12行目: |
12行目: |
| | | |
| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 真名はメフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。 | + | : |
| : | | : |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 一人称は「ワタクシ」。自ら「生まれついてのサーヴァント」を名乗る。主に対して慇懃な物腰で接し、一見忠実そうにしているが、不穏な言動や異様に明るいテンションからは狂気を感じさせる。 | | : 一人称は「ワタクシ」。自ら「生まれついてのサーヴァント」を名乗る。主に対して慇懃な物腰で接し、一見忠実そうにしているが、不穏な言動や異様に明るいテンションからは狂気を感じさせる。 |
− | : その印象通り、本性は残酷非道を極めており、<!--悪に傾倒しているが故に、善悪の心が分離した際は善の心は一つしかないのに対し、悪の心は数え切れないぐらいある。人のフェチズムを暴くのは好きだが、逆にそれを見せ付けられるのは興ざめである。-->マスターに対しては「自分が愉しむための玩具」程度にしか考えておらず<!--加えてサーヴァントとマスターの関係を「契約者を破滅させるか、契約者に騙されるかの騙し合い」という価値観で動いており-->、隙あらばマスターを騙して絶望に叩き込み、果てには殺害も厭わない危険人物。逆に言えば、マスターが自身を愉快にさせてくれる「面白おかしい存在」である限り、裏切りはしないらしい。 | + | : その印象通り、本性は残酷非道を極めており、悪に傾倒しているが故に、善悪の心が分離した際は善の心は一つしかないのに対し、悪の心は数え切れないぐらいある。人のフェチズムを暴くのは好きだが、逆にそれを見せ付けられるのは興ざめである。マスターに対しては「自分が愉しむための玩具」程度にしか考えておらず、加えてサーヴァントとマスターの関係を「契約者を破滅させるか、契約者に騙されるかの騙し合い」という価値観で動いており、隙あらばマスターを騙して絶望に叩き込み、果てには殺害も厭わない危険人物。逆に言えば、マスターが自身を愉快にさせてくれる「面白おかしい存在」である限り、裏切りはしないらしい。 |
| : | | : |
| ; 能力 | | ; 能力 |
− | : 後世の悪魔伝説からもたらされた『無辜の怪物』スキルによって、その伝説に近い契約悪魔としての力を獲得し、その力を振るっている。実像を歪めてしまう『無辜の怪物』も、彼にとってはメリットでしかない。
| |
| : 刀剣のように鋭く、刃の異様に長いハサミを持ち、敵対者を切り刻む。他、呪術を使用したり、時計型の爆弾を用いている。他者が自身を呪う事で自身がパワーアップする。 | | : 刀剣のように鋭く、刃の異様に長いハサミを持ち、敵対者を切り刻む。他、呪術を使用したり、時計型の爆弾を用いている。他者が自身を呪う事で自身がパワーアップする。 |
| | | |
42行目: |
41行目: |
| | | |
| == 真名:メフィストフェレス == | | == 真名:メフィストフェレス == |
− | メフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。 | + | :メフィストフェレス。ゲーテの戯曲「ファウスト」などに登場する誘惑の悪魔。 |
| | | |
− | ゲオルク・ファウスト博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけたとされる。 | + | :ゲオルク・ファウスト博士の前に現れ、魂と引き換えに望みを叶える契約を持ちかけたとされる。 |
| | | |
| | | |
− | ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。 | + | :ファウスト博士が堕落するかどうかを神と賭けたメフィストは彼を悪の道に引き摺り込もうとする。 |
| | | |
− | メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。<br> | + | :メフィストフェレスは手練手管を尽くして、ファウストを悪の道へと誘い込むことに成功する。<br>しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。 |
− | しかし、魂を地獄に落とそうとする寸前にファウストが愛した者によって魂は救われる。 | |
| | | |
− | ――――だが、これは『物語』での話。<br> | + | :――――だが、これは『物語』での話。<br>『現実』における彼は、'''人間でも悪魔でもない'''。 |
− | 『現実』における彼は、'''人間でも悪魔でもない'''。 | |
| | | |
− | 彼は卓越した魔術師ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられたホムンクルスの一体。 | + | :彼は卓越した魔術師ファウストによって造られ、名前と自意識を与えられたホムンクルスの一体。 |
| | | |
− | 大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。
| + | :大変に慈しんだファウストを、当たり前のように裏切り殺害した。ただ「つまらない」、そんな理由で彼を殺したのだ。 |
| + | ===関連=== |
| + | ;無辜の怪物 |
| + | :生前の行いから生まれたイメージによって、過去や在り方をねじ曲げられた怪物の名。 |
| + | :彼の場合、ゲーテの著作『ファウスト』を始めとする後世の悪魔伝説によって契約悪魔メフィストフェレスとしての力を獲得し、その力を振るっている。 |
| + | :実像を歪めてしまうこのスキルも、彼にとってはメリットでしかない。 |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
71行目: |
73行目: |
| : 第四章で敵対した相手。死に際に彼女のことを「羨ましい」と述べた。 | | : 第四章で敵対した相手。死に際に彼女のことを「羨ましい」と述べた。 |
| : もっとも、その理由は「'''マスターに信頼されていていくらでも裏切ることができるから'''」という常軌を逸したモノであったが。 | | : もっとも、その理由は「'''マスターに信頼されていていくらでも裏切ることができるから'''」という常軌を逸したモノであったが。 |
− | <!--
| |
| ; [[ソロモン]] | | ; [[ソロモン]] |
| : 自身のクラスの頂点に立つ人物。 | | : 自身のクラスの頂点に立つ人物。 |
− | -->
| |
| === 生前 === | | === 生前 === |
| ; ヨハン・ゲオルク・ファウスト | | ; ヨハン・ゲオルク・ファウスト |