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| ほぼ全員が似たような容姿なのはアクセスに使用したアバターが似たようなものだからで、遠坂凛や間桐慎二がそれらと一線を画す容姿をしているのはカスタムアバターを使用しているため。カスタムアバターを使用できるのは特に腕のよい魔術師に限られる。中にはいわゆる3D酔いをするマスターもいる。SE.RA.PHはムーンセル内に点在し、中には既に旧型として廃棄されたものの、未だに崩壊していない独自領域もあったが、新SE.RA.PHになったことで点在していた領域は融合、今は衝突を繰り返しながら、『開かれた、ひとつの大きな世界』になろうとしている。 | | ほぼ全員が似たような容姿なのはアクセスに使用したアバターが似たようなものだからで、遠坂凛や間桐慎二がそれらと一線を画す容姿をしているのはカスタムアバターを使用しているため。カスタムアバターを使用できるのは特に腕のよい魔術師に限られる。中にはいわゆる3D酔いをするマスターもいる。SE.RA.PHはムーンセル内に点在し、中には既に旧型として廃棄されたものの、未だに崩壊していない独自領域もあったが、新SE.RA.PHになったことで点在していた領域は融合、今は衝突を繰り返しながら、『開かれた、ひとつの大きな世界』になろうとしている。 |
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| + | 『Last Encore』ではSE.RA.PH崩壊から約1000年が経過した。西暦3020年において地上の人口は10万を切り、じき滅亡域に到達する。文明圏を維持することが人の証であると仮定すると、SE.RA.PHにいるマスターが最後の人類。つまりSE.RA.PHが崩壊すると人類は宇宙から消えることになる。<br>SE.RA.PHは本来人間観察のために作られたものであるが、やはりムーンセルは機械に過ぎず、管理するのみで人の内面までは理解しなかった。故に人間を招き入れて行動を記録したが、その際に生じた人間の事象に対する反応・感情を理解せず切り捨ててしまった。これによりSE.RA.PH最下層のさらに下には廃棄された人間の感情、憎念が溜まるようになった。<br>地上世界において死後の世界は物理的に存在しないか、観察不可能な物ものであったがSE.RA.PHにおいては量子的に実現し、そして1000年という時間を経て死者の憎念が亡霊の如くして歩き回る事例さえも出てきた<ref>なおこの時ハクノはラニに亡霊が誰のことを指すのかを質問したが、彼女は何も答えようとしなかった。</ref>。 |
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| ==エリア== | | ==エリア== |
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| ===Last Encore=== | | ===Last Encore=== |
| ;焼却炉 | | ;焼却炉 |
− | :辺獄の薔薇園。立ち入った生徒の半数は意味消失からの自殺に陥っている。 | + | :辺獄の薔薇園。立ち入った生徒の半数は意味消失からの自殺に陥っている。廃棄物として捨てられたものの跡地。良くないもの、悪夢を見る場所として知られる。 |
− | :廃棄物として捨てられたものの跡地。
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− | :良くないもの、悪夢を見る場所として知られる。
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| :構造帯そのものが破損しているためSE.RA.PHの清浄機能が働いておらず、ここに訪れた者は三層のレイヤーを同時に視る。 | | :構造帯そのものが破損しているためSE.RA.PHの清浄機能が働いておらず、ここに訪れた者は三層のレイヤーを同時に視る。 |
− | :一つは元々用意された土台。廃墟。 | + | :一つは元々用意された土台。廃墟。一つは予選参加者全員に見せていた共通幻想。学園。そして一つは来訪者が持ち込んだ原風景。トラウマ。 |
− | :一つは予選参加者全員に見せていた共通幻想。学園。 | + | |
− | :そして一つは来訪者が持ち込んだ原風景。トラウマ。 | + | ;ムーンマイルラダー |
| + | :上昇し、七天の海の戦いへと導くもの。聖杯戦争に参加したマスターが、対戦相手であるマスターに勝利した時のみ下ろされるSE.RA.PHの基本原則。 |
| + | :下から上の階層へ上るにはこのラダーを使用する必要がある。傷を癒す効果もある。 |
| + | :余談ではあるが、下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。 |
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| ;新設海洋都市ケープ | | ;新設海洋都市ケープ |
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| :売られたサーヴァントは令呪によって拘束・分解して都市運営のリソースとして有効活用するが、万が一に備えて見込みのあるサーヴァントは狂化を施して手駒として残している。 | | :売られたサーヴァントは令呪によって拘束・分解して都市運営のリソースとして有効活用するが、万が一に備えて見込みのあるサーヴァントは狂化を施して手駒として残している。 |
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− | ;ムーンマイルラダー | + | ;悔根の森 |
− | :上昇し、七天の海の戦いへと導くもの。聖杯戦争に参加したマスターが、対戦相手であるマスターに勝利した時のみ下ろされるSE.RA.PHの基本原則。 | + | :姿を見せない狙撃手の狩り場となった第二階層。 |
− | :下から上の階層へ上るにはこのラダーを使用する必要がある。傷を癒す効果もある。 | + | :刻を告げる鐘楼が鳴り響いた時、迷い込んだマスターはその頭部を撃ち抜かれ、『決闘』に至る事もできず抹殺されてきた。 |
− | :余談ではあるが、下の階層に下りるだけならラダーは必要ではない。 | + | :『停滞の海』から戦いに訪れたマスターたちは、入り口である「王城」を出た瞬間に狙撃され、森への撤退を余儀なくされた。 |
| + | :マスターたちは狙撃手がいるであろう時計塔を目指し、その道半ばで狩人に倒されるか、時計塔に辿り着いた時、最後の罠によって殺された。 |
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| + | ;王城 |
| + | :ラダー出現場所。第二階層入り口。 |
| + | :多くのマスターは狙撃手を倒す為に王城から離れたが、狙撃手はこの王城に身を潜ませていた。 |
| + | :刻を告げる鐘の音は、王城頂部から時計塔の鐘を狙って撃たれた跳弾の音である。 |
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| ==関連== | | ==関連== |