差分

39 バイト追加 、 2023年2月16日 (木) 17:43
43行目: 43行目:  
: 600万年前、ミクトランの太陽が寿命を迎え消失して暗闇の世界になりディノスが休眠に入り、その間に発生した人間の国であるカーン王国がミクトラン内に繁栄していた頃、修復を終えて地表への進出を開始する。カマソッソを王とするカーン王国は全てをかけてORTから国を守ろうと立ち向かうが為す術がなく、カマソッソは最後の手段として度重なる肉体改造に加えて国民全てを生贄に自身の霊基に上乗せし不死の身体を得て、辛うじてORTの心臓を撃ち抜いて活動停止に追い込み、最下層に再び押し返した。
 
: 600万年前、ミクトランの太陽が寿命を迎え消失して暗闇の世界になりディノスが休眠に入り、その間に発生した人間の国であるカーン王国がミクトラン内に繁栄していた頃、修復を終えて地表への進出を開始する。カマソッソを王とするカーン王国は全てをかけてORTから国を守ろうと立ち向かうが為す術がなく、カマソッソは最後の手段として度重なる肉体改造に加えて国民全てを生贄に自身の霊基に上乗せし不死の身体を得て、辛うじてORTの心臓を撃ち抜いて活動停止に追い込み、最下層に再び押し返した。
 
: 次に目を覚ますのは2017年、クリプター:[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]が異聞帯に訪れてから1年後。オセロトルを用いてディノス狩りを続けていたのはORT復活のためであり、ディノスが持つ良質な魔術回路を生贄に捧げ続ける事でその修復を早めていた。ORT再起動の最後のキーとして異星の神から奪った心臓をその身に移植していたデイビットが自ら生贄となり、ついに再起動。ORTは周囲の景色を一瞬で空想樹に作り替えながら地上を目指して侵攻を開始した。
 
: 次に目を覚ますのは2017年、クリプター:[[デイビット・ゼム・ヴォイド]]が異聞帯に訪れてから1年後。オセロトルを用いてディノス狩りを続けていたのはORT復活のためであり、ディノスが持つ良質な魔術回路を生贄に捧げ続ける事でその修復を早めていた。ORT再起動の最後のキーとして異星の神から奪った心臓をその身に移植していたデイビットが自ら生贄となり、ついに再起動。ORTは周囲の景色を一瞬で空想樹に作り替えながら地上を目指して侵攻を開始した。
:再起動直後は単純に地上を真っ直ぐ目指しているものと思われており、ORT討伐のタイムリミットは地上に出るまでの20時間と見積もられていた。しかし進行ルートを検証したところ、地上に真っ直ぐ向かうならば不要のはずのメヒコシティに向かっており、これによりミクトランの「太陽」がORTの心臓だったものであること、ORTはまずそれを取り戻そうとしているのだという事が判明。心臓が欠落している状態でこのような規格外の能力を持っているということは、心臓を取り戻されたら絶対に勝てなくなる。つまりメヒコシティにたどり着くまでにORTを撃破しなければならないとタイムリミットの大幅修正を余儀なくされるが、ヴクブが太陽の位置を操る太陽遍歴をチチェン・イツァーに移動させようとしたこと、[[トラロック]]がオセロトルの住人の姿を見て奮起しORTの前に宝具で立ちふさがった事で一時の猶予を得、万全を期したノウム・カルデア所属サーヴァント総勢を投入した抗戦によりORTのそして土壇場で異星の神からの共闘の申し出があった事など数々の条件が重なり、一度はストーム・ボーダーの主砲「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」を宇宙嵐で逸らされて回避されてしまうアクシデントがあったものの、異星の神の全魔力をつぎ込んだ2射目がORTに直撃、細胞の一片すら残さずに蒸発した。
+
:再起動直後は単純に地上を真っ直ぐ目指しているものと思われており、ORT討伐のタイムリミットは地上に出るまでの20時間と見積もられていた。しかし進行ルートを検証したところ、地上に真っ直ぐ向かうならば不要のはずのメヒコシティに向かっており、これによりミクトランの「太陽」がORTの心臓だったものであること、ORTはまずそれを取り戻そうとしているのだという事が判明。心臓が欠落している状態でこのような規格外の能力を持っているということは、心臓を取り戻されたら絶対に勝てなくなる。つまりメヒコシティにたどり着くまでにORTを撃破しなければならないとタイムリミットの大幅修正を余儀なくされるが、ヴクブが太陽の位置を操る太陽遍歴をチチェン・イツァーに移動させようとしたこと、[[トラロック]]がオセロトルの住人の姿を見て奮起しORTの前に宝具で立ちふさがった事で一時の猶予を得、万全を期したノウム・カルデア所属サーヴァント総勢を投入した抗戦によりORTの耐久力を削ぎ落とし続ける。そして土壇場で異星の神からの共闘の申し出があった事など数々の条件が重なり、一度はストーム・ボーダーの主砲「人理定理・未来証明(ヒュームバレル・レイプルーフ)」を宇宙嵐で逸らされて回避されてしまうアクシデントがあったものの、異星の神の全魔力をつぎ込んだ2射目がORTに直撃、細胞の一片すら残さずに蒸発した。
 
: ――と思われた直後、シバによる警告が入ると共に、ストーム・ボーダーの甲板上に謎の召喚式が起動。ORTを撃破した直後に『'''生物分類:<ruby><rb>ワン・ラディアンス・シング</rb><rt>One Radiance Thing</rt></ruby>'''』と定義されたグランドサーヴァントとして、新しくORTがまるごと召喚されるという暴挙に主人公の心は折れかけるも、駆け付けたククルカンの手助けもあり、オルト・シバルバーも辛うじて撃破に成功。そして今度こそ終わりかと思われた所に再度シバによる警告が響き、三度ORTが出現。「自分を召喚することができる世界の捏造」「自分を召喚できる情報の登録」「自分を召喚する方法」これらを手に入れたORTは何度消滅させても召喚が繰り返され、その度に存在規模を大きく改竄しより強力な個体となって際限なく現れるようになり、本当の意味でORTには死が訪れない状態になってしまった。
 
: ――と思われた直後、シバによる警告が入ると共に、ストーム・ボーダーの甲板上に謎の召喚式が起動。ORTを撃破した直後に『'''生物分類:<ruby><rb>ワン・ラディアンス・シング</rb><rt>One Radiance Thing</rt></ruby>'''』と定義されたグランドサーヴァントとして、新しくORTがまるごと召喚されるという暴挙に主人公の心は折れかけるも、駆け付けたククルカンの手助けもあり、オルト・シバルバーも辛うじて撃破に成功。そして今度こそ終わりかと思われた所に再度シバによる警告が響き、三度ORTが出現。「自分を召喚することができる世界の捏造」「自分を召喚できる情報の登録」「自分を召喚する方法」これらを手に入れたORTは何度消滅させても召喚が繰り返され、その度に存在規模を大きく改竄しより強力な個体となって際限なく現れるようになり、本当の意味でORTには死が訪れない状態になってしまった。
 
: しかし完全無欠になってしまったと思われたORTにもアキレス腱は存在していた。どんなに消滅させても異聞帯が消えず、ORTが「自分が英霊認定された世界」を構築して自分自身を何度でも召喚できる理由はただ一つ…'''ORTのパーツが残っているから'''である。カマソッソに奪われた心臓はその後ミクトランの太陽として使われて現存している。そしてORTはまだその心臓を取り戻していないが、それが変化したミクトランの太陽が残っている限り、ORTの存在は逆説的に証明され続けてしまう。その事実を認識すると共に、自らの異聞帯を維持する事よりも自分自身=ORTという惑星の脅威を討滅する事を選んだ「太陽の教え」ククルカンにより、ミクトランの太陽そのものを犠牲にする大熱量攻撃によりORTはミクトランの太陽共々蒸発し消滅した。
 
: しかし完全無欠になってしまったと思われたORTにもアキレス腱は存在していた。どんなに消滅させても異聞帯が消えず、ORTが「自分が英霊認定された世界」を構築して自分自身を何度でも召喚できる理由はただ一つ…'''ORTのパーツが残っているから'''である。カマソッソに奪われた心臓はその後ミクトランの太陽として使われて現存している。そしてORTはまだその心臓を取り戻していないが、それが変化したミクトランの太陽が残っている限り、ORTの存在は逆説的に証明され続けてしまう。その事実を認識すると共に、自らの異聞帯を維持する事よりも自分自身=ORTという惑星の脅威を討滅する事を選んだ「太陽の教え」ククルカンにより、ミクトランの太陽そのものを犠牲にする大熱量攻撃によりORTはミクトランの太陽共々蒸発し消滅した。
826

回編集