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| ;人物 | | ;人物 |
| : 青地に白と黒のドレスを着た白銀の髪の女性。 | | : 青地に白と黒のドレスを着た白銀の髪の女性。 |
− | ::ただし、トネリコと名乗っていた時代では同じ『楽園の妖精』であるアルトリア・キャスターと瓜二つの少女だった<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外はアルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。 | + | :: 「救世主トネリコ」として活躍していた妖精暦時代は同じ『楽園の妖精』であるアルトリア・キャスターと瓜二つの少女<ref group = "注">手に持っているのが選定の杖でないこと、帽子の側面についている紋章がわずかに違うこと、胸元のリボンが黒色なこと以外はアルトリア・キャスターの第二再臨の姿と同じ。</ref>。 |
− | :: 一方で異聞帯の王となった彼女は、フェイスベールのついた黒い王冠と黒のローブに似た衣装をまとっている。(こちらの服装は後に解放霊衣として取得可能) | + | :: 異聞帯の王となった女王暦時代の彼女はフェイスベールのついた黒い王冠と黒のローブに似た衣装をまとっている。(こちらの服装は後に解放霊衣として取得可能) |
| :冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると悪の支配者そのものに見える。 | | :冷酷無比で叛逆を許さない支配の女王。人間を嫌い、妖精を嫌い、平等を嫌い、平和を嫌う。そのため、一般人から見ると悪の支配者そのものに見える。 |
| :ただし彼女にとって「好きか嫌いか」と「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。 | | :ただし彼女にとって「好きか嫌いか」と「必要か不要か」は切り離された別のことであり、自らが第一に考える「ブリテン島の秩序ある支配」を保つのに必要であれば、自分が嫌いなものであろうと分け隔てなく認めて使う。他人を信頼しない訳ではないが、アテにはしない。基本的に自分で帳尻を合わせれば済むように物事を進める。 |
| :冷酷で機械のように見えるモルガン自身にも人格はあり、それは汎人類史のモルガンとして伝わる「淫蕩・惨忍・自分勝手」というものと大差ないが、異聞帯のモルガンは果てしなく長い旅路の中で数多の挫折を味わい、それらの極端な部分は打ちのめされて引っ込んでいるだけである。モルガン自身が極度に追いつめられたり焦ったりすることがあれば、その本来の性格が表に出る事もあるが、そうでなければ支配者として冷徹に「自分の好き嫌いに無関係に必要なものは認めて使う」性格だけが表に見える。 | | :冷酷で機械のように見えるモルガン自身にも人格はあり、それは汎人類史のモルガンとして伝わる「淫蕩・惨忍・自分勝手」というものと大差ないが、異聞帯のモルガンは果てしなく長い旅路の中で数多の挫折を味わい、それらの極端な部分は打ちのめされて引っ込んでいるだけである。モルガン自身が極度に追いつめられたり焦ったりすることがあれば、その本来の性格が表に出る事もあるが、そうでなければ支配者として冷徹に「自分の好き嫌いに無関係に必要なものは認めて使う」性格だけが表に見える。 |
| :一方で「牙の氏族」が過去に起こした「翅の氏族」への虐殺行為に対する贖罪と戒めのため、菜食主義を自身と領民に徹底したウッドワスや、妖精の中でただ一人自身を慕い感謝し続けたバーヴァン・シーの様に『信頼出来る仲間』と認めた者には慈しみを向けることはあったものの、性格が災いし「感謝や労いといった情を言葉にするのではなく、態度や仕草で示していた」ために多くの者から誤解を受けており、結果的には自身の破滅にも繋がってしまった。 | | :一方で「牙の氏族」が過去に起こした「翅の氏族」への虐殺行為に対する贖罪と戒めのため、菜食主義を自身と領民に徹底したウッドワスや、妖精の中でただ一人自身を慕い感謝し続けたバーヴァン・シーの様に『信頼出来る仲間』と認めた者には慈しみを向けることはあったものの、性格が災いし「感謝や労いといった情を言葉にするのではなく、態度や仕草で示していた」ために多くの者から誤解を受けており、結果的には自身の破滅にも繋がってしまった。 |
− | :女王としての諸々の要素が取り払われると、意外にも朴訥で天然気味な一面が現れてくる。 | + | :女王としての諸々の要素が取り払われると、お人好しで冒険好き、年中雨が降っているオークニーの宮殿の奥で他に誰もいない図書室で雨垂れの音だけを友達に本を読んでいた<ref group="出">竹箒日記 2022/04<!--http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/20220409.html ---></ref>トネリコもといヴィヴィアンだった頃の彼女を思わせる朴訥で天然気味な一面が現れてくる。 |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
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| : 巡礼の鐘を全て鳴らし終えたアルトリア・キャスターをもってして「魔術の天才」と言わしめる桁違いの魔術の腕を持ち、トネリコの時代から得意としていた転移魔術の「水鏡」や封印魔術の「棺」は、技術媒体こそカルデアの模倣ではあるものの過去や未来の時代への転送すら可能とする程の格段な性能向上に至っており、城壁に配備したロンゴミニアドも「天才が使うために天才が作った専用の兵器」として手ずから構築した魔術であり、アルトリアでこれの全砲門発射を試みると自分自身の肉体が焼き切れて消滅しかねないほどの負担がかかるほどに特化された仕様となっていた。 | | : 巡礼の鐘を全て鳴らし終えたアルトリア・キャスターをもってして「魔術の天才」と言わしめる桁違いの魔術の腕を持ち、トネリコの時代から得意としていた転移魔術の「水鏡」や封印魔術の「棺」は、技術媒体こそカルデアの模倣ではあるものの過去や未来の時代への転送すら可能とする程の格段な性能向上に至っており、城壁に配備したロンゴミニアドも「天才が使うために天才が作った専用の兵器」として手ずから構築した魔術であり、アルトリアでこれの全砲門発射を試みると自分自身の肉体が焼き切れて消滅しかねないほどの負担がかかるほどに特化された仕様となっていた。 |
| : それだけでなく、巡礼の鐘を鳴らし終えてアルトリアがモルガンと同等になったと見えていたのも表面上だけであり、モルガンは過去に救世主トネリコとして巡礼の旅を複数回も経験しているため、内在する魔力量の時点でアルトリアはまるで勝負にならない。反乱軍によるキャメロット侵攻戦でも、城下で激戦の末女王軍を打ち破った反乱軍の兵士の大半を『自分の分身を拡散させる』という形によってたった一人で呆気なく全滅させるというどんでん返しを事も無げにやってのけた。 | | : それだけでなく、巡礼の鐘を鳴らし終えてアルトリアがモルガンと同等になったと見えていたのも表面上だけであり、モルガンは過去に救世主トネリコとして巡礼の旅を複数回も経験しているため、内在する魔力量の時点でアルトリアはまるで勝負にならない。反乱軍によるキャメロット侵攻戦でも、城下で激戦の末女王軍を打ち破った反乱軍の兵士の大半を『自分の分身を拡散させる』という形によってたった一人で呆気なく全滅させるというどんでん返しを事も無げにやってのけた。 |
− | : 汎人類史におけるモルガンも同等の魔力と魔術技能を有しているようで、ベリルに召喚されたばかりの「汎人類史のモルガン」は彼の出自を即座に見抜く他、'''自分を召喚した術式からレイシフトを解析して魔術で再現し、単独で行使する'''というとんでもない所業を、その対象点に『<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>平行世界</rt></ruby>の自分』という情報の受信媒体がいることでリスクを解消出来ると見抜いた上<ref group = "注">妖精眼が千里眼と同類の働きを有している為に出来たのか、またはカルデアのレンズ・シバに準ずる何らかの装置を魔術で模倣して突き止めたのかは不明。</ref>で、'''数時間の内に'''即決実行しており、どちらも根幹としては妖精の血筋という「神秘」をその身に宿すが故に成せる芸当だと思われる。 | + | : 汎人類史におけるモルガンも同等の魔力と魔術技能を有しているようで、異聞帯に召喚されたばかりの彼女はマスターたるベリルの出自を即座に見抜いた他に'''自分を召喚した術式からレイシフトを解析して魔術で再現し単独で行使する'''というとんでもない所業を、その対象点に『<ruby><rb>異聞帯</rb><rt>平行世界</rt></ruby>の自分』という情報の受信媒体がいることでリスクを解消出来ると見抜いた上<ref group = "注">妖精眼が千里眼と同類の働きを有している為に出来たのか、またはカルデアのレンズ・シバに準ずる何らかの装置を魔術で模倣して突き止めたのかは不明。</ref>で、'''数時間の内に'''即決実行しており、どちらも根幹としては妖精の血筋という「神秘」をその身に宿すが故に成せる芸当だと思われる。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |