1行目: |
1行目: |
| == バーサーカー (フラグメンツ) == | | == バーサーカー (フラグメンツ) == |
| *真名:ジキル/ハイド | | *真名:ジキル/ハイド |
− | *身長:cm/体重:kg | + | <!-- *身長:cm/体重:kg --> |
| *サーヴァント階位:? | | *サーヴァント階位:? |
| | | |
7行目: |
7行目: |
| | | |
| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :真名はジキル、或いはハイド。怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。<br>マスターの意向から、聖杯戦争開始から玲瓏館陣営を最優先で狙っていて、[[キャスター (フラグメンツ)|キャスター]]召喚前に屋敷に侵入しようとしていた。<br>玲瓏館邸が神殿と化して正面から侵入する事ができなくなっても毎夜周辺を咆哮しながら徘徊し、キャスターが侵入者を誘い込むために意図的に弛めた結界の綻びから侵入を試みる。そこで幼さゆえの功名心から父とキャスターに断りを入れずに結界の弛みを直そうと出向いた[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]を見つけて、彼女に襲いかかるが、居合わせた[[セイバー (Prototype)|セイバー]]に阻まれる。神殿の効果による能力の低下とセイバーとの間に存在する純粋な実力差から劣勢は明白で、口惜しげな咆哮を残して撤退する。<br>彼のマスターは神秘の存在も魔術の知識も一切持ちえない一般人で、聖杯戦争の存在を知ったことで「東京に君臨し何かしらの邪悪な儀式を行っている魔術師を倒さなければならない」という盲目的な使命感と正義感に駆られて行動していた。執拗に玲瓏館陣営への襲撃を行っていたのも、マスターが玲瓏館家こそ諸悪の根源であると信じ切っていて、玲瓏館の人間及びそのサーヴァントの殺害を命じられていたためであった。<br>セイバーとの戦闘で敗走したにも関わらず、マスターが戦闘方針を修正することは無く、翌晩に再度の突撃を命じられるがそこでセイバーの迎撃を受ける。再び爪と剣を交えるが心臓を聖剣で貫かれ、乱入してきたアーチャー・ランサー・[[ライダー (フラグメンツ)|ライダー]]の襲撃を受け、更に[[沙条愛歌|愛歌]]の密命で動いていた[[アサシン (フラグメンツ)|アサシン]]によってマスターも暗殺されてしまう。<br>霊核を破壊され魔力供給も途絶、満身創痍の状態となりながらもマスターの願いを叶えるため、そして誇りも武勇もない狂獣である自分に「英雄」として接してくれたセイバーに応える為、最後の一撃を繰り出そうとするがライダーの太陽の船から放たれる光の奔流に呑まれて消滅した。戦争最初の脱落者であった。 | + | :ごく普通の高校生の少年、來野巽が偶然召喚してしまったサーヴァント。<br>真名はジキル、或いはハイド。怪奇小説『ジキル博士とハイド氏』の主人公である狂心を宿した紳士、或いは良心に縛られた悪鬼。正確にはその小説のモデルとなった人間。<br>マスターの意向から、聖杯戦争開始から玲瓏館陣営を最優先で狙っており、[[キャスター (フラグメンツ)|キャスター]]召喚前に屋敷に侵入しようとしていた。玲瓏館邸が神殿と化して正面から侵入する事ができなくなっても毎夜周辺を徘徊し、キャスターが侵入者を誘い込むために意図的に弛めた結界の綻びから侵入を試みる。そこで幼さゆえの功名心から独断で結界の弛みを直そうと出向いた[[玲瓏館美沙夜|美沙夜]]に襲いかかるが、居合わせた[[セイバー (Prototype)|セイバー]]に阻まれ撤退した。<br>退けられた翌晩に再度の突撃を掛けるも、そこで待ち受けていたセイバー、乱入してきたアーチャー・[[ランサー (フラグメンツ)|ランサー]]・[[ライダー (フラグメンツ)|ライダー]]の攻撃を受け、更に[[沙条愛歌|愛歌]]の密命で動いていた[[アサシン (フラグメンツ)|アサシン]]によってマスターをも暗殺されてしまう。霊核を破壊され魔力供給も途絶、満身創痍の状態となりながらもマスターの願いを叶えるため、そして誇りも武勇もない狂獣である自分に「英雄」として接してくれたセイバーに応えるため、最後の一撃を繰り出そうとするが、ライダーの太陽の船から放たれる光の奔流に呑まれて消滅、サーヴァントで最初の脱落者となった。<br>彼のマスターは神秘の存在も魔術の知識も一切持ちえない一般人で、聖杯戦争の存在を知ったことで「東京に君臨し何かしらの邪悪な儀式を行っている魔術師を倒さなければならない」という使命感と正義感に駆られて行動していた。執拗に玲瓏館陣営への襲撃を行っていたのも、マスターが玲瓏館家こそ諸悪の根源であると信じていたためであった。 |
| | | |
| ;人物 | | ;人物 |
− | :姿形は人間の様にも見えるが、狼を思わせる外見、背中を丸めた前傾姿勢など、魔獣にも見える異形の怪人。<br>常に狂化しており、瞳は血走った殺意に染まり、圧倒的な破壊衝動と殺戮衝動に従って動いている。本人は「正義」の為に戦いたいと望んでいるが、悪の想念の一端として召喚されているため、身も心も歪んでしまっている。<br>そのためサーヴァントとしての性質も極めて危険で、狂化の影響のみならず生来のものらしい狂暴性から、人間すら喰う。<br>だが完全な獣でもないらしく、セイバーの見立てでは「自ら意図して正気を失っている」との事。また理性を失ってはいるが、マスターやセイバーの気持ちに応えようとするだけの意志は残っている。 | + | :「バーサーカー」という呼称が似合わない穏やかな雰囲気の青年。しかし、宝具の霊薬によって文字通りの狂戦士へと変貌する。<br>狼を思わせる外見、背中を丸めた前傾姿勢、殺意に染まった赫い瞳など、魔獣にも見える異形となり、圧倒的な破壊衝動と殺戮衝動に従って動く。だが完全な獣でもないらしく、セイバーの見立てでは「自ら意図して正気を失っている」との事。また理性を失ってはいるが、マスターやセイバーの気持ちに応えようとするだけの意志は残っている。<br>生前の自分が悪心に流され、悲劇を引き起こしたことを悔いており、今度こそは「正義の味方」でありたい、という願いを胸に召喚された。「正義」の為に戦いたいと望む一方で、悪の想念の一端として召喚されている歪みに諦念のようなものも抱いている。 |
| | | |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :獣らしく、狼に似た強靭な顎と鋭い牙、黒い鉤爪を武器とする。何れもただ振るわれるだけで、近代銃火器の一斉射撃でも為しえない程の破壊力を有する。<br>咆哮には凄まじい音響に加えて、殺意・悪意など他者への負の感情が凝縮されているため精神干渉効果があり、至近距離でこれを叩きつけられると、英霊でない限り精神も肉体も麻痺してしまう。<br>また自らの正体を隠蔽し、敵対者に対して自分の姿を正確に認識させない、何らかの特殊能力を持つ。美沙夜の見解ではキャスターが使う認識阻害の魔術などと似ているが、違和感や疑念を感じさせない性質を有するため、それらとは異なるらしい。<br>[[宝具]]は何らかの霊薬で、それによって幾つかの[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を得ている。特に高ランクの「狂化」がもたらした耐久力と自分の肉体を状況に応じて最適な形態に変化させる「自己改造」によって、驚異的な生命力を有する。 | + | :ジキルの状態ではサーヴァントとしての気配を他者に感知されないが、一般人と大差ない程度の身体能力しか持たず、スキルも発動していない。<br>宝具である霊薬を使用することで反英雄ハイドへと切り替わり、バーサーカーとしての戦闘力を発揮できるようになる。<br>ハイドの状態では狼に似た強靭な顎と鋭い牙、黒い鉤爪を武器とする。何れもただ振るわれるだけで、近代銃火器の一斉射撃でも為しえない程の破壊力を有する。<br>咆哮には凄まじい音響に加えて、殺意・悪意など他者への負の感情が凝縮されているため精神干渉効果があり、至近距離でこれを叩きつけられると、英霊でない限り精神も肉体も麻痺してしまう。<br>また自らの正体を隠蔽し、敵対者に対して自分の姿を正確に認識させない、何らかの特殊能力を持つ。美沙夜の見解ではキャスターが使う認識阻害の魔術などと似ているが、違和感や疑念を感じさせない性質を有するため、それらとは異なるらしい。 |
| + | |
| + | == [[宝具]] == |
| + | ;? |
| + | :ジキルから反英雄ハイドへと変化する霊薬。<br>幾つかの[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を付与し、獣化とも言える変化をもたらす。特に高い耐久力をもたらす高ランクの「狂化」と、自分の肉体を状況に応じて最適な形態に変化させる「自己改造」によって、驚異的な生命力を発揮することが可能となる。<br>この宝具を使用しないとサーヴァントとしては無力に近い。 |
| | | |
| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |