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:異聞帯ではアルジュナの「不完全なものを取り除く」という裁きを合理的であるとして気に入り配下についていたが、サーヴァントの霊基に二つの神性を無理に備え付けたがために過剰な負荷に耐えられなくなり、自滅に近い形で消滅する。しかし、今際の際に主人公達の言動と自分の記憶の矛盾に疑問を持ち、自らの宝具を使って回帰する形でユガの輪廻から脱出。主人公への不意打ちを狙っていた[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]を、インド異聞帯における『悪性腫瘍』かつ『病巣』そのものと看破して徹底的に叩きのめす<ref group="注">実際は霊基を宿した身代わりの式神だったが。</ref>も、自身も深手を負う。そのまま朽ちるに任せていた所へ病床の母親のため薬草を探して泣く少年に出くわし、彼に治療薬を渡したのち自分が医学の発展を目指した理由に思いを馳せながら静かに消滅した。
 
:異聞帯ではアルジュナの「不完全なものを取り除く」という裁きを合理的であるとして気に入り配下についていたが、サーヴァントの霊基に二つの神性を無理に備え付けたがために過剰な負荷に耐えられなくなり、自滅に近い形で消滅する。しかし、今際の際に主人公達の言動と自分の記憶の矛盾に疑問を持ち、自らの宝具を使って回帰する形でユガの輪廻から脱出。主人公への不意打ちを狙っていた[[蘆屋道満|アルターエゴ・リンボ]]を、インド異聞帯における『悪性腫瘍』かつ『病巣』そのものと看破して徹底的に叩きのめす<ref group="注">実際は霊基を宿した身代わりの式神だったが。</ref>も、自身も深手を負う。そのまま朽ちるに任せていた所へ病床の母親のため薬草を探して泣く少年に出くわし、彼に治療薬を渡したのち自分が医学の発展を目指した理由に思いを馳せながら静かに消滅した。
 
;人物
 
;人物
:フードを被った銀髪の青年。
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:フードを被ったマッドサイエンティスト系の医者で、基本的にはクールで物静かな銀髪の青年。(腹が立てば唐突にキレるることもある)
:良くも悪くも研究者体質で、医術や自分の研究にのみ関心が向いており、それ以外には興味をまったく示さない。
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:良くも悪くも研究者体質で、医術や自分の研究にのみ関心が向いており、それ以外には興味をまったく示さず治療以外で他者と関わり合いになろうとしない。
 
:医学の発展を何より重要視してその為に少々行き過ぎる行動を取る事もあるが、基本的には患者第一で、たとえ戦闘の真っ最中であろうとも無関係の人間の治療を優先する程。
 
:医学の発展を何より重要視してその為に少々行き過ぎる行動を取る事もあるが、基本的には患者第一で、たとえ戦闘の真っ最中であろうとも無関係の人間の治療を優先する程。
 
:ただ、慈悲深い性格というわけでは決して無く、治ろうとする意志の無い患者や医者の言う事を無視して勝手な事をする患者には口汚く毒づいている<ref group="注">「勝手に薬を飲む量を自己判断で変える患者」「診察室でいつまでも世間話をする患者」など非常に生々しく、現役の医療関係者から同意の声が寄せられているほど。</ref>。
 
:ただ、慈悲深い性格というわけでは決して無く、治ろうとする意志の無い患者や医者の言う事を無視して勝手な事をする患者には口汚く毒づいている<ref group="注">「勝手に薬を飲む量を自己判断で変える患者」「診察室でいつまでも世間話をする患者」など非常に生々しく、現役の医療関係者から同意の声が寄せられているほど。</ref>。
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:自らの優秀性は認めているが相対評価ではないため他人を見下したり蔑むようなことはしない。
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:薬学医療、外科医陵、魔術医療すべてを包括した非常に効果の高い医術を持つが、根本の目標は「人の苦しみを和らげる」「治療して感謝されたい」ではなく、『自分の持てる医という技術が進歩し続けること』にある。進歩に通じそうな斬新な病気の治療は喜んで行うが、つまらない病気は診たくもないという立ち位置。天才的な手腕でなんだかんだと治療は成功するので、患者からの評判は良く後世に伝わった。
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:本人は当たり前すぎて普段意識していない(忘れている)が、医術の向上を目指すのは『後の医学、後に続く人間の世界のため』という人類愛であり、奥底には初期衝動として医療が発展すれば、母のような人間はいなくなるかもしれないという『神に理不尽に殺された、逢うことなく死に別れた母親の(間接的な)救済』があるのかもしれない。
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:サーヴァントとして現界する彼の唯一許せないことがかつてゼウス達から受けた仕打ちであり、怒り憎んでいる。優れているだけでなぜ殺されなければならなかったのか。神の身勝手さ、理不尽に対する怒りの炎が消え去ることはない。
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:そしてその怒りは、不出来なものを削ぎ落とし『完全な世界』に至ろうとするインド異聞帯の王に召喚され、神性を埋め込まれてしまったことで極端化し暴走してしまった。
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:「優れていることを理由にした排斥などあってはならない」「優れているものと劣ったものがあったとしたら、優れているものが残るのは当然である。それが正しい世界の在り方だ」という異聞帯の方向性に沿った過激な主張を胸に神将として働くことになったのだった。
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:マスターにはパトロンのようなものとして接しつつ、絆が深まった際には貴重な理解者と認め、蘇生薬が完成した暁にはそれを投じる可能性も示唆する。
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:仮に通常の聖杯戦争で召喚された場合、マスターが戦闘能力を有するならば戦闘はマスター自身が行い、アスクレピオスが真意に医療サポートを行うという、アルゴノーツ時代と変わらない立ち位置となるだろう。
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;能力
 
;能力
:「医神」の名に恥じず、病気や怪我の治療については傑出した能力を持つ。蛇の巻き付いた杖を所持しており、敵の上空に出現させて落とす事で攻撃する。また蛇に毒を吐かせたり、杖から分離して単独で攻撃させたりできる。蛇は地面を水の様に潜る事が可能。
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:武器はアスクレピオスの杖、蛇、医療行為。「医神」の名に恥じず、病気や怪我の治療については傑出した能力を持ち、スキル宝具のすべては味方を守り回復(または敵から受ける弱体を予防)させることに著しく特化している。アスクレピオスの杖を敵の上空に出現させて落とす事で攻撃する。また蛇に毒を吐かせたり、杖から分離して単独で攻撃させたりできる。蛇は地面を水の様に潜る事が可能。
 
:半分程度の大きさの杖二本を剣の様に振るったり、メス程度の大きさの杖を投擲したりする。
 
:半分程度の大きさの杖二本を剣の様に振るったり、メス程度の大きさの杖を投擲したりする。
 
:インド異聞帯では神将として死神「ヤマ」と、水と医薬の神「ヴァルナ」の神性を与えられており、死者を蘇らせて操る能力を使用していた。
 
:インド異聞帯では神将として死神「ヤマ」と、水と医薬の神「ヴァルナ」の神性を与えられており、死者を蘇らせて操る能力を使用していた。
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;:医神(EX)
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::現代にまで伝わる、『医療』という概念の祖、医学の神としての存在を示すスキル。一説によれば薬草による治療を初めて行った存在がケイローンであり、それを学び発展させ初めて『臨床医療』を行った存在がアスクレピオスであるという。『Grand Order』では味方単体のHPを大回復し弱体耐性をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>させる。
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;:アポロンの子(A)
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::ギリシャの神アポロンの系譜であることを示すスキル。アポロンは弓矢・芸能・予言・太陽等様々なものを司どる神であるが、疫病の神でもあり、その二面性の発露として医術も司どっていた。本人的にはできれば忘れたいスキルであるが、その血の力でなくては救えない患者が眼前にいるならば、舌打ちしながらも使用を躊躇うことはない。『Grand Order』では敵単体に高確率で宝具封印状態を付与し、味方全体のNP獲得量をアップ<ref group = "注" name="3ターン">3ターン</ref>させる。
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;:蛇遣い(B)
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::不滅の命の象徴である蛇を使役し、また医療に用いる技術。古代ギリシャでは蛇は神の使いとして神聖視されていた。死者を蘇生させた罰としてゼウスの雷霆で殺されたアスクレピオスは、死後へびつかい座(神の座)へと召し上げられた。今も医の象徴として使われている意匠『アスクレピオスの杖』には一匹の蛇が巻き付いている。『Grand Order』では味方全体にNPを付与し弱体状態を解除する。
    
== ステータス ==
 
== ステータス ==
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== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
===Fate/Grand Order===
 
===Fate/Grand Order===
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====マイルーム====
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;「ふむ。サーヴァントの霊基の修復も、医療行為の内だ。意外と暇になることがないな。嬉しい誤算だ。もっと連れて来るペースを上げてもいいぞ?マスター」
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: マイルーム会話「絆Lv.3」。
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;「お前は……実にいいパトロンだ。お前のもとにいれば、いくらでも医術の進歩に繋がる医療行為を試みることができる。だから頼むぞマスター。どうかこれからも、珍しい患者を僕の前に連れてきてくれ。そうすればいつかは、死んだお前を生き返らせることだって再びできるようになるかもしれない。……なっ、何だマスター?貴重な理解者を手放したくないというのは、当然の感情だろう」
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: マイルーム会話「絆Lv.5」。パトロンであり貴重な理解者となったマスターに向けて。
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;「好きなもの?もちろん医術の進歩と、難しい傷病と……あとは医者の指示に従順な患者だな」
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;「『なぜそんなに医術を進歩させたいのか』だと?……忘れたな、そんなことは。ただ僕は、神々の運命に翻弄される人間というものに、せめてもの……いや、やはり忘れたよ」
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: マイルーム会話「好きなこと(2部4章クリア後)」。神々に翻弄される人間、そして母に向けての思いが感じられる一言。
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==== 幕間の物語 ====
 
==== 幕間の物語 ====
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