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| === アイリ師匠 === | | === アイリ師匠 === |
− | 「おねがい!アインツベルン相談室」に登場。<br>第4次聖杯戦争で脱落した迷えるサーヴァントの悩みを聞いて導いている。何故か[[間桐雁夜|雁夜]]だけ「カリヤーん」と謎の呼び方をする。そして後期は雁夜のダメ人間さを聞き喜ぶ。ちなみに[[言峰綺礼|綺礼]]の事は前期は「綺礼神父」、後期は「外道神父」。そして時々黒い。正体は汚染された大聖杯の化身であり、うじうじ悩んでるサーヴァントの魂をさっさと聖杯にダイブさせるのが役割。<br>相談室は懺悔室であり、彼女は聖杯側の弁護士だった。格好は明治時代の女学生のような振袖に袴とブーツ、大きなリボンで髪をポニーテールにしている。獲物は薙刀。<br>時代がかった校舎を事務所にして、時代がかった格好をしているのは、あの空間内では時間軸が第3次聖杯戦争直後のものになっている影響。<br>空間内に迷い込んでしまって記憶喪失になっているTちゃんを助けて、弟子ゼロ号(ゼっちゃん)として立派なサーヴァントのマスターに教育するため「教えて!聖杯さん」などと題して用語解説したりもした。 | + | 「おねがい!アインツベルン相談室」に登場。<br>第4次聖杯戦争で脱落した迷えるサーヴァントの悩みを聞いて導いている。何故か[[間桐雁夜|雁夜]]だけ「カリヤーん」と謎の呼び方をする。そして後期は雁夜のダメ人間さを聞き喜ぶ。ちなみに[[言峰綺礼|綺礼]]の事は前期は「綺礼神父」、後期は「外道神父」。そして時々黒い。正体は汚染された大聖杯の化身であり、うじうじ悩んでるサーヴァントの魂をさっさと聖杯にダイブさせるのが役割。<br>相談室は懺悔室であり、彼女は聖杯側の弁護士だった。格好は明治時代の女学生のような振袖に袴とブーツ、大きなリボンで髪をポニーテールにしている。獲物は薙刀。<br>時代がかった校舎を事務所にして、時代がかった格好をしているのは、あの空間内では時間軸が第3次聖杯戦争直後のものになっている影響。<br>空間内に迷い込んでしまって記憶喪失になっているTちゃんを助けて、弟子ゼロ号(ゼっちゃん)として立派なサーヴァントのマスターに教育するため用語解説などもした。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :「ゼロカフェ」常連の奥様でセイバー店長がお気に入り。夫や娘と幸せに暮らしている。 | | :「ゼロカフェ」常連の奥様でセイバー店長がお気に入り。夫や娘と幸せに暮らしている。 |
| ;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] | | ;[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]] |
− | :Fate本編とは異なる並行世界の存在。夫(籍は入れていない)の切嗣と一緒に世界中を飛び回っており不在がちだが、唐突に帰ってきたりもする。離れている時間が長くとも愛娘のことは大切に見守っている……が、しかし敢えて空気は読まないエアブレイカー系ママ。<br>家族内のヒエラルキーでアイリは頂点に君臨し、切嗣よりも遥か上位、しかもその間には越えられない神の壁が存在するという。 | + | :Fate本編とは異なる並行世界の存在。夫(籍は入れていない)の切嗣と一緒に世界中を飛び回っており不在がちだが、唐突に帰ってきたりもする。離れている時間が長くとも愛娘のことは大切に見守っている……が、しかし敢えて空気は読まないエアブレイカー系ママ。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| :第四次聖杯戦争開始前から面識はあったが、その無表情で感情を見せない人柄に苦手意識を持っていた。だが聖杯戦争中、やって来るのが言峰綺礼だと告げた時に舞弥が感情を表し<br>それを目にした事で彼女への認識が変わり切嗣を護る為に共闘。そのなかで生まれて初めて「友愛」という感情を抱いた。 | | :第四次聖杯戦争開始前から面識はあったが、その無表情で感情を見せない人柄に苦手意識を持っていた。だが聖杯戦争中、やって来るのが言峰綺礼だと告げた時に舞弥が感情を表し<br>それを目にした事で彼女への認識が変わり切嗣を護る為に共闘。そのなかで生まれて初めて「友愛」という感情を抱いた。 |
| ;[[セイバー]] | | ;[[セイバー]] |
− | :夫のサーヴァントであり、護衛。契約関係は結んでいないが、第四次聖杯戦争中盤までは代理マスターとして、姫君とそれに傅く騎士のごとく行動を共にし信頼を寄せていた。<br>余計な気遣いさせないよう自身と聖杯の関係は話さなかった。 | + | :夫のサーヴァントであり、騎士の礼に則った主従の誓いを交わした相手。第四次聖杯戦争中盤までは代理マスターとして、姫君とそれに傅く騎士のごとく行動を共にし信頼を寄せていた。<br>余計な気遣いさせないよう自身と聖杯の関係は話さなかった。 |
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| ;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]] | | ;[[ユーブスタクハイト・フォン・アインツベルン]] |
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| === フェイト/タイガーころしあむ アッパー === | | === フェイト/タイガーころしあむ アッパー === |
| ;「イリヤ、これはどういうこと? キリツグの息子のシロウくんは……ずいぶんモテモテというか」<br>「駄目じゃないシロウくん! 女の子をたぶらかしてばかり! 気持ちがフワフワワウワウしちゃ駄目!」<br>「シロウくん! いえ、シロウ! キリツグの息子ということは私の息子も同然! これは母親として、教育的指導が必要ね!」 | | ;「イリヤ、これはどういうこと? キリツグの息子のシロウくんは……ずいぶんモテモテというか」<br>「駄目じゃないシロウくん! 女の子をたぶらかしてばかり! 気持ちがフワフワワウワウしちゃ駄目!」<br>「シロウくん! いえ、シロウ! キリツグの息子ということは私の息子も同然! これは母親として、教育的指導が必要ね!」 |
− | :知人の女性に声をかけられまくる士郎を見て、切嗣の隠し子(疑惑)という複雑な問題を脇に置き、ハーレム状態の士郎を教育するために母親として鉄拳を振るう。<br>士郎のモテ体質は切嗣譲りなのだが、アイリは知らない様子。 | + | ;「もう!言い訳するのは男らしくないわよー。お父さんみたいにフラフラしてちゃ駄目なんだからねー」 |
| + | :知人の女性に声をかけられまくる士郎を見て、切嗣の隠し子(疑惑)という複雑な問題を脇に置き、ハーレム状態の士郎を教育するために母親として鉄拳を振るう。<br>イリヤも姉として加わり、バーサーカーも加わった。 |
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| ;「って、あら? あっちもセイバー?<br> あらあら、こっちもセイバー?……の、着ぐるみ?<br> ……この企画を考えた人は、何を考えてるのかしら?」 | | ;「って、あら? あっちもセイバー?<br> あらあら、こっちもセイバー?……の、着ぐるみ?<br> ……この企画を考えた人は、何を考えてるのかしら?」 |
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| == メモ == | | == メモ == |
| *当初、『stay night』で語られていたところでは第四次の時は本国の城でイリヤと共に切嗣の帰りを待っていた設定だった。しかし『hollow ataraxia』にて実は切嗣と共に冬木へ来ていた事が明かされる。『hollow』製作時には『Zero』一巻は書き終わっていた事を考えると、後の整合性を取るため当初の設定から変更を受けたと思われる。 | | *当初、『stay night』で語られていたところでは第四次の時は本国の城でイリヤと共に切嗣の帰りを待っていた設定だった。しかし『hollow ataraxia』にて実は切嗣と共に冬木へ来ていた事が明かされる。『hollow』製作時には『Zero』一巻は書き終わっていた事を考えると、後の整合性を取るため当初の設定から変更を受けたと思われる。 |
| + | *『Fate/Zero material』によると受胎の計画が発案されたのはアイリスフィールの鋳造後。本来アインツベルンのホムンクルスは「心身ともに役割に最適化された状態」で産まれる。だがアイリスフィールは「本来とは違う役割」である「母親」となった。これが彼女の情操面にアハト翁が予想しなかった影響を及ぼした。 |
| *練成当初は感情に乏しく正に人形のような人格だったが、切嗣から情操教育を受け始めたことで情緒面が急成長。特に「愛情」の概念を理解してからは、当の切嗣がたじたじになる程の豊かな情感を身に着けた。 | | *練成当初は感情に乏しく正に人形のような人格だったが、切嗣から情操教育を受け始めたことで情緒面が急成長。特に「愛情」の概念を理解してからは、当の切嗣がたじたじになる程の豊かな情感を身に着けた。 |
| **このあたりは『Fate/Zero Blu-ray Disc Box I』特典の原作者書き下ろしドラマCDに詳しい。アニメ二期のEDも、このドラマCDに準拠して作画されたものである。 | | **このあたりは『Fate/Zero Blu-ray Disc Box I』特典の原作者書き下ろしドラマCDに詳しい。アニメ二期のEDも、このドラマCDに準拠して作画されたものである。 |
| **Zeroの原作内だと初めて切嗣に会った時は染み付いた煙草の臭いを不快に思ったり、内面を理解するまで冷酷な顔は畏怖の対象だった事ぐらいしか分からない。 | | **Zeroの原作内だと初めて切嗣に会った時は染み付いた煙草の臭いを不快に思ったり、内面を理解するまで冷酷な顔は畏怖の対象だった事ぐらいしか分からない。 |
| *第四次では非業の死を遂げているが、ifの世界である『タイころアッパー』や『プリズマ☆イリヤ』では別の姿が見られる。基本的に天然でマイペース。本人にそのつもりはなさそうだが、結果として周囲を好き放題巻き込むキャラ。 | | *第四次では非業の死を遂げているが、ifの世界である『タイころアッパー』や『プリズマ☆イリヤ』では別の姿が見られる。基本的に天然でマイペース。本人にそのつもりはなさそうだが、結果として周囲を好き放題巻き込むキャラ。 |
− | **性格にもかなりのアレンジが加えられているように見えるが、元々、ホムンクルスとして生まれ持ってる知識に比べて生きてきた年数が少なく、経験も偏ってるので、風雅と稚気の二面性のあるキャラだとされている。Zeroの立ち振る舞いが知識として持っている風雅さ寄りで、外伝作品は生きてきた年数相応の素の性格なのだろう。 | + | **性格にもかなりのアレンジが加えられているように見えるが、元々、ホムンクルスとして生まれ持ってる知識に比べて生きてきた年数が少なく、経験も偏ってるので、風雅と稚気の二面性のあるキャラだとされている。また本編とその他でキャラの性格が違ったりするのはどのキャラにもよくある事なので深く考える必要はないだろう。 |
| **プリヤでの衛宮家のヒエラルキーはアイリ本人によれば、アイリ>キリツグ>イリヤ>セラ・リズ>士郎、らしい(ツヴァイより)。なお、アイリとキリツグの間には「神の壁」が存在している。 | | **プリヤでの衛宮家のヒエラルキーはアイリ本人によれば、アイリ>キリツグ>イリヤ>セラ・リズ>士郎、らしい(ツヴァイより)。なお、アイリとキリツグの間には「神の壁」が存在している。 |
| *意外にもスピード狂で、切嗣が持ってきた玩具で車が一番のお気に入りらしい。切嗣としては近代科学啓豪という目的で彼女に買い与えた。 | | *意外にもスピード狂で、切嗣が持ってきた玩具で車が一番のお気に入りらしい。切嗣としては近代科学啓豪という目的で彼女に買い与えた。 |
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| ;汚染聖杯とアイリスフィール | | ;汚染聖杯とアイリスフィール |
− | :彼女の死後、聖杯の中で切嗣が出会ったのは、「この世全ての悪」が、「アイリスフィール」という殻を被ったモノ。生き返ったわけでも死んでいなかったわけでもないが、言動や発想は彼女のものを受け継いでいる。言うなれば汚染聖杯によって練成された「反転・黒化したアイリスフィール」である。<br>本来聖杯は「過程を飛ばして結果だけを実現する」機能を持っていたが、「この世全ての悪」に汚染された結果、それは失われてしまう。そのため聖杯に願いを掛ける人物が「願望を成就させる方法論(ビジョン)」を提示する必要が生じたのだが、そのビジョンを持ち得なかった故に奇跡に縋った切嗣が、これに返答できるはずもなかった。<br>そのため彼女が知識として持っていた切嗣の「多数のために少数を犠牲にする」方法論と「妻と娘をこの世の何よりも愛している」という事実が採用され、「全人類を呪う(殺害する)」という汚染聖杯の偏向思想によって拡大解釈された結果、あのような下手にリアリティを持った悪夢が上映されることとなった。<br>ちなみに余談だが『おねがい!アインツベルン相談室』におけるアイリ師匠もこの汚染された聖杯がアイリの殻を被ったモノであるらしい。相談室でよく切嗣へのおノロケ発言をするアイリ師匠が実際に切嗣に出会った時の反応が本編と考えると、少し切ないものがある。 | + | :彼女の死後、聖杯の中で切嗣が出会ったのは、「この世全ての悪」が、「アイリスフィール」という殻を被ったモノ。生き返ったわけでも死んでいなかったわけでもない。言うなれば汚染聖杯によって練成された「反転・黒化したアイリスフィール」である。その殻として被った人格は本物であるため、イリヤを殺された絶望と慟哭、殺した切嗣への増悪は本当のアイリスフィールも懐いただろう本物の感情だった。切嗣はそれを直視し受け止めながら絞殺した。<br>本来聖杯は「過程を飛ばして結果だけを実現する」機能を持っていたが、「この世全ての悪」に汚染された結果、それは失われてしまう。そのため聖杯に願いを掛ける人物が「願望を成就させる方法論(ビジョン)」を提示する必要が生じたのだが、そのビジョンを持ち得なかった故に奇跡に縋った切嗣が、これに返答できるはずもなかった。<br>そのため彼女が知識として持っていた切嗣の「多数のために少数を犠牲にする」方法論と「妻と娘をこの世の何よりも愛している」という事実が採用され、「全人類を呪う(殺害する)」という汚染聖杯の偏向思想によって拡大解釈された結果、あのような下手にリアリティを持った悪夢が上映されることとなった。<br>ちなみに余談だが『おねがい!アインツベルン相談室』におけるアイリ師匠もこの汚染された聖杯がアイリの殻を被ったモノであるらしい。相談室でよく切嗣へのおノロケ発言をするアイリ師匠が実際に切嗣に出会った時の反応が本編と考えると、少し切ないものがある。 |
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