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;略歴
 
;略歴
:真名はマケドニアの覇者、征服王イスカンダル(日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世)。<br>ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。<br>[[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。<br>「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。<br>しかし、魔力量が多いとは言い切れないウェイバーの身を案じ、アサシンやキャスターとの戦いの際に使用した、切り札たる宝具の発動に必要な魔力のほとんどを自身の貯蔵魔力で肩代わりした結果、一時は現界することに耐えられないほどに衰弱してしまう。<br>遅まきながらそれを察したウェイバーが手を打ったことにより、一度だけとはいえ切り札を切れる程度には回復。<br>そして最後の戦いに赴く際、彼の足手まといになる事を嫌ったウェイバーが令呪を使い切り、彼の勝利と世界征服の野望の達成を願って主従関係を断ち切るが、彼は常に自分と並んで戦場に赴いたウェイバーを朋友と見なしていた。<br>令呪三回分の魔力補強と、新たな友を得て、英雄王・ギルガメッシュと激突する。<br>切り札「王の軍勢」をギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星」の一撃に敗られながらもその戦意は折れず、ウェイバーを家臣と認め、生き延びて主君の生き様を伝える事を命じ、「王の財宝」から繰り出される宝具の雨に対し、正面から単独で特攻。<br>満身創痍になりながらも彼の前までたどり着くも、一撃を加えようとしたところを「天の鎖」に囚われ、ギルガメッシュに傷を負わせることすら出来なかった。<br>だがその生き様と闘争心、そして王道はギルガメッシュですら認めるものであり、倣岸不遜な彼より心からの賞賛を引き出させ、最後まで力の限り駆け抜けたという達成感を胸に消滅する。
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:真名はマケドニアの覇者、征服王イスカンダル(日本で一般に言うところのアレキサンダー大王、またはアレクサンドロス3世)。<br>ウェイバーにより第四次聖杯戦争に召喚される。その望み故に、実体化したままでいることを好む。<br>[[セイバー]]、[[ギルガメッシュ|アーチャー]]を集めて聖杯問答を主催。臣下との変わらぬ絆を両者に見せ付ける。<br>「久しぶりの現世を楽しみたい」という理由で霊体化するのを嫌っており、ホメロスを読みふけったり、テレビを見ながら世界征服の案を練ったりし、昼間には手に入れたラフな服装に身を包んで街を歩き回り、日本の食事を楽しんだり、気になったゲームをハードごと購入するなどこの時代を満喫していた。<br>しかし、魔力量が多いとは言い切れないウェイバーの身を案じ、アサシンやキャスターとの戦いの際に使用した、切り札たる宝具の発動に必要な魔力のほとんどを自身の貯蔵魔力で肩代わりした結果、一時は現界することに耐えられないほどに衰弱してしまう。<br>遅まきながらそれを察したウェイバーが手を打ったことにより、一度だけとはいえ切り札を切れる程度には回復。<br>そして最後の戦いに赴く際、彼の足手まといになる事を嫌ったウェイバーが令呪を使い切り、彼の勝利と世界征服の野望の達成を願って主従関係を断ち切るが、彼は常に自分と並んで戦場に赴いたウェイバーを朋友と見なしていた。<br>令呪三回分の魔力補強と新たな友を得て、英雄王・ギルガメッシュと激突。切り札「王の軍勢」をギルガメッシュの「天地乖離す開闢の星」の一撃に破られながらもその戦意は折れず、臣と認めたウェイバーへ「生き延びて王の生き様を伝えよ」と命じ、真っ向から単騎、英雄王に挑む。<br>「王の財宝」から繰り出される宝具の雨をかいくぐり、満身創痍になりながらも敵前に迫るも、あと一歩のところを「天の鎖」に捕らわれ乖離剣に胸を貫かれる。<br>だがその生き様と闘争心、そして王道はギルガメッシュですら認めるものであり、倣岸不遜な彼より心からの賞賛を引き出させ、最後まで力の限り駆け抜けたという達成感を胸に消滅する。
    
;人物
 
;人物
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=== [[宝具]] ===
 
=== [[宝具]] ===
 
; 神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
 
; 神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)
: 由来:ゴルディアス王がオリュンポスの主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐を断ち切って自らのものとしたという故事。
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: 由来:ゴルディアス王がオリュンポスの主神ゼウスに捧げた供物であったものをイスカンダルが自身の佩刀「キュプリオトの剣」で繋いでいる紐を断ち切って自らのものとしたという故事から。
 
: 彼が「騎乗兵」たる所以。キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)であり、地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。<br>初見でのウェイバーの見立てでは、「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。
 
: 彼が「騎乗兵」たる所以。キュプリオトの剣を振るうと空間が裂け、どこであろうと自在に召喚できる。二頭の飛蹄雷牛(ゴッド・ブル)が牽引する戦車(チャリオット)であり、地面だけでなく、空までも自らの領域として駆け抜けることが可能。<br>初見でのウェイバーの見立てでは、「近代兵器に換算すれば戦略爆撃機にも匹敵」。
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: ランク:EX<br> 種別:対軍宝具<br> レンジ:1〜99<br> 最大捕捉:1000人
 
: ランク:EX<br> 種別:対軍宝具<br> レンジ:1〜99<br> 最大捕捉:1000人
 
: 由来:マケドニアの重装騎兵戦士団。
 
: 由来:マケドニアの重装騎兵戦士団。
: 召喚の[[固有結界]]。ライダーの切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして召喚して、師団規模の兵団で蹂躙する。彼自身は魔術師では無いが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能になっている。<br>要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。そこには彼の生前の愛馬、ブケファラスも含まれる。時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。彼の持つカリスマ性の具現の最たるものであると評される。<br>召喚された臣下は全て英霊として召喚されたサーヴァントであるためそれぞれの個体は強力で、中にはライダー本人よりも強い者がいるという。コレは彼は個人として武勇を立てた英雄ではなく軍団として活躍した英雄であるという点が大きいという。<br>軍勢は全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないので、クラスは持っていない。また、彼の能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。<br>一度発動してしまえば結界の維持は軍勢全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。<br>また、軍勢が減ってしまうと負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。<br>本来、世界からの抑止力があるため結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。劇中では英霊馬ブケファラスや伝令役としてミトリネスが結界の外にも現れている。
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: 召喚の[[固有結界]]。ライダーの切り札。展開されるのは、晴れ渡る蒼穹に熱風吹き抜ける広大な荒野と大砂漠。障害となるものが何もない地形に敵を引きずりこみ、彼が生前率いた近衛兵団を独立サーヴァントとして召喚して、師団規模の兵団で蹂躙する。彼自身は魔術師では無いが、彼の仲間たち全員が心象風景を共有し、全員で術を維持するため固有結界の展開が可能になっている。<br>要は、生前のイスカンダル軍団を丸ごと召喚・復活させる固有結界。そこには彼の生前の愛馬、ブケファラスも含まれる。時空すら越える臣下との絆が宝具にまで昇華された、彼の王道の象徴。彼の持つカリスマ性の具現の最たるものであると評される。<br>召喚された臣下は全て英霊として召喚されたサーヴァントであるためそれぞれの個体は強力で、中にはライダー本人よりも強い者がいるという。コレは彼は個人として武勇を立てた英雄ではなく軍団として活躍した英雄であるという点が大きいという。<br>軍勢は全員がランクE-の「単独行動」スキルを持つためマスター不在でも戦闘可能。なお、聖杯戦争のルールに従って召喚されているわけではないので、クラスは持っていない。また、彼の能力の限界として、臣下が自身の伝説で有しているはずの宝具までは具現化させることはできない。<br>一度発動してしまえば結界の維持は軍勢全員の魔力を使って行われるため、展開中の魔力消費は少なく済む。ただし、最初に彼が『英霊の座』にいる軍勢に一斉号令をかける必要があるため、維持は簡単でも展開そのものに多大な魔力を喰う。<br>また、軍勢の総数が減るに従って負担が激増していき、過半数を失えば強制的に結界は崩壊する。<br>本来、世界からの抑止力があるため固有結界の中にしか軍勢は召喚・展開できないが、一騎程度であれば結界外での召喚や派遣も可能。劇中では英霊馬ブケファラスや伝令役としてミトリネスが結界の外にも現れている。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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:用語集やギルガメッシュの口から、その存在のみ示唆されている。
 
:用語集やギルガメッシュの口から、その存在のみ示唆されている。
 
;[[Fate/Zero]]
 
;[[Fate/Zero]]
:ウェイバーの相棒にして奔放なる征服王。
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:ウェイバーの相棒。誰よりも豪放に戦場を駆け抜け、現世を楽しみ抜く。
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafe に集う英霊達~]]
 
;[[Fate/Zero|Fateゼロカフェ~Fate/Zero Cafe に集う英霊達~]]
 
:「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。
 
:「ゼロカフェ」常連客。王なのにウェイバーの家に居候しており、全面的に養ってもらっている。<br>「王の軍勢」の面々もわりとフリーダムに集団で固有結界の外に出てくる。
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== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
;[[ウェイバー・ベルベット]]
 
;[[ウェイバー・ベルベット]]
:召喚者でありマスター。後には朋友であり臣下にもなる。
+
:召喚者でありマスター。最終的には共に戦う朋友そして臣下となる。
    
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]]
 
;[[ギルガメッシュ|アーチャー]]
:最終決戦の相手。
+
:互いの力と王道を認め合った最古の英雄王。最終決戦の相手。
    
;[[セイバー]]、[[ランサー (第四次)|ランサー]]
 
;[[セイバー]]、[[ランサー (第四次)|ランサー]]
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;ダレイオス三世
 
;ダレイオス三世
 
:ライダーの口からしばしば語られる、生前の好敵手。
 
:ライダーの口からしばしば語られる、生前の好敵手。
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;クリントン
 
;クリントン
 
:当時のアメリカ合衆国大統領。いわく、ダレイオス三世以来の難敵らしい。
 
:当時のアメリカ合衆国大統領。いわく、ダレイオス三世以来の難敵らしい。
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;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」
 
;「闇に紛れて逃げ去るのなら匹夫の夜盗。凱歌とともに立ち去るならば、それは征服王の略奪だ」
 
:召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。
 
:召喚直後、自己紹介もそこそこに図書館から地図とホメロスの詩集を強奪した際に。ウェイバーは大慌てで逃げようとするが、ライダーはどこ吹く風といった様子。
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;「食事にセックス、眠りに戦――何事についても存分に楽しみ抜く。それが人生の秘訣であろう」
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:あっけらかんと肉の身の欲望を肯定する。うち二つについては経験すらないウェイバーは返す言葉もなかった。
    
;「我が名は征服王イスカンダル。此度の聖杯戦争においてはライダーのクラスを得て現界した」<br>「ひとつ我が軍門に降り、聖杯を余に譲る気はないか? さすれば余は貴様らを朋友として遇し、世界を征する愉悦を共に分かち合う所存でおる」<br>「こりゃー交渉決裂かぁ。勿体ないなぁ。残念だなぁ」<br>「いや、まぁ、“ものは試し”と言うではないか」
 
;「我が名は征服王イスカンダル。此度の聖杯戦争においてはライダーのクラスを得て現界した」<br>「ひとつ我が軍門に降り、聖杯を余に譲る気はないか? さすれば余は貴様らを朋友として遇し、世界を征する愉悦を共に分かち合う所存でおる」<br>「こりゃー交渉決裂かぁ。勿体ないなぁ。残念だなぁ」<br>「いや、まぁ、“ものは試し”と言うではないか」
:緒戦時に堂々と真名を名乗り、セイバーとランサーを幕下に加えようと勧誘し、その動機は戦略的思惑ではなくその場のノリだという征服王。両英雄に拒否されるのは当然の事、ウェイバーは逆上し、[[衛宮切嗣]]は本気で呆れ果てるなど、まざまざとその奔放さを見せ付ける。
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:緒戦時に堂々と真名を名乗り、セイバーとランサーを幕下に加えようと勧誘したその動機は、戦略的思惑ではなくその場のノリだという征服王。両英雄に拒否されるのは当然の事、ウェイバーは逆上し、[[衛宮切嗣]]は本気で呆れ果てるなど、まざまざとその奔放さを見せ付ける。
   −
;「王が捧げるのでない。国が、民草が、その身命を王に捧げるのだ。断じてその逆ではない」<br>「我らは暴君であるが故に英雄だ。だがなセイバー、自らの治世を、その結末を悔やむ王がいるとしたら、それはただの暗君だ。暴君よりなお始末が悪い。」<br>「余の決断、余につき従った臣下達の生き様の果てに行きついた結末ならば、その滅びは必定だ。悼みもしよう、涙も流そう、だが決して悔やみはしない。ましてそれを覆すなど、そんな愚行は余とともに時代を築いた全ての人間に対する侮辱である。」<br>「無欲な王など、飾り物にも劣るわい。」<br>「殉教などという茨の道に一体だれが憧れる?焦がれるほどの夢を見る?王とはな、誰よりも強欲に誰よりも豪笑し誰よりも激怒する。清濁を含めて人の臨界を極めたるもの。そうあるからこそ臣下は王に羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に我もまた王足らんと憧憬の灯が燈る。」<br>「騎士道の誉れたる王よ。確かに貴様が掲げた正義と理想は、一度人を救い、臣民を救済したやもしれん。だがな、ただ救われただけの連中がどういう末路をだどったかそれを知らぬ貴様ではあるまい。」<br>「貴様は臣下を救うことばかりで、導くことはしなかった。王の欲の形を示すこともなく、道を失った臣下を捨て置き、ただ1人ですまし顔のまま、小奇麗な理想とやらを想い焦がれていただけよ。故に貴様は生粋の王ではない。己のためでなく、人のための、王という偶像に縛られていただけの、……小娘にすぎん」
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;「王が捧げるのでない。国が、民草が、その身命を王に捧げるのだ。断じてその逆ではない」<br>「然り。我らは暴君であるが故に英雄だ」<br>「だがなセイバー、自らの治世を、その結末を悔やむ王がいるとしたら、それはただの暗君だ。暴君よりなお始末が悪い」<br>「余の決断、余につき従った臣下達の生き様の果てに行きついた結末であるならば、その滅びは必定だ。悼みもしよう。涙も流そう。だが決して悔やみはしない」<br>「ましてそれを覆すなど! そんな愚行は、余とともに時代を築いた全ての人間に対する侮辱である!」<br>「無欲な王なぞ飾り物にも劣るわい!」<br>「殉教などという茨の道に一体だれが憧れる? 焦がれるほどの夢を見る?」<br>「王とはな、誰よりも強欲に、誰よりも豪笑し、誰よりも激怒する、清濁含めてヒトの臨界を極めたるもの。そう在るからこそ臣下は王を羨望し、王に魅せられる。一人一人の民草の心に、“我もまた王たらん”と憧憬の灯が燈る!」<br>「騎士どもの誉れたる王よ。たしかに貴様が掲げた正義と理想は、ひとたび国を救い、臣民を救済したやも知れぬ。それは貴様の名を伝説に刻むだけの偉業であったことだろう。だがな、ただ救われただけの連中がどういう末路を辿ったか、それを知らぬ貴様ではあるまい」<br>「貴様は臣下を“救う”ばかりで“導く”ことをしなかった。『王の欲』のカタチを示すこともなく、道を失った臣下を捨て置き、ただ独りで澄まし顔のまま、小綺麗な理想とやらを想い焦がれていただけよ。故に貴様は生粋の“王”ではない。己の為でなく、人の為の“王”という偶像に縛られていただけの小娘にすぎん」
 
:聖杯問答より。セイバーの王道の欠点を示し、更に自らの王道を語る。聖杯問答からライダーの多くの名言が生まれた。
 
:聖杯問答より。セイバーの王道の欠点を示し、更に自らの王道を語る。聖杯問答からライダーの多くの名言が生まれた。
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;「見よ、我が無双の軍勢を!」<br>「肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。<br> 彼らとの絆こそ我が至宝! 我が王道! イスカンダルたる余が誇る最強宝具――『<ruby><rb>王の軍勢</rb><rt>アイオニオン・ヘタイロイ</rt></ruby>』なり!!」
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;「見よ、我が無双の軍勢を!」<br>「肉体は滅び、その魂は英霊として『世界』に召し上げられて、それでもなお余に忠義する伝説の勇者たち。時空を越えて我が召喚に応じる永遠の朋友たち。<br> 彼らとの絆こそ我が至宝! 我が王道! イスカンダルたる余が誇る最強宝具――『<ruby><rb>王の軍勢</rb><rt>アイオニオン・ヘタイロイ</rt></ruby>』なり!!」
 
:固有結界の展開、真名開放。幾多の戦場を共に越えた、幾千もの朋友との絆。
 
:固有結界の展開、真名開放。幾多の戦場を共に越えた、幾千もの朋友との絆。
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:王とは孤高なるや否や? というライダーの問いに対して英雄王と騎士王はそれぞれの言葉で、孤高である、と答える。それを笑い飛ばし、「王の軍勢」の真名とともに答えた言葉。彼の在り方の象徴とも言える。<br>これに臣下達は「然り! 然り! 然り!」と唱和の声を返す。
 
:王とは孤高なるや否や? というライダーの問いに対して英雄王と騎士王はそれぞれの言葉で、孤高である、と答える。それを笑い飛ばし、「王の軍勢」の真名とともに答えた言葉。彼の在り方の象徴とも言える。<br>これに臣下達は「然り! 然り! 然り!」と唱和の声を返す。
   −
;「なあ小娘よ、いい加減その痛ましき夢から覚めよ。さもなくば貴様はいずれ英雄としての最低限の誇りさえも失うはめになる。貴様の語る『王』という夢は、言わばそういう類いの呪いだ」
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;「なぁ小娘よ。いい加減にその痛ましい夢から醒めろ。さもなくば貴様は、いずれ英雄としての最低限の誇りさえも見失う羽目になる。――貴様の語る“王”というユメは、いわばそういう類いの呪いだ」
:セイバーにあてた言葉。セイバーを王として認めないと宣言し、その痛ましく映った理想を『呪い』と揶揄した。
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:セイバーにあてた言葉。セイバーを王として認めないと宣言し、その痛ましく映った理想を『呪い』と断じた。
    
;「<ruby><rb>時代</rb><rt>とき</rt></ruby>の民草の希望を一身に引き受けたが故の、あの威光――眩しいが故に痛々しいわ。あんなモノを背負わされたのが、ただの夢見る小娘だったと知ってはな」<br>「そんな娘が、蝶よ花よと愛でられることも、恋に焦がれることもなく、“理想”などという呪いに憑かれた果ての姿がアレだ。痛ましくて見るに堪えぬ」
 
;「<ruby><rb>時代</rb><rt>とき</rt></ruby>の民草の希望を一身に引き受けたが故の、あの威光――眩しいが故に痛々しいわ。あんなモノを背負わされたのが、ただの夢見る小娘だったと知ってはな」<br>「そんな娘が、蝶よ花よと愛でられることも、恋に焦がれることもなく、“理想”などという呪いに憑かれた果ての姿がアレだ。痛ましくて見るに堪えぬ」
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