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: 全身くまなく刺青の施された、少年めいた姿の英霊。……といっても、これは[[衛宮士郎|ある人物]]の「殻」を被って現出したもの。この状態での一人称は「オレ」。
 
: 全身くまなく刺青の施された、少年めいた姿の英霊。……といっても、これは[[衛宮士郎|ある人物]]の「殻」を被って現出したもの。この状態での一人称は「オレ」。
 
: もともとのアンリマユは虚無のものであるため、確たる性格というものはない。本質的には生前とも呼べる人間性が剥奪された文字通りの「顔のない誰か」であり、アンリマユという「真名」はあれど「本名」は呪術によって剥奪されたきりである。
 
: もともとのアンリマユは虚無のものであるため、確たる性格というものはない。本質的には生前とも呼べる人間性が剥奪された文字通りの「顔のない誰か」であり、アンリマユという「真名」はあれど「本名」は呪術によって剥奪されたきりである。
:その結果、通常の英霊ならば当然保持している筈の「自己」という概念が殆ど存在せず、「彼」の在り方を決めるのはサーヴァントとして現界するにあたって被った既存の「誰か」の「殻」である(人格のコピーといった表現が通じやすい)。
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:その結果、通常の英霊ならば当然保持している筈の「自己」という概念が殆ど存在せず、「彼」の在り方を決めるのはサーヴァントとして現界するにあたって被った既存の「誰か」の「殻」である(人格のコピーといった表現が通じやすい)。だが本来の好奇心や夢など根底的な衝動などは有するようだ。
:「hollow」及び「Grand Order」のそれは[[衛宮士郎|ある人物]]の暗黒面を現出させたものに等しい。だが本来の好奇心や夢など根底的な衝動などは有するようだ。
   
: 逆に言えば、契約を結んだ相手や被った殻によって善人にも悪人にもなりうる。第五次の彼があそこまで人間に親身になったのは士郎に反感を覚えたから(魅せられた、とも言う)。アンリ曰く、士郎は化け物。良きにしろ悪きにしろその愚直なまでの歪さが報われなかった者の心に届いた。
 
: 逆に言えば、契約を結んだ相手や被った殻によって善人にも悪人にもなりうる。第五次の彼があそこまで人間に親身になったのは士郎に反感を覚えたから(魅せられた、とも言う)。アンリ曰く、士郎は化け物。良きにしろ悪きにしろその愚直なまでの歪さが報われなかった者の心に届いた。
:第五次及び「Grand Order」における彼の「状態」は、人の悪性説を高らかに歌い上げながら、しかして人の善性を認め、これを賛美する怨天大聖。
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:「hollow」及び「GO」における彼の「状態」は、人の悪性説を高らかに歌い上げながら、しかして人の善性を認め、これを賛美する怨天大聖。
 
:人間の欠点、汚点を語りながらも、その中で輝くものを語る姿は暗黒の聖者そのもの。人間にダメ出しを続けながらも、手を握って良き方向への道を示すヘンテコ悪魔。努力や信頼を「自分が思っているほどマトモではない」と腐すものの、努力や信頼をあざ笑うことは決してない。
 
:人間の欠点、汚点を語りながらも、その中で輝くものを語る姿は暗黒の聖者そのもの。人間にダメ出しを続けながらも、手を握って良き方向への道を示すヘンテコ悪魔。努力や信頼を「自分が思っているほどマトモではない」と腐すものの、努力や信頼をあざ笑うことは決してない。
 
:人間は基本、裏切るものであり、その裏切りに怒らず、落胆せず、「そんなもの」だと許容している。その態度は人間に失望しきってのものと第三者には見えるだろうが、本質はその真逆。基本、裏切るものたちが時たまに、何かの間違いで人を信じ、善いものを残す。彼はその間違いを笑わない。
 
:人間は基本、裏切るものであり、その裏切りに怒らず、落胆せず、「そんなもの」だと許容している。その態度は人間に失望しきってのものと第三者には見えるだろうが、本質はその真逆。基本、裏切るものたちが時たまに、何かの間違いで人を信じ、善いものを残す。彼はその間違いを笑わない。
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