差分

91 バイト追加 、 2018年1月12日 (金) 05:50
編集の要約なし
8行目: 8行目:  
| 声優 = 野中藍
 
| 声優 = 野中藍
 
| 演者 =  
 
| 演者 =  
| 身長 = 不定<ref>ありすと同じ137㎝</ref><br>137cm(FGO)
+
| 身長 =  
| 体重 = 不定<ref>ありすと同じ30kg</ref><br>30kg(FGO)
+
; EXTRA
 +
: 不定<ref>ありすと同じ137㎝</ref>
 +
; Grand Order
 +
: 137cm
 +
| 体重 =  
 +
; EXTRA
 +
: 不定<ref>ありすと同じ30kg</ref>
 +
; Grand Order
 +
: 30kg
 
| 誕生日 = 不明
 
| 誕生日 = 不明
 
| 血液型 = 不明
 
| 血液型 = 不明
17行目: 25行目:  
| 隠し属性 = 人
 
| 隠し属性 = 人
 
| 性別 =  
 
| 性別 =  
;EXTRA
+
; EXTRA
:不定<ref>ありすと同じ女性</ref>
+
: 不定<ref>ありすと同じ女性</ref>
;Grand Order
+
; Grand Order
:女性
+
: 女性
 
| スリーサイズ =  
 
| スリーサイズ =  
 
| 一人称 = あたし
 
| 一人称 = あたし
39行目: 47行目:  
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。カタカナ表記で「アリス」とも呼ばれる。
 
「[[キャスター|魔術師]]」の[[サーヴァント]]。カタカナ表記で「アリス」とも呼ばれる。
   −
;略歴
+
; 略歴
:『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ありす]]によって召喚される。第三回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのありすと共に姿を現す。<br />姿を現すと同時にセラフ内の至る所を「鬼ごっこ」と称して易々と瞬間移動して回り、怪物「ジャバウォック」を召喚。その怪物の凶暴性から、バーサーカーを従えた双子のマスターであることを疑われる。<br />[[概念武装]]「ヴォーパルの剣」によってジャバウォックは退けられるが、次には[[固有結界]]「名無しの森」をアリーナ第二層全体に展開し、主人公を追いつめる。<br>バーサーカーと固有結界の取り合わせには無理がある。また、ムーンセルのシステム上、二人一組のマスターは存在し得ない。それらを手がかりに、主人公は「ありすとアリスの正体」に迫る。
+
: 『[[Fate/EXTRA]]』では[[聖杯戦争|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[ありす]]によって召喚される。第三回戦にて、[[主人公 (EXTRA)|主人公]]の前にマスターのありすと共に姿を現す。<br />姿を現すと同時にセラフ内の至る所を「鬼ごっこ」と称して易々と瞬間移動して回り、怪物「ジャバウォック」を召喚。その怪物の凶暴性から、バーサーカーを従えた双子のマスターであることを疑われる。<br />[[概念武装]]「ヴォーパルの剣」によってジャバウォックは退けられるが、次には[[固有結界]]「名無しの森」をアリーナ第二層全体に展開し、主人公を追いつめる。<br>バーサーカーと固有結界の取り合わせには無理がある。また、ムーンセルのシステム上、二人一組のマスターは存在し得ない。それらを手がかりに、主人公は「ありすとアリスの正体」に迫る。
:『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[BB]]によって、マスターと共に彼女の手駒として蘇生されたが、[[パッションリップ]]の命令を拒否し、逆に彼女のことを虐めている。<br />だが[[メルトリリス]]の手によって………。
+
: 『[[Fate/EXTRA CCC]]』では[[BB]]によって、マスターと共に彼女の手駒として蘇生されたが、[[パッションリップ]]の命令を拒否し、逆に彼女のことを虐めている。<br />だが[[メルトリリス]]の手によって………。
:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンを包む魔霧から召喚されるも、当初はサーヴァントとしては不完全な魔本のまま彷徨い、結果的に屋内に立てこもる市民に危害を加えていた。<br>討伐にあたった[[モードレッド]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の攻撃を以てしても消滅に至らなかったが、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]に名前を呼ばれると共にサーヴァントとして完全に現界。再度の戦闘の末、消滅した。
+
: 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』では西暦1888年のロンドンを包む魔霧から召喚されるも、当初はサーヴァントとしては不完全な魔本のまま彷徨い、結果的に屋内に立てこもる市民に危害を加えていた。<br>討伐にあたった[[モードレッド]]と[[マシュ・キリエライト|マシュ]]の攻撃を以てしても消滅に至らなかったが、[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]に名前を呼ばれると共にサーヴァントとして完全に現界。再度の戦闘の末、消滅した。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[フランケンシュタイン]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
+
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、[[フランケンシュタイン]]や[[ジャック・ザ・リッパー (Apocrypha)|ジャック]]、[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
;人物
+
; 人物
 
: 白い少女であるありすとは服の色が反転した、双子のようにそっくりの外見をした黒い少女。
 
: 白い少女であるありすとは服の色が反転した、双子のようにそっくりの外見をした黒い少女。
: また、自分のことを「あたし」と呼ぶのと同様、ありすのことも「あたし」と呼ぶ。二人が交互にしゃべると、どちらがどちらかを把握するのが困難になるほど。
+
: また、自分のことを「あたし」と呼ぶのと同様、ありすのことも「あたし」と呼ぶ。二人が交互に喋ると、どちらがどちらかを把握するのが困難になるほど。
: 「ありすの夢がカタチとなったもの」・「ありすの映し身」であるがゆえに、基本的にはありすと同じ無邪気な子供であるが、彼女自身はあくまでもサーヴァントであり、マスターの願いを叶えることを優先している。
+
: 「ありすの夢がカタチとなったもの」「ありすの映し身」であるがゆえに、基本的にはありすと同じ無邪気な子供であるが、彼女自身はあくまでもサーヴァントであり、マスターの願いを叶えることを優先している。
 
: 戦いに無自覚なありすを聖杯戦争で勝たせなければならないことは理解しているらしく、ありすの「遊びたい」という願いを叶えることを兼ねつつ、それをもって敵を追いつめる。それゆえ、ありすに比べて、子供であるがゆえの残酷な面を多く見せる。
 
: 戦いに無自覚なありすを聖杯戦争で勝たせなければならないことは理解しているらしく、ありすの「遊びたい」という願いを叶えることを兼ねつつ、それをもって敵を追いつめる。それゆえ、ありすに比べて、子供であるがゆえの残酷な面を多く見せる。
:パッションリップをいじめる際、彼女のマスターとは異なり、リップが本気で怒り出さない引き際を見極めて引き留めてもいる。[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]ですらスキル『被虐体質』の餌食になったことを考慮すると、相当異質な存在であることが窺える。
+
: パッションリップをいじめる際、彼女のマスターとは異なり、リップが本気で怒り出さない引き際を見極めて引き留めてもいる。[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]ですらスキル『被虐体質』の餌食になったことを考慮すると、相当異質な存在であることが窺える。
;能力
+
; 能力
:宝具によって様々な異常現象を引き起こす。<br />瞬間移動を自在に行い、その行動は神出鬼没。氷塊や風の刃といった二属性の魔術を操る。『[[Fate/Grand Order]]』では更に炎の魔術も扱う。
+
: 宝具によって様々な異常現象を引き起こす。<br />瞬間移動を自在に行い、その行動は神出鬼没。氷塊や風の刃といった二属性の魔術を操り『[[Fate/Grand Order|Grand Order]]』では炎の魔術も扱う。
:ただし肉体や外見は人間である[[ありす]]を鏡合わせにして顕現している為、正面向かっての戦闘能力は極めて低い。加えて有する宝具が強力な反面、宝具発動に必要となる詠唱は長く無防備になりやすいという弱点も存在する。<br />そして、術者である彼女とマスターは何かしらの形で対戦相手に対処策を自ら暗示しており、双方に勝ち目のある「遊び」という形をとらねばならない決まりがある模様。
+
: ただし肉体や外見は人間である[[ありす]]を鏡合わせにして顕現している為、正面向かっての戦闘能力は極めて低い。加えて有する宝具が強力な反面「宝具発動に必要となる詠唱は長く、無防備になりやすい」という弱点も存在する。<br />そして、術者である彼女とマスターは何かしらの形で対戦相手に対処策を自ら暗示しており、双方に勝ち目のある「遊び」という形をとらねばならない決まりがある模様。
    
===スキル===
 
===スキル===
:『[[Fate/EXTRA]]』と『[[Fate/EXTRA CCC]]』に登場するスキル。
+
: 『[[Fate/EXTRA]]』と『[[Fate/EXTRA CCC]]』に登場するスキル。
   −
;白の女王様のなぞなぞ
+
; 白の女王様のなぞなぞ
:自身のBREAKに魔力耐性低下効果を付与させる強化の魔術。
+
: 自身のBREAKに魔力耐性低下効果を付与させる強化の魔術。
;三月兎の狂乱
+
; 三月兎の狂乱
:魔力貫通ダメージを与える対GUARDスタンの効果を持つ氷の魔術。
+
: 魔力貫通ダメージを与える対GUARDスタンの効果を持つ氷の魔術。
;冬の野の白き時
+
; 冬の野の白き時
:魔力ダメージを与える対ATTACKスタンの効果を持つ風の魔術。
+
: 魔力ダメージを与える対ATTACKスタンの効果を持つ風の魔術。
    
==バリエーション==
 
==バリエーション==
 
===星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム===
 
===星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム===
:お菓子の国の魔法少女。『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』の登場キャラクター。
+
: お菓子の国の魔法少女。『Fate/Grand Order』の期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』の登場キャラクター。
:ナーサリー・ライムから生まれた魔法少女で「お菓子の国」の女王。
+
: ナーサリー・ライムから生まれた魔法少女で「お菓子の国」の女王。
:お菓子の国は家々や住民が全部お菓子でできているのだが、住民が魔法少女を恐れていることや彼女の言動を考えると、このお菓子は元魔法少女かその関係者が変えられてしまったものと思われる。
+
: お菓子の国は家々や住民が全部お菓子でできているのだが、住民が魔法少女を恐れていることや彼女の言動を考えると、このお菓子は元魔法少女かその関係者が変えられてしまったものと思われる。
:性格的には元とはあまり変わらないが、極めて長い期間を過ごしてきたせいか(本人曰く、何万何千回目かのはじめまして)どこか諦め気味の姿勢になっている。
+
: 性格的には元とはあまり変わらないが、極めて長い期間を過ごしてきたせいか(本人曰く「何万何千回目かのはじめまして」)どこか諦め気味の姿勢になっている。
:ストーリー上では自分の国を訪れたイリヤ達を歓迎し、美遊を探していると聞いて自分と遊んでくれるように要求。
+
: ストーリー上では自分の国を訪れたイリヤ達を歓迎し、美遊を探していると聞いて自分と遊んでくれるように要求。
:魔神柱(彼女曰く「黒ひつじさん」)まで召喚するが、敗北後は遊んで満足したのかイリヤ達に宝石を渡した。
+
: 魔神柱(彼女曰く「黒ひつじさん」)まで召喚するが、敗北後は遊んで満足したのかイリヤ達に宝石を渡した。
:後に宝石を渡せば魔法少女は消えてしまう事が明かされるが、彼女はその事を口にする事はまったくなく、更に後に消滅した事が示唆されるのみであった。
+
: 後に「宝石を渡せば魔法少女は消えてしまう」事が明かされるが彼女はその事を口にする事は全くなく、後に消滅した事が示唆されるのみであった。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
85行目: 93行目:     
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
; 誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
+
;誰かの為の物語(ナーサリー・ライム)
: ランク:EX(EXTRA) / C++(Grand Order)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
+
:ランク:EX(EXTRA) / C++(Grand Order)<br>種別:対人宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。<br />マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見たカタチの疑似サーヴァントとなって顕現する。本来は特定の名などなく、「ナーサリー・ライム」という絵本のジャンル。結界の内容はマスターの心を映したものとなるため、[[ありす]]が生前愛読していたルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が非常に強く、能力面においても怪物「ジャバウォック」や「トランプ兵」の召喚や記憶と自我を皮切りに、存在そのものを薄れさせる「名無しの森」など多数のモチーフを採用している。<br>『Fate/Grand Order』では敵全体にダメージを与えた後、3ターンの間防御力をダウンさせ、一定確率で宝具チャージをダウンさせるという効果は多いがシンプルな攻撃になっている。演出も、童話を構成する無数の要素が溢れ出して敵に飛んで行くという[[ウィリアム・シェイクスピア]]の宝具演出に近いもの。
+
:[[固有結界]]。サーヴァントの持つ能力が固有結界なのではなく、固有結界そのものがサーヴァントと化したもの。<br />マスターの心を鏡のように映して、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントとなって顕現する。本来は特定の名などなく「ナーサリー・ライム」という絵本のジャンル。結界の内容はマスターの心を映したものとなるため、[[ありす]]が生前愛読していたルイス・キャロルの小説『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が非常に強く、能力面においても怪物「ジャバウォック」や「トランプ兵」の召喚や記憶と自我を皮切りに、存在そのものを薄れさせる「名無しの森」など多数のモチーフを採用している。<br>『Fate/Grand Order』では敵全体にダメージを与えた後、3ターンの間防御力をダウンさせ、一定確率で宝具チャージをダウンさせるという効果は多いがシンプルな攻撃になっている。演出も、童話を構成する無数の要素が溢れ出して敵に飛んで行くという[[ウィリアム・シェイクスピア]]の宝具演出に近いもの。
   −
; トランプ兵
+
;トランプ兵
 
:由来:『不思議の国のアリス』に登場するトランプ兵。
 
:由来:『不思議の国のアリス』に登場するトランプ兵。
 
:サウンドドラマCDにて、彼女が召喚した槍を携えたトランプの兵隊達。約40体からなる軍隊であり戦闘能力こそ低いが彼女の宝具による再生力によって不死身の軍隊として戦った。
 
:サウンドドラマCDにて、彼女が召喚した槍を携えたトランプの兵隊達。約40体からなる軍隊であり戦闘能力こそ低いが彼女の宝具による再生力によって不死身の軍隊として戦った。
   −
; ジャバウォック
+
;ジャバウォック
 
:CV:景浦大輔(ドラマCD)
 
:CV:景浦大輔(ドラマCD)
 
:由来:『鏡の国のアリス』の「ジャバウォックの詩」に登場する、正体不明の怪物。
 
:由来:『鏡の国のアリス』の「ジャバウォックの詩」に登場する、正体不明の怪物。
:バーサーカーであることを疑われるほどの強大な力を有する。ただし、理性のない怪物に有効な概念武装「ヴォーパルの剣」の前では大きく弱体化する。<br />サーヴァントではなく、倒されてもマスターには何のフィードバックもない。与えられた魔力が尽きるまではアリーナに存在し続けられる。<br>もともとは、詩の中でジャバウォックは、名も無き一人の勇者によって倒される怪物として描かれている。<br />ちなみに、弱体化前のステータスは、全てゲームにおける最大値である255。<br />つまり'''全ステータスEXランク'''のとんでもない化け物。まっとうなプレイでは絶対に倒すことが出来ない。漫画においては[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]と[[クー・フーリン|ランサー]]の二人相手であっても圧倒する力を有し、首を刎ねても回復する再生力も見せた。
+
:バーサーカーであることを疑われるほどの強大な力を有する。ただし、理性の無い怪物に有効な概念武装「ヴォーパルの剣」の前では大きく弱体化する。<br />サーヴァントではなく、倒されてもマスターには何のフィードバックもない。与えられた魔力が尽きるまではアリーナに存在し続けられる。<br>元々は詩の中でジャバウォックは「名も無き一人の勇者によって倒される怪物」として描かれている。<br />ちなみに、弱体化前のステータスは、全てゲームにおける最大値である255。<br />つまり'''全ステータスEXランク'''のとんでもない化け物。まっとうなプレイでは絶対に倒すことが出来ない。漫画においては[[ネロ・クラウディウス|セイバー]]と[[クー・フーリン|ランサー]]の二人相手であっても圧倒する力を有し、首を刎ねても回復する再生力も見せた。
   −
; 名無しの森
+
;名無しの森
 
:由来:『鏡の国のアリス』にて主人公のアイデンティティを確立する切っ掛けとなった名無しの森。
 
:由来:『鏡の国のアリス』にて主人公のアイデンティティを確立する切っ掛けとなった名無しの森。
 
:彼女が「ありすのサーヴァント」として発動した固有結界。<br />またの[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「陣地作成」によって作られた自身に有利な陣地「工房」(もしくは「神殿」)でもある。<br />この固有結界に囚われた者は、自らの名前を皮切りに徐々に記憶を失い、それと共に存在が消滅していく。<br />ただしゲーム的には、必ずHP/MP1が残り、(第2回戦の[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]の毒と異なり)これによってゲームオーバーになる事はない。<br />自分の名前を口にする事で結界から逃れる事ができるが、結界に入った時点で名を失い忘れてしまうため、事前にメモなどを持っておく必要がある。
 
:彼女が「ありすのサーヴァント」として発動した固有結界。<br />またの[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「陣地作成」によって作られた自身に有利な陣地「工房」(もしくは「神殿」)でもある。<br />この固有結界に囚われた者は、自らの名前を皮切りに徐々に記憶を失い、それと共に存在が消滅していく。<br />ただしゲーム的には、必ずHP/MP1が残り、(第2回戦の[[ロビンフッド|緑衣のアーチャー]]の毒と異なり)これによってゲームオーバーになる事はない。<br />自分の名前を口にする事で結界から逃れる事ができるが、結界に入った時点で名を失い忘れてしまうため、事前にメモなどを持っておく必要がある。
   −
; 永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
+
;永久機関・少女帝国(クイーンズ・グラスゲーム)
 
:ランク:C<br>種別:対己・対界宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
 
:ランク:C<br>種別:対己・対界宝具<br>レンジ:0<br>最大捕捉:1人
 
:詠唱によって行われる時間の巻き戻し。ただしあくまで巻き戻し繰り返しを行うだけであり、時間を操るとされる第五魔法とは違い自身とその召喚物にしか効果は適用されない。
 
:詠唱によって行われる時間の巻き戻し。ただしあくまで巻き戻し繰り返しを行うだけであり、時間を操るとされる第五魔法とは違い自身とその召喚物にしか効果は適用されない。
108行目: 116行目:     
== 真名:ナーサリー・ライム ==
 
== 真名:ナーサリー・ライム ==
:ナーサリー・ライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザーグースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最後の望みを叶えましょう'''――<br><br>
+
:ナーサリー・ライム。ワタシはアナタ、アナタはワタシ。名前も忘れたアナタの為に、アナタの姿をそっくり映す。<br />ワタシの名前はわらべ歌。トミー・サムの可愛い絵本。マザー・グースの最初のカタチ。夢見るアナタとワタシのために。夜が明けるまで浪漫飛行。<br />ああ、でも昇降機が降りていく。夢の終わりがやってくる。ありすの終わりがやってくる。物語である以上、終わりが来るのは当たり前。<br><br>'''寂しいアナタに悲しいワタシ。最後の望みを叶えましょう'''――<br><br>
    
:英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。<br />子供達に深く愛され、多くの子供達の夢を受け止めていった絵本のジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。<br>サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。<br />「物語」であるため本来決まった形は無く、マスターの心を映し、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントを作り上げる。<br />今回はマスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているが故に、ありすと同じ姿になっている。<br />また、ありすの夢を映す今回のナーサリー・ライムは彼女が愛読したであろう『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が強いようだ。<br/>鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。
 
:英語の「わらべうた」。実在の人物を英霊としたものではなく、実在する絵本の総称。<br />子供達に深く愛され、多くの子供達の夢を受け止めていった絵本のジャンルは、一つの概念として成立、「子供たちの英雄」としてサーヴァントとなった。<br>サーヴァントが固有結界を作るのではなく、固有結界そのものがサーヴァント。<br />「物語」であるため本来決まった形は無く、マスターの心を映し、マスターが夢見た形の疑似サーヴァントを作り上げる。<br />今回はマスターのありすが「自分が物語の主人公だったら」という夢を見ているが故に、ありすと同じ姿になっている。<br />また、ありすの夢を映す今回のナーサリー・ライムは彼女が愛読したであろう『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』の影響が強いようだ。<br/>鏡に映った黒の砂糖菓子の人形は、ただ望みを叶えるだけ。
116行目: 124行目:  
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
===Fateシリーズ===
 
===Fateシリーズ===
; [[Fate/EXTRA]]
+
;[[Fate/EXTRA]]
: 第三回戦の対戦相手。無邪気に遊びながら、主人公を追いつめる。
+
:第三回戦の対戦相手。無邪気に遊びながら、主人公を追いつめる。
; [[Fate/EXTRA CCC]]
+
;[[Fate/EXTRA CCC]]
: BBに蘇生され、ありすと共に再登場。
+
:BBに蘇生され、ありすと共に再登場。
; [[Fate/Grand Order]]
+
;[[Fate/Grand Order]]
: 『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。キャスターに多い味方への支援スキルを一切持たない反面、「自己改造」によりキャスターが苦手とするクリティカルスターを用いた攻勢をかけることが出来る。
+
:『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。キャスターに多い味方への支援スキルを一切持たない反面、「自己改造」によりキャスターが苦手とするクリティカルスターを用いた攻勢をかけることが出来る。
; [[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]
+
;[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]
: 8時間目、[[カーミラ]]解説回のゲスト。主人公を『吸血鬼カーミラ』の物語の中へ送り込む。
+
:8時間目、[[カーミラ]]解説回のゲスト。主人公を『吸血鬼カーミラ』の物語の中へ送り込む。
; [[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
+
;[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]
: 準レギュラー。バニヤンやジャック等の子供達のまとめ役としてしばしば登場する。
+
:準レギュラー。バニヤンやジャック等の子供達のまとめ役としてしばしば登場する。
: 基本的には常識人だが、時として[[アルテラ|とんでもな]][[エレナ・ブラヴァツキー|い行為]]に出ることも……
+
:基本的には常識人だが、時として[[アルテラ|とんでもな]][[エレナ・ブラヴァツキー|い行為]]に出ることも……
    
===その他===
 
===その他===
; [[ちびちゅき!]]
+
;[[ちびちゅき!]]
: マスターともども初等部所属。
+
:マスターともども初等部所属。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
144行目: 152行目:  
:曰く、いい歳してヒロイン気取りの「'''おばさま'''」。
 
:曰く、いい歳してヒロイン気取りの「'''おばさま'''」。
 
;[[パッションリップ]]
 
;[[パッションリップ]]
:BBから彼女の援護を命じられるが、彼女の指示は一切聞かず、固有結界も展開しない。その上ありったけの罵詈雑言を浴びせかける。
+
:[[BB]]から彼女の援護を命じられるが、彼女の指示は一切聞かず、固有結界も展開しない。その上ありったけの罵詈雑言を浴びせかける。
 
:『FGO Material』ではそのことを覚えていないものの、悔やんでいることが判明している。
 
:『FGO Material』ではそのことを覚えていないものの、悔やんでいることが判明している。
 
;[[メルトリリス]]
 
;[[メルトリリス]]
162行目: 170行目:  
:そうでなくても「'''難しい話しか書かないおじさん'''」とあまり好きではない様子。
 
:そうでなくても「'''難しい話しか書かないおじさん'''」とあまり好きではない様子。
 
;[[フェルグス・マック・ロイ]]
 
;[[フェルグス・マック・ロイ]]
:『チョコレートレディの空騒ぎ』で、トラウマを植え付けられた片割れ。
+
: 『チョコレートレディの空騒ぎ』で、トラウマを植え付けられた片割れ。
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』にて、「'''最初から何もかも諦めて、笑う事しかできなくなった人'''」と非常に辛辣な評価を下す。
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』にて、「'''最初から何もかも諦めて、笑う事しかできなくなった人'''」と非常に辛辣な評価を下す。
 
;[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]]
 
;[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]]
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』にて「海が見たい」と彼女に願い、ジャックや主人公と共に海を目指す。
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』にて「海が見たい」と彼女に願い、ジャックや主人公と共に海を目指す。
:後々から考えると、彼女の存在が危うい事に気がついていたのかもしれない。
+
:後々から考えると、彼女の存在が危うい事に気が付いていたのかもしれない。
 
;[[アステリオス]]
 
;[[アステリオス]]
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』では彼の居る迷宮でジャックも伴って一緒に遊んでいた。
 
:『二代目はオルタちゃん ~2016クリスマス~』では彼の居る迷宮でジャックも伴って一緒に遊んでいた。
198行目: 206行目:  
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
=== Fate/EXTRA ===
 
=== Fate/EXTRA ===
;「わすれちゃったの? こう言うの。<br /> "あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ"<br /> "だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる"<br /> "さあ―― 嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!"」
+
; 「わすれちゃったの? こう言うの。<br /> "あわれで可愛いトミーサム、いろいろここまでご苦労さま、でも、ぼうけんはおしまいよ"<br /> "だってもうじき夢の中。夜のとばりは落ちきった。アナタの首も、ポトンと落ちる"<br /> "さあ―― 嘘みたいに殺してあげる。ページを閉じて、さよならね!"」
:決戦開始前。さよならの時間、ありすと共にくるくると踊りながら。
+
: 決戦開始前。さよならの時間、ありすと共にくるくると踊りながら。
;「まあ、その歳でヒロイン気取りだったの? オ・バ・サ・マ~♪」
+
; 「まあ、その歳でヒロイン気取りだったの? オ・バ・サ・マ~♪」
:対キャスター決戦開始時台詞。カワイイ系のサーヴァントは私一人で十分と言ったキャス狐に対して。やはり子供は恐ろしい。
+
: 対キャスター決戦開始時台詞。カワイイ系のサーヴァントは私一人で十分と言ったキャス狐に対して。やはり子供は恐ろしい。
;「越えて越えて虹色草原、白黒マス目の王様ゲーム――走って走って鏡の迷宮。みじめなウサギはサヨナラね?」
+
; 「越えて越えて虹色草原、白黒マス目の王様ゲーム――走って走って鏡の迷宮。みじめなウサギはサヨナラね?」
:宝具解放。物語は永遠に続く。その読み手が、現実を拒み続ける限り。
+
: 宝具解放。物語は永遠に続く。その読み手が、現実を拒み続ける限り。
;「やっと見つけたのに。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を。居場所を。しあわせを。<br> それだけでよかったのに。ずっとこのままで、ずっと、ずっと。それだけでよかったのに。<br> なんで終わっちゃうの?どうして小さなしあわせも持ってられないの?どうして…」
+
; 「やっと見つけたのに。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>だけの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>を。居場所を。しあわせを。<br> それだけでよかったのに。ずっとこのままで、ずっと、ずっと。それだけでよかったのに。<br> なんで終わっちゃうの?どうして小さなしあわせも持ってられないの?どうして…」
:敗北後、聖杯戦争の運命が二人の少女のしあわせを切り裂く。
+
: 敗北後、聖杯戦争の運命が二人の少女のしあわせを切り裂く。
 
;「……<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>が見てるゆめだから。かがみの中の<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>だから。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>がきえたら、この<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>もきえちゃう。<br> 次のせいはいせんそうでよばれても、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はいまの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>じゃない。<br> いつもあたしはだれかのゆめ。ほんとの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はだれも知らないもの。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>の<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>。でもしあわせだったけど。<br> あれ……なんで泣いてるのかな。わかってるのに。泣いてもほんものになんかなれないって……」
 
;「……<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>は<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>が見てるゆめだから。かがみの中の<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>だから。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>がきえたら、この<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>もきえちゃう。<br> 次のせいはいせんそうでよばれても、<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はいまの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>じゃない。<br> いつもあたしはだれかのゆめ。ほんとの<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>はだれも知らないもの。<RUBY><RB>あたし</RB><RT>ありす</RT></RUBY>の<RUBY><RB>あたし</RB><RT>アリス</RT></RUBY>。でもしあわせだったけど。<br> あれ……なんで泣いてるのかな。わかってるのに。泣いてもほんものになんかなれないって……」
:ありすが消滅した後を追い、もうひとりの少女も目元から一粒の雫を落として消滅する。
+
: ありすが消滅した後を追い、もうひとりの少女も目元から一粒の雫を落として消滅する。
    
=== Fate/EXTRA CCC ===
 
=== Fate/EXTRA CCC ===
;「ふふ、今度こそ悪い夢はおしまいみたい。<br /> さよなら、ひとりぼっちの<ruby><rb>ありす</rb><rt>あたし</rt></ruby>。<br /> いままで<ruby><rb>アリス</rb><rt>あたし</rt></ruby>と遊んでくれて、ありがとう」
+
; 「ふふ、今度こそ悪い夢はおしまいみたい。<br /> さよなら、ひとりぼっちの<ruby><rb>ありす</rb><rt>あたし</rt></ruby>。<br /> いままで<ruby><rb>アリス</rb><rt>あたし</rt></ruby>と遊んでくれて、ありがとう」
:月の裏側にて。もういないマスターに感謝と共に別れを告げる。
+
: 月の裏側にて。もういないマスターに感謝と共に別れを告げる。
;「それじゃあ、おやすみなさいお兄ちゃん(お姉ちゃん)。<br /> 幽霊だったありすの声を、<br /> 聞き逃さないでくれてありがとう」
+
; 「それじゃあ、おやすみなさいお兄ちゃん(お姉ちゃん)。<br /> 幽霊だったありすの声を、<br /> 聞き逃さないでくれてありがとう」
:ありすの最期を看取り、願いを聞き届けた主人公に、感謝と共に別れを告げる。
+
: ありすの最期を看取り、願いを聞き届けた主人公に、感謝と共に別れを告げる。
    
=== Fate/Grand Order ===
 
=== Fate/Grand Order ===
;「繰り返すページのさざなみ……押し返す草のしおり……全ての童話は、お友達よ!」
+
; 「繰り返すページのさざなみ……押し返す草のしおり……全ての童話は、お友達よ!」
:宝具発動。溢れ出した童話の欠片が押し寄せる。宝具名を宣言しない珍しい例だが、これは「自身とその真名が宝具そのもの」であるため。
+
: 宝具発動。溢れ出した童話の欠片が押し寄せる。宝具名を宣言しない珍しい例だが、これは「自身とその真名が宝具そのもの」であるため。
;「本が人に恋をするなんて、変かしら? いいえ、全然おかしくないわよね。だって、物語に恋する人だっているんだもの。<br/> 私と貴方は、最高のカップルなんだわ、マスター!」
+
; 「本が人に恋をするなんて、変かしら? いいえ、全然おかしくないわよね。だって、物語に恋する人だっているんだもの。<br> 私と貴方は、最高のカップルなんだわ、マスター!」
:絆レベル5時の台詞。この<RUBY><RB>物語</RB><RT>ゲーム</RT></RUBY>ではわりと珍しい、主人公に対する愛の告白である。
+
: 絆レベル5時の台詞。この<RUBY><RB>物語</RB><RT>ゲーム</RT></RUBY>ではわりと珍しい、主人公に対する愛の告白である。
;「なんてこと!あの人ったらアンデルセンだわ!人魚姫について抗議しなくちゃ。何であんな意地悪な最後にしたのかって。手伝ってね、マスター!」
+
; 「なんてこと! あの人ったらアンデルセンだわ!<br> 人魚姫について抗議しなくちゃ。何であんな意地悪な最後にしたのかって。手伝ってね、マスター!」
:手持ちに[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]がいると発生する特殊台詞。本人の項目にもある通り『CCC』で明らかになった人魚姫執筆の動機は一言で言えば'''「リア充爆発しろ」'''であり、その辺を聞いたら激怒する可能性が高い。
+
: 手持ちに[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]がいると発生する特殊台詞。本人の項目にもある通り『CCC』で明らかになった人魚姫執筆の動機は一言で言えば'''「リア充爆発しろ」'''であり、その辺を聞いたら激怒する可能性が高い。
;「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない! お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
+
; 「むう、やる気なのね! いけないひと、もう知らない!<br> お兄ちゃん(お姉ちゃん)も、難しい話しか描かないおじさんも、まとめて首狩りバニーの餌食なんだから!」
:「チョコレートレディの空騒ぎ」にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公とシェイクスピアがナーサリーと対峙して。
+
: 「チョコレートレディの空騒ぎ」にて。このままでは<RUBY><RB>大変な事</RB><RT>バッドエンド</RT></RUBY>になると知った主人公とシェイクスピアがナーサリーと対峙して。
:ここで言う「首狩りバニー」は『鏡の国のアリス』内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベントにも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の「[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両義式]]」の元ネタでもある。
+
: ここで言う「首狩りバニー」は『鏡の国のアリス』内での「ジャバウォックの詩」に登場する、ヴォーパルの剣と由来を同じくするモンスター「'''ヴォーパルバニー'''」を指すと推測される。次のイベントにも登場した[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|路地裏さつき]]の「[[両儀式|ゴールドヒロイン首切りバニー・両義式]]」の元ネタでもある。
 
; 「あの、マスターさん! お願いだからチョコレートを受け取ってくださーい!」
 
; 「あの、マスターさん! お願いだからチョコレートを受け取ってくださーい!」
: 期間限定バレンタインイベントにて。[[主人公 (Grand Order) |マスター]]にチョコレートを渡そうと、いつもと違い丁重で懸命な様子のナーサリー。
+
: 期間限定バレンタインイベントにて。[[主人公 (Grand Order)|マスター]]にチョコレートを渡そうと、いつもと違い丁重で懸命な様子のナーサリー。
 
: お願いなんてしなくていいよ、と<RUBY><RB>物語</RB><RT>しょうじょ</RT></RUBY>の気持ちを優しい笑顔で受け取るマスターに喜び、恥じらう姿は、恋する少女そのものである。
 
: お願いなんてしなくていいよ、と<RUBY><RB>物語</RB><RT>しょうじょ</RT></RUBY>の気持ちを優しい笑顔で受け取るマスターに喜び、恥じらう姿は、恋する少女そのものである。
;「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
+
; 「そうね、ロマンおじ様の声はどこか軽薄だもの。まるで眠りネズミのように怠惰なのよ!<br> はじめから何もかも諦めて笑うことしかできなくなった人のようだわ!」
:「二代目はオルタちゃん」でのロマニへの評価。ここでいう「眠りネズミ」とは『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターで、同作第七章「狂ったお茶会」の終わりにてティーポットへと詰め込まれた時の場面になぞらえている。
+
: 「二代目はオルタちゃん」でのロマニへの評価。ここでいう「眠りネズミ」とは『不思議の国のアリス』に登場するキャラクターで、同作第七章「狂ったお茶会」の終わりにてティーポットへと詰め込まれた時の場面になぞらえている。
:彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく幕を開ける終章で明かされた彼の[[ソロモン|正体]]を暗示している台詞でもあるように思える。
+
: 彼からは「ちょっと真剣に捉えすぎ」と楽観的に返したのだが、同イベント後にまもなく幕を開ける終章で明かされた彼の[[ソロモン|正体]]を暗示している台詞でもあるように思える。
    
====星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム====
 
====星と詩の魔法少女 ナーサリー☆ライム====
252行目: 260行目:  
== メモ ==
 
== メモ ==
 
*作品としてのナーサリー・ライムは、特に『[https://ja.wikipedia.org/wiki/マザー・グース マザー・グース]』が有名。
 
*作品としてのナーサリー・ライムは、特に『[https://ja.wikipedia.org/wiki/マザー・グース マザー・グース]』が有名。
*自分を「あたし」と言うだけでなく、互いが互いを「あたし」と言いあう姿は、[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]を彷彿とさせる。
+
*自分を「あたし」と言うだけでなく、互いが互いを「あたし」と言いあう姿は[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]を彷彿とさせる。
 
*EXTRAの描写ではドレスは金属製。光沢があり、鏡のように周囲の光景が映りこむデザイン。
 
*EXTRAの描写ではドレスは金属製。光沢があり、鏡のように周囲の光景が映りこむデザイン。
 
*『[[魔法使いの夜]]』には[[久遠寺有珠]]という[[魔術|魔術師]]が登場している。モチーフ元が同じであるため一部魔術の名前が被っているが、内容はアリスとは完全に異なる。
 
*『[[魔法使いの夜]]』には[[久遠寺有珠]]という[[魔術|魔術師]]が登場している。モチーフ元が同じであるため一部魔術の名前が被っているが、内容はアリスとは完全に異なる。
*ジャバウォックはサーヴァント級の強さのボスであるが、他のアリーナ内の雑魚エネミーと同様に戦闘回数に比例したパターン情報開示システムが適用されている。つまり何度も戦えば情報も完備され六手完封も夢ではない。
+
*ジャバウォックはサーヴァント級の強さを持ったボスだが、他のアリーナ内の雑魚エネミーと同様に戦闘回数に比例したパターン情報開示システムが適用されている。つまり何度も戦えば情報も完備され六手完封も夢ではない。
**…が、そのゲーム上の性能とストーリーの流れから周回プレイにおいて戦うのは原則一周一回だけである。つまり1手開示させるのに6回、'''全開示なら36周も『EXTRA』を周回プレイをする必要がある'''。同作における究極のやり込みであるが、主人公の性別:2×3体のサーヴァント×凛とラニの2ルート分岐全ての種類を組み合わせても尚周回数が余る。…成し遂げた精神力:EXなプレイヤーはいるのだろうか。
+
**…が、そのゲーム上の性能とストーリーの流れから周回プレイにおいて戦うのは原則一周一回だけである。つまり1手開示させるのに6回、'''全開示なら36周『EXTRA』を周回プレイをする必要がある'''。同作における究極のやり込みであるが、主人公の性別:2×3体のサーヴァント×凛とラニの2ルート分岐全ての種類を組み合わせてもなお周回数が余る。…成し遂げた精神力:EXなプレイヤーはいるのだろうか。
 
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為'''「どうやって戦うんだ!?」'''と驚いたプレイヤー多数。
 
*『Fate/Grand Order』では'''ページが開かれて宙に浮かぶ『不思議の国のアリス』の絵本'''という姿で召喚された為'''「どうやって戦うんだ!?」'''と驚いたプレイヤー多数。
**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは召喚者によってその姿を自在に変えるはずだった。こうなっている理由はクリスマスイベントや幕間クエストの発言から推察するに、ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフをとり続けることを『ナーサリー・ライム自身が望んだ』からのようだ。
+
**1度でも霊基再臨を進めると『EXTRA』のアリスの姿へ変わる(3段階目の霊基再臨にてセイントグラフに両方の姿を現す)という特殊な構成になっている。<br>が、ここまで何度か述べた通りこのサーヴァントは召喚者によってその姿を自在に変えるはずだった。こうなっている理由はクリスマスイベントや幕間クエストの発言から推察するに「ありすの記憶を自分の記憶として持ち続けており、そのかつてのマスターの姿やモチーフを取り続ける事をナーサリー・ライム自身が望んだから」のようだ。
 
**また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出すことがあるのも関係しているかもしれない<ref>事実、『EXTRA』シリーズから『Grand Order』に登場してきたサーヴァントには、原作での記憶をある程度以上保っている者が非常に多い。</ref>。
 
**また、時の果てである特異点では前の召喚時の記憶を保持、或いは思い出すことがあるのも関係しているかもしれない<ref>事実、『EXTRA』シリーズから『Grand Order』に登場してきたサーヴァントには、原作での記憶をある程度以上保っている者が非常に多い。</ref>。
 
**2016年エイプリルフールにてサーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わるという催しが行われたが、ナーサリー・ライムの場合、童話の絵本が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様のように振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵'''に変わっていた。しかもナーサリーは結構食い入る様子で本を読んでいる。…表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…
 
**2016年エイプリルフールにてサーヴァント達のセイントグラフがリヨ氏のイラストに変わるという催しが行われたが、ナーサリー・ライムの場合、童話の絵本が'''「主人公×マシュ」と背表紙に書かれ、王子様のように振る舞うぐだ子が倒れているマシュと熱視線を交わす表紙絵'''に変わっていた。しかもナーサリーは結構食い入る様子で本を読んでいる。…表紙に年齢制限マークがある様な代物だが大丈夫だろうか…
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説『カーミラ』が英語版であり読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して「カーミラ」の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ『カーミラ』の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん『カーミラ』は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのかどうかは一切不明。
+
*『[[教えてFGO! 偉人と神話のぐらんどおーだー]]』8時間目において、読もうとした小説『カーミラ』が英語版だったため読めずに困っている[[主人公 (Grand Order)|主人公]]に対して『カーミラ』の本の中の世界を作り、主人公をローラ役に据えて(しかも女性主人公の姿で)追体験させる能力を披露していた。この際、主人公の身近な人物がそれぞれ『カーミラ』の登場人物として配役されていた(例えば登場人物・カーミラは[[カーミラ|サーヴァントとしてのカーミラ]]など)。<br>もちろん『カーミラ』は童話ではないのだが、本であればなんでも同様に再現した世界を作れるのか、本人の成り立ちのように物語としてある程度知名度を持っているなどの条件があるのか、そもそも[[Fate/EXTRA|本]][[Fate/EXTRA CCC|編]][[Fate/Grand Order|世界]]でも適用される設定なのかどうかは一切不明。
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
 
<references/>
 
<references/>