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: 人が扱うものとは思えないほどの大槍を並ぶものなき技量で操り、七十を超える回数の刺突を瞬く間に急所に直撃させる正確無比にして神速の槍撃を放つ。卓越した業と凄まじい膂力からなる槍撃は一撃一撃がAランク相当という凄絶なまでの威力を有し、その全てがサーヴァントに致命傷を負わせうる。とりわけ槍の技量は正しく神域に到達しており、神槍の異名を持つ[[李書文]]をして賞賛の念を抱かせるほど。その近接能力は破格の防御宝具を有する黒のセイバーに匹敵し、技の卓越性において僅かに上回る。
 
: 人が扱うものとは思えないほどの大槍を並ぶものなき技量で操り、七十を超える回数の刺突を瞬く間に急所に直撃させる正確無比にして神速の槍撃を放つ。卓越した業と凄まじい膂力からなる槍撃は一撃一撃がAランク相当という凄絶なまでの威力を有し、その全てがサーヴァントに致命傷を負わせうる。とりわけ槍の技量は正しく神域に到達しており、神槍の異名を持つ[[李書文]]をして賞賛の念を抱かせるほど。その近接能力は破格の防御宝具を有する黒のセイバーに匹敵し、技の卓越性において僅かに上回る。
 
: 最高ランクで所有する[[スキル (サーヴァント)|スキル]]『魔力放出(炎)』から、戦闘においては燃え盛る炎を様々な形で応用し攻防一体の武器として用いる。太陽神としての性質を持つカルナの場合、この『魔力放出(炎)』ですら宝具級の規模と威力を持ち、さながら太陽の如く焔を纏うことで外敵のみならず宝具をも焼却するほか、指向性の太陽熱として地上を灼き尽くす勢いで放射することも可能。魔力放出を乗せた槍の一閃は、ランクA+に相当する宝具の一撃すらも真正面から切り裂き無力化する。
 
: 最高ランクで所有する[[スキル (サーヴァント)|スキル]]『魔力放出(炎)』から、戦闘においては燃え盛る炎を様々な形で応用し攻防一体の武器として用いる。太陽神としての性質を持つカルナの場合、この『魔力放出(炎)』ですら宝具級の規模と威力を持ち、さながら太陽の如く焔を纏うことで外敵のみならず宝具をも焼却するほか、指向性の太陽熱として地上を灼き尽くす勢いで放射することも可能。魔力放出を乗せた槍の一閃は、ランクA+に相当する宝具の一撃すらも真正面から切り裂き無力化する。
: 『魔力放出(炎)』の応用の一環として、炎を翼のように広げつつジェットの如く噴射することで、ジャンボジェットと同等以上の速度と瞬間的な次元跳躍能力という脅威的な飛行能力を持つヒポグリフにぴったり喰らいつける速度で自在に飛行可能。ただし、マスターにかける負担が大きいため、彼自身最大出力での使用は自重しており、10秒未満に限っている。
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: 『魔力放出(炎)』の応用の一環として、炎を翼のように広げつつジェットの如く噴射することで、ジャンボジェットと同等以上の速度と瞬間的な次元跳躍能力という驚異的な飛行能力を持つヒポグリフにぴったり喰らいつける速度で自在に飛行可能。ただし、マスターにかける負担が大きいため、彼自身最大出力での使用は自重しており、10秒未満に限っている。
 
: また「[[アーチャー]]」の適正も持っているため、夜間において数キロ離れた先にいる車のナンバープレートを確認することが出来るほどの超視力を有している。
 
: また「[[アーチャー]]」の適正も持っているため、夜間において数キロ離れた先にいる車のナンバープレートを確認することが出来るほどの超視力を有している。
 
: だが彼の最大の武器とは神々から与えられた宝具でも、生まれ持った異能でもなく、“意志”の強さである。彼はあらゆる不幸を受け入れながら誰一人として恨まず、誰よりも特別な物を与えられても、それによって己を他者とは違う「特別」としなかった「施しの英雄」である。故に臓腑を抉られ、腕の神経を断たれ、体内に炎を循環させるという荒行でも彼に膝をつけさせることは出来ず、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能。
 
: だが彼の最大の武器とは神々から与えられた宝具でも、生まれ持った異能でもなく、“意志”の強さである。彼はあらゆる不幸を受け入れながら誰一人として恨まず、誰よりも特別な物を与えられても、それによって己を他者とは違う「特別」としなかった「施しの英雄」である。故に臓腑を抉られ、腕の神経を断たれ、体内に炎を循環させるという荒行でも彼に膝をつけさせることは出来ず、例え致命傷を負おうと、その強靭な意志の強さで瀕死の状態のまま存命する事が可能。
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== ランチャー ==
 
== ランチャー ==
 
[[ジナコ=カリギリ]]のサーヴァントとして登場。クラスは「ランサー」だが、後にジナコからは「[[エクストラクラス|ランチャー]]」と称され、マトリクスでもランチャー表記になる。
 
[[ジナコ=カリギリ]]のサーヴァントとして登場。クラスは「ランサー」だが、後にジナコからは「[[エクストラクラス|ランチャー]]」と称され、マトリクスでもランチャー表記になる。
EXTELLAでは玉藻の前陣営の副官として登場。戦闘時はナビゲーターとして事務的な役割がメインだが、操作キャラクターとしても使用可能。また、カルナ中心のサブストーリーも存在する。
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:EXTELLAでは玉藻の前陣営の副官として登場。戦闘時はナビゲーターとして事務的な役割がメインだが、操作キャラクターとしても使用可能。また、カルナ中心のサブストーリーも存在する。
    
; 略歴
 
; 略歴
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: またこの宝具の効果によるものか、カルナは致命傷に近い傷も即座に回復し戦闘を続行できるほどの自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。
 
: またこの宝具の効果によるものか、カルナは致命傷に近い傷も即座に回復し戦闘を続行できるほどの自己治癒能力も持ち、体に負った多少の傷は戦闘を行いながらでも瞬時に完治してしまう。
 
: 唯一、身体の内側から生ずる攻撃だけは防御の対象外であるが、この高い治癒能力で傷は即座に修復され、体内から生み出される炎によって異物は一瞬で燃え尽き、例え死に至る苦痛でも意志の力によって彼の動きが止まることはないため、実質的に弱点は存在しない。ただし纏うのみでも魔力消費が発生するため、マスターに対しての負担は大きい。
 
: 唯一、身体の内側から生ずる攻撃だけは防御の対象外であるが、この高い治癒能力で傷は即座に修復され、体内から生み出される炎によって異物は一瞬で燃え尽き、例え死に至る苦痛でも意志の力によって彼の動きが止まることはないため、実質的に弱点は存在しない。ただし纏うのみでも魔力消費が発生するため、マスターに対しての負担は大きい。
: 武具の形でありながらギルガメッシュの宝物庫にも存在しない宝具の一つであり、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と称えられた理由の一つでもある。
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: 武具の形でありながらギルガメッシュの宝物庫にも存在しない宝具の一つであり、マハーバーラタで彼が「不死身の英雄」と讃えられた理由の一つでもある。
 
: 『CCC』においてはムーンセルでもこの鎧を完全破壊することは不可能とされ、「空間内の全てを完全に消去する」というムーンセルの定めた法則と矛盾させることで、纏った対象をも守る。防具として使う物の中では破格の力を持ち、他者へ装備させる事も可能。
 
: 『CCC』においてはムーンセルでもこの鎧を完全破壊することは不可能とされ、「空間内の全てを完全に消去する」というムーンセルの定めた法則と矛盾させることで、纏った対象をも守る。防具として使う物の中では破格の力を持ち、他者へ装備させる事も可能。
 
: 『CCC』本編中は諸事情により耳飾り以外を失っているが戦闘中に耐久強化スキルとして使用する。その際は名称が『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ)』であり&表記ではなくなっている。
 
: 『CCC』本編中は諸事情により耳飾り以外を失っているが戦闘中に耐久強化スキルとして使用する。その際は名称が『日輪よ、具足となれ(カヴァーチャ・クンダーラ)』であり&表記ではなくなっている。
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: 由来:彼がバラモンのパラシュラーマから授けられた弓術の奥義。
 
: 由来:彼がバラモンのパラシュラーマから授けられた弓術の奥義。
 
: クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。
 
: クラスがアーチャーなら弓、他のクラスなら別の飛び道具として顕現する。
: ブラフマー神の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。
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: ブラフマー神の名を唱えることで敵を追尾して絶対に命中するが、呪いにより実力が自分以上の相手には使用できない。使用不可となる(≒実力が上とされる)対象は現時点では明確に示されていないが、少なくとも人類史において最強の英霊の一角とされる[[ギルガメッシュ]]に対しては使用可能。
 
: 『CCC』ではスキルとして扱われており、'''目から極太のビームを撃つ'''という演出になっている。実際はビームではなく、彼が放つ強烈な眼力を視覚化させたモノで、ビームのように見えるのはゲーム的な演出とのこと。因みにこの眼力が放たれるのは普段髪で隠れている右眼であり、オッドアイになっている。
 
: 『CCC』ではスキルとして扱われており、'''目から極太のビームを撃つ'''という演出になっている。実際はビームではなく、彼が放つ強烈な眼力を視覚化させたモノで、ビームのように見えるのはゲーム的な演出とのこと。因みにこの眼力が放たれるのは普段髪で隠れている右眼であり、オッドアイになっている。
 
: 小説版『Apocrypha』では五巻クライマックスで使う展開が用意されていたものの、ジャンボジェットを大量撃墜する光景が「ギャグ過ぎた」とのことであえなくカットされ、本編中では使用しない。
 
: 小説版『Apocrypha』では五巻クライマックスで使う展開が用意されていたものの、ジャンボジェットを大量撃墜する光景が「ギャグ過ぎた」とのことであえなくカットされ、本編中では使用しない。
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:何しろ、その為だけに生きてきた。自らを産み、育ててくれた者たちに胸を張れるように生きてきたカルナにとって、自らの命は、自分自身のものですらなかった。
 
:何しろ、その為だけに生きてきた。自らを産み、育ててくれた者たちに胸を張れるように生きてきたカルナにとって、自らの命は、自分自身のものですらなかった。
 
:それに、ドゥリーヨダナにも恩がある。スーリヤへの不敬となるが、カルナの背負う太陽の火でもなく、絶対的なスーリヤの輝きでもなく、人間が見せる不完全な魅力こそが太陽だと、カルナは語った。その姿にスーリヤそのものの神性を見たインドラは、自らの神殺しの槍を彼に与えた。
 
:それに、ドゥリーヨダナにも恩がある。スーリヤへの不敬となるが、カルナの背負う太陽の火でもなく、絶対的なスーリヤの輝きでもなく、人間が見せる不完全な魅力こそが太陽だと、カルナは語った。その姿にスーリヤそのものの神性を見たインドラは、自らの神殺しの槍を彼に与えた。
:自分はこの高潔な英雄から命以上の物を奪った。その見返り当る物を与えなければ自らの名誉を貶めることになるし、何より己の息子にも与えなかった最強の槍を、この男なら使いこなせるのでは、惚れてしまったのだ。
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:自分はこの高潔な英雄から命以上の物を奪った。その見返り当る物を与えなければ自らの名誉を貶めることになるし、何より己の息子にも与えなかった最強の槍を、この男なら使いこなせるのではと惚れてしまったのだ。
 
:尤も、如何に最強の槍といえども、完全なる不死を約束する黄金の鎧に比するものではなかった。後にこの経緯を知ったカウラヴァ百王子らは嘆き、パーンダヴァたちは喜んだという。
 
:尤も、如何に最強の槍といえども、完全なる不死を約束する黄金の鎧に比するものではなかった。後にこの経緯を知ったカウラヴァ百王子らは嘆き、パーンダヴァたちは喜んだという。
  
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