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== 概要 ==
== 概要 ==
紫の髪、褐色の肌と眼鏡が特徴の少女。[[Fate/EXTRA|ムーンセルの聖杯戦争]]において、[[呂布奉先|バーサーカー]]のマスターとなる。<br>通称「ラニ」。
;略歴
;略歴
;人物
;人物
:眼鏡と褐色の肌が特徴の少女。無表情で感情表現に乏しく、自らを「人形」「道具」と称する。また、占星術を嗜むことから、それに基づいた難しい言い回しで話すことも特徴。
:無表情で感情表現に乏しく、自らを「人形」「道具」と称する。また、占星術を嗜むことから、それに基づいた難しい言い回しで話すことも特徴。
:その無表情さと言い回しの双方によって、非常にとっつき難い人間になってしまっている。
:その無表情さと言い回しの双方によって、非常にとっつき難い人間になってしまっている。
:自ら語るように、他人や自身の感情というものを理解していない。師によって、その欠けた心を与えてくれる誰かを探すことも求められており、それゆえ主人公に興味を持つ。
:自ら語るように、他人や自身の感情というものを理解していない。師によって、その欠けた心を与えてくれる誰かを探すことも求められており、それゆえ主人公に興味を持つ。
:人間性の欠落によって、使命のために自身が死ぬことをいとわない。また、羞恥心が欠落しているためか、下着全般を着けていない。
:人間性の欠落によって、使命のために自身が死ぬことをいとわない。また、羞恥心が欠落しているためか、下着全般を着けていない。
:ラニルートの場合のみ、自分を助けてくれた主人公との関わりの中で、人間性が少しずつ増していく。
:ラニルートに入ると、当初はサーヴァントも心臓も失ったことで自棄になるが、主人公の境遇を知ったことが切っ掛けで心を開くようになる。
:漫画版では、3回戦で主人公・白野に凛と一緒に救われる。ラニルートと同じく人間性を獲得していくが、後に[[トワイス・H・ピースマン]]から参加資格とバーサーカーを彼女の意志を無視する形で再び与えられ、白野と殺し合う事を要求されてしまう。
:漫画版では、3回戦で主人公・白野に凛と一緒に救われる。ラニルートと同じく人間性を獲得していくが、後に[[トワイス・H・ピースマン]]から参加資格とバーサーカーを彼女の意志を無視する形で再び与えられ、白野と殺し合う事を要求されてしまう。
:『CCC』では衛士状態の時はいろいろとアレで、ある意味ものすごい名言も飛び出したが、生徒会に参加してからは基本的に冷静で無表情なラニ。ただし人間性は増しており、衛士時代の黒歴史を掘り起こされそうになって静かに怒ったり、桜や凛とガールズトークに花を咲かせたりと、普通の少女のような表情を見せる。
:『Fate/EXTRA CCC』では衛士状態の時はいろいろとアレで、ある意味ものすごい名言も飛び出したが、生徒会に参加してからは基本的に冷静で無表情なラニ。ただし人間性は増しており、衛士時代の黒歴史を掘り起こされそうになって静かに怒ったり、桜や凛とガールズトークに花を咲かせたりと、普通の少女のような表情を見せる。
;能力
;能力
:錬金術によって練成されたホムンクルス。ただし、EXTRAの世界では既にマナが枯渇しているため、その製法は従来のものと大きく異なり、ラニは「自然の触覚」としてのホムンクルスではない。EXTRA世界の裏社会に流通しているクローンとしてのホムンクルスでもない。旧世界の魔術理論とアトラス院の最新科学技術で作られた、来るべき電脳世界に対応した新人類である。
:錬金術によって練成されたホムンクルス。ただし、EXTRAの世界では既にマナが枯渇しているため、その製法は従来のものと大きく異なり、ラニは「自然の触覚」としてのホムンクルスではない。EXTRA世界の裏社会に流通しているクローンとしてのホムンクルスでもない。旧世界の魔術理論とアトラス院の最新科学技術で作られた、来るべき電脳世界に対応した新人類である。その一環として、新世代の魔術回路を人工的に埋め込まれている<ref group="出">「EXTRA OF TYPE-MOON」『コンプティーク』2010年月4号付録 p.9</ref>。
:非常に優秀な[[ウィザード|霊子ハッカー]]であり、錬金術(高速思考、並列思考を含む)の心得もあるほか、占星術も扱う。電脳空間へはナノ単位の繊維の方のエーテライトを介して入り込んでいる。<br>ちなみにEDからリアルの姿はアバターと殆ど同一と判明している。
:非常に優秀な[[ウィザード|霊子ハッカー]]であり、錬金術(高速思考、並列思考を含む)の心得もあるほか、占星術も扱う。電脳空間へはナノ単位の繊維の方のエーテライトを介して入り込んでいる。<br>ちなみにEDからリアルの姿はアバターと殆ど同一と判明している。
:生命としての生存能力はホムンクルスの例に漏れず低い。その代わり演算・情報処理能力はムーンセルの管理AIに匹敵し、仮に彼女に心が無ければ、月の聖杯戦争において最強のマスターになれたと[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語る。
:生命としての生存能力はホムンクルスの例に漏れず低い。その代わり演算・情報処理能力はムーンセルの管理AIに匹敵し、仮に彼女に心が無ければ、月の聖杯戦争において最強のマスターになれたと[[ハンス・クリスチャン・アンデルセン|アンデルセン]]は語る。
:扱うコードキャストは、耐久を上昇させるgain_con(128)と魔力を上昇させるgain_mgi(128)。
:扱うコードキャストは、耐久を上昇させるgain_con(128)と魔力を上昇させるgain_mgi(128)。
:『Last Encore』では遠坂リンに対抗するため彼女同様自らの電脳体を改造し、[[呂布奉先|契約サーヴァント]]の要素を組み込んだ[[デミ・サーヴァント]]と化している。
:『Last Encore』では遠坂リンに対抗するため彼女同様自らの電脳体を改造し、[[呂布奉先|契約サーヴァント]]の要素を組み込んだ[[デミ・サーヴァント]]と化している。
:;ヘルメス
::ラニの心臓。フォトニック結晶の一種、オパールでできた第六世代型量子コンピューター。この世界においてもまだ完成されていない筈の物で、アトラス院の技術の結晶である賢者の石ではないかと考察できる。
::最後の平行変革機(パラダイマイザー)でもあり、凛に追い詰められ、魔術回路の臨界収束による炉心融解を起こすことでムーンセルそのものを破壊しようとした際は、凛から本物の第五真説要素(エーテライト)と呼ばれ危険視された。但しその目論見は[[クー・フーリン|ランサー]]の攻撃によって失敗に終わった。尚、『路地裏ナイトメア』によれば、ホムンクルスである為、心臓は取り外せる。
::[[シオン・エルトナム・アトラシア#オシリスの砂|同名のコンピューター]]との関係は不明。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
== メモ ==
== メモ ==
*炉心に使用されている「エーテライト」は、[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の持っている擬似神経繊維ではなく、「第五真説要素」。<br>第五架空要素(エーテル)を自壊させる作用があり、他にアトラスの七大兵器のひとつ、[[概念武装|黒い銃身]]にも使用されている。
*炉心に使用されている「エーテライト」は、[[シオン・エルトナム・アトラシア]]の持っている擬似神経繊維ではなく、「第五真説要素」。<br>第五架空要素(エーテル)を自壊させる作用があり、他にアトラスの七大兵器のひとつ、[[概念武装|黒い銃身]]にも使用されている。
*演算能力は聖杯戦争の会場となる校舎と同規模。校舎は一回戦の128人の時点では七つ用意されているので、最低でも18体のサーヴァントを維持できるレベルということである。ちなみに『CCC』での旧校舎は数十体のサーヴァントを維持できる。
*演算能力は聖杯戦争の会場となる校舎と同規模。校舎は一回戦の128人の時点では七つ用意されているので、最低でも18体のサーヴァントを維持できるレベルということである。ちなみに『Fate/EXTRA CCC』での旧校舎は数十体のサーヴァントを維持できる。
**『路地裏ナイトメア』ではアトラス院で脱落していく錬金術師達の分も補って尚余りある程の性能を見せていた。
*自分のサーヴァントの真名を把握せずに戦っていた。それなのに宝具の名前は知っているというのもおかしな話であり、バーサーカーの『軍神五兵』に付けられた「ゴッドフォース」という名は、彼女が勝手に付けた名称であると思われる。
*自分のサーヴァントの真名を把握せずに戦っていた。それなのに宝具の名前は知っているというのもおかしな話であり、バーサーカーの『軍神五兵』に付けられた「ゴッドフォース」という名は、彼女が勝手に付けた名称であると思われる。
**呂布自身は『Grand Order』にて[[天草四郎時貞]]より東洋英霊でありながらルビが横文字の宝具を持つサーヴァントの集いに誘われた際に「我が宝具の名は強い想いを以て付けれられた芸術であるため変更は不許可'''ラニ'''」と([[坂田金時]]による翻訳で)語っている。
**呂布自身は『Fate/Grand Order』にて[[天草四郎時貞]]より東洋英霊でありながらルビが横文字の宝具を持つサーヴァントの集いに誘われた際に「我が宝具の名は強い想いを以て付けれられた芸術であるため変更は不許可'''ラニ'''」と([[坂田金時]]による翻訳で)語っている。
*『EXTRA』における「眼鏡」「はいてない」担当。はいてないのは漫画版曰く「合理的でないから」。
*『Fate/EXTRA』における「眼鏡」「はいてない」担当。はいてないのは漫画版曰く「合理的でないから」。
**『Fateシリーズ』の女性キャラでは「はいてない」キャラは他に[[カレン・オルテンシア|2]][[ネロ・クラウディウス|名]]存在するが、いずれも「はいてない」のはスカートの方。むしろ[[ヘラクレス|男]][[イスカンダル|性]]の方に彼女と同じモノを「はいてない」のがいる。何かがおかしい。
**『Fateシリーズ』の女性キャラでは「はいてない」キャラは他に[[カレン・オルテンシア|2]][[ネロ・クラウディウス|名]]存在するが、いずれも「はいてない」のはスカートの方。むしろ[[ヘラクレス|男]][[イスカンダル|性]]の方に彼女と同じモノを「はいてない」のがいる。何かがおかしい。
**『EXTRA』の続編である『CCC』では「はいてない」にさらなる磨きがかかり、「はかせない」の域にまで到達する。
**『Fate/EXTRA』の続編である『Fate/EXTRA CCC』では「はいてない」にさらなる磨きがかかり、「はかせない」の域にまで到達する。
*彼女の前で衛士になっていた間のことを突っ込むのはタブーであり、不用意な発言をした主人公に対し、凛と「放課後処刑同盟」という名のコンビを組んで報復しそうになった。ちなみにこのコンビ名は[[路地裏同盟|'''某路地裏''']]を彷彿させてしまうため、凛は「セーラー服反逆倶楽部」という代案を出した。どっちもどっちな気がするが………
*彼女の前で衛士になっていた間のことを突っ込むのはタブーであり、不用意な発言をした主人公に対し、凛と「放課後処刑同盟」という名のコンビを組んで報復しそうになった。ちなみにこのコンビ名は[[路地裏同盟|'''某路地裏''']]を彷彿させてしまうため、凛は「セーラー服反逆倶楽部」という代案を出した。どっちもどっちな気がするが………
**迷宮内で全自動脱衣式オープンロックについて触れられ、思わず主人公のライフラインを断ち切ろうとする場面も。衛士の時の言動は凛と同様にかなりのトラウマになっている模様。
**迷宮内で全自動脱衣式オープンロックについて触れられ、思わず主人公のライフラインを断ち切ろうとする場面も。衛士の時の言動は凛と同様にかなりのトラウマになっている模様。
*[[シオン・エルトナム・アトラシア|シオン]]に次ぐエジプトニーソでもある。
*[[シオン・エルトナム・アトラシア|シオン]]に次ぐエジプトニーソでもある。
*彼女の外見がインド風なのは、彼女の製作者がインドに対して何かしらの思い入れがあったためと説明されている。
*彼女の外見がインド風なのは、彼女の製作者がインドに対して何かしらの思い入れがあったためと説明されている。
*『CCC』でエーテライトの心臓を失っても生存し続けていたが、『路地裏ナイトメア』でも[[レフ・ライノール]]に刺された後、仮死状態に陥っただけで平然と蘇っている。どうも生命活動の仕組み自体が人間とは大きく異なるらしい。
*『Fate/EXTRA』で心臓を失っても生存し続け、『路地裏ナイトメア』でも[[レフ・ライノール]]に刺された後、仮死状態に陥っただけで平然と蘇っている。どうも生命活動の仕組み自体が人間とは大きく異なるらしい。
**『Last Encore』では逆にエーテライトの心臓の存在が原因でハクノは彼女の治療ができず、死亡するという皮肉な結果を迎えている。
**『Last Encore』では逆にエーテライトの心臓の存在が原因でハクノは彼女の治療ができず、死亡するという皮肉な結果を迎えている。