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;略歴
 
;略歴
:第四次聖杯戦争当時の間桐家当主・[[間桐鶴野]]の弟であり、正当な間桐の魔術師ではない。<br>[[魔術]]の資質そのものは兄より優れていたものの、間桐の魔術を嫌って家を出奔した過去を持つ。出奔中はフリーのルポライターとして生計を立てていた。<br>[[遠坂時臣]]の妻、[[遠坂葵|葵]]とは幼馴染であり、関係が疎遠なものとなってからも彼女とその娘たちの幸福を願っていた。<br>そんなある日、葵の口から[[間桐桜|桜]]が間桐へ養子に出されたと知る。自身が間桐の継承を拒んだことにより桜が犠牲になったことに絶望した彼は、償いのため11年間戻らなかった間桐の家に戻る決意を固める。<br>[[間桐臓硯]]と交渉の末、間桐のおぞましい魔術から桜を解放することを交換条件に自身をマスターとして聖杯戦争に参加するよう要請。桜の解放、間桐へ桜を養子に出した時臣への憎悪を糧に、自身があれ程嫌悪していた魔術の鍛錬を受け、マスターとしての資格を得る。<br>一年間の無理な魔術鍛錬、魔術回路を補う刻印虫の影響で半死半生となりながらも聖杯戦争に臨む。
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:第四次聖杯戦争当時の間桐家当主・[[間桐鶴野]]の弟であり、正当な間桐の魔術師ではない。
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:[[魔術]]の資質そのものは兄より優れていたものの、間桐の魔術を嫌って家を出奔した過去を持つ。出奔中はフリーのルポライターとして生計を立てていた。
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:[[遠坂時臣]]の妻、[[遠坂葵|葵]]とは幼馴染であり、関係が疎遠なものとなってからも彼女とその娘たちの幸福を願っていた。
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:そんなある日、葵の口から[[間桐桜|桜]]が間桐へ養子に出されたと知る。自身が間桐の継承を拒んだことにより桜が犠牲になったことに絶望した彼は、償いのため11年間戻らなかった間桐の家に戻る決意を固める。
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:[[間桐臓硯]]と交渉の末、間桐のおぞましい魔術から桜を解放することを交換条件に自身をマスターとして聖杯戦争に参加するよう要請。桜の解放、間桐へ桜を養子に出した時臣への憎悪を糧に、自身があれ程嫌悪していた魔術の鍛錬を受け、マスターとしての資格を得る。
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:一年間の無理な魔術鍛錬、魔術回路を補う刻印虫の影響で半死半生となりながらも聖杯戦争に臨む。
    
;人物
 
;人物
:感覚的に一般人で、魔術師の非情・矜持を受け容れられない。しかし、だからこそ極々平凡な幸福を貴いものとし、尊んでいる。<br>幼馴染の禅城葵に好意を寄せていたが、魔道の家として一際醜悪な間桐に彼女を近づけたくないという思いから、あくまでも親しい幼馴染として振る舞っていた。また、時臣のプロポーズに対して笑顔を浮かべる彼女を見て、自分よりも時臣を選んだ方が葵は幸せになれると信じ、その想いを胸に秘めたまま自身は身を引くなど奥ゆかしい人物でもあった。<br>一方で常に優雅たる時臣に羨望と嫉妬の感情を積み上げており、葵を幸せにしてくれるという期待を裏切られたことが引き金となって憎悪を発露。<br>葵の幸福を願い、彼女の娘を解放する為に聖杯戦争に参加するが、それが彼女の愛する夫を殺すことにも繋がっているという矛盾には気付いていない。
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:感覚的に一般人で、魔術師の非情・矜持を受け容れられない。しかし、だからこそ極々平凡な幸福を貴いものとし、尊んでいる。
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:幼馴染の禅城葵に好意を寄せていたが、魔道の家として一際醜悪な間桐に彼女を近づけたくないという思いから、あくまでも親しい幼馴染として振る舞っていた。また、時臣のプロポーズに対して笑顔を浮かべる彼女を見て、自分よりも時臣を選んだ方が葵は幸せになれると信じ、その想いを胸に秘めたまま自身は身を引くなど奥ゆかしい人物でもあった。
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:一方で常に優雅たる時臣に羨望と嫉妬の感情を積み上げており、葵を幸せにしてくれるという期待を裏切られたことが引き金となって憎悪を発露。
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:葵の幸福を願い、彼女の娘を解放する為に聖杯戦争に参加するが、それが彼女の愛する夫を殺すことにも繋がっているという矛盾には気付いていない。
    
;能力
 
;能力
:臓硯からの手解き(と呼べるものかは定かではないが)により、蟲を使役する魔術を使う。切り札は牛骨すら噛み砕く肉食虫「翅刃虫」の大群使役。ただし蟲は炎に弱いため、時臣相手にはすこぶる相性が悪い。<br>半端な魔術師である上に多大な魔力を消費するバーサーカーを抱えている為、魔力事情は常に逼迫している。また、魔術行使にあたっては刻印虫が過剰に励起、自身の肉体を破壊していくという代償を伴う。<br>真の意味で「死の危険と隣り合わせ」の魔術師。<br>臓硯や綺礼から強運と評され、事実、実力に反して聖杯戦争終了時まで生き延びる。しかし、顛末を見るに更なる不運を呼び込むタイプのようである。
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:臓硯からの手解き(と呼べるものかは定かではないが)により、蟲を使役する魔術を使う。切り札は牛骨すら噛み砕く肉食虫「翅刃虫」の大群使役。ただし蟲は炎に弱いため、時臣相手にはすこぶる相性が悪い。
 +
:半端な魔術師である上に多大な魔力を消費するバーサーカーを抱えている為、魔力事情は常に逼迫している。また、魔術行使にあたっては刻印虫が過剰に励起、自身の肉体を破壊していくという代償を伴う。
 +
:真の意味で「死の危険と隣り合わせ」の魔術師。
 +
:臓硯や綺礼から強運と評され、事実、実力に反して聖杯戦争終了時まで生き延びる。しかし、顛末を見るに更なる不運を呼び込むタイプのようである。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
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;[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|戦車男]]
 
;[[TYPE-MOON エイプリルフール企画|戦車男]]
 
:序盤でちょっとだけ登場。公共の場で女の子に迷惑をかけるダメ人間で補導のエキスパート。幼女+怪しいメット男と同居している。
 
:序盤でちょっとだけ登場。公共の場で女の子に迷惑をかけるダメ人間で補導のエキスパート。幼女+怪しいメット男と同居している。
 +
;[[ちびちゅき!]]
 +
:初等部教諭。幼い桜や凛を教える立場になったことでテンションが上がってしまい、興奮すると虫が湧く。
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:それでも、時臣より教師としての適性は上。
    
== 人間関係 ==
 
== 人間関係 ==
 
===Fate/Zero===
 
===Fate/Zero===
 
;[[間桐桜]]
 
;[[間桐桜]]
:遠坂からの養子。続柄としては義理の姪。<br>彼女を間桐から解放し、葵の元に帰すために聖杯戦争に参加する。
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:遠坂からの養子。続柄としては義理の姪。
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:彼女を間桐から解放し、葵の元に帰すために聖杯戦争に参加する。
    
;[[間桐臓硯]]
 
;[[間桐臓硯]]
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;[[遠坂葵]]
 
;[[遠坂葵]]
:三歳年上の幼馴染。<br>思いを寄せていたが、時臣が彼女を幸せにしてくれることを信じて身を引く。
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:三歳年上の幼馴染。
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:思いを寄せていたが、時臣が彼女を幸せにしてくれることを信じて身を引く。
 
;[[遠坂凛]]
 
;[[遠坂凛]]
 
:葵の娘。一緒に遊んであげたり、プレゼントをあげたり、と昔は非常に親しい付き合いをしていた。
 
:葵の娘。一緒に遊んであげたり、プレゼントをあげたり、と昔は非常に親しい付き合いをしていた。
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;[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]
 
;[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]
:召喚したサーヴァント。魔術師として劣る雁夜が勝利するため、召喚式に付与した「狂」に招き寄せられた「狂ってしまいたかった」英霊。<br>『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、「カリヤ」と呼び捨てにする、魔力量や人間性にズバッと駄目出しをするなど、自らのマスターを遠慮なくディスりまくっているが、本質的に同じ属性のダメ人間である。
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:召喚したサーヴァント。魔術師として劣る雁夜が勝利するため、召喚式に付与した「狂」に招き寄せられた「狂ってしまいたかった」英霊。
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:『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、「カリヤ」と呼び捨てにする、魔力量や人間性にズバッと駄目出しをするなど、自らのマスターを遠慮なくディスりまくっているが、本質的に同じ属性のダメ人間である。
    
;[[言峰綺礼]]
 
;[[言峰綺礼]]
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===その他===
 
===その他===
 
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
 
;[[ケイネス・エルメロイ・アーチボルト]]
:本編では出会ったこと自体なかったが、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』のランサー陣営が主人公のストーリーで遭遇する。<br>行き成り彼の'''薄い頭髪'''を斬りつけようとしたバーサーカーを窘め、きちんと謝罪するが、時臣以上に貴族主義的な魔術師であるケイネスと雁夜はかなり相性が悪く、結局戦闘に突入する。
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:本編では出会ったこと自体なかったが、『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』のランサー陣営が主人公のストーリーで遭遇する。
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:行き成り彼の'''薄い頭髪'''を斬りつけようとしたバーサーカーを窘め、きちんと謝罪するが、時臣以上に貴族主義的な魔術師であるケイネスと雁夜はかなり相性が悪く、結局戦闘に突入する。
    
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
 
;[[アイリスフィール・フォン・アインツベルン]]
:本編ではバーサーカーに攫わせただけで、面識は有っても話したことなどない。だが『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、彼女の御淑やかな雰囲気と豊満な胸を見て「西洋の葵さん、いや別次元の葵さん」と呼び、「'''聖杯が新たな出会いを自分に勧めているのでは?'''」と勝手な妄想に走り始める。その上、彼女が人妻である事を知ると……。<br>本編での彼は妄執によって正常な思考を失ったとはいえ、最後まで一途な思いを貫こうとしていた事を思うと、もう雁夜おじさんの株は大暴落である。
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:本編ではバーサーカーに攫わせただけで、面識は有っても話したことなどない。だが『とびたて!超時空トラぶる花札大作戦』では、彼女の御淑やかな雰囲気と豊満な胸を見て「西洋の葵さん、いや別次元の葵さん」と呼び、「'''聖杯が新たな出会いを自分に勧めているのでは?'''」と勝手な妄想に走り始める。その上、彼女が人妻である事を知ると……。
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:本編での彼は妄執によって正常な思考を失ったとはいえ、最後まで一途な思いを貫こうとしていた事を思うと、もう雁夜おじさんの株は大暴落である。
    
;[[ウェイバー・ベルベット]]
 
;[[ウェイバー・ベルベット]]
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
===Fate/Zero===
 
===Fate/Zero===
;「今の桜ちゃんにとってはね、希望を抱くことさえ、辛い責め苦にしかならない。<br> だから……あの子の代わりに、葵さん、貴女が信じて、祈ってくれ。俺の勝利を、桜ちゃんの未来を」<br>「いつかきっと、この公園で、また昔みたいに皆で遊べる日が来るから。凛ちゃんも、桜ちゃんも、もとの姉妹に戻って……<br> だから、葵さん。貴女はもう泣かなくていい」
+
;「今の桜ちゃんにとってはね、希望を抱くことさえ、辛い責め苦にしかならない。
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; だから……あの子の代わりに、葵さん、貴女が信じて、祈ってくれ。俺の勝利を、桜ちゃんの未来を」
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;「いつかきっと、この公園で、また昔みたいに皆で遊べる日が来るから。凛ちゃんも、桜ちゃんも、もとの姉妹に戻って……
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; だから、葵さん。貴女はもう泣かなくていい」
 
:彼が当初抱いていた「桜の未来を取り戻す」「葵さんが泣かずに済む世界にする」という理想を言い表した台詞。しかし時臣を失うことが何よりも葵を苦しめ泣かせることになるとは気づいていない。理想の成就と自分の中に澱む時臣への昏い感情が両立しないことに目を背け続け、雁夜は破滅へと転がり落ちていく。
 
:彼が当初抱いていた「桜の未来を取り戻す」「葵さんが泣かずに済む世界にする」という理想を言い表した台詞。しかし時臣を失うことが何よりも葵を苦しめ泣かせることになるとは気づいていない。理想の成就と自分の中に澱む時臣への昏い感情が両立しないことに目を背け続け、雁夜は破滅へと転がり落ちていく。
    
;「俺のサーヴァントは最強なんだ!」
 
;「俺のサーヴァントは最強なんだ!」
:凛を探しに来た葵に、聖杯戦争を勝ち抜く決意と共に言った台詞。<br>原作ではそれ以上のものではなかったのだが、アニメ版は得意げな顔で右手の令呪を掲げているのがガッツポーズを決めているように見え、そのシュールさから散々ネタにされることとなった。<br>一応公式の『アインツベルン相談室』でもザイードやランスロットが雁夜のポーズを真似ている。
+
:凛を探しに来た葵に、聖杯戦争を勝ち抜く決意と共に言った台詞。
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:原作ではそれ以上のものではなかったのだが、アニメ版は得意げな顔で右手の令呪を掲げているのがガッツポーズを決めているように見え、そのシュールさから散々ネタにされることとなった。
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:一応公式の『アインツベルン相談室』でもザイードやランスロットが雁夜のポーズを真似ている。
   −
;「そいつが――そいつの、せいで――」<br>「その男さえ、いなければ――誰も不幸にならずに済んだ。葵さんだって、桜ちゃんだって――幸せに、なれた筈――」
+
;「そいつが――そいつの、せいで――」
:葵に、雁夜が時臣を殺害したと誤解され、「間桐」への憎悪を露わにされ詰め寄られた彼は、彼女の夫であり、凛と桜の実父である時臣の存在自体を否定する言葉を返してしまう。この発言が葵の地雷を踏み抜いた結果、雁夜は完全なる破滅と崩壊へと叩き落される言葉を「最愛の女性」から受けることになるのだった。<br>ちなみに、この場面において実際に時臣に手を下したのは彼ではないものの、思い描き続けていた「葵の泣かない世界」と「時臣を殺害すること」が現実には両立しないことを、結果として彼は見せつけられることになる。
+
;「その男さえ、いなければ――誰も不幸にならずに済んだ。葵さんだって、桜ちゃんだって――幸せに、なれた筈――」
 +
:葵に、雁夜が時臣を殺害したと誤解され、「間桐」への憎悪を露わにされ詰め寄られた彼は、彼女の夫であり、凛と桜の実父である時臣の存在自体を否定する言葉を返してしまう。この発言が葵の地雷を踏み抜いた結果、雁夜は完全なる破滅と崩壊へと叩き落される言葉を「最愛の女性」から受けることになるのだった。
 +
:ちなみに、この場面において実際に時臣に手を下したのは彼ではないものの、思い描き続けていた「葵の泣かない世界」と「時臣を殺害すること」が現実には両立しないことを、結果として彼は見せつけられることになる。
    
===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦===
 
===とびたて! 超時空トラぶる花札大作戦===
;「桜ちゃん、おじさんと一緒に温泉に行こう!<br> 何も恥ずかしくないからね!」
+
;「桜ちゃん、おじさんと一緒に温泉に行こう!
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; 何も恥ずかしくないからね!」
 
:桜を気遣っての言葉なのだが、文だけ見るとただの変態です。
 
:桜を気遣っての言葉なのだが、文だけ見るとただの変態です。
   −
;「安心して俺に付いてきてくれ!俺の花札スキルは最強なんだっ!」
+
;「安心して俺に付いてきてくれ! 俺の花札スキルは最強なんだっ!」
:本編セリフのセルフパロディ。ちなみに声優さんのボイスは「最強なんだぁぁぁぁーーっ!!」というくらい気合いの入ったものになっている。
+
:本編セリフのセルフパロディ。
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:ちなみに声優さんのボイスは「最強なんだぁぁぁぁーーっ!!」というくらい気合いの入ったものになっている。
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;(いい……あの長い髪、お淑やかな雰囲気、豊かな胸、甘い声…<br> まるで西洋の葵さん、いや、別次元の葵さんだ……!)
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;(いい……あの長い髪、お淑やかな雰囲気、豊かな胸、甘い声……
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; まるで西洋の葵さん、いや、別次元の葵さんだ……!)
 
:ということは10年後の桜も…いや、言うまい。
 
:ということは10年後の桜も…いや、言うまい。
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;「な、なんだって……!? 既に人妻だと言うのか!?な――尚更いいな!」
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;「な、なんだって……!? 既に人妻だと言うのか!?
:アイリを西洋の葵のようだと見惚れる中、桜から彼女がリア充(既婚者)であると指摘されて。<br>ひたすらダメ人間なおじさんは直後、桜に殺虫剤を浴びせられました。
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; な――尚更いいな!」
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:アイリを西洋の葵のようだと見惚れる中、桜から彼女がリア充(既婚者)であると指摘されて。
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:ひたすらダメ人間なおじさんは直後、桜に殺虫剤を浴びせられました。
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;「桜ちゃんを見捨てたおまえに、俺を非難する資格はない!<br> これでも、桜ちゃんはうちの最大戦力だ!」
+
;「桜ちゃんを見捨てたおまえに、俺を非難する資格はない!
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; これでも、桜ちゃんはうちの最大戦力だ!」
 
:花札勝負に桜を連れ回している件について、時臣に咎められた際にこの啖呵を切る。これほど情けない啖呵があっただろうか…
 
:花札勝負に桜を連れ回している件について、時臣に咎められた際にこの啖呵を切る。これほど情けない啖呵があっただろうか…
   −
;「決まっている。<br> 桜ちゃんの胸が葵さん並に……いや、それ以上のナイスバディになるよう願わせてもらうのさ!」
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;「決まっている。
:最終決戦で、時臣に聖杯温泉で「桜の為に一体何を願うのか」と尋ねられて。<br>シリアスな空気の中で、ドヤ顔をしながら堂々と言い放つ。時臣もこの天才的な閃きには「'''その手があったか!!'''」と衝撃を隠せなかった。<br>……余りに馬鹿過ぎるおじさん達だが、この願いは後に現実のものとなる。
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; 桜ちゃんの胸が葵さん並に……いや、それ以上のナイスバディになるよう願わせてもらうのさ!」
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:最終決戦で、時臣に聖杯温泉で「桜の為に一体何を願うのか」と尋ねられて。
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:シリアスな空気の中で、ドヤ顔をしながら堂々と言い放つ。時臣もこの天才的な閃きには「'''その手があったか!!'''」と衝撃を隠せなかった。
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:……余りに馬鹿過ぎるおじさん達だが、この願いは後に現実のものとなる。
   −
;「よし、決まった!<br> 願いはこの先、桜ちゃんに幸福な出会いが訪れること、だっ!」
+
;「よし、決まった!
:見事勝ち抜いて辿り着いた聖杯温泉の脱衣所で。葵との幸福な生活、臓硯の抹殺など様々な思惑の中で最終的に彼が選んだ願い。<br>それは10年後、確かに成就することになる。
+
; 願いはこの先、桜ちゃんに幸福な出会いが訪れること、だっ!」
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:見事勝ち抜いて辿り着いた聖杯温泉の脱衣所で。葵との幸福な生活、臓硯の抹殺など様々な思惑の中で最終的に彼が選んだ願い。
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:それは10年後、確かに成就することになる。
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;「遠坂……時臣ィ! 殺す!<br> お前を殺して俺が凛ちゃんの授業参観に行く!」
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;「遠坂……時臣ィ! 殺す!
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; お前を殺して俺が凛ちゃんの授業参観に行く!」
 
:時臣ルートで敵として出てきた雁夜の第一声がこれ。この作品の雁夜は本当にダメ人間である。
 
:時臣ルートで敵として出てきた雁夜の第一声がこれ。この作品の雁夜は本当にダメ人間である。
    
;「き、貴様だけは許さない……葵さんの料理を食べ残し、あまつさえポイするなど……ッ!」
 
;「き、貴様だけは許さない……葵さんの料理を食べ残し、あまつさえポイするなど……ッ!」
:同上。道を譲ってくれるなら葵の手料理(まぁ一度ポイした残飯だが)を分けてやると言われ。完全に見下されているというのに怒る点はここである。
+
:同上。道を譲ってくれるなら葵の手料理(まぁ一度ポイした残飯だが)を分けてやると言われ。
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:完全に見下されているというのに怒る点はここである。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;「雁夜おじさん」人気
 
;「雁夜おじさん」人気
:アニメ放送に伴い、新規ファンが増えた代表的なキャラクターの一人。<br>奈須氏が分析するところによると、「『争いの根絶』を掲げる切嗣や、『根源の到達』を悲願とする時臣に対し、彼の『少女を救うために戦う』という点が感情移入しやすく、大義のために戦うよりもわかりやすいから」らしい。<br>武内氏のコメントは、「雁夜は主人公っぽく描かれているんですよね。桜を救いたいという思いと、時臣への鬱屈した思いを内包したダークヒーロー的な感じに。だからこそ、視聴者の間でも人気が高いんでしょう」。<br>原作者である虚淵氏いわく、「すごいいい人っぽいんですよね、地の文がないから」「(アニメで雁夜の人気が出たのは)絶対私のアンチの陰謀だと思ってる(笑)。後々ひどい目にあうから、今のうちに善人であるかのように印象操作しておいて、『おのれ虚淵!』という評価を誘い出す陰謀だよ(笑)」「確かにいちばん動機はまともではある。表向きは(笑)」とのこと。<br>アニメのキャラクターデザインにおいて、雁夜の「異形」がかなりマイルドなものにされたのも一因かもしれない。アニメの監督であるあおきは「元々こういう(彼のような)一番になれないキャラが好き」とのことで、実際彼が絵コンテを担当した二期21話(教会のシーン)は原作ファンの間でも評価が高いようだ。結果だけ見ると彼のしたことはあまり状況を良くはしていないのだが、アニメが終了しても人気が続いているのを見るとある程度彼の苦悩も理解されているのかもしれない。
+
:アニメ放送に伴い、新規ファンが増えた代表的なキャラクターの一人。<br>奈須氏が分析するところによると、「『争いの根絶』を掲げる切嗣や、『根源の到達』を悲願とする時臣に対し、彼の『少女を救うために戦う』という点が感情移入しやすく、大義のために戦うよりもわかりやすいから」らしい。
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:武内氏のコメントは、「''雁夜は主人公っぽく描かれているんですよね。桜を救いたいという思いと、時臣への鬱屈した思いを内包したダークヒーロー的な感じに。だからこそ、視聴者の間でも人気が高いんでしょう''」。
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:原作者である虚淵氏曰く、「すごいいい人っぽいんですよね、地の文がないから」「(アニメで雁夜の人気が出たのは)絶対私のアンチの陰謀だと思ってる(笑)。後々ひどい目にあうから、今のうちに善人であるかのように印象操作しておいて、『おのれ虚淵!』という評価を誘い出す陰謀だよ(笑)」「確かにいちばん動機はまともではある。表向きは(笑)」とのこと。
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:アニメのキャラクターデザインにおいて、雁夜の「異形」がかなりマイルドなものにされたのも一因かもしれない。アニメの監督であるあおきは「元々こういう(彼のような)一番になれないキャラが好き」とのことで、実際彼が絵コンテを担当した二期21話(教会のシーン)は原作ファンの間でも評価が高いようだ。結果だけ見ると彼のしたことはあまり状況を良くはしていないのだが、アニメが終了しても人気が続いているのを見るとある程度彼の苦悩も理解されているのかもしれない。
    
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*[[登場人物]]
 
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