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1,386 バイト追加 、 2014年7月22日 (火) 02:39
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== 子ギル ==
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== ギルガメッシュ==
 
*真名:ギルガメッシュ
 
*真名:ギルガメッシュ
 
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若返りの薬を飲み、幼年体になった[[ギルガメッシュ]]。<br>明朗快活な美少年。
 
若返りの薬を飲み、幼年体になった[[ギルガメッシュ]]。<br>明朗快活な美少年。
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; 略歴
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彼の名前は変わらず「ギルガメッシュ」であり、基本的に「子ギル」というのはファンが使う俗称。他にも「幼年体」などと注釈をつけて区別される。
: 登場したのは『[[Fate/hollow ataraxia]]』からで、ギルガメッシュは繰り返す四日間の真実を他のサーヴァント達同様に看破しており、これを「茶番」として評し、精神的に引き籠るためこの姿になった。
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: それからは、代理マスターである[[カレン・オルテンシア]]の横暴っぷりに辟易させられながら日々を過ごす羽目になる。
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;略歴
: 『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』では第2部「ツヴァイ」のラスボスとして登場。存在しないはずの8枚目のクラスカードであり、[[魔術協会]]の探査から逃れ、地脈の中で潜伏を続けていたが[[遠坂凛|凛]]の調査によりその存在が発覚する。
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:登場したのは『[[Fate/hollow ataraxia]]』からで、繰り返す四日間の真実を他のサーヴァント達同様に看破しており、これを「茶番」として評し、精神的に引き籠るためこの姿になった。ただし、基本は子供モードにしているようだが、大人モードでも普通に登場しており、どういう基準で使い分けているのかは不明。
: 他の英霊同様に黒化しているが、強固な自我によって僅かに意思が残っており、その圧倒的な力を迎え撃つ[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン#魔法少女プリズマ☆イリヤ|イリヤ]]達に見せつけ、鏡面界を切り裂き、現実空間にまで侵攻する。そして円蔵山の地下にある術式を乗っ取り受肉を果たそうとするもイリヤの妨害に遭い、半身のみ受肉して誕生した子ギルとクラスカードを内包した暴走体に分離する事になる。その後、子ギルが暴走体をコントロールする形で融合して黒い泥の巨人へと変貌し、[[美遊・エーデルフェルト|美遊]]を取り込み更なる暴威を振るう。だが、ツヴァイフォームへと変身したイリヤと壮絶な死闘を演じた末に敗北し、再び幼年体とクラスカードに分離する事になる。
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:代理マスターである[[カレン・オルテンシア]]の横暴っぷりに辟易させられながら日々を過ごす羽目になる。
: 第3部「ドライ」ではアンジェリカに奪われてしまったカード側の財宝を取り戻す為にイリヤたちに共闘する事になる。財宝から便利なアイテムを貸してくれたり、金銭を都合してくれたりはするが、あくまで自分の目的優先でエインズワース家との戦いには必要以上に関る気がないため、事態の核心には触れず思わせぶりな言動ではぐらかしている。
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; 人物
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;人物
: 大人状態とは比べ物にならない位の聖人君子で、誰に対しても非常に礼儀正しく、謙虚に接する。この姿の時からウルクを治めており、彼の治世はとても優れたものだったらしい。
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:大人状態とは比べ物にならない位の聖人君子で、誰に対しても非常に礼儀正しく、謙虚に接する。この姿の時からウルクを治めており、彼の治世はとても優れたものだったらしい。
: この姿で大人の自分を評すると、「どうしてああなったのか自分でもわからないほど理解しがたいひどい人」となる。青年時のギルガメッシュはこの姿の頃の記憶が曖昧らしいが、客観的に分析した結果、「子供の頃の我が今の我を見たら成長を止めてしまう可能性すらある」と結論づけており、同一人物なのに互いに相性が悪い。ギルガメッシュが[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]で受肉してから[[Fate/stay night|第五次聖杯戦争]]が始まるまでの10年間、あの性格で一切の問題が起きなかったのは、ほぼ常にこの状態でいたからである。それでも、本質的には同一人物であるためか、時折青年時の片鱗を覗かせることも。女性の好みも大人状態とは異なり、[[セイバー]]のような金髪貧乳ではなく、「野に咲く花」のような大人しく女性らしい[[三枝由紀香]]が好みとなっている。
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:この姿で大人の自分を評すると、「どうしてああなったのか自分でもわからないほど理解しがたいひどい人」となる。青年時のギルガメッシュはこの姿の頃の記憶が曖昧らしいが、客観的に分析した結果、「子供の頃の我が今の我を見たら成長を止めてしまう可能性すらある」と結論づけており、同一人物なのに互いに相性が悪い。
: なお、『プリズマ☆イリヤ』ではクラスカードの化身として中途半端に受肉したがために、この幼年体となっており、青年体の性格要素が片鱗レベルに止まっていた『hollow ataraxia』と異なり、こちらは傲慢な部分が若干強くなっている。
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:ギルガメッシュが[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]で受肉してから[[Fate/stay night|第五次聖杯戦争]]が始まるまでの10年間、あの性格で一切の問題が起きなかったのは、ほぼ常にこの状態でいたからである。それでも、本質的には同一人物であるためか、時折青年時の片鱗を覗かせることも。
; 能力
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:女性の好みも大人状態とは異なり、[[セイバー]]のような金髪貧乳ではなく、「野に咲く花」のような大人しく女性らしい[[三枝由紀香]]が好みとなっている。
: 魔力や身体能力は大人状態に比べて低く「王の財宝」の射出量は減っているいる。だが、油断と慢心がなくなっており、「王の財宝」も何も考えずに宝具を投げつけていた大人よりも明らかに使いこなしている。「大人状態より強いかも」とは奈須氏の弁。
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: この状態でも[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「黄金律」は健在で、[[冬木市]]のレジャー施設「わくわくざぶーん」のオーナーをしていたりする。
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;能力
: 『プリズマ☆イリヤ』では暴走状態の時にイリヤたち5人がかりの総攻撃を難なく防ぎ、[[バゼット・フラガ・マクレミッツ|バゼット]]を初撃で瞬殺し切り札である蘇生のルーンを早々に使わせている。ツヴァイ終盤に子ギルが肥大化した肉体をコントロールしていた状態では、大人状態と同等以上の圧倒的な強さを見せた。
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:基本的には戦闘シーンそのものが存在しないため、実力は未知数。戦闘が必要になった時には幼年体を止めて青年体に戻っている。「若返りの薬」が能力にどのような影響を与えているのか(あるいは何も与えていないのか)についても言及されていない。
: 続く『ドライ』では大人状態の自分ともいえるアンジェリカと対峙し、持ち前の知識と技量で次々と宝具を奪い返し、一時は追い詰めた。
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:ただし油断と慢心がなくなっており、奈須きのこのコメントで「大人状態より強いかも」という評価もある。
: 『とびだせ!トラぶる花札道中記』では、「全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)」という宝具を使用するが、これがどういったものなのか詳細は不明。ちなみにこの姿の時しか使えない。
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:この状態でも[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「黄金律」は健在らしく、[[冬木市]]のレジャー施設「わくわくざぶーん」のオーナーをしていたりする。
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:[[トラぶる花札道中記|とびだせ!トラぶる花札道中記]]』では、「全知なるや全能の星(シャ・ナクパ・イルム)」という[[宝具]]を使用するが、これがどういったものなのか詳細は不明。ちなみにゲームの仕様上、この姿の時しか使えない。
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== ギルガメッシュ(Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ)==
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『[[Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ]]』にて少年の姿をとっているギルガメッシュ。<br>冬木の[[聖杯戦争]]における[[サーヴァント]]としての子ギルと違い、「クラスカード」という異なる拠り代によって現界し、さらにそこから分かれて受肉した半身、という状態であり、設定段階で存在自体が冬木の子ギルとは異なっている。
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;略歴
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:第2部『ツヴァイ!』のラスボスとして登場。存在しないはずの8枚目のクラスカードであり、[[魔術協会]]の探査から逃れて地脈の中で潜伏を続けていたが、[[遠坂凛]]の調査によりその存在が発覚する。
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:当初は少年の姿ではなく、他の英霊同様に黒化状態の大人の姿で登場。
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:黒化状態でも、強固な自我によって僅かに意思が残っており、迎え撃つ[[イリヤスフィール・フォン・アインツベルン#魔法少女プリズマ☆イリヤ|イリヤ]]達にその圧倒的な力を見せつけ、鏡面界を切り裂き、現実空間にまで侵攻。そして円蔵山の地下にある術式を乗っ取り受肉を果たそうとする。
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:しかしイリヤの妨害に遭い、半身のみ受肉して誕生した幼年体と、クラスカードを内包した暴走体に分離する事になる。
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:その後、幼年体のギルガメッシュが暴走体をコントロールする形で融合し、黒い泥の巨人へと変貌。加えて[[美遊・エーデルフェルト]]を取り込み、更なる暴威を振るう。だが、ツヴァイフォームへと変身したイリヤと壮絶な死闘を演じた末に敗北し、再び幼年体とクラスカードに分離する事になる。
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:第3部『ドライ!!』ではアンジェリカに奪われてしまったカード側の財宝を取り戻す為にイリヤたちに共闘する事になる。財宝から便利なアイテムを貸してくれたり、金銭を都合してくれたりはするが、あくまで自分の目的優先でエインズワース家との戦いには必要以上に関る気がないため、事態の核心には触れず思わせぶりな言動ではぐらかしている。
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;人物
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:基本骨子は冬木の子ギルと同じ。
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:ただし、『hollow』での子ギルは青年体の性格要素は片鱗レベルに止まっているという程度に両者の印象が違うが、『プリズマ☆イリヤ』での性格は傲慢な部分が若干強めに描かれていて比較的青年体に近い印象を受ける。性格そのものが『hollow』と『プリズマ☆イリヤ』で違うのか、性格それ自体は変わらないが環境的にそういう面を出さざるを得なくなっているのか、詳しいところは不明。
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;能力
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:魔力や身体能力は大人状態(黒化の暴走状態)に比べて低く、「王の財宝」の貯蔵量、一度に可能な射出量も減っている。
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:ただし、「夢幻召喚」によってアンジェリカが「王の財宝」を使用した場合は宝具を奪い返すことが可能で、総量に比べれば微々たるものだが、徐々に貯蔵量を回復させている。
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:宝具の知識も確かで、アンジェリカと比べて的確に使いこなす。また、ダリウスが自分の知らない宝具を使ったと聞き、いぶかしんでいる。
    
== [[宝具]] ==
 
== [[宝具]] ==
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本格的な戦闘描写などがあるのは『プリズマ☆イリヤ』になるため、ここで紹介しているのも大半は『プリズマ☆イリヤ』で登場したものである。
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; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
 
; 王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)
 
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
 
: ランク:E〜A++<br>種別:対人宝具<br>レンジ:−
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==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
 
==== 「王の財宝」内にある宝具 ====
本格的な戦闘描写などがあるのは『プリズマ☆イリヤ』になるため、ここで紹介しているのも基本的に『プリズマ☆イリヤ』で登場したものである。
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; 乖離剣エア
 
; 乖離剣エア
 
: 大人のギルガメッシュが持っている物と全く同じ。だが小ギルが黒化しても、醜悪な泥の巨人となっても黄金の輝きは失われておらず、究極の宝具の名に恥じない効果を持つ。
 
: 大人のギルガメッシュが持っている物と全く同じ。だが小ギルが黒化しても、醜悪な泥の巨人となっても黄金の輝きは失われておらず、究極の宝具の名に恥じない効果を持つ。
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