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『[[Fate/Grand Order]]』でプレイヤーの分身たる役目を担う主人公。男性と女性が常時(ただしマイルームでのみ)選択可能。
 
『[[Fate/Grand Order]]』でプレイヤーの分身たる役目を担う主人公。男性と女性が常時(ただしマイルームでのみ)選択可能。
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デフォルトネームは「藤丸 立香(ふじまる りつか)」だが、ギャグ要素の強い漫画作品などでは「ぐだお」「ぐだ子」とも呼ばれる。
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デフォルトネームは「藤丸 立香(ふじまる りつか)」だが、ギャグ要素の強い漫画作品などでは「ぐだ男」「ぐだ子」とも呼ばれる。
    
; 略歴
 
; 略歴
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:強いて言うならば、かなり良心的で心の広く柔軟性のある性格。<ref group = "注">作中では『善を知りながら悪を成し、善にありながら悪を許す』『善でありながら悪を憎まない。悪に苛まれようとも、善を貫こうとする』『どんな冒険を過ごしても、他人に染まらず、自分の感じた正しさを信じられる』とも評されている。その一方で柔軟なる性根故に『貴人と見れば貴人として』『変人と見れば変人として』遇するとも言われており、変人奇人に対してはわりと容赦のない返答をすることも多い。</ref>善悪で他人を差別したり、おおよその「魔術師」のように目的のためならあらゆる非道や犠牲を許容するような人物では決してない。作中でも敵対者の非道や方針に憤りを見せて反論する事はあっても、その大元にあるものや価値観、出自などにまで侮辱や偏見を向けたり軽々しく否定したりする事は無く、また召喚に応じたサーヴァントに対してもその在り方や過去に関係なく慈しんで尊重する。
 
:強いて言うならば、かなり良心的で心の広く柔軟性のある性格。<ref group = "注">作中では『善を知りながら悪を成し、善にありながら悪を許す』『善でありながら悪を憎まない。悪に苛まれようとも、善を貫こうとする』『どんな冒険を過ごしても、他人に染まらず、自分の感じた正しさを信じられる』とも評されている。その一方で柔軟なる性根故に『貴人と見れば貴人として』『変人と見れば変人として』遇するとも言われており、変人奇人に対してはわりと容赦のない返答をすることも多い。</ref>善悪で他人を差別したり、おおよその「魔術師」のように目的のためならあらゆる非道や犠牲を許容するような人物では決してない。作中でも敵対者の非道や方針に憤りを見せて反論する事はあっても、その大元にあるものや価値観、出自などにまで侮辱や偏見を向けたり軽々しく否定したりする事は無く、また召喚に応じたサーヴァントに対してもその在り方や過去に関係なく慈しんで尊重する。
 
:そして世界の危機と関係ない他人事であっても、人助けや並々ならぬ信念からの行動などに対しては損得勘定抜きで真摯に応える姿勢を貫いており、自ら望んで変質し離れて行ったサーヴァントや見ず知らずの他人、また自分を裏切った相手や訳あって敵対する事になった相手などに対してもその事では責めずに真正面から受け止めるだけの度量を見せる。時には強く心を痛めながらも自分の良心に反した行動に出る覚悟を見せる事もあるが、それでも善意や優しさが下地にある信念や判断力は決して歪まず、どうしても必要だと強く進言されて納得した時以外は絶対に己の決断を譲らない。
 
:そして世界の危機と関係ない他人事であっても、人助けや並々ならぬ信念からの行動などに対しては損得勘定抜きで真摯に応える姿勢を貫いており、自ら望んで変質し離れて行ったサーヴァントや見ず知らずの他人、また自分を裏切った相手や訳あって敵対する事になった相手などに対してもその事では責めずに真正面から受け止めるだけの度量を見せる。時には強く心を痛めながらも自分の良心に反した行動に出る覚悟を見せる事もあるが、それでも善意や優しさが下地にある信念や判断力は決して歪まず、どうしても必要だと強く進言されて納得した時以外は絶対に己の決断を譲らない。
:そうした性格や在り方は誰からも高く評価されており、形式として従うだけで馴れ合いを拒絶するサーヴァントも最終的には根負けした形で心服したり、渋々であっても主人公の決断に付き合うケースも多い。ただ、その関係で性別関係なく数々の女性サーヴァントからも好意を持たれており、中には[[清姫|愛が]][[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|重い]][[源頼光|連中]]も数多いため、所謂「女難の相」を持っているともいえる。
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:そうした性格や在り方は誰からも高く評価されており、形式として従うだけで馴れ合いを拒絶するサーヴァントも最終的には根負けした形で心服したり、渋々であっても主人公の決断に付き合うケースも多い。ただ、その関係で性別関係なく数々の男女サーヴァントからも好意を持たれており、特に女性の中には[[清姫|愛が]][[ハサン・サッバーハ〔静謐のハサン〕|重い]][[源頼光|連中]]も数多いため、所謂「女難の相」を持っているともいえる。
 
: このようにサーヴァントから求愛行為を受けることも多いが一般人、つまりカルデアに来る前については、妻子を持ったことはなく、またカルデアに来た時点では、帰りを待っているような恋人はいないと明言されている。<ref group = "注">巴御前の幕間では彼女から『まっさらな身』であると表現されている。</ref>
 
: このようにサーヴァントから求愛行為を受けることも多いが一般人、つまりカルデアに来る前については、妻子を持ったことはなく、またカルデアに来た時点では、帰りを待っているような恋人はいないと明言されている。<ref group = "注">巴御前の幕間では彼女から『まっさらな身』であると表現されている。</ref>
 
: なお、様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている<ref group = "注">ただし、何でも引き受けるわけではなく、無茶ぶりや気ままばかり言うアルテミスが主人公の元に来た際は「帰ってください」と要件を聞かずに拒絶したり、エリザベートに至っては歌がトラウマとなっていることもあってか、逃げ出そうとした事も。それでも何だかんだで付き合うのが殆どだが。</ref>。
 
: なお、様々なサーヴァントからの頼まれごとを気安く引き受け、解決のために助力することから、一部のサーヴァントから、主人公のマイルームは「サーヴァント悩み相談室」として扱われている<ref group = "注">ただし、何でも引き受けるわけではなく、無茶ぶりや気ままばかり言うアルテミスが主人公の元に来た際は「帰ってください」と要件を聞かずに拒絶したり、エリザベートに至っては歌がトラウマとなっていることもあってか、逃げ出そうとした事も。それでも何だかんだで付き合うのが殆どだが。</ref>。
: 性別問わず小学生男子的な浪漫を理解できるようで、バベッジがロコモティブ・フォームに変形した際は感動のあまり涙を流したり<ref group = "出">イベント『デッドヒート・サマーレース!』より。</ref>、[[メカエリチャンⅡ号機]]を見てMkⅡという形式に激しく興奮することもあった。
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: 性別問わず小学生男子的な浪漫を理解できるようで、バベッジがロコモティブ・フォームに変形した際は感動のあまり涙を流したり<ref group = "出">イベント『デッドヒート・サマーレース!』より。</ref>、[[メカエリチャンⅡ号機]]を見てMkⅡという形式に激しく興奮したり、[[幕間の物語]]でのアヴィケブロンの発案にノリノリで乗っかったりしている。
 
: その人柄をもって人理修復を成し遂げ、続くレムナント・オーダーも完遂したが、これまでの旅路は「聖杯探索」であって「聖杯戦争」ではなかった。これは即ち、歴代主人公が直面した'''「自身の願いや正義、生存のために他者のそれを踏みにじる」「何かを救うために何かを切り捨てる」'''などというFate主人公の通過儀礼を経験しないままに一つの大きな戦いを終えてしまった事にほかならない。この未知の欠陥は、ロストベルトとの「戦争」で大きく露呈。戦う相手の命どころか、何の罪もない全ての生物、その世界そのものを消滅させるという現実の前に完全に戦意喪失した。しかし、命を賭して主人公を守った[[パツシィ|友]]の最期の言葉を受け、涙ながらに再起。帰るべき地を目指し異聞帯を滅ぼす不毛の旅路に、一歩々々の足を踏み出すこととなる。
 
: その人柄をもって人理修復を成し遂げ、続くレムナント・オーダーも完遂したが、これまでの旅路は「聖杯探索」であって「聖杯戦争」ではなかった。これは即ち、歴代主人公が直面した'''「自身の願いや正義、生存のために他者のそれを踏みにじる」「何かを救うために何かを切り捨てる」'''などというFate主人公の通過儀礼を経験しないままに一つの大きな戦いを終えてしまった事にほかならない。この未知の欠陥は、ロストベルトとの「戦争」で大きく露呈。戦う相手の命どころか、何の罪もない全ての生物、その世界そのものを消滅させるという現実の前に完全に戦意喪失した。しかし、命を賭して主人公を守った[[パツシィ|友]]の最期の言葉を受け、涙ながらに再起。帰るべき地を目指し異聞帯を滅ぼす不毛の旅路に、一歩々々の足を踏み出すこととなる。
 
:その後もいずれは滅ぼす異聞帯の住民との関わりを欠かさないが、主人公にとっては彼らを見なかったフリをする方が辛かったため。異聞帯の人々を忘れないために知ろうとするのは、思考放棄と自己防衛の末に『顔も知らない相手だから殺せる』という卑劣な行為に走ることを避けるためであると言われている。
 
:その後もいずれは滅ぼす異聞帯の住民との関わりを欠かさないが、主人公にとっては彼らを見なかったフリをする方が辛かったため。異聞帯の人々を忘れないために知ろうとするのは、思考放棄と自己防衛の末に『顔も知らない相手だから殺せる』という卑劣な行為に走ることを避けるためであると言われている。
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