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; 誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
; 誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
: ランク:EX(EXTRA) / C++(Grand Order)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
: ランク:EX(EXTRA) / C++(Grand Order)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。<br />マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントとなって顕現する。本来は特定の名などなく、「ナーサリーライム」という絵本のジャンル。結界の内容はマスターの心を映したものとなるため、[[ありす]]が生前愛読していたであろう「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響が非常に強く、能力面においても怪物「ジャバウォック」や「トランプ兵」の召喚や記憶と自我を皮切りに、存在そのものを薄れさせる「名無しの森」など多数のモチーフを採用している。<br>『Fate/Grand Order』では敵全体に攻撃を行い、3ターンの間防御力をダウンさせ、一定確率で宝具チャージをダウンさせるという効果は多いがシンプルな宝具になっている。演出も、童話を構成する無数の要素が溢れ出して敵に飛んで行くという[[ウィリアム・シェイクスピア]]の宝具演出に近いもの。
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。<br />マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントとなって顕現する。本来は特定の名などなく、「ナーサリーライム」という絵本のジャンル。結界の内容はマスターの心を映したものとなるため、[[ありす]]が生前愛読していたであろう「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響が非常に強く、能力面においても怪物「ジャバウォック」や「トランプ兵」の召喚や記憶と自我を皮切りに、存在そのものを薄れさせる「名無しの森」など多数のモチーフを採用している。<br>『Fate/Grand Order』では敵全体にダメージを与えた後、3ターンの間防御力をダウンさせ、一定確率で宝具チャージをダウンさせるという効果は多いがシンプルな攻撃になっている。演出も、童話を構成する無数の要素が溢れ出して敵に飛んで行くという[[ウィリアム・シェイクスピア]]の宝具演出に近いもの。
; トランプ兵
; トランプ兵
; 永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
; 永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
:ランク:C<br>種別:対己・対界宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
:ランク:C<br>種別:対己・対界宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
:詠唱によって行われる時間の巻き戻し。ただしあくまで巻き戻し繰り返しを行うだけであり、時間を操るとされる第五魔法とは非なるもの。自身や自身の召喚物にしか使えない力である。ゲームでは戦闘時に、規定ターン終了時に相手に魔力ダメージを与えると同時に、自身のHPを完全回復させる。つまり規定ターン数までに倒すか、詠唱を止めない限り彼女達との遊戯が永遠に続くことになる。
:詠唱によって行われる時間の巻き戻し。ただしあくまで巻き戻し繰り返しを行うだけであり、時間を操るとされる第五魔法とは違い自身とその召喚物にしか効果は適用されない。
:ゲーム内では戦闘時の行動パターンが完全に固定されており、規定ターン終了時に相手に魔力ダメージを与えると同時に、自身のHPを完全回復させる。つまり手段を問わず詠唱を止めない限り、彼女達との遊戯が永遠に続くことになる。
== 真名:ナーサリーライム ==
== 真名:ナーサリーライム ==
:ナーサリーライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタのために、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミーサムの可愛い絵本。マザーグースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりがくるのはあたりまえ。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最後の望みを叶えましょう'''――<br><br>
:ナーサリーライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタのために、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミーサムの可愛い絵本。マザーグースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりがくるのはあたりまえ。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最後の望みを叶えましょう'''――<br><br>
:英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、絵本のジャンルのことである。<br />子供たちに深く愛され、多くの子供たちの夢を受け止めていったこのジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。<br>サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。<br />「物語」であるため本来決まったカタチはなく、マスターの心を映し、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントを作り上げる。<br />今回は、マスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているがゆえに、ありすと同じ姿になっている。<br />また、ありすの夢を映す今回のナーサリーライムは、彼女が愛読したであろう「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響が強いようだ。<br/>鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。<br><br>'''『物語は永遠に続く。か細い指を一項目に戻すようにあるいは二巻目を手に取るように。その読み手が、現実を拒み続ける限り』'''<br><br>
:英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、絵本のジャンルのことである。<br />子供たちに深く愛され、多くの子供たちの夢を受け止めていったこのジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。<br>サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。<br />「物語」であるため本来決まったカタチはなく、マスターの心を映し、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントを作り上げる。<br />今回は、マスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているがゆえに、ありすと同じ姿になっている。<br />また、ありすの夢を映す今回のナーサリーライムは、彼女が愛読したであろう「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響が強いようだ。<br/>鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。
::'''『物語は永遠に続く。か細い指を一項目に戻すようにあるいは二巻目を手に取るように。その読み手が、現実を拒み続ける限り』'''
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない! お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
;「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない! お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
:「チョコレートレディの空騒ぎ」にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公がナーサリーと対峙して。
:「チョコレートレディの空騒ぎ」にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公とシェイクスピアがナーサリーと対峙して。
:ここで言う『首狩りバニー』は「鏡の国のアリス」内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベントにも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の『[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両義式]]』の元ネタでもある。
:ここで言う『首狩りバニー』は「鏡の国のアリス」内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベントにも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の『[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両義式]]』の元ネタでもある。
;「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
;「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
:「二代目はオルタちゃん」でのロマニへの評価。ここでいう『眠りネズミ』とは「不思議の国のアリス」に登場するキャラクターで、同作七章の終わりにてティーポットへと詰め込まれたときの場面になぞらえていると思われる。
:「二代目はオルタちゃん」でのロマニへの評価。ここでいう『眠りネズミ』とは「不思議の国のアリス」に登場するキャラクターで、同作七章の終わりにてティーポットへと詰め込まれたときの場面になぞらえていると思われる。
:彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく明かされる[[ソロモン|正体]]と終章の展開を暗示している台詞でもあるように思える。
:彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく幕を開ける終章での彼の[[ソロモン|正体]]を暗示している台詞でもあるように思える。
; 「バーサーカー!! 何度も言うけど友達は手足をもいだり食べたりしたらダメなの! 友達とはいっしょに仲良く遊ぶものなの!」<br/> 「あーっまたー!! やっぱり人間らしい倫理観が欠如しているのだわー!」
; 「バーサーカー!! 何度も言うけど友達は手足をもいだり食べたりしたらダメなの! 友達とはいっしょに仲良く遊ぶものなの!」<br/> 「あーっまたー!! やっぱり人間らしい倫理観が欠如しているのだわー!」
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為、「どうやって戦闘するんだ!?」と驚いたプレイヤー多数。
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為、「どうやって戦闘するんだ!?」と驚いたプレイヤー多数。
**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは召喚者によってその姿を自在に変えるはずだった。こうなっている理由はクリスマスイベントや幕間クエストの発言から推察するに、ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフをとり続けることを『ナーサリー・ライム自身が望んだ』からのようだ。
**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは召喚者によってその姿を自在に変えるはずだった。こうなっている理由はクリスマスイベントや幕間クエストの発言から推察するに、ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフをとり続けることを『ナーサリー・ライム自身が望んだ』からのようだ。
**また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出すことがあるのも関係しているかもしれない。
**また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出すことがあるのも関係しているかもしれない。事実、『EXTRA』シリーズから『Grand Order』に登場してきたサーヴァントには、原作での記憶をある程度以上保っている者が非常に多い。
**2016年エイプリルフールにてサーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わるという催しが行われたが、ナーサリーライムの場合、童話の絵本が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様のように振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵'''に変わっていた。しかもアリスは結構食い入る様子で本を読んでいる。…表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…
**2016年エイプリルフールにてサーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わるという催しが行われたが、ナーサリーライムの場合、童話の絵本が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様のように振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵'''に変わっていた。しかもアリスは結構食い入る様子で本を読んでいる。…表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説「カーミラ」が英語版であり読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して「カーミラ」の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ「カーミラ」の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん「カーミラ」は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのか、などは一切不明。
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説「カーミラ」が英語版であり読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して「カーミラ」の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ「カーミラ」の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん「カーミラ」は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのか、などは一切不明。