがその理由。 | | *第四次聖杯戦争の参加者中、唯一[[ギルガメッシュ|アーチャー]]の真名を見破った。自分より態度のでかい王なんて1人しかいない、というのがその理由。 |
| *高いものではないが「神性」のスキルを持つ。最終決戦時、アーチャーの「天の鎖」に捕らわれ動きを封じられたのは、既に満身創痍であったこともあるが、この特性にもよる。 | | *高いものではないが「神性」のスキルを持つ。最終決戦時、アーチャーの「天の鎖」に捕らわれ動きを封じられたのは、既に満身創痍であったこともあるが、この特性にもよる。 |
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| **もともと[[セイバー]]や[[ギルガメッシュ]]とは違ったタイプの王であり、正三角形を描くようなイメージでキャラクターが作られた。<br>三人の王はそれぞれ共通点を持ち、それぞれ相容れない要素を持っていることが聖杯問答で十分に語られている。属性も秩序・善、混沌・善、中立・善と、善であることは共通しながらも見事にバラけている。 | | **もともと[[セイバー]]や[[ギルガメッシュ]]とは違ったタイプの王であり、正三角形を描くようなイメージでキャラクターが作られた。<br>三人の王はそれぞれ共通点を持ち、それぞれ相容れない要素を持っていることが聖杯問答で十分に語られている。属性も秩序・善、混沌・善、中立・善と、善であることは共通しながらも見事にバラけている。 |
| **聖杯問答では自分の治世の最後や円卓の騎士との関係に負い目を持つセイバーが彼に言い負かされ、セイバーの王道が誤りであるかのように見えるところもある。<br>だが作者である虚淵氏としてはセイバー、ライダー、アーチャーの三人の王道そのものは全て等価値で優劣をつける意図はなかったとのこと。<br>そもそもこの三人は時代背景、民族、文化風俗にいたるまでまったく異なる文明の王たちなのだから、比べられるはずもない。 | | **聖杯問答では自分の治世の最後や円卓の騎士との関係に負い目を持つセイバーが彼に言い負かされ、セイバーの王道が誤りであるかのように見えるところもある。<br>だが作者である虚淵氏としてはセイバー、ライダー、アーチャーの三人の王道そのものは全て等価値で優劣をつける意図はなかったとのこと。<br>そもそもこの三人は時代背景、民族、文化風俗にいたるまでまったく異なる文明の王たちなのだから、比べられるはずもない。 |
− | **三人の共通点として、自分の代を最後に王国が滅びたことが挙げられる。<br>(ギルガメッシュについては真偽が別れており、詳しくは彼の項目参照。史実ではギルガメッシュより後代のシュメール王も存在するが、みな小粒)。<br>しかしその事実に対してそれぞれ全く異なる受け止め方をしていることが、三人の相容れない部分を如実に物語っている。 | + | **三人の共通点として、自分の代を最後に王国が滅びたことが挙げられる。<br>(ギルガメッシュについては真偽が別れており、詳しくは彼の項目参照。史実ではギルガメッシュより後代のシュメール王も存在するが、みな小粒)。<br>しかしその事実に対してそれぞれ全く異なる受け止め方をしていることが、三人の相容れない部分を如実に物語っている。 |
| *Fate三大はいてないの一角。 | | *Fate三大はいてないの一角。 |
| **原作では本当に何も穿いてなかったが、アニメ版では流石に変更され、「はいてない」のは脚絆(ズボン)のみで、パンツは穿いていた。<br>だが、コミック版4巻では本当に穿いておらず、しかも「現物」がシルエットとはいえ描写されている…。 | | **原作では本当に何も穿いてなかったが、アニメ版では流石に変更され、「はいてない」のは脚絆(ズボン)のみで、パンツは穿いていた。<br>だが、コミック版4巻では本当に穿いておらず、しかも「現物」がシルエットとはいえ描写されている…。 |
− | **コミック版の作者である真じろう氏の「はいてない」シーンにかける情熱は何故か並々ならぬものがあり、twitterでは「現物」に付随する効果音をたびたび試行錯誤する様子が見かけられたほか、雑誌掲載分と単行本収録分を比べると明らかに効果音が増えたりグレードアップしたりしている。 | + | **コミック版の作者である真じろう氏の「はいてない」シーンにかける情熱は何故か並々ならぬものがあり、Twitterでは「現物」に付随する効果音をたびたび試行錯誤する様子が見かけられたほか、雑誌掲載分と単行本収録分を比べると明らかに効果音が増えたりグレードアップしたりしている。 |
| *セイバーが「人の理想者としての王」、ギルガメッシュが「人を超えたモノとしての王」と称されるのに対して、「人のままに(人の臨界を極めたモノとして)なった王」と言われることがある。 | | *セイバーが「人の理想者としての王」、ギルガメッシュが「人を超えたモノとしての王」と称されるのに対して、「人のままに(人の臨界を極めたモノとして)なった王」と言われることがある。 |
| *アサシン戦で「王の軍勢」を開帳したのは、セイバーとアーチャーに己の王道を見せ付ける、という意図もあったが、「マスターの天敵」と言われるアサシンの包囲からウェイバーを護るという必要性もあったため。<br>多大な消耗を強いられる固有結界を使用したのは、戦術的にもちゃんとした理由に則って選択された行動である。 | | *アサシン戦で「王の軍勢」を開帳したのは、セイバーとアーチャーに己の王道を見せ付ける、という意図もあったが、「マスターの天敵」と言われるアサシンの包囲からウェイバーを護るという必要性もあったため。<br>多大な消耗を強いられる固有結界を使用したのは、戦術的にもちゃんとした理由に則って選択された行動である。 |
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| {| class="wikitable" | | {| class="wikitable" |
| |- | | |- |
− | | マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考 | + | | マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考 |
| |- | | |- |
− | | ウェイバー || B || A || D || C || A+ || A++ | + | | ウェイバー || B || A || D || C || A+ || A++ || |
| |} | | |} |
| | | |
− | 保有スキル:対魔力(D)、騎乗(A+)、カリスマ(A)、軍略(B)、神性(C)
| + | 保有スキル:対魔力:D、騎乗:A+、カリスマ:A、軍略:B、神性:C |
| | | |
| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;史実関係 | | ;史実関係 |
| : | | : |
− | *「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。正しくは「アリスカンダル(Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル(Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>「アレキサンダー」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すため、真名に採用されたと思われる。 | + | *「イスカンダル」はアラビア語・ペルシャ語での呼び名。正しくは「アリスカンダル (Aliskandar)」なのだが、アラビア語では定冠詞に「al」を使うため(「アルジャジーラ」や「アルカイーダ」の「アル」)、「アル・イスカンダル (Al-Iskandar)」と勘違いされたことからこの呼び名が生まれた。<br>「アレキサンダー」や「アレクサンドロス」が西洋圏ではありふれた名前なのに対し、この呼び名はその由来から「ただ一人の英雄」を指すため、真名に採用されたと思われる。 |
| *父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家はアキレウスを先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。 | | *父方のマケドニア王家は[[バーサーカー|ヘラクレス]]を先祖とし、母方のエペイロス王家はアキレウスを先祖としていた。<br>さらにゼウスへの供物であった「神威の車輪」を手に入れたことでゼウスの子孫と語られるようになり、本人もそう信じていたとされる。「神性」スキルを持つのはこのためである。 |
| **史実において先祖とされるヘラクレスについて敬意を払っていたのか獅子の皮を被り、彼のコスプレをしていたという逸話を持つ。アキレウスについても同様のようで、作中においてアキレウスが主人公の叙事詩「イリアス」を短い間に何度も読み直し、肌身離さず持ち歩いていた。 | | **史実において先祖とされるヘラクレスについて敬意を払っていたのか獅子の皮を被り、彼のコスプレをしていたという逸話を持つ。アキレウスについても同様のようで、作中においてアキレウスが主人公の叙事詩「イリアス」を短い間に何度も読み直し、肌身離さず持ち歩いていた。 |
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| **ちなみに、キャスター戦で伝令役を仰せつかったミトリネスについては、史料がほとんど残っておらず、詳細な人物像は不明。<br>伝承では、元はペルシャ帝国の指揮官だったが、イスカンダルの軍勢に恐れをなして降伏。その後は地方都市の太守に任じられるが、以降は歴史から姿を消す。どうやら、あまり重用されなかった模様。 | | **ちなみに、キャスター戦で伝令役を仰せつかったミトリネスについては、史料がほとんど残っておらず、詳細な人物像は不明。<br>伝承では、元はペルシャ帝国の指揮官だったが、イスカンダルの軍勢に恐れをなして降伏。その後は地方都市の太守に任じられるが、以降は歴史から姿を消す。どうやら、あまり重用されなかった模様。 |
| **軍勢の中にはマハラジャ(インドにおいて「王」を意味する)もいるとの事。後にインドの大国となるマウリヤ朝を拓いたチャンドラグプタ王が、青年時代にイスカンダルの軍に加わっていたという逸話に基づくものと思われる。 | | **軍勢の中にはマハラジャ(インドにおいて「王」を意味する)もいるとの事。後にインドの大国となるマウリヤ朝を拓いたチャンドラグプタ王が、青年時代にイスカンダルの軍に加わっていたという逸話に基づくものと思われる。 |
− | *「ヘタイロイ」は古代ギリシャ語で「(王の)友、仲間」という意味から転じてマケドニア王国の重装騎兵部隊のことを指すが、原作の挿絵やアニメ版ではマケドニア独自のペゼタイロイ(歩兵ヘタイロイ)、その中でも更に選りすぐりの精鋭達であるヒュパスピスタイ(盾持ち部隊)が描かれている。<br>原作では明言されていないが、近衛兵団という設定上、呼ばれたのはヒュパスピスタイと思われる。 | + | *「ヘタイロイ」は古代ギリシャ語で「(王の)友、仲間」という意味から転じてマケドニア王国の重装騎兵部隊のことを指すが、原作の挿絵やアニメ版ではマケドニア独自のペゼタイロイ(歩兵ヘタイロイ)、その中でも更に選りすぐりの精鋭達であるヒュパスピスタイ(盾持ち部隊)が描かれている。<br>原作では明言されていないが、近衛兵団という設定上、呼ばれたのはヒュパスピスタイと思われる。 |
| *身長2mを超える彼だが、ウェイバーからは「歴史だとすっげぇチビだったってことになってるぞ!」とつっこまれる。<br>書店でウェイバーが読んだ伝記に、ダレイオス三世の玉座に座ろうとした際、足が届かず踏み台代わりにテーブルを使ったという逸話が記されていたことが根拠だが、それに対し彼は「あの偉丈夫と比べられたんでは是非もない」と、まるで3mはあろうかという巨人を見上げるような仕草をした。 | | *身長2mを超える彼だが、ウェイバーからは「歴史だとすっげぇチビだったってことになってるぞ!」とつっこまれる。<br>書店でウェイバーが読んだ伝記に、ダレイオス三世の玉座に座ろうとした際、足が届かず踏み台代わりにテーブルを使ったという逸話が記されていたことが根拠だが、それに対し彼は「あの偉丈夫と比べられたんでは是非もない」と、まるで3mはあろうかという巨人を見上げるような仕草をした。 |
| **このダレイオス三世というのは、史実によると、アケメネス朝ペルシャ帝国最後の王。イッソスの戦いなど、兵の数では常にマケドニア軍を圧倒していたはずが敗北を重ね、最期は従兄弟の裏切りにより無念の死を遂げる。<br>なお、この従兄弟の不忠にイスカンダルは激怒し、捕縛すると直ちに公開処刑にした。その後、ダレイオス三世を勇者として葬ったという。 | | **このダレイオス三世というのは、史実によると、アケメネス朝ペルシャ帝国最後の王。イッソスの戦いなど、兵の数では常にマケドニア軍を圧倒していたはずが敗北を重ね、最期は従兄弟の裏切りにより無念の死を遂げる。<br>なお、この従兄弟の不忠にイスカンダルは激怒し、捕縛すると直ちに公開処刑にした。その後、ダレイオス三世を勇者として葬ったという。 |
| *イッソスの戦いでペルシャ軍を打ち破り敗走させた際、戦場に取り残された敵軍の物資や財宝と共にダレイオス三世の王妃と母后、二人の王女を捕虜としたが行軍の間も彼女たちには一切手を触れず、他の臣下にも姿を見ることすら許さずにダレイオスのもとへ送り返したという(王妃は帰りつく前に病死したとされる)。<br>このエピソードは後のヨーロッパ世界で広く人気を博し、貴婦人に対する騎士の模範として件の場面を描いた絵が数多くの城や館に飾られることとなった。いわば「人妻に手を出さない男」という評判が騎士道の界隈で一人歩きしている状態で、宝具の相性の点で彼を天敵としている[[バーサーカー (第四次)|あの英霊]]や[[ランサー (第四次)|あの英霊]]にとっては二重の意味で嫌な相手かもしれない。 | | *イッソスの戦いでペルシャ軍を打ち破り敗走させた際、戦場に取り残された敵軍の物資や財宝と共にダレイオス三世の王妃と母后、二人の王女を捕虜としたが行軍の間も彼女たちには一切手を触れず、他の臣下にも姿を見ることすら許さずにダレイオスのもとへ送り返したという(王妃は帰りつく前に病死したとされる)。<br>このエピソードは後のヨーロッパ世界で広く人気を博し、貴婦人に対する騎士の模範として件の場面を描いた絵が数多くの城や館に飾られることとなった。いわば「人妻に手を出さない男」という評判が騎士道の界隈で一人歩きしている状態で、宝具の相性の点で彼を天敵としている[[バーサーカー (第四次)|あの英霊]]や[[ランサー (第四次)|あの英霊]]にとっては二重の意味で嫌な相手かもしれない。 |
− | *「聖杯問答」では'''樽ごと'''ワインを持参し、アーチャーとの最終決戦でも「王の酒」を飲み干してから戦おうとするなど、無類の酒好きに描かれている。<br>実際、酒に酔ってペルシアの宮殿ペルセポリスを焼き払う(考古学調査によれば宮殿への放火は入念な準備の上で計画的に行われており、酒の勢いでやった説は後世の脚色と目されている)、宴席で口論をこじらせた古くからの朋友を衝動的に殺害してしまうなど結構酒に祟られるエピソードがある。<br>『Zero/material』でも「聖杯問答」でのセイバーを「酔っぱらいに説教され」たと表現している。 | + | *「聖杯問答」では'''樽ごと'''ワインを持参し、アーチャーとの最終決戦でも「王の酒」を飲み干してから戦おうとするなど、無類の酒好きに描かれている。<br>実際、酒に酔ってペルシアの宮殿ペルセポリスを焼き払う(考古学調査によれば宮殿への放火は入念な準備の上で計画的に行われており、酒の勢いでやった説は後世の脚色と目されている)、宴席で口論をこじらせた古くからの朋友を衝動的に殺害してしまうなど結構酒に祟られるエピソードがある。<br>『Zero/material』でも「聖杯問答」でのセイバーを「酔っぱらいに説教された」と表現している。 |
| *紀元前323年6月13日、病によって死去。東方遠征からの撤退の途中、10日間の高熱に苦しんだのち、故国の土を踏まずにバビロンにて倒れる。享年33。 | | *紀元前323年6月13日、病によって死去。東方遠征からの撤退の途中、10日間の高熱に苦しんだのち、故国の土を踏まずにバビロンにて倒れる。享年33。 |
| **一説によれば、命日は6月10日とされ、アニメ『Fate/Zero』で彼がギルガメッシュに倒された23話の放映日(放送スケジュールでは9日の24時・ネット局の中で最も早い場合)と重なる。 | | **一説によれば、命日は6月10日とされ、アニメ『Fate/Zero』で彼がギルガメッシュに倒された23話の放映日(放送スケジュールでは9日の24時・ネット局の中で最も早い場合)と重なる。 |
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| *TYPE-MOON公式サイトの2009年エイプリルフール企画の「ムーングループの映画館情報」の映画作品の1つ。元ネタは『電車男』。<br>本編での豪放磊落ぶりや貫禄が見る影もないほどのシャイなミリオタかつ喪男と化しており、相手役の「[[ウェイバー・ベルベット|エルメロイの女]]」や大型掲示板「英霊の座」住人の面々ともども原形からのギャップがすさまじいことになっている。 | | *TYPE-MOON公式サイトの2009年エイプリルフール企画の「ムーングループの映画館情報」の映画作品の1つ。元ネタは『電車男』。<br>本編での豪放磊落ぶりや貫禄が見る影もないほどのシャイなミリオタかつ喪男と化しており、相手役の「[[ウェイバー・ベルベット|エルメロイの女]]」や大型掲示板「英霊の座」住人の面々ともども原形からのギャップがすさまじいことになっている。 |
| *『Fate/Zero』のアニメ制作をしたufotableも、2期放送開始直前頃の2012年エイプリルフール企画に劇場版『戦車男』をやっている。 | | *『Fate/Zero』のアニメ制作をしたufotableも、2期放送開始直前頃の2012年エイプリルフール企画に劇場版『戦車男』をやっている。 |
| + | *そしてTYPE-MOON 10周年記念読本『TYPE-MOON 10th Anniversary Phantasm』ではまさかの漫画版が収録されている。 |
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