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メモ⇨話題まとめへの移築と加筆
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*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
 
*2018/03/20にてFGOの幕間の物語が追加されたが、執筆担当は設定担当の一人でもある成田良悟氏。奈須きのこ氏に「ゲストで書かない?」と提案され、初めてFGOのシナリオを担当。<br>成田氏曰く『何故強化クエストであのスキルがあの形で強化されたんだろう』と考え、そこから七章の結末を搦めて組み上げたシナリオ[https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777309704691718][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777310946205696][https://twitter.com/ryohgo_narita/status/975777312145735680]
 
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
 
*奈須氏によるサーヴァントの強さの位置付はAランク<ref group="出" name="小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき">小説版『Fate/strange Fake』第2巻 あとがき</ref>。
*『Fate/Grand Order』ではサービス開始時から実装が告知され、七章タイトル「天の鎖」などで非常に期待されたサーヴァントであった。しかし、蓋を開ければシナリオ的にも性能的にもあんまり扱いがよろしくなかったため、プレイヤーから激しい非難に晒され、「'''FGO星5最不遇'''」との異名も囁かれた。出番は極めて少ない・というか「無」であり、基本的には希少な確率で引き当てるしかプレイヤーが見舞える機会はなく、あとは他作品の情報を集めるしかないため、エルキドゥの持つバックグラウンドは理解されづらい。人気キャラクターであるイシュタルへの対応などFGOでは過激な側面のみが強調され、唯一のイベントシナリオ出演はキングゥのフォローに終わり、エルキドゥ本人の掘り下げは行われない。 加えて性能面でも運用が難しいことで、実装時からの道のりは非常に難しいものだった。
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**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえたことについて「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」というコメントが多数寄せられた。しかし、「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある。七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身(これについては6巻で詳しく語られている)であり、またエルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる周囲への被害を懸念し、他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。
      
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
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: 新文書のあらすじは「フワワとエンキドゥはお互いを知っていた(幼馴染や友達などの親しい関係ではない)」「ギルガメシュは、そのフワワとエンキドゥの関係を知った上で、エルキドゥにフワワを殺すよう指示した」というもの。
 
: 新文書のあらすじは「フワワとエンキドゥはお互いを知っていた(幼馴染や友達などの親しい関係ではない)」「ギルガメシュは、そのフワワとエンキドゥの関係を知った上で、エルキドゥにフワワを殺すよう指示した」というもの。
 
:この発見に対して成田氏は「わりとかなり重要な案件」と語っているため、作中の設定が変更される可能性もある。
 
:この発見に対して成田氏は「わりとかなり重要な案件」と語っているため、作中の設定が変更される可能性もある。
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;星5最不遇サーヴァント
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:エルキドゥは『Grand Order』サービス開始前から実装予定が告知され、七章サブタイトルが彼の異名である「天の鎖」だったことなどから非常に出番を期待されたサーヴァントであった。しかし蓋を開ければシナリオ的にも性能的にもあんまり扱いがよろしくなかったため、プレイヤーから激しい非難に晒され「'''FGO星5最不遇'''」との異名も囁かれた。主に「キャラクターの掘り下げが皆無」「設定とゲーム性能が噛み合わない」「そもそも運用に難のあるゲーム性能」という三点が槍玉に挙げられ、実装時からの道のりは非常に難しいものだった。
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:*まずメインキャラクターを務めるとばかり思われていた七章に出演したのは'''姿形が同じだけの別キャラ'''。当人は'''既に死んでおり'''、挙句'''回想での出番すら皆無'''。このためプレイヤーがエルキドゥ本人と接触するには、基本的に希少な確率を潜り抜けてガチャで引き当てるしかなかった。このため本作ではエルキドゥというキャラクターのバックグラウンドに触れる機会が殆どなく、更にFGO以外で彼が本格的に登場しているのがキャラ崩壊上等のお祭り作品と未完結作品しかないため非常にキャラクター像を掴み辛かった。
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:**数少ない出番も人気キャラクターであるイシュタルへの対応など過激な側面の強調やキングゥのフォローなどで終わってしまい、エルキドゥ本人の掘り下げはほぼまともに行われていない。これはエルキドゥの出身作品である「strage Fake」が完結していない(=向こうで書く予定のネタをFGOで出せない)のも一因と思われる。
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:**アニメ版の第七特異点五話でもギルガメッシュと相対した際にエルキドゥの肉体の記憶がフラッシュバックして狙いを外してしまうようにみえたことについて「本物(エルキドゥ)だったら当ててた」というコメントが多数寄せられた。しかし、「人と歩む」と自身を定義しているエルキドゥをして「本当に当てさせる」のであれば、エルキドゥを理性を持たない泥人形状態にまで戻す必要がある。七章のギルガメッシュはFakeとは違いサーヴァントではなく生前の生身(これについては6巻で詳しく語られている)であり、またエルキドゥにはFakeでのギルガメッシュの撃ち合いによる周囲への被害を懸念し、他人に迷惑がかからないよう戦場を砂漠に移す理性がある(そのことをギルガメッシュに揶揄されている)。
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:*エルキドゥはギルガメッシュと同格の英霊であり、サーヴァント屈指の単純火力を誇る彼と互角の真っ向勝負ができると明示されているサーヴァントでもある。このため、既に実装されていたギルガメッシュに比する=攻撃性能に優れたサーヴァントとして実装されることが当時は期待されていたのだが、蓋を開けてみればエルキドゥのステータスは何故か物凄く耐久寄り。更に「エルキドゥ自身の判断で場に合わせてステータスを振り直す」設定のはずの『変容』スキルが、何故かランダム要素を含んだ効果として実装されてしまうなど、事前の期待値が高かった分「設定無視」との不満の声が多く上がった。
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:**設定と効果が噛み合っていないスキルというのはそれまでに実装されたサーヴァントでも少なからず散見されたものではあったが、エルキドゥの場合は後述する「性能自体の難」と相まって話題に上がることが多かった。
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:*肝心のゲーム性能についてだが、前述した通りステータス自体は耐久に大きく寄っており攻撃力は大分低め。しかしながら'''耐久に優れたサーヴァントなのか、といえば「違う」と言わざるを得ない'''。
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:**本作で耐久戦を行う場合に最重要なのは宝具とスキルの内容なのだが、エルキドゥの宝具は火力特化な単体攻撃宝具。耐久に寄与できるような効果も使い所の狭い「神性対象のスタン」しかなく、耐久戦の役にはほぼ立たない。更に当時は自前の強化スキル込みの威力比較で他の単体攻撃星5ランサーにかなり遅れをとっており、後述の事情も合わせて'''他がいるならエルキドゥを起用する意味が皆無'''とまで称されることも珍しくない程だった。
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:**ではスキルはといえば、何故かランダム効果を伴って実装された攻撃強化スキル『変容』、敵一体の「回避状態」を消去しクリティカルデバフを付与する『気配察知』、体力を大幅に回復し状態異常も回復する『完全なる形』の3つ。言うまでもないが、直接耐久に寄与できるのは第3スキル『完全なる形』のみ。しかも敵の攻撃宝具を食らえば体力が一撃で消し飛ぶことが当たり前のFGOの戦闘において'''体力回復効果は少し寿命を伸ばす補助用程度の意味しか持たない'''<ref group = "注">基本的に耐久型のサーヴァントに必要なのは「回避」「無敵」「ガッツ」のように宝具やクリティカル攻撃を撃たれても死なずに持ち堪えることができる手段であり、体力で耐えるにしても「防御強化」「ダメージカット」などを重ねがけするといった補助が必要となる。</ref>上、回復量自体は非常に多いため'''再使用までの時間が長く2回以上の使用が困難'''。『気配察知』はクリティカルデバフで耐久に間接的に寄与できはするが、そもそも確率付与。一緒にくっついている「回避消去」効果は宝具の「神性スタン」同様に範囲が狭すぎる上に相手が回避を使うかどうかも運任せとほぼ役に立たない。
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:**この二点だけでも辛いエルキドゥだったがここに更なる受難が襲いかかる。コマンドカードである。エルキドゥのコマンドカードはQQQABのアサシンタイプ。Quickは与ダメージ量を犠牲にクリティカルスターの生産数と副次的にNP(宝具ゲージ)を稼ぐことのできるタイプのコマンドである。しかしながらエルキドゥの3枚もあるQカードの性能は特段高いとは言えず、総合的に見て当時のサーヴァント全体の平均かやや下程度。ただでさえ低い素の火力がQによる減算で更に低下し、スター産出量もNP取得量も平凡。一応3枚をまとめて使えればそれなりの性能にはなったのだが、そのために現実的なのが'''エルキドゥ1騎のみを戦場に残す背水の陣で耐久戦を行う'''所謂'''「単騎戦法」'''という点が難であり、それ以前にそもそもQカード自体があまり強くなかった時代にQ3枚、という時点で評価が辛くなるのは避けられなかった。一応Artはそこそこ高性能と評価されていたが、1枚しかないという点を覆すほどではなく焼け石に水。しかも唯一これらを強化可能な『変容』スキルは「Bを強化+AかQのどちらかをランダム強化(全て1ターン)」という効果であり、欲しい効果が来るかどうかすら不透明な上に来ても短時間しか持続してくれないという有様である。
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:*以上の点を以て下された当時のエルキドゥの評価は「耐久寄りのステータスだが自前で耐久できる素養がほぼない。だが活躍させたいなら単騎戦法が推奨される。攻撃面は宝具だけの一発屋で通常攻撃にはあまり期待できない。しかもその宝具ですら同条件の同格に勝てない」というなんとも悲しいものであり、2017年初頭に公式で開催された「強化してほしいサーヴァントアンケート」では'''実装から何ヶ月も経っていないにもかかわらず3位にランクイン'''。ぶっちぎりだった[[ジャンヌ・ダルク|1位]][[アルトリア・ペンドラゴン|2位]]がサービス開始当初からいる無強化のローンチ組という点を鑑みればいっそ驚異的とすら言える程に「エルキドゥの性能難」が認知されていたことが窺える。
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:**当時のFGOディレクターであった塩川氏はこの結果に「設定が強いサーヴァントはゲームの性能も強くあってほしいという要望の現れだろう」という、前述の「設定と性能の噛み合わなさ」と「性能難に対する改善要望」を混同したらしい若干的外れなコメントを寄せている。
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:それからFGOのサービスも年を重ねて環境も変化し、エルキドゥ自身にも数回の強化が施されて性能面は大分まともになっている。『気配察知』に「回避」付与効果が追加されある程度の耐久戦が可能になったという点も大きいが、何より大きいのは宝具『人よ、神を繋ぎ止めよう』が大幅に強化されたという点。「宝具だけの一発屋」という評価に開き直ったのか「宝具の素の威力を大きく増強」「宝具に付随して付与されていた「防御力ダウン」効果を更に強化」「高体力、高攻撃力の強敵が多い「人類の脅威」属性に対する特効効果の獲得」と、'''何がなんでも一発で仕留め切る'''と言わんばかりの'''強敵・高難易度向けの決戦兵器'''としての地位を確立した。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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