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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
| :[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|1991年の聖杯戦争]]におけるマスター階梯「第一位・熾天使」。[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]を召喚し、[[聖杯戦争]]の勝者となるも[[聖杯]]に手を触れる直前に命を落としたとされている。 | | :[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|1991年の聖杯戦争]]におけるマスター階梯「第一位・熾天使」。[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]を召喚し、[[聖杯戦争]]の勝者となるも[[聖杯]]に手を触れる直前に命を落としたとされている。 |
− | :実際はセイバーに恋慕の情を抱いた事で彼の望み=「故国の救済」を完遂させる為に暗躍し、はぐれ[[サーヴァント]]である[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]、奥多摩山中の戦闘でマスターを陥落させて従えた[[アーラシュ|アーチャー]]、愛歌の才覚に魅せられ美沙夜を売って自分の元に付いた[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]を手駒とし、実質的には'''一人でサーヴァントを4騎使役している状態'''で圧倒的に有利な状況を作る。 | + | :実際は[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に恋慕の情を抱いた事で彼の望み=「故国の救済」を完遂させる為に暗躍し、はぐれ[[サーヴァント]]である[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]]、奥多摩山中の戦闘でマスターを陥落させて従えた[[アーラシュ|アーチャー]]、愛歌の才覚に魅せられ美沙夜を売って自分の元に付いた[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|キャスター]]を手駒とし、実質的には'''一人でサーヴァントを4騎使役している状態'''で圧倒的に有利な状況を作る。 |
− | :無制限の空間転移を始めとする人間の領域を超えた能力によって父にもセイバーにもそれらの動きを気付かせず、大聖杯に数多くの生贄を捧げて[[ビースト (Prototype)|ビースト]]召喚の儀式を執り行っていた。 | + | :無制限の空間転移を始めとする人間の領域を超えた能力によって父にも[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]にもそれらの動きを気付かせず、大聖杯に数多くの生贄を捧げて[[ビースト (Prototype)|ビースト]]召喚の儀式を執り行っていた。 |
− | :その目的はセイバーの願いを叶えることであり、召喚したビーストで現在に至るまでの人理定礎を崩壊させてブリテンを復活させようとしていた。その果てに実父や美沙夜の父である玲瓏館当主を惨殺し、[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]や[[ペルセウス|ライダー]]のマスターに呪いをかけ、更に妹の綾香をビーストの生贄にしようとするもセイバーに背後から刺し貫かれて死亡する。 | + | :その目的は[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]の願いを叶えることであり、召喚したビーストで現在に至るまでの人理定礎を崩壊させてブリテンを復活させようとしていた。その果てに実父や美沙夜の父である玲瓏館当主を惨殺し、[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]や[[ペルセウス|ライダー]]のマスターに呪いをかけ、更に妹の綾香を[[ビースト (Prototype)|ビースト]]の生贄にしようとするも[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に背後から刺し貫かれて死亡する。 |
− | : 『Prototype』では聖杯の力で死亡時の姿で復活し、再びマスター階梯「第一位・熾天使」として、ビーストをサーヴァントとして従え聖杯戦争の陰で暗躍する。なお、死亡した時の姿で甦ったので見た目は綾香より幼い姿となっている。 | + | : だが、聖杯の力で死亡時の姿で復活し、再びマスター階梯「第一位・熾天使」として、[[ビースト (Prototype)|ビースト]]を[[サーヴァント]]として従え聖杯戦争の陰で暗躍する。なお、死亡した時の姿で甦ったので見た目は[[沙条綾香]]より幼い姿となっている。 |
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| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 誕生した時から「根源」に接続しており、あらゆる物事に非常に高い適性を持つ文字通りの「天才」だが、そういった「全能」であるが故に生まれながらにして退屈、人間性や人としての感情が希薄であり、生きた亡霊のように「死にながら生きて」過ごしていた。 | | : 誕生した時から「根源」に接続しており、あらゆる物事に非常に高い適性を持つ文字通りの「天才」だが、そういった「全能」であるが故に生まれながらにして退屈、人間性や人としての感情が希薄であり、生きた亡霊のように「死にながら生きて」過ごしていた。 |
− | : 未来視を縛る前に自分が「いずれ恋に落ちる」未来を、召喚されたセイバーと出逢ったことで、「恋」という感情を知り、セイバーに対して臆面なく愛情を向けている。 | + | : 未来視を縛る前に自分が「いずれ恋に落ちる」未来を、召喚された[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]と出逢ったことで、「恋」という感情を知り、[[アーサー・ペンドラゴン|セイバー]]に対して臆面なく愛情を向けている。 |
| : しかしそれは一方的なモノであり、愛する人の願いを叶えるために平然と大量殺戮を行い、家族を殺害する事も、世界を壊すことも躊躇せず、それに杞憂した愛する人からの忠告や感情さえも無視する。 | | : しかしそれは一方的なモノであり、愛する人の願いを叶えるために平然と大量殺戮を行い、家族を殺害する事も、世界を壊すことも躊躇せず、それに杞憂した愛する人からの忠告や感情さえも無視する。 |
− | : 愛歌の人格が歪み始めたのは聖杯戦争中の事でそれ以前は綾香との仲はとても良く、一緒に朝食をとり、家族を見下す様子もない良き姉として過ごしていた。そのため綾香にも尊敬されていた。 | + | : 愛歌の人格が歪み始めたのは聖杯戦争中の事でそれ以前は[[沙条綾香]]との仲はとても良く、一緒に朝食をとり、家族を見下す様子もない良き姉として過ごしていた。そのため綾香にも尊敬されていた。 |
− | : しかし、父親の広樹によれば、聖杯戦争の前には人間的な感情のほとんどが抜け落ちた状態になっており、綾香の事も妹として認識していたか判らないとのこと。 | + | : しかし、父親の広樹によれば、[[聖杯戦争]]の前には人間的な感情のほとんどが抜け落ちた状態になっており、[[沙条綾香]]の事も妹として認識していたか判らないとのこと。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : 魔術回路の数は少ないが誕生した時から「根源」に接続している為に圧倒的な魔力を有し、あらゆる全てが可能で、あらゆる全ての事象を知り、あらゆる全てを認識する機能を持つ、文字通りの『全知全能』。8歳の時点で2つの系統の魔術を完璧に修得している。 | | : 魔術回路の数は少ないが誕生した時から「根源」に接続している為に圧倒的な魔力を有し、あらゆる全てが可能で、あらゆる全ての事象を知り、あらゆる全てを認識する機能を持つ、文字通りの『全知全能』。8歳の時点で2つの系統の魔術を完璧に修得している。 |
| :[[魔術|魔術師]]としても天性の才能を発揮し、系統を問わずあらゆる魔術を極めており、その能力は[[魔法|魔法使い]]と同等、もしくはそれ以上で既に神代の魔術師すら超える力を有しており、空間転移を始めとする現代の魔術師では不可能な魔術を何の準備も行わずに平然と使用し、眼光だけで他の魔術師は次元の違いを思い知らされる。 | | :[[魔術|魔術師]]としても天性の才能を発揮し、系統を問わずあらゆる魔術を極めており、その能力は[[魔法|魔法使い]]と同等、もしくはそれ以上で既に神代の魔術師すら超える力を有しており、空間転移を始めとする現代の魔術師では不可能な魔術を何の準備も行わずに平然と使用し、眼光だけで他の魔術師は次元の違いを思い知らされる。 |
− | : 戦闘においてはサーヴァントを容易く殺害できるほどの殺傷能力を持った触手を発生させ、その気になれば平行世界への干渉どころか、世界の裏側や世界の表裏を繋ぎとめる楔が置かれた場所にでも行くことが出来る。 | + | : 戦闘においては[[サーヴァント]]を容易く殺害できるほどの殺傷能力を持った触手を発生させ、その気になれば平行世界への干渉どころか、世界の裏側や世界の表裏を繋ぎとめる楔が置かれた場所にでも行くことが出来る。 |
− | : 不可能に等しい奇蹟をも可能にできるが、魔術回路の数が少なく規模と回数にある程度の制限があり、人理定礎を破壊する為に、聖杯とそれから生まれるビーストを必要としている | + | : 不可能に等しい奇蹟をも可能にできるが、魔術回路の数が少なく規模と回数にある程度の制限があり、人理定礎を破壊する為に、[[聖杯]]とそれから生まれる[[ビースト (Prototype)|ビースト]]を必要としている |
| : その気になれば未来も予知でき、事象を編纂して未来と可能性を改変できるが、ヒトのままでいる意味も感じられず、根源接続者の多くは生命活動すら止めようしていた。 | | : その気になれば未来も予知でき、事象を編纂して未来と可能性を改変できるが、ヒトのままでいる意味も感じられず、根源接続者の多くは生命活動すら止めようしていた。 |
| : そこで、彼女が自分に課した唯一の枷として未来視を縛り、「自分の行き着く先」だけは絶対に視る事も知る事もしようとしなかった。 | | : そこで、彼女が自分に課した唯一の枷として未来視を縛り、「自分の行き着く先」だけは絶対に視る事も知る事もしようとしなかった。 |
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| : 二人に呪いをかけ、最終的に死に至らしめる。 | | : 二人に呪いをかけ、最終的に死に至らしめる。 |
| ; [[ギルガメッシュ (Prototype)|アーチャー]] | | ; [[ギルガメッシュ (Prototype)|アーチャー]] |
− | : 彼からは女神[[イシュタル]]に例えられ、「自らの美に疑いを持たぬ女ほど、醜悪なモノはいない」と評され嫌悪されている。 | + | : 彼からは女神イシュタルに例えられ、「自らの美に疑いを持たぬ女ほど、醜悪なモノはいない」と評され嫌悪されている。 |
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| === Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ === | | === Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ === |
− | ; 沙条広樹 | + | ;沙条広樹 |
− | : 当時の沙条家当主であり、父親。聖杯戦争のマスターとして選出された娘のためにサポート役を買っては出るが、愛歌からは一切頼られることはない。<br>己の娘ながら、非常識なまでの才能と歪な精神性を持った愛歌に恐怖し、旧知である玲瓏館家当主へ不安を吐露していた。 | + | :当時の沙条家当主であり、父親。聖杯戦争のマスターとして選出された娘のためにサポート役を買っては出るが、愛歌からは一切頼られることはない。<br>己の娘ながら、非常識なまでの才能と歪な精神性を持った愛歌に恐怖し、旧知である玲瓏館家当主へ不安を吐露していた。 |
| ; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]] | | ; [[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|アサシン]] |
| : 偶然拾ったはぐれサーヴァント。正式な契約を結んでいないが、彼女は愛歌に心酔している。 | | : 偶然拾ったはぐれサーヴァント。正式な契約を結んでいないが、彼女は愛歌に心酔している。 |
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| *服装のデザインは近衛乙嗣氏の手によるものだが、フリルだらけの服装に悲鳴を挙げたとか。 | | *服装のデザインは近衛乙嗣氏の手によるものだが、フリルだらけの服装に悲鳴を挙げたとか。 |
| *規格外の能力を持つ事が以前から紹介されていたが、『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』連載開始前では具体的な内容は不明であった。だが、キャスタークラスの魔術師が造り上げた神殿に空間転移で察知される事なく侵入する、出会った魔術師は全て戦意喪失させられた上に片っ端に消されていく、多くの英霊達を純粋な「力」と「才覚」で自分の手駒に変えていく、と'''恐ろしい事この上ない'''。<br>同じ根源接続者である[[両儀式]]に並ぶ、規格外の存在であった。 | | *規格外の能力を持つ事が以前から紹介されていたが、『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』連載開始前では具体的な内容は不明であった。だが、キャスタークラスの魔術師が造り上げた神殿に空間転移で察知される事なく侵入する、出会った魔術師は全て戦意喪失させられた上に片っ端に消されていく、多くの英霊達を純粋な「力」と「才覚」で自分の手駒に変えていく、と'''恐ろしい事この上ない'''。<br>同じ根源接続者である[[両儀式]]に並ぶ、規格外の存在であった。 |
− | **一方で[[ギルガメッシュ (Prototype)]]と[[オジマンディアス]]からは強い敵意を向けられており、彼らからは絶対に倒すべき存在と認識されている。 | + | **一方で英雄王と太陽王からは強い敵意を向けられており、彼らからは絶対に倒すべき存在と認識されている。 |
| **また、愛歌の目的である「セイバーの願い=ブリテンの再興」が人理定礎の破壊(世界滅亡)に繋がるためか、[[ブリュンヒルデ]]と[[ナイジェル・セイワード]]は彼女を殺しにかかろうとしている。 | | **また、愛歌の目的である「セイバーの願い=ブリテンの再興」が人理定礎の破壊(世界滅亡)に繋がるためか、[[ブリュンヒルデ]]と[[ナイジェル・セイワード]]は彼女を殺しにかかろうとしている。 |
| *妹の綾香は『[[氷室の天地 Fate/school life]]』にレギュラー出演し『[[Fate/strange Fake]]』でもその存在が語られていたが、愛歌の存在については触れられることはなかった。しかし、Fake3巻においてそちらの世界の綾香にも姉が存在することが判明。同時に、氷室の天地においても彼女はいるということが、作者の磨伸映一郎により示唆され、後に「Himuten/material」にて詳細が語られた。 | | *妹の綾香は『[[氷室の天地 Fate/school life]]』にレギュラー出演し『[[Fate/strange Fake]]』でもその存在が語られていたが、愛歌の存在については触れられることはなかった。しかし、Fake3巻においてそちらの世界の綾香にも姉が存在することが判明。同時に、氷室の天地においても彼女はいるということが、作者の磨伸映一郎により示唆され、後に「Himuten/material」にて詳細が語られた。 |