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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 真名はジル・ド・レェ。百年戦争で活躍し、戦後において悪政を敷き領民を虐殺した悪鬼。
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| : 『Zero』ではマスターである雨生龍之介が戯れに行った儀式殺人が契機となり、[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]にキャスターとして参戦することになる。触媒のない召喚であったため、マスターと同じく殺人に耽溺する汚染された精神の持ち主として召喚された。 | | : 『Zero』ではマスターである雨生龍之介が戯れに行った儀式殺人が契機となり、[[聖杯戦争|第四次聖杯戦争]]にキャスターとして参戦することになる。触媒のない召喚であったため、マスターと同じく殺人に耽溺する汚染された精神の持ち主として召喚された。 |
| : 『Grand Order』では第一章のキーパーソンとして登場。聖杯を手にした[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって召喚されたキャスターのサーヴァント……だと思われていたが、実際は聖杯を所持していたのは彼であった。聖杯の力でジャンヌ・オルタを作り出し、敬愛するジャンヌ・ダルクを裏切ったフランスに、世界に復讐するため、憤怒のままに「邪竜百年戦争」を引き起こす。 | | : 『Grand Order』では第一章のキーパーソンとして登場。聖杯を手にした[[ジャンヌ・ダルク〔オルタ〕|ジャンヌ・オルタ]]によって召喚されたキャスターのサーヴァント……だと思われていたが、実際は聖杯を所持していたのは彼であった。聖杯の力でジャンヌ・オルタを作り出し、敬愛するジャンヌ・ダルクを裏切ったフランスに、世界に復讐するため、憤怒のままに「邪竜百年戦争」を引き起こす。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| + | : 広く剝いた大きな両眼と長身が特徴な男。幾重にも重ねたローブと貴金属に身を包んでいる。 |
| : 残忍・狡猾な性格であるが、慎重とは言い難い。大仰で持って回った言い回しが多いが、素の性格はそれなりに紳士的。だが、激昂すると異様に早口になり、口調も乱暴になる。 | | : 残忍・狡猾な性格であるが、慎重とは言い難い。大仰で持って回った言い回しが多いが、素の性格はそれなりに紳士的。だが、激昂すると異様に早口になり、口調も乱暴になる。 |
| : [[聖杯]]の召喚に応じたのは[[ジャンヌ・ダルク|聖処女ジャンヌ・ダルク]]の復活を求めるゆえであったのだが、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のことをジャンヌであると誤解してしまっており、「もう願いは果たされた」と聖杯そっちのけで彼女を追い求める。目的(セイバー)のためなら後先を考えない。 | | : [[聖杯]]の召喚に応じたのは[[ジャンヌ・ダルク|聖処女ジャンヌ・ダルク]]の復活を求めるゆえであったのだが、[[アルトリア・ペンドラゴン|セイバー]]のことをジャンヌであると誤解してしまっており、「もう願いは果たされた」と聖杯そっちのけで彼女を追い求める。目的(セイバー)のためなら後先を考えない。 |
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| ==真名:ジル・ド・レェ== | | ==真名:ジル・ド・レェ== |
− | ジル・ド・レェ。15世紀フランスの貴族にして軍人。かの童話『青髭』のモデルとなった人物。誰よりも神を求めた「聖なる怪物」。 | + | :ジル・ド・レェ。15世紀フランスの貴族にして軍人。かの童話『青髭』のモデルとなった人物。誰よりも神を求めた「聖なる怪物」。 |
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− | 百年戦争において聖女ジャンヌ・ダルクと共にオルレアンを奪回、「英雄」として讃えられる。深い信仰心の持ち主であり、芸術を愛した男。<br/>彼は軍人として最高の栄誉である元帥の称号を与えられたが、戦後では自らの領地にて近隣の少年を次々と拉致しては凌辱・惨殺するという所行を繰り返し、殺人鬼として処刑されてしまう。 | + | :百年戦争において聖女ジャンヌ・ダルクと共にオルレアンを奪回、「英雄」として讃えられる。深い信仰心の持ち主であり、芸術を愛した男。<br/>彼は軍人として最高の栄誉である元帥の称号を与えられたが、戦後では自らの領地にて近隣の少年を次々と拉致しては凌辱・惨殺するという所行を繰り返し、殺人鬼として処刑されてしまう。 |
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− | なぜ彼が魔道に堕ちたのか――それは、聖女ジャンヌ・ダルクの存在にあった。<br >彼女はジル・ド・レェにとって全てと言ってもよく、この腐敗した現実にあって唯一無二の救いであり、同時にジルにとっては神が実在する証だった。 | + | :なぜ彼が魔道に堕ちたのか――それは、聖女ジャンヌ・ダルクの存在にあった。<br >彼女はジル・ド・レェにとって全てと言ってもよく、この腐敗した現実にあって唯一無二の救いであり、同時にジルにとっては神が実在する証だった。 |
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− | ――だが、現実は彼の運命を狂わせるほど苦かった。そのジャンヌが異端として処刑されたことで深い絶望を味わい、神を見失う。<br >それから彼は闇に堕ち、残虐行為を重ねたが、それは悪徳を罰する筈の神はしない事を証明する手段でもあった。 | + | :――だが、現実は彼の運命を狂わせるほど苦かった。そのジャンヌが異端として処刑されたことで深い絶望を味わい、神を見失う。<br >それから彼は悪鬼に堕ち、戦後において悪政を敷き領民を虐殺と残虐行為を重ねたが、それは悪徳を罰する筈の神はしない事を証明する手段でもあった。 |
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− | 最初は彼の友人であり、パトロンであったフランソワ・プレラーディとともに、財政難を賄うための金策として錬金術に手を出したが、いつしか当初の目的を見失い悪魔の召喚に傾倒するようになる。<br >そして、彼は処刑される事となるが、それは金策のために領土を敵国に売り渡す可能性を危惧され、領地を没収する口実としてその残虐行為と涜神への糾弾を断罪されたモノだった。 | + | :最初は彼の友人であり、パトロンであったフランソワ・プレラーディとともに、財政難を賄うための金策として錬金術に手を出したが、いつしか当初の目的を見失い悪魔の召喚に傾倒するようになる。<br >そして、彼は処刑される事となるが、それは金策のために領土を敵国に売り渡す可能性を危惧され、領地を没収する口実としてその残虐行為と涜神への糾弾を断罪されたモノだった。 |
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− | 神への信仰心が深すぎたが故に、神を呪い貶めることに取り憑かれたジルは、こうして神に裁かれることなく破滅した。 | + | :神への信仰心が深すぎたが故に、神を呪い貶めることに取り憑かれたジルは、こうして神に裁かれることなく破滅した。 |
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− | ――過去は決して変わらない。如何に優れた武人で国を救った英雄であっても、殺人鬼としての所業を覆すことはできない。<br> | + | :――過去は決して変わらない。如何に優れた武人で国を救った英雄であっても、殺人鬼としての所業を覆すことはできない。<br>それでも彼は永遠に償いを求め続けなければならないのだ。 |
− | それでも彼は永遠に償いを求め続けなければならないのだ。 | |
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