差分

230 バイト除去 、 2023年12月22日 (金) 18:18
編集の要約なし
1行目: 1行目:  
{{登場人物概要
 
{{登場人物概要
 
| 読み =  
 
| 読み =  
| 外国語表記 =  
+
| 外国語表記 = Andras
 
| 別名 =  
 
| 別名 =  
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
 
| 初登場作品 = [[Fate/Grand Order]]
39行目: 39行目:     
; 略歴
 
; 略歴
: 最初の登場は終局特異点で、Ⅱの座においてセプテムで登場したサーヴァントたちと決戦を繰り広げた。
+
: 最初の登場は終局特異点『[[冠位時間神殿 ソロモン]]』で、Ⅱの座においてセプテムで登場したサーヴァントたちと決戦を繰り広げた。
 
:時間神殿崩壊時には、他の魔神柱と比べて個体としての生を強く自覚するようになり、それ故に自己消滅への恐れを抱いてしまい、「死にたくない」という理由で宙域から離脱したが、力足りずに息絶えてしまう。
 
:時間神殿崩壊時には、他の魔神柱と比べて個体としての生を強く自覚するようになり、それ故に自己消滅への恐れを抱いてしまい、「死にたくない」という理由で宙域から離脱したが、力足りずに息絶えてしまう。
 
:しかし、手に入れた我をもっと味わいたいという執念によって残留思念として残った。『ぐだぐだ明治維新』では亡骸から金色魔太閤秀吉に変化し、空間を固定、[[茶々]]と融合するが、維新同盟によって敗れ、自身が手に入れる命題の順番を間違えた事を理解し消滅した。
 
:しかし、手に入れた我をもっと味わいたいという執念によって残留思念として残った。『ぐだぐだ明治維新』では亡骸から金色魔太閤秀吉に変化し、空間を固定、[[茶々]]と融合するが、維新同盟によって敗れ、自身が手に入れる命題の順番を間違えた事を理解し消滅した。
:その後『ぐだぐだ明治維新』の座標にまだ残っていた命を惜しみながら死ぬという答えを得たアンドラスは、崩壊した空間に残った土方歳三に自身の願いを託して消滅した。
+
:その後『ぐだぐだ明治維新』の座標にまだ残っていた命を惜しみながら死ぬという答えを得たアンドラスは、崩壊した空間に残った[[土方歳三]]に自身の願いを託して消滅した。
 
; 人物
 
; 人物
 
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
 
: 基本的には「独立稼働する受肉した魔術式」という存在のため、独立した人格は持たない。
53行目: 53行目:  
『冠位時間神殿』で[[茶々]]を生贄にすることで死亡した魔神柱の一体アンドラスの亡骸から生まれた。魔神柱とはなにか違うもの。魔神柱の残留思念が形となって残ったもの。
 
『冠位時間神殿』で[[茶々]]を生贄にすることで死亡した魔神柱の一体アンドラスの亡骸から生まれた。魔神柱とはなにか違うもの。魔神柱の残留思念が形となって残ったもの。
 
;略歴
 
;略歴
:『ぐだぐだ明治維新』で流れ着いた死骸が空間で、出会った同じく死にたくないという願いを持った[[茶々]]の霊基を媒介にその存在を保ち、永遠に生き続けようとし、空間を固定して『ぐだぐだ明治維新』の空間を生み出した。
+
:『ぐだぐだ明治維新』で流れ着いた死骸が空間で、出会った同じく死にたくないという願いを持った茶々の霊基を媒介にその存在を保ち、永遠に生き続けようとし、空間を固定して『ぐだぐだ明治維新』の空間を生み出した。
:媒介にするはずの[[茶々]]に逃げられたが、[[織田信勝]]が捕らえて、生贄にささげることで復活し、金色魔太閤秀吉を名乗ることで[[茶々]]を引き留め、完全に同化しようとしたが維新同盟によって敗れ、自身が手に入れる命題の順番を間違えた事を理解し消滅した。
+
:媒介にするはずの[[茶々]]に逃げられたが、[[織田信勝]]が捕らえて、生贄にささげることで復活し、[[豊臣秀吉|金色魔太閤秀吉]]を名乗ることで彼女を引き留め、完全に同化しようとしたが維新同盟によって敗れ、自身が手に入れる命題の順番を間違えた事を理解し消滅した。
 
;人物
 
;人物
 
:アンドラスの残留思念であるため、基本的にアンドラスと同じ。
 
:アンドラスの残留思念であるため、基本的にアンドラスと同じ。
 
;能力
 
;能力
 
:元は魔神柱であるため強力な呪具と化し、死にたくないという願いのみに適合し、融合し、実現する聖杯のようなものになった。[[織田信勝]]曰く、全ての滅びしモノに永遠を与え、救うとのこと。
 
:元は魔神柱であるため強力な呪具と化し、死にたくないという願いのみに適合し、融合し、実現する聖杯のようなものになった。[[織田信勝]]曰く、全ての滅びしモノに永遠を与え、救うとのこと。
:媒介となる英霊の霊基がなければ存在を保てない為、同じく死にたくないという願いを持った[[茶々]]の霊基を媒介にその存在を保っているが、切り離されば消滅してしまう。
+
:媒介となる英霊の霊基がなければ存在を保てない為、同じく死にたくないという願いを持った茶々の霊基を媒介にその存在を保っているが、切り離されば消滅してしまう。
 
:スキルは「瞑目」「黄昏の時来れり」を使用する。ブレイク後は「刀狩り」を使用する。
 
:スキルは「瞑目」「黄昏の時来れり」を使用する。ブレイク後は「刀狩り」を使用する。
   90行目: 90行目:  
=== Fate/Grand Order===
 
=== Fate/Grand Order===
 
;「し、死にたくない……、死にたくない……。このままこんなところで死にたくない……。」<br>「どこか、どこか我だけの世界で……。ただ生き続けていたい……。」<br>「目的など要らない。理想も信念も不要だ。征服も、支配も、探求も、発展も、友愛も、告別も、不要だ。」<br>「我は、ただ───手に入れた“我”を、もっと味わっていたかった───」
 
;「し、死にたくない……、死にたくない……。このままこんなところで死にたくない……。」<br>「どこか、どこか我だけの世界で……。ただ生き続けていたい……。」<br>「目的など要らない。理想も信念も不要だ。征服も、支配も、探求も、発展も、友愛も、告別も、不要だ。」<br>「我は、ただ───手に入れた“我”を、もっと味わっていたかった───」
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の台詞。個体としての生を強く自覚したが故に自己消滅への恐れを抱き、「死にたくない」という理由で宙域から離脱した。
+
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡しての独白。個体としての生を強く自覚したが故に自己消滅への恐れを抱き、「死にたくない」という理由で宙域から離脱した。
 
:皮肉なことに、それは[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の生きるため答えと近いものであり、永遠を求めた[[ゲーティア|憐憫の獣]]の願いにも近いものであった。
 
:皮肉なことに、それは[[主人公 (Grand Order)|主人公]]の生きるため答えと近いものであり、永遠を求めた[[ゲーティア|憐憫の獣]]の願いにも近いものであった。
    
;「死にたくない……、死にたくない……。」
 
;「死にたくない……、死にたくない……。」
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の[[茶々]]と出会った時の台詞。それは何よりも純粋で当たり前の願い。
+
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後、[[茶々]]と出会って。それは何よりも純粋で当たり前の願い。
    
;「茶々……? この記録は……、豊臣を滅ぼした……? そうか、おまえも滅びるのか……。」<br>「我ももう死ぬ……故に、その感情の働きを理解する。手を取ろう……この体、おまえと同化すれば……!」
 
;「茶々……? この記録は……、豊臣を滅ぼした……? そうか、おまえも滅びるのか……。」<br>「我ももう死ぬ……故に、その感情の働きを理解する。手を取ろう……この体、おまえと同化すれば……!」
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の[[茶々]]と出会った時の台詞。茶々の記録を知り、その体を媒介に存在し続けようとする。
+
:同上。彼女の記録を知り、その体を媒介に存在し続けようとする。
    
;「そうか、歴史に烙印を押され……滅びの女となったおまえは、我が<ruby>住処<rt>むくろ</rt></ruby>に相応しい……」<br>「滅びを拒むもの、滅びから目を背けるものこそ我が盟友に相応しい。」<br>「火焔地獄の姫よ。その強い<ruby>慚愧<rt>ざんき</rt></ruby>の念が、死の海に瀕する我の灯台となったのだ……!」
 
;「そうか、歴史に烙印を押され……滅びの女となったおまえは、我が<ruby>住処<rt>むくろ</rt></ruby>に相応しい……」<br>「滅びを拒むもの、滅びから目を背けるものこそ我が盟友に相応しい。」<br>「火焔地獄の姫よ。その強い<ruby>慚愧<rt>ざんき</rt></ruby>の念が、死の海に瀕する我の灯台となったのだ……!」
:『ぐだぐだ明治維新』で冠位時間神殿から逃亡した後の[[茶々]]と出会った時の台詞。[[茶々]]を一方的に盟友とし、その霊基を死の海に瀕する自らの灯台として同化しようとする。
+
:彼女を一方的に盟友とし、その霊基を死の海に瀕する自らの灯台として同化しようとする。
 
:全ては何よりも純粋な願いのために。
 
:全ては何よりも純粋な願いのために。
    
;「……消える……消える……滅びを拒んだ女が、永遠を受け入れずに。」<br>「……人間は、分からない。生命は、難しい。だが……」<br>「一つ、明確な答えを得た。目的の無い生命活動は、航海ではなく、漂流であり───」<br>「───私は。手に入れる命題の順番を、間違えたのだ。」
 
;「……消える……消える……滅びを拒んだ女が、永遠を受け入れずに。」<br>「……人間は、分からない。生命は、難しい。だが……」<br>「一つ、明確な答えを得た。目的の無い生命活動は、航海ではなく、漂流であり───」<br>「───私は。手に入れる命題の順番を、間違えたのだ。」
:『ぐだぐだ明治維新』での台詞。滅びを拒んだ女は永遠を受け入れず、魔神は終わりを迎えた。
+
: 滅びを拒んだ女は永遠を受け入れず、魔神は終わりを迎えた。
 
:“死にたくない”という願い自体は間違いではなかった。しかし、英霊の、人の営みにとって……それは前提の一つに過ぎなかった。
 
:“死にたくない”という願い自体は間違いではなかった。しかし、英霊の、人の営みにとって……それは前提の一つに過ぎなかった。
   114行目: 114行目:  
*魔神柱としての姿は秀吉の逸話と合わさったのか全身鈍い金色であるが、形状・色と彼に縁があった土方の好物から'''「沢庵」「沢庵ドラス」'''等と一部では言われている。
 
*魔神柱としての姿は秀吉の逸話と合わさったのか全身鈍い金色であるが、形状・色と彼に縁があった土方の好物から'''「沢庵」「沢庵ドラス」'''等と一部では言われている。
 
**その沢庵漬けの考案者とされる禅僧・沢庵宗彭だが、史実では[[柳生但馬守宗矩]]、創作では[[宮本武蔵]]との関係が深い事でも知られている。「剣法と禅法の一致」をテーマとした著書『不動智神妙録』は、宗矩の『兵法家伝書』及び武蔵の『五輪書』と並んで後の武道に多大な影響を与えた書物とされる。
 
**その沢庵漬けの考案者とされる禅僧・沢庵宗彭だが、史実では[[柳生但馬守宗矩]]、創作では[[宮本武蔵]]との関係が深い事でも知られている。「剣法と禅法の一致」をテーマとした著書『不動智神妙録』は、宗矩の『兵法家伝書』及び武蔵の『五輪書』と並んで後の武道に多大な影響を与えた書物とされる。
**また、[[葛飾北斎|書画]][[紫式部|や]][[清少納言|詩]][[曲亭馬琴|文]]、[[千利休|茶道]]にも造詣が深く、もしもカルデアに召喚される事があれば文武双方でのキーパーソン、更にはキッチン部隊の戦力ともなる可能性が高い。その時が来たら土方の反応や如何に…?
+
**また、[[葛飾北斎|書画]][[紫式部|や]][[清少納言|詩]][[曲亭馬琴|文]]、[[千利休|茶道]]にも造詣が深く、もしもカルデアに召喚される事があれば文武双方でのキーパーソン、更にはキッチン部隊の戦力ともなる可能性が高い。その時が来たら土方の反応や如何に…?
 
*原典におけるアンドラスの能力は、「召喚者の敵を皆殺しにする」「不和を呼び起こす」「油断していると召喚者も身内ごと皆殺しにする」という凄まじく物騒な部類に入る。そんな彼が最初に抱いた意志が「'''死への恐怖'''」というのもまた皮肉である。
 
*原典におけるアンドラスの能力は、「召喚者の敵を皆殺しにする」「不和を呼び起こす」「油断していると召喚者も身内ごと皆殺しにする」という凄まじく物騒な部類に入る。そんな彼が最初に抱いた意志が「'''死への恐怖'''」というのもまた皮肉である。
 
**また、伝承での姿は「鳥の頭を持ち、細身の剣を携え、黒色の狼に乗っている」というもの。……[[土方歳三|刀を帯び、黒衣を纏い、身内を粛清し、闘争に生きた壬生狼]]と出会ったのはこの上ない運命だったのかもしれない。
 
**また、伝承での姿は「鳥の頭を持ち、細身の剣を携え、黒色の狼に乗っている」というもの。……[[土方歳三|刀を帯び、黒衣を纏い、身内を粛清し、闘争に生きた壬生狼]]と出会ったのはこの上ない運命だったのかもしれない。
808

回編集