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:聖杯戦争の優勝賞品で、あらゆる願いを叶えるといわれる。
:聖杯戦争の優勝賞品で、あらゆる願いを叶えるといわれる。
;マスター
;マスター
:サーヴァントを従える資格を有した聖杯戦争の参加者。
:聖杯戦争の参加者で、サーヴァントを従える資格を有する。
;[[サーヴァント]]
;[[サーヴァント]]
:聖杯戦争時限定で召喚される、至上の[[使い魔]]。主に過去の歴史的英雄が召喚されるが、未来の英雄や非実在の存在が召喚されることもある。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
:聖杯だけが喚び出せる、至上の[[使い魔]]。主に過去の英雄が召喚されるが、未来の英雄や非実在の存在が召喚されることもある。サーヴァント自身にも、聖杯を手に入れて成そうという望みがあるため、召喚に応じる。
:表向きは聖杯に触れられるのは同じ霊体の彼らだけであるため、サーヴァントの喪失がマスターの脱落条件ともなる。
:表向きは聖杯に触れられるのは同じ霊体の彼らだけであるため、サーヴァントの喪失がマスターの脱落条件ともなる。
;[[令呪]]
;[[令呪]]
:聖杯がマスターに与える、サーヴァントへの絶対命令権。一人三画(回)与えられる。
:聖杯がマスターに与える、サーヴァントへの絶対命令権。見た目は3画からなるタトゥーで、行使する度に1画ずつ色を失う。補充も可能。
;霊器盤
;霊器盤
:召喚がなされると情報が伝わるもの。監督役が管理している。
:監督役がサーヴァントの召喚状況を把握する為の道具。分かるのは召喚されたサーヴァントの数とクラスのみで、真名をはじめとする詳細なステータスや、マスターに関する情報は伝わらない。
:伝わるのは召喚されたサーヴァントのクラスのみであり、サーヴァントの真名をはじめとする詳細なステータスや、マスターに関する情報は伝わらない。
:これで7騎のサーヴァントが出揃ったことを把握すると、監督役は(形式上だが)聖杯戦争の開始を宣言する。
;監督役
;監督役
:形式上の監督役(兼監視役)。この儀式の管轄は名目上、[[聖堂教会]]と[[魔術協会]]の両方。
:形式上の監督役(兼監視役)。この儀式の管轄は名目上、[[聖堂教会]]と[[魔術協会]]の両方。
:具体的業務は予備の[[魔術|魔術師]]を用意したり、戦闘によって引き起こされた事件の隠蔽、サーヴァントを失ったマスターを保護など。円滑に儀式を遂行するために存在する。
:円滑な儀式の遂行を業務とする。具体的にはマスター候補の用意、戦闘で引き起こされた事件の隠蔽、サーヴァントを失ったマスターの保護など。
:ただし、あくまでも形式上の物であり、マスターには監督役に従う義務はない。
:あくまで形式上の物であり、マスターに監督役に従う義務はない。
;御三家
;御三家
:[[アインツベルン]]、遠坂、間桐(マキリ)の三家。聖杯戦争の成り立ちから関わっている。それぞれの提供や成した役割は、
:[[アインツベルン]]、遠坂、マキリ(間桐)の三家。聖杯戦争の成り立ちから関わっている。それぞれの提供や成した役割は、
:*アインツベルン:聖杯が宿る器(小聖杯、大聖杯)、英霊召喚の基盤には第三法の一部
:*アインツベルン:聖杯の器、大聖杯、聖杯戦争のシステムに第三法の一部
:*遠坂:土地(教会の管理下ではない霊地)、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステム
:*遠坂:土地(教会の管理下ではない霊地)、世界に孔をうがつ秘術、サーヴァントを象るシステム
:*マキリ(間桐):サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、令呪を考案し編み出す(第二次から)
:*マキリ(間桐):サーヴァントというシステムの考案、素材安定のための呪い、令呪を考案し編み出す(第二次から)
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*時期:1860年頃<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7">「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7</ref>
*時期:1860年頃<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7">「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7</ref>
*聖杯降臨地は遠坂邸。
*令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。
*令呪を始めとする細部のルールを整備して、ようやく「聖杯戦争」というシステムが機能し出す。
*外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
*外来の魔術師は聖杯の起動式を知る事だけを報酬として招かれ、本来は御三家だけが争う予定だったが、御三家が決裂していることをチャンスと見て他の4組も聖杯獲得を狙う。
*儀式は失敗に終わる(『[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]』によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
*儀式は失敗に終わる(「[[Fate/Zero#お願い!アインツベルン相談室|お願い!アインツベルン相談室]]」によれば、勝者が決することなく全滅したらしい)。
;第三次聖杯戦争
;第三次聖杯戦争
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*時期:1930年頃。第二次世界大戦の直前。<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7" />
*時期:1930年頃。第二次世界大戦の直前。<ref group="出" name="「聖杯戦争の歴史」『Fate/complete material Ⅲ World material.』p.7" />
*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
*聖杯降臨地は冬木教会。
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
*第二次が大まかな取り決めしかないルール無用の殺し合いになったため、第三次ではもっと細かなルールが決められた。
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)。
*初めて魔術協会と聖堂教会が介入し、[[言峰璃正]]を監督役として置く(聖杯戦争を公正に監督させるために、アインツベルン側から教会に聖遺物を監督するようけしかけた)。
*戦いの過程で小聖杯が破壊され、無効試合に終わる。
*帝国陸軍や[[ドイツ第三帝国|ナチス]]が介入し、[[東京|帝都]]で戦いが繰り広げられる(詳細不明。冬木市で行われる前の前哨戦?)。
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも早期に敗退。だが、この「復讐者」のサーヴァントの為に聖杯が「この世全ての悪」に汚染されてしまう。
*アインツベルンが必勝を期して「復讐者」のサーヴァントを召喚するも4日目で敗退。このサーヴァントが願いの塊といえる存在だった為に、願望機たる聖杯は「この世全ての悪」に汚染される。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
** 『Fate/Apocrypha』の世界では「復讐者」は召喚されず、代わりに「裁定者」のサーヴァントが召喚される。
*エーデルフェルトの双子姉妹が参戦し、妹が戦死。姉はなんとか生還し、この一件で同家の日本嫌いが始まる。
*エーデルフェルト家の双子姉妹が参戦し、妹は戦死、姉はなんとか生還。この一件でエーデルフェルト家は日本嫌いになる。
*聖杯降臨地は冬木教会。
**『Fate/hollow ataraxia』に出た第三次のアサシンのマスターは人形使いだった。
*「聖杯の器」が途中で破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる。第三次までの「聖杯の器」は無機物であった(『お願い!アインツベルン相談室』によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
*途中で聖杯の器が破壊され、聖杯戦争は無効となって終わる(「お願い!アインツベルン相談室」によれば、聖杯は起動したが正しい所有者を得られないまま消滅した)。
**『Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
**『Fate/Apocrypha』の世界ではユグドミレニアとナチスによる大聖杯強奪事件が発生し、冬木における聖杯戦争は幕を閉じる。
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
**また、非公式ではあるが「アインツベルンが復讐者を召喚し、帝国陸軍が聖杯を奪取する」場合、『[[Fate/KOHA-ACE 帝都聖杯奇譚|帝都聖杯奇譚]]』の物語に繋がることが示唆されている。
*この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
*この聖杯戦争を参考にして、アサシンのマスターとして参加していた魔術師の一族がシステムを模倣し、末裔に当たるファルデウスの所属する組織の手によって後述するスノーフィールドにおける「偽りの聖杯戦争」が開催される。
**なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
**なお、この時点でアメリカ政府が協力していたらしく、第二次大戦末期の冬木空襲に乗じる形で何らかのアプローチを行った事が『氷室の天地』で語られている。
;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
;第四次聖杯戦争([[Fate/Zero]])
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*時期:1994年<ref group="出">『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」</ref>11月<ref group="出">「Act.5 -140:41:54」『Fate/Zero』</ref>頃
*時期:1994年<ref group="出">『Fate/Grand Order』イベント「Accel Zero Order」</ref>11月<ref group="出">「Act.5 -140:41:54」『Fate/Zero』</ref>頃。第五次聖杯戦争の10年前。
**第五次聖杯戦争の10年前とされる。
*聖杯降臨地は住宅地の中にあった冬木市民会館(当時は建設中)。
*監督役は前回に引き続き言峰璃正。
*監督役は前回に引き続き言峰璃正。
*前回の反省から、アインツベルンはホムンクルスを「自己管理能力を備えた聖杯の器」として送り出す。
*前回の反省から、アインツベルンは聖杯の器にホムンクルスという外装を着けて自衛させる形を取った。聖杯の器自体はホムンクルスの臓器に溶け込んでいるだけで無機物。
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
*勝者は[[衛宮切嗣]]だが、彼が聖杯を破壊したことで儀式は失敗。それどころかこの破壊を引き金として冬木大災害が起き、数百人が死亡する大惨事となった。終結後、衛宮切嗣は大聖杯を完全破壊するために地脈に仕掛けを施す。
**『Fate/staynight』中に語られる第四次聖杯戦争は『Fate/Zero』とはかなり異なる。別の世界線、設定が大きく変更された、と考えていい。『Fate/staynight』では、言峰綺礼が「切継と2人きりになりたい」と聖杯に願った結果、汚染された聖杯が「2人以外を皆殺しにする」という解を導き出してしまい冬木大災害が起こってしまう。その後、炎に包まれた街の中で切継は言峰と、セイバーはアーチャーと各々最終決戦を行う。切継は言峰を倒し、セイバーに聖杯の破壊を命じる。
**Fateルートでは[[言峰綺礼]]の願いが冬木大火災を引き起こしたかもしれないといわれていた<ref group="出">『Fate/stay night』Fateルート十五日目「ゆずれぬとが」</ref>が、UBWルート、HFルートでは聖杯破壊が原因だったと語られている<ref group="出">『Fate/stay night』Unlimited Blade Worksルート十五日目「倒すべき敵」</ref><ref group="出">『Fate/stay night』Heaven's Feelルート十四日目「聖杯に潜むモノ」</ref>。Fateルートでは聖杯破壊の前からセイバーの周りに火が回っていたともされているが、『Fate/Zero』ではこれは冬木大火災とは無関係とされている。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
*この聖杯戦争で[[ジル・ド・レェ]]が召喚されたことで[[フランチェスカ・プレラーティ]]の興味を引くが、おそらく間桐臓硯の手で介入は阻止される。その結果彼女が聖杯戦争に前向きになった為に後述する「偽りの聖杯戦争」の開催時期が早められた。
*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
*前回から10年という短期間の後に開催され、第四次の影響を色濃く残す。
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
*聖杯戦争史上、最強のサーヴァントたちが集う一方で、マスターの平均年齢が最も若い聖杯戦争でもある。
*聖杯の器はホムンクルスの心臓、または前回の聖杯の器の欠片を埋め込まれた人間であり、初めて有機物となった。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規的な聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*どのルートを通っても最終的に大聖杯が破壊され、今後正規的な聖杯戦争が起きることは二度とない。劇中で直接大聖杯が破壊されるとわかるのは桜ルートのみが確実だが、他のルートでも後に切嗣の仕掛けによって大聖杯は破壊される予定。切嗣の計算通りであれば、あと二十〜三十年ほどで仕掛けは発動する。
*『Fate/hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
*『Fate/hollow ataraxia』へと至る場合、どのような決着だったとしても、言峰綺礼の死亡は決定している。
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
===[[Fate/Prototype]]、[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ|蒼銀のフラグメンツ]]での聖杯戦争===
『Fate/Prototype』の世界において、[[聖堂教会]]の所有していた模造聖杯を使用して行われる聖杯戦争。<br>
概要は概ね冬木と変わらない。だが聖杯を用意したのは魔術師達ではなく、聖堂教会が主催者。聖杯はサーヴァントの魂を貯める小聖杯と本体の大聖杯ではなく、善き魂である英霊を召喚するための小聖杯(シンボル)と多くの魂を溜めるための地下大聖杯(セイントグラフ)の2つに分かれている。開催目的は根源への到達や第三魔法ではなく、サーヴァント七騎の魂を呼び水にさらなる高位存在を呼び出すこと。冬木の聖杯は[[アンリマユ]]の召喚によって汚染されたが、こちらの聖杯は発端から既に狂っておりその結果[[ビースト (Prototype)|ビースト]]が召喚される。開催地は冬木のような地方都市ではなく、極東最大の大都市・[[東京]]など、相違点も多い。<br>
概要は概ね冬木と変わらない。だが聖杯を用意したのは魔術師達ではなく、聖堂教会が主催者。聖杯はサーヴァントの魂を貯める小聖杯と本体の大聖杯ではなく、善き魂である英霊を召喚するための小聖杯(シンボル)と多くの魂を溜めるための地下大聖杯(セイントグラフ)の2つに分かれている。開催目的は根源への到達や第三魔法ではなく、サーヴァント七騎の魂を呼び水にさらなる高位存在を呼び出すこと。冬木の聖杯は[[アンリマユ]]の召喚によって汚染されたが、こちらの聖杯は発端から既に狂っておりその結果[[ビースト (Prototype)|ビースト]]が召喚される。開催地は冬木のような地方都市ではなく、極東最大の大都市・[[東京]]など、相違点も多い。<br>
2回開催されており、一度目は『蒼銀のフラグメンツ』の1991年、二度目は『Fate/Prototype』の1999年。<br>
他の聖杯戦争と比較しても被害規模がとんでもなく、『蒼銀のフラグメンツ』では建設中だった「海ほたる」が半壊し、'''米海軍第七艦隊が一部隊完全に壊滅した。'''『Prototype』でも新宿が水没し、'''東京が壊滅する'''ことが示唆されている。
他の聖杯戦争と比較しても被害規模がとんでもなく、『蒼銀のフラグメンツ』では建設中だった「海ほたる」が半壊し、'''米海軍第七艦隊が一部隊完全に壊滅した。'''『Prototype』でも新宿が水没し、'''東京が壊滅する'''ことが示唆されている。