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| ;人物 | | ;人物 |
| :極めて傲慢でプライドが高く、強権的な性格。現状での自分の立場の優位性や権力を誇示して他人を強引に自分の支配下に置こうとし、立場や地位、学歴などが下だと見た人物に対しては上から目線で無礼な態度で接し、場合によっては名前すら憶えない<ref>主人公たちに見つかるまで長く管制室に引き籠り続けていたせいか、最初の内は臆病で弱気な面が目立った。</ref>。 | | :極めて傲慢でプライドが高く、強権的な性格。現状での自分の立場の優位性や権力を誇示して他人を強引に自分の支配下に置こうとし、立場や地位、学歴などが下だと見た人物に対しては上から目線で無礼な態度で接し、場合によっては名前すら憶えない<ref>主人公たちに見つかるまで長く管制室に引き籠り続けていたせいか、最初の内は臆病で弱気な面が目立った。</ref>。 |
− | :その上、少しでも想定外の事が起こるとすぐに癇癪を起して苛立ち、味方にまで極めて攻撃的な言動を向けるなど、非常に器量が狭くて乱暴な一面も目立つ。しかも、自分の命や立場の保障が脅かされると考えるとなりふり構わない言動・態度で保身に走ろうとする身勝手な性格が顕著になり、酷い時には自分勝手な理由で味方の命までも平気で犠牲にしようとする事さえある<ref>本編ではマーブル達に暴言や暴力を振るって強権的に振る舞う、メルトリリスを見殺しにして自分達の救出をする選択を脅迫同然の手法で主人公に強いる、などという事をしていたが、主人公が来る前も自分に逆らった職員を安全地帯の外に追い出して死なせたり、周囲を扇動して生き残ったメンバーを理不尽な理由で惨殺する、などの凶行を繰り返していた。</ref>。 | + | :その上、少しでも想定外の事が起こるとすぐに癇癪を起して苛立ち、味方にまで極めて攻撃的な言動を向けるなど、非常に器量が狭くて乱暴な一面も目立つ。しかも、自分の命や立場の保障が脅かされると考えるとなりふり構わない言動・態度で保身に走ろうとする身勝手な性格が顕著になり、酷い時には自分勝手な理由で味方の命まで平然と犠牲にしようとする事さえある<ref>本編が始まる前でも、自分に逆らった職員を安全地帯の外に追い出して死なせたり、周囲を扇動して生き残ったメンバーを理不尽な理由で惨殺する、などの凶行を繰り返していた。</ref>。 |
| :また、「現状のリーダーとしての自分自身」に己惚れる余りリーダーという肩書や立場に異常な執着心を抱いており、救援に来た主人公を一方的かつ急に自分の手駒扱いし出したり、「自分には天体室に行く義務がある」などとにわかに得た知識から自分を特別な人間のように振る舞うなど、一人で勝手に舞い上がっては思い上がりも甚だしい言動を繰り返す。 | | :また、「現状のリーダーとしての自分自身」に己惚れる余りリーダーという肩書や立場に異常な執着心を抱いており、救援に来た主人公を一方的かつ急に自分の手駒扱いし出したり、「自分には天体室に行く義務がある」などとにわかに得た知識から自分を特別な人間のように振る舞うなど、一人で勝手に舞い上がっては思い上がりも甚だしい言動を繰り返す。 |
| :だが、当の本人はあくまでも身の丈に合わない立場に祭り上げられただけの無能な小人物に過ぎず、そんな彼がリーダーとして権力を振るうようになった結果がセラフィックス内の秩序の崩壊、大量のサーヴァントの出現、生存者の壊滅、という目も当てられない惨状であった。 | | :だが、当の本人はあくまでも身の丈に合わない立場に祭り上げられただけの無能な小人物に過ぎず、そんな彼がリーダーとして権力を振るうようになった結果がセラフィックス内の秩序の崩壊、大量のサーヴァントの出現、生存者の壊滅、という目も当てられない惨状であった。 |
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| :戦闘能力は皆無。自分一人では攻性プログラムやサーヴァントが跋扈している外を歩くことすらできず、マスターやサーヴァントの同伴なしでは教会から管制室まで物を取りに行く事すらできない。 | | :戦闘能力は皆無。自分一人では攻性プログラムやサーヴァントが跋扈している外を歩くことすらできず、マスターやサーヴァントの同伴なしでは教会から管制室まで物を取りに行く事すらできない。 |
| :セラフィックスの知識や人生経験が主人公より豊かであると自認し、セラフィックスの地図に隠された天体室の場所やセラフィックスの潜行速度から計算した残り時間を自慢げに話してくるが、それはとっくに[[エミヤ〔オルタ〕]]が調べを付けているような事だったり、[[殺生院キアラ (Grand Order)|マーブル]]が計算したものをさも自分の知識のように話していただけの事であり、作中で自分の知識や行動で主人公の役に立った事は一度たりともなかった。 | | :セラフィックスの知識や人生経験が主人公より豊かであると自認し、セラフィックスの地図に隠された天体室の場所やセラフィックスの潜行速度から計算した残り時間を自慢げに話してくるが、それはとっくに[[エミヤ〔オルタ〕]]が調べを付けているような事だったり、[[殺生院キアラ (Grand Order)|マーブル]]が計算したものをさも自分の知識のように話していただけの事であり、作中で自分の知識や行動で主人公の役に立った事は一度たりともなかった。 |
− | :それでも自分こそが主人公一行のリーダーだと主張して偉そうに振る舞うが、実力や知識、協調性、人間性などが全く伴っていない自身に求心力や人望があるはずが無く<ref>特にサーヴァント一同からはその性格や人となりを見透かされていたため、早い段階から冷ややかな目線を向けられて殆ど相手にされておらず、そんな彼の話をまともに聞いていたのは実質主人公だけだった。</ref>、終い目には主人公からさえも拒絶され、「一個人」としてさえ全く相手にされなくなる有様だった。 | + | :それでも自分こそが主人公一行のリーダーだと主張して偉そうに振る舞うが、実力も人間性も全く伴わない彼には求心力や人望も皆無であり<ref>特にサーヴァント一同からはその性格や人となりを見透かされていたため、早い段階から冷ややかな目線を向けられて殆ど相手にされておらず、そんな彼の話をまともに聞いていたのは実質主人公だけだった。</ref>、終い目には主人公からさえも見捨てられて完全に無視されるようになる有様だった。 |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
| ===Fateシリーズ=== | | ===Fateシリーズ=== |
| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
− | : イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』に登場したキャラクター。殺生院キアラを除くならば、セラフィックス唯一の生存者となった人物。 | + | : イベント『深海電脳楽土 SE.RA.PH』に登場したキャラクター。殺生院キアラを除くならば、セラフィックス唯一の生存者だった人物。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ; [[主人公 (Grand Order)]] | | ; [[主人公 (Grand Order)]] |
| : カルデア本部よりやってきたマスター。アーノルド自身にとっては自分達が助かるために必要不可欠な人物だった。 | | : カルデア本部よりやってきたマスター。アーノルド自身にとっては自分達が助かるために必要不可欠な人物だった。 |
− | : しかし、しばらくすると自分より地位や経験などが劣っている若者などと侮るようになって自分の指揮下に置こうとし、突然上から目線で好き勝手な事を言いだすようになる<ref>当人からしたらこれでも「カルデアのマスターとして丁寧に接してやっていたつもり」だったらしい。実際にはアルターエゴ達から厳しい目を向けられるような酷い態度であったが。</ref>。 | + | : しかし、しばらくすると自分より地位や経験などが劣っている若者などと侮るようになって自分の指揮下に置こうとし、急に無礼な態度で好き勝手な事を言いだすようになる<ref>当人からしたらこれでも「カルデアのマスターとして丁寧に接してやっていたつもり」だったらしい。実際にはアルターエゴ達から厳しい目を向けられるような酷い態度であったが。</ref>。 |
− | : 主人公の方は最初こそ立場や状況を考慮して多少の事は大目に見て静かに話を聞いていたが、[[メルトリリス]]の救助とセラフィックスの攻略のどちらを優先するかという瀬戸際で主人公の意向を無視した命令を出してきた時には頑として受け付けず、最終的に聞く耳を持たずに自分の主張を強引に押し付けようとする彼を見限り、通信を一方的に切断して拒絶した。 | + | : 主人公の方は最初こそ立場や状況を考慮し、多少の事は大目に見ていたが、[[メルトリリス]]の救助とセラフィックスの攻略のどちらを優先するかという瀬戸際で主人公の意向を無視した命令を出してきた時には頑として受け付けず、最終的に聞く耳を持たずに自分の主張を強引に押し付けようとする彼を見限り、通信を一方的に切断して拒絶した。 |
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| ; [[殺生院キアラ (Grand Order)|マーブル・マッキントッシュ]] | | ; [[殺生院キアラ (Grand Order)|マーブル・マッキントッシュ]] |
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| ; [[メルトリリス]]、[[パッションリップ]] | | ; [[メルトリリス]]、[[パッションリップ]] |
− | : 自分達を陥れた張本人の仲間だと思い込んで強い敵愾心や警戒心を向け続けており、「いずれ始末しなければならなかった怪物」と見なしていた。 | + | : 自分達を陥れた張本人の仲間だと思い込んで強い敵愾心や警戒心を向け続けており、「いずれ始末しなければならなかった怪物」とまで言ってのける。 |
− | : それだけでなく主人公達がやってくる前から生存者を駆り出して見回りをしていた彼女達に攻撃させたり、挙句の果てには何とかして強引に操って自分の駒にできるかと大真面目に考えていたりと、粗末な利用をしてきていた。 | + | : 主人公達がやってくる以前にも生存者を駆り出して見回りをしていた彼女達に攻撃させたり、何とかして強引に操って自分の駒にできるかと大真面目に考えていたりと、無茶苦茶な対応を繰り返していた。 |
| : 自分達を助けに来た主人公に同行している様子を見ても攻撃的な感情は止まず、終始ただ一人だけ場違いなまでの嫌悪感や排斥感情を剥き出しにしていた。 | | : 自分達を助けに来た主人公に同行している様子を見ても攻撃的な感情は止まず、終始ただ一人だけ場違いなまでの嫌悪感や排斥感情を剥き出しにしていた。 |
− | : 彼女たちも彼に対して良い感情を抱いておらず、メルトの方は小物な彼が勝手にリーダーを自称し出したことに呆れつつも、その性格を危惧して天体室に連れていく事に強く反対。リップに至っては主人公への著しい無礼に怒り出し、彼が死にかねないような方法で制裁しようとしていた。 | + | : 彼女たちも彼に対して良い感情を抱いておらず、メルトの方は彼の小物ぶりや愚かさに呆れながらも、その性格を危惧して天体室に連れていく事には強く反対しており、リップに至っては主人公への無礼極まりない態度に激怒し、彼が死にかねない方法で制裁しようとしていた。 |
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| ;[[ガウェイン]] | | ;[[ガウェイン]] |
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| ; [[トリスタン]] | | ; [[トリスタン]] |
− | : 同じく教会に残っていたサーヴァント。アーノルドは管制室の通信機を取りに行かせたり、自分の命令を無視して[[メルトリリス]]を助けに行ってしまった主人公を連れ戻しに行かせたりと好き勝手に命令してこき使っていたが、当人はそのようないい加減な言動や癇癪ばかり飛ばしているアーノルドの事を快く思っておらず、密かに主人公のサポーターとして行動していた。 | + | : 同じく教会に残っていたサーヴァント。管制室の通信機を取りに行かせたり、自分の命令を無視して行ってしまった主人公を連れ戻しに行かせたりと、まるで自分の配下であるかのように好き勝手な命令を繰り返していたが、当人は癇癪や暴言ばかり繰り返す彼を快く思っておらず、あくまでも主人公の意志を全面的に尊重するサポーターとして振る舞っているだけに過ぎなかった。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ;「バカな発言はそこまでにしなさい。<br> アルターエゴが下層に落ちた? 助けに行く?<br> いいじゃないか、手間が省けた!<br> 最後には処理しなければならない怪物だったからね!<br> そんなことはどうでもいい。どうもいいんだ。<br> いいから私の判断に従いなさい。<br> 少し考えれば分かるだろう? 君がどれほど功績をあげようと、外に出た時に報告するのは私なんだ。<br> ここまで死ぬ思いで戦ってきたのに、たった一度のミスで役立たずのレッテルを貼られたくはないだろう?<br> 今の発言は私も聞かなかったことにしてあげよう。いいね、君は今すぐ―――」 | | ;「バカな発言はそこまでにしなさい。<br> アルターエゴが下層に落ちた? 助けに行く?<br> いいじゃないか、手間が省けた!<br> 最後には処理しなければならない怪物だったからね!<br> そんなことはどうでもいい。どうもいいんだ。<br> いいから私の判断に従いなさい。<br> 少し考えれば分かるだろう? 君がどれほど功績をあげようと、外に出た時に報告するのは私なんだ。<br> ここまで死ぬ思いで戦ってきたのに、たった一度のミスで役立たずのレッテルを貼られたくはないだろう?<br> 今の発言は私も聞かなかったことにしてあげよう。いいね、君は今すぐ―――」 |
| :[[メルトリリス]]がセラフィックスの最下層に転落した時、「メルトリリスを見殺しにして教会に戻り、自分達を天体室に連れていけ」という彼の要求を毅然と突っぱねた主人公に対して。 | | :[[メルトリリス]]がセラフィックスの最下層に転落した時、「メルトリリスを見殺しにして教会に戻り、自分達を天体室に連れていけ」という彼の要求を毅然と突っぱねた主人公に対して。 |
− | :「リーダー」の自分の命令に従わず、自分達の救助よりもメルトリリスの救助を優先しようとする主人公に苛立つ彼は、メルトリリスを酷く侮辱する暴言を吐いて主人公に自分の方針を押しつけようとし、更には自分の命令を拒絶すれば自分の立場を使って主人公の立場を貶める報告をすると脅してきたが、主人公はそんな彼を無視する形で一方的に通信を切断し、さっさと[[メルトリリス]]の救出に向かった。 | + | :自分の命令を拒絶し、自分達の救助よりもメルトリリスの救助を優先すると宣言した主人公に苛立つ彼は、メルトリリスを酷く侮辱する暴言を吐いた挙句、更には自分の立場を盾に主人公を脅迫するという卑劣な行為にまで及んだ。しかし、主人公はそんな彼の話を最後まで聞く事すらせずに一方的に通信を切断し、さっさと[[メルトリリス]]の救出に向かった。 |
− | :この時に彼が苛立ち半分でぶちまけた殺し文句は主人公の本質的な在り方<ref>仲間を助けるためならば自らの危険や状況を顧みずに手を差し伸べる、自分の為す事や功績が周囲から評価されないものであっても気にしない、など。いずれも人理修復を成し遂げる上での大前提となった指針であり、カルデアのスタッフや仲間となったサーヴァントからも支持され、尊重されてきた事柄でもある。</ref>を根底から否定する大暴言であったが、この一線を越えた発言をした直後、温情をもって自分を庇ってくれた主人公からさえも冷たく突き放される事になり<ref>なお、彼に対して冷たい視線を向けるサーヴァント一同は最初から彼の主張を無視してメルトリリスを助ける前提で話をする有様だった。</ref>、とうとう完全な孤立に追いやられる事になった。 | + | :この時に彼が苛立ち半分でぶちまけた殺し文句は主人公の本質的な在り方<ref>仲間を助けるためならば自らの危険や状況を顧みずに手を差し伸べる、自分の為す事や功績が周囲から評価されないものであっても気にしない、など。いずれも人理修復を成し遂げる上での大前提となった指針であり、カルデアのスタッフや仲間となったサーヴァントからも支持され、尊重されてきた事柄でもある。</ref>を根底から否定する大暴言であったが、この一線を越えた発言をした直後、温情をもって自分を庇ってくれた主人公からさえも冷たく突き放される事になり<ref>なお、彼に対して冷たい視線を向けるサーヴァント一同は最初から彼の主張を無視してメルトリリスを助ける前提で話をする有様だった。</ref>、とうとう「リーダー」どころか「一個人」としてさえ誰からも相手にされなくなった。 |
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| ;「はあ!? 悪気は無かった、だって!? 切ったんだぞ!? 私からの通信を、一方的に!<br> カルデアのマスターだから礼儀正しく接してやっていたのに、何だあの態度は!<br> ここでは私の方が立場は上の筈だ!<br> 所長も、副所長も、区間部長も、ドクターたちも、みんな、みんなとっくに死んでいる! 始末した!<br> 生き残った人間の中で、一流大と言えるものを出ているのは私だけだ! そうだろうマーブル君!」 | | ;「はあ!? 悪気は無かった、だって!? 切ったんだぞ!? 私からの通信を、一方的に!<br> カルデアのマスターだから礼儀正しく接してやっていたのに、何だあの態度は!<br> ここでは私の方が立場は上の筈だ!<br> 所長も、副所長も、区間部長も、ドクターたちも、みんな、みんなとっくに死んでいる! 始末した!<br> 生き残った人間の中で、一流大と言えるものを出ているのは私だけだ! そうだろうマーブル君!」 |
− | :殆ど自業自得な形で主人公からさえ相手にされなくなった事に対する逆恨みと怒りに我を忘れて暴れ回り、それを見かねて宥めようとするマーブルに対して。 | + | :殆ど自業自得な形で孤立に追いやられた事に対する逆恨みと怒りに我を忘れて暴れ回り、それを見かねて宥めようとするマーブルに対して。 |
− | :生存者の中で一番学歴が高い事を根拠に自分の立場の正当性を主張し、しかも自分の今までの態度に全く問題が無かったと宣った上で、自分を無視した主人公を激しく非難する。 | + | :生存者の中で一番学歴が高い事を根拠に自分の立場の正当性を主張し、しかも自分の今までの態度に全く問題が無かったと開き直り、自分を無視した主人公を激しく非難する。 |
| :しかし、今までの自分の言動や態度を客観的に捉えられていない上、(知らなかったとは言え)同じく一流大卒であるマーブルさえも見下している有様なので説得力は皆無に等しく、寧ろこのような切迫した状況に追い込まれてもなお地位や立場などに拘泥し続けて自分の事すら正しく見えていない自身の愚かさを晒すだけであった。 | | :しかし、今までの自分の言動や態度を客観的に捉えられていない上、(知らなかったとは言え)同じく一流大卒であるマーブルさえも見下している有様なので説得力は皆無に等しく、寧ろこのような切迫した状況に追い込まれてもなお地位や立場などに拘泥し続けて自分の事すら正しく見えていない自身の愚かさを晒すだけであった。 |
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| == メモ == | | == メモ == |
| *序盤の早い段階から「ベックマン」の名字でセラフィックスを仕切っている様子が描写されていた事から、当初は「黒幕では」と疑う人間が続出。しかし、実際には彼もまたキアラの掌の上で踊らされていた駒に過ぎず、何にも良い所なしで終わってしまった。<del>あの[[間桐慎二|ワカメ]]だってまだ見せ場があったのに…</del> | | *序盤の早い段階から「ベックマン」の名字でセラフィックスを仕切っている様子が描写されていた事から、当初は「黒幕では」と疑う人間が続出。しかし、実際には彼もまたキアラの掌の上で踊らされていた駒に過ぎず、何にも良い所なしで終わってしまった。<del>あの[[間桐慎二|ワカメ]]だってまだ見せ場があったのに…</del> |
− | **当記事でも解説している通り、勝手な理由で他人を見下しては無礼な態度で服従を迫り、自分の都合や保身のために「リーダー」の立場や権力を振りかざして他人を酷使し、そのためであれば他人を命を奪う事さえも平気で「やらせる」自己中心主義の権化のような人物。だが、事件の核心に迫るのに必要な要素や役割を何一つ持っていなかったので本人が自称するような重要人物には成り得ず、目の前の事も分からない現状に翻弄されながら、事件の真相を知る事も生還する事も許されずに自業自得・因果応報な形で退場する事になる。と'''憎まれ役・道化役としては'''非常に良く出来ていた。しかし、[[イアソン|似たようなタイプの「人間のクズ」]]と違い、それを払拭しうるだけの覚悟や矜持、男気など、評価できる所は何一つ無かった。 | + | **当記事でも解説している通り、勝手な理由で他人を見下しては無礼な態度で服従を迫り、自分の都合や保身のためにリーダーの立場や権力を振りかざして他人を酷使し、そのためであれば他人を命を奪う事さえも平気で「やらせる」自己中心主義の権化のような人物。だが、事件の核心に迫るのに必要な要素や役割を何一つ持っていなかったので本人が自称するような重要人物には成り得ず、目の前の事も分からない現状に翻弄されながら、事件の真相を知る事も生還する事も許されずに自業自得・因果応報な形で退場する事になる。…と'''憎まれ役・道化役としては'''非常に良く出来ていた。しかし、[[イアソン|似たようなタイプの「人間のクズ」]]と違い、それを払拭しうるだけの覚悟や矜持、男気など、評価できる所は何一つ無かった。 |
− | ***更に言えば、彼を頂点とする「ミスト劇場」構造も主人公達が到着する前には完全に終わっていた。自分の立場を恐れて命令に従う職員は自分を残して全員死に絶え(しかもただ一人無事だったと思われていた別の職員も正体は[[殺生院キアラ (Grand Order)|死者に化けていた黒幕]]であり、実際に生き残っていた職員は彼以外には誰も居なかった)、部外者で複数のサーヴァントが味方に付いていて自分の意志決定で行動する主人公はわざわざ自分の管理下に入って行動する理由も必要性も無い。そしてその事に全く気付かないまま最後まで「リーダー」の座に固執し続けていたアーノルドの立ち位置はまさに「裸の王様」そのもの。余りにも酷すぎる性格や言動故に彼をまともに相手にする者がそもそも誰一人としておらず、「余計な事をしてますます状況を悪化させる」というパニック物のお約束さえ満足にこなせなかった。そういう意味では[[間桐慎二|TYPE-MOON歴代の小物キャラ・クズキャラ]]と比較することさえおこがましい、'''「名前があるだけのただのモブキャラ」'''同然と言っても過言ではない。 | + | ***更に言えば、彼を頂点とする「ミスト劇場」構造も主人公達が到着する前には完全に終わっていた。自分の立場を恐れて命令に従う職員は自分を残して全員死に絶え(しかもただ一人無事だったと思われていた別の職員も正体は[[殺生院キアラ (Grand Order)|死者に化けていた黒幕]]であり、実際に生き残っていた職員は彼以外に誰も居なかった)、部外者で複数のサーヴァントが味方に付いていて自分の意志決定で行動する主人公はわざわざ自分の管理下に入って行動する理由も必要性も無い。そしてその事に全く気付かないまま最後まで「リーダー」の座に固執し続けていたアーノルドの立ち位置はまさに「裸の王様」そのもの。余りにも酷すぎる性格や言動故に彼をまともに相手にする者がそもそも誰一人としておらず、「余計な事をしてますます状況を悪化させる」というパニック物のお約束さえ満足にこなせなかった。そういう意味では[[間桐慎二|TYPE-MOON歴代の小物キャラ・クズキャラ]]と比較することさえおこがましい、'''「名前があるだけのただのモブキャラ」'''同然と言っても過言ではない。 |
| **それでも、本来セラフィックスのリーダー職は別にいた事実もあり、またマーブルもなんだかんだフォローしていたりするところを見ると、「小人物が必要以上の役職に祭り上げられたが故の悲劇」と同情的な意見もある。 | | **それでも、本来セラフィックスのリーダー職は別にいた事実もあり、またマーブルもなんだかんだフォローしていたりするところを見ると、「小人物が必要以上の役職に祭り上げられたが故の悲劇」と同情的な意見もある。 |
| *彼が主人公に服従を強いる際に使おうとした毒薬「Bトキシン8型」というのは、おそらくボツリヌストキシンだと推測される。致死率は高く自然界で最も強力な毒物の一種。しかし主人公は[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|サーヴァントさえも蝕む強烈な毒]]などにも耐えられるような強力な対毒スキル(仮)を持っているため、仮に主人公に服用させたとしても効果があったかは怪しいものだろう。 | | *彼が主人公に服従を強いる際に使おうとした毒薬「Bトキシン8型」というのは、おそらくボツリヌストキシンだと推測される。致死率は高く自然界で最も強力な毒物の一種。しかし主人公は[[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|サーヴァントさえも蝕む強烈な毒]]などにも耐えられるような強力な対毒スキル(仮)を持っているため、仮に主人公に服用させたとしても効果があったかは怪しいものだろう。 |