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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
− | ;「たす、けて」 | + | ; 「たす、けて」 |
− | :ライダーに願いを問われて。<br>生まれてから初めて口にした言葉。彼にとっては余りにも分不相応な願いだったが、ライダーはこれを受け入れ、彼の信頼できるのかと疑う事すら馬鹿馬鹿しいと思わせる無邪気さに心の滲むような感動を受ける。<br>そして——この日、運命が歩き出す。 | + | : ライダーに願いを問われて生まれてから初めて口にした言葉。 |
− | | + | : 彼にとっては余りにも分不相応な願いだったが、ライダーはこれを受け入れ、彼の信頼できるのかと疑う事すら馬鹿馬鹿しいと思わせる無邪気さに心の滲むような感動を受ける。そして——この日、運命が歩き出す。 |
− | ;「――ああ、俺は誰も救えない」 | + | ; 「――ああ、俺は誰も救えない」 |
− | :夢の中で同胞たちの声を聴いて。<br>誰にも聞こえない彼らの嘆きに応えようと考えるが、明日も知れぬ非力な自分では、誰かの手を取ることなど出来ず、助けを求める声を振り払うしかないと自分を無理矢理納得させた。その時は…… | + | : 夢の中で同胞たちの声を聴いて。 |
− | | + | : 誰にも聞こえない彼らの嘆きに応えようと考えるが、明日も知れぬ非力な自分では、誰かの手を取ることなど出来ず、助けを求める声を振り払うしかないと自分を無理矢理納得させた。その時は…… |
− | ;「“望み、俺の望み、俺の夢は……救うこと。 このままでは死ぬはずの、かつての俺を……仲間を救うこと。<br> 腐汁に浸かり、ただ怯えるしかない。未来の確定事項として死が存在しているのは万物に共通であるが、<br> そこに至るまでに何を為すことも出来ない事が確定しているのは、余りに理不尽で、余りに悲しい。<br> 俺がライダーに救われたように、彼らを救う。<br> そうすれば、俺はライダーに再開しても胸を張れる気がする。俺は自由を求めた皆を助けたのだと――<br> 助けて欲しい、と彼らは願っている。その声を聞いてしまった。聞かなかったふりをする事も、逃げ出すことも、俺には出来ない。<br> 英雄から託された、この<RUBY><RB>心臓</RB><RT>ほこり</RT></RUBY>に懸けて、それだけは決して”。
| + | ; 「“望み、俺の望み、俺の夢は……救うこと。<br> このままでは死ぬはずの、かつての俺を……仲間を救うこと。<br> 腐汁に浸かり、ただ怯えるしかない。未来の確定事項として死が存在しているのは万物に共通であるが、<br> そこに至るまでに何を為すことも出来ない事が確定しているのは、余りに理不尽で、余りに悲しい。<br> 俺がライダーに救われたように、彼らを救う。<br> そうすれば、俺はライダーに再開しても胸を張れる気がする。俺は自由を求めた皆を助けたのだと――<br> 助けて欲しい、と彼らは願っている。その声を聞いてしまった。聞かなかったふりをする事も、逃げ出すことも、俺には出来ない。<br> 英雄から託された、この<RUBY><RB>心臓</RB><RT>ほこり</RT></RUBY>に懸けて、それだけは決して”」 |
− | :多くの助けを受けてジークが遂に見出した、『自らの願い』。<br>この答えを聞いたルーラーは声の対象こそ違えど、彼が生前の自分と同じ決意をしたことを認め、同行する事を決心する。 | + | : 多くの助けを受けてジークが遂に見出した、『自らの願い』。 |
− | | + | : この答えを聞いたルーラーは声の対象こそ違えど、彼が生前の自分と同じ決意をしたことを認め、同行する事を決心する。 |
− | ;「……前途が不安だな。」
| + | ;「……前途が不安だな」 |
− | :仲間達を救うという目的を定め、いざミレニア城塞へ、と意気込んでいたところでいきなり空腹により倒れたルーラーに対して。<br>食べ物を恵んでもらうため、彼女を背負って麓の村に降りる事になってしまった。<br>ちなみに体が成長し、知識はあっても彼はまだ子供なので、'''背中の触感'''に対する反応は一切ない。 | + | : 仲間達を救うという目的を定め、いざミレニア城塞へ、と意気込んでいたところでいきなり空腹により倒れたルーラーに対して。食べ物を恵んでもらうため、彼女を背負って麓の村に降りる事になってしまった。 |
− | | + | : ちなみに体が成長し、知識はあっても彼はまだ子供なので、'''背中の触感'''に対する反応は一切ない。 |
− | ;「……いや、そうとは限らない。<br >この家の息子が悪逆非道で、父であるセルジュ殿を完全に隷属させており、<br> 出立してからも部屋の掃除を毎日行うよう強制労働させているという可能性は――」 | + | ; 「……いや、そうとは限らない。<br> この家の息子が悪逆非道で、父であるセルジュ殿を完全に隷属させており、<br> 出立してからも部屋の掃除を毎日行うよう強制労働させているという可能性は――」 |
− | :セルジュに貸してもらった息子の部屋が、持ち主が長期に渡って不在なのに管理が行き届いていて、セルジュの息子への愛が感じられると言うルーラーへの反論。彼自身、可能性は極わずかと考えていたが、ルーラーは即座にバッサリ。 | + | : セルジュに貸してもらった息子の部屋が、持ち主が長期に渡って不在なのに管理が行き届いていて、セルジュの息子への愛が感じられると言うルーラーへの反論。彼自身、可能性は極わずかと考えていたが、ルーラーは即座にバッサリ。 |
− | | + | ; ジーク「貴女を護れとはどういう意味だったのだろう……」<br>ルーラー「ジーク君、あれはただの勘違いです。深く考えない方が良いと思いますよ」<br>ジーク「そうだな。貴女の方が強いのだから」 |
− | ;ジーク「貴女を護れとはどういう意味だったのだろう……」<br>ルーラー「ジーク君、あれはただの勘違いです。深く考えない方が良いと思いますよ。」<br>ジーク「そうだな。貴女の方が強いのだから」 | + | : 別れ際のセルジュの言葉に対して。相変わらずの天然である。 |
− | :別れ際のセルジュの言葉に対して。<br>相変わらずの天然である。 | + | ; 「死にたいか、生きたいか。……俺たちは、どちらかを決めるべきだ」 |
− | | + | : 戦場で出会ったホムンクルス達への説得。彼の言葉にあるホムンクルスは「生きるため」城塞へ、もう一人のホムンクルスは「死ぬため」戦場に戻っていった。 |
− | ;「死にたいか、生きたいか。……俺たちは、どちらかを決めるべきだ」 | + | : 選択肢を与えるだけでジークはそれ以上の事は言わない。彼らの命は、彼らの物なのだから。 |
− | :戦場で出会ったホムンクルス達への説得。彼の言葉にあるホムンクルスは「生きるため」城塞へ、もう一人のホムンクルスは「死ぬため」戦場に戻っていった。<br>選択肢を与えるだけでジークはそれ以上の事は言わない。彼らの命は、彼らの物なのだから。 | + | ; 「俺は確かに、お前の言う通り偽物だが。<br> この剣と力は紛れもない本物だ。<br> お前の相手をするのに、不足は無い。<br> 不足があるとすれば、それは俺の心だけだ」 |
− | | + | : 「紛い物」と呼んだ赤のセイバーに対して。戦場にいた全ての者が無視できないほどの衝撃と共に再誕し、歴戦の勇者そのままの威風と共に、セイバー同士の死闘の幕が開く。 |
− | ;「俺は確かに、お前の言う通り偽物だが。<br> この剣と力は紛れもない本物だ。<br> お前の相手をするのに、不足は無い。<br> 不足があるとすれば、それは俺の心だけだ」 | + | : '''かくして、地上に伝説の英雄“竜殺し”は帰還した'''。 |
− | :「紛い物」と呼んだ赤のセイバーに対して。<br>戦場にいた全ての者が無視できないほどの衝撃と共に再誕し、歴戦の勇者そのままの威風と共に、セイバー同士の死闘の幕が開く。<br>'''かくして、地上に伝説の英雄“竜殺し”は帰還した'''。 | |
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| == メモ == | | == メモ == |