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| :生前の逸話通りに決闘好きで、何かと決闘を吹っかけてくる事以外は意外とまともで学識ある人格ではある。 | | :生前の逸話通りに決闘好きで、何かと決闘を吹っかけてくる事以外は意外とまともで学識ある人格ではある。 |
| ;能力 | | ;能力 |
− | :サーヴァントとしては戦闘能力はないとの事で、実際に物語中では戦闘に直接参加していなかった。 | + | :作中では「召喚システムを悪用した仮初めの現界」をしていると語っており、このためかサーヴァントとしては戦闘能力はないとの事。実際にイベントでは戦闘に直接参加していなかった。 |
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| == ステータス == | | == ステータス == |
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| ;[[乙姫清姫]] | | ;[[乙姫清姫]] |
| :特異点で召喚したサーヴァント。 | | :特異点で召喚したサーヴァント。 |
− | :途中で主人公側に離反されてたが、それについては特に恨みを持たず「好きなようにしていい」と言葉をかけていた。 | + | :途中で主人公側に離反されることとなったが、それについては特に恨みを持たず「好きなようにしていい」と言葉をかけていた。 |
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| === 生前 === | | === 生前 === |
| ;[[お瀧]] | | ;[[お瀧]] |
− | :日本で関係を持った妻。フルネームは「楠本瀧」。長崎のとある商家俵屋の娘で、出島への出入りを許された遊女<ref group="注">実際に遊女として活動していた訳ではなく、出島での自由行動を目的に遊郭へ手数料を収め名目だけ借りていたいわば「ペーパー遊女」であった。</ref>であり、そこからシーボルトに見初められた。 | + | :日本で関係を持った妻。長崎のとある商家俵屋の娘で、出島への出入りを許された遊女<ref group="注">実際に遊女として活動していた訳ではなく、出島での自由行動を目的に遊郭へ手数料を収め名目だけ借りていたいわば「ペーパー遊女」であった。</ref>であり、そこからシーボルトに見初められた。 |
| :自身が決闘を吹っ掛けるなど暴走した時は<del>ハリセンを持ち出しての</del>叱責をされている。 | | :自身が決闘を吹っ掛けるなど暴走した時は<del>ハリセンを持ち出しての</del>叱責をされている。 |
| :シーボルト事件で彼女を日本に残したまま帰国することになり、彼女自身も不幸にしてしまった。 | | :シーボルト事件で彼女を日本に残したまま帰国することになり、彼女自身も不幸にしてしまった。 |
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| ;[[イネ]] | | ;[[イネ]] |
− | :日本でお瀧との間にもうけた愛娘。フルネームは「楠本イネ」。妻同様シーボルト事件で引き離される。 | + | :日本でお瀧との間にもうけた愛娘。妻同様シーボルト事件で引き離される。 |
− | :後に日本で最初の女医の一人になるが、外国人との混血であること等から様々な迫害を受けている。
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| :シーボルトはお瀧共々彼女が差別を受ける羽目になったことはやり切れなかったようで、そのため差別のない新たな国を作ろうとしていた。 | | :シーボルトはお瀧共々彼女が差別を受ける羽目になったことはやり切れなかったようで、そのため差別のない新たな国を作ろうとしていた。 |
| :世話はお瀧に任せっきりだったようで、竜宮城では慣れないながらも彼女のおしめを変えている。 | | :世話はお瀧に任せっきりだったようで、竜宮城では慣れないながらも彼女のおしめを変えている。 |
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| ;オランダの家族 | | ;オランダの家族 |
| + | :日本から追放された後に築いた家庭。 |
| :後妻ヘレーネと、その間に生まれた長男アレクサンダー、次男ハインリヒ、次女ヘレーネ・フライン、三女マチルデ、三男マクシミリアン(女子はイネを含めたカウント)。 | | :後妻ヘレーネと、その間に生まれた長男アレクサンダー、次男ハインリヒ、次女ヘレーネ・フライン、三女マチルデ、三男マクシミリアン(女子はイネを含めたカウント)。 |
| :アレクサンダーとハインリヒは父同様日本との関わりが深く、楠本親子とも交流を持っていた。後にイネが開業するにあたり、この二人が尽力している。 | | :アレクサンダーとハインリヒは父同様日本との関わりが深く、楠本親子とも交流を持っていた。後にイネが開業するにあたり、この二人が尽力している。 |
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| :なお、シーボルトが北斎の絵をオランダに持ち帰った事から、後にヨーロッパで[[ヴァン・ゴッホ|ゴッホ]]達印象派画家を中心とした、ジャポニズムの一大ブームが起きたと伝えられている。 | | :なお、シーボルトが北斎の絵をオランダに持ち帰った事から、後にヨーロッパで[[ヴァン・ゴッホ|ゴッホ]]達印象派画家を中心とした、ジャポニズムの一大ブームが起きたと伝えられている。 |
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− | ;カピタン | + | ;ヨハン・ウィレム・デ・スチューレル |
| :オランダ商館長で直属の上司にあたる。 | | :オランダ商館長で直属の上司にあたる。 |
− | :北斎との売買トラブルを聞きつけると仲裁役<ref group="注">実はカピタン自身も同じ時期に北斎へ浮世絵を注文しており、彼はちゃんと指定された金額を支払っていた。</ref>となり、当然ながらもの凄く怒られたものの、絵の代金を彼が肩代わりしてくれた為に事なきを得た。 | + | :北斎との売買トラブルを聞きつけると仲裁役となり、当然ながらもの凄く怒られたものの、絵の代金を彼が肩代わりしてくれた為に事なきを得た<ref group="注">実は彼の前任でシーボルトの元上司であるヤン・コック・ブロンホフも同じ時期に北斎へ浮世絵を注文しており、彼はちゃんと指定された金額を支払っていた。</ref>。 |
| + | :シーボルトにとって間違いなく恩人である彼だが、学術調査に関しては必ずしも協力的では無かったようで、それに立腹したシーボルトから'''決闘を申し込まれた'''エピソードも存在する。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
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| ==メモ== | | ==メモ== |
− | *先述のように「サーヴァントとしては戦闘能力はない」とされているが、実際のところは「元からマスターに専念する予定だった」「カルデア介入が想定外であった」為にそもそも自身の戦闘を考慮していなかった事が反映された結果と思われる。加えてストーリー上では、先述の通りダメ押しで「常時イネを背負っている」というメタ的な制約も存在する。 | + | *先述のように仮初めの現界を果たしていた事が戦闘能力を持たない原因なようで、加えてダメ押しで「常時イネを背負っている」というメタ的な制約も存在していた。 |
− | **逆に言えば、諸事情抜きで普通に召喚された場合それなりの戦闘力を獲得する可能性もあり、[[アスクレピオス|何気に]][[ナイチンゲール|武闘派]][[シャルル=アンリ・サンソン|揃いの]]カルデア医療班にとって更なる戦力拡大となりそうである。 | + | **逆に言えば、諸事情抜きで普通に召喚された場合それなりの戦闘力を獲得する可能性もあり、もしカルデアに召喚されれば[[アスクレピオス|何気に]][[ナイチンゲール|武闘派]][[シャルル=アンリ・サンソン|揃いの]]カルデア医療班にとって更なる戦力拡大となりそうである。 |
− | **乗馬に通じていた事から実装される場合[[ライダー]]クラスが想定されるが、[[アサシン|暗殺者]]を度々撃退していた…という相性的に矛盾するエピソードもあり確定し辛いところ。 | + | **サーヴァントとしてのクラスは、乗馬に通じていた事から[[ライダー]]<ref group ="注">ただし、[[アサシン|暗殺者]]を度々撃退していた…という相性的に矛盾するエピソードもある。</ref>、或いは作中で何かと決闘を吹っかけていた様子から低ランクの狂化が付与された[[バーサーカー]]あたりだろうか。 |
− | *上司「カピタン」であるが、実のところ固有名詞ではなくそれ自体が「オランダ商館長」を指す役職名。推定される実名は「ヨハン・ウィレム・デ・スチューレル」。
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− | **作中において明記されていない理由を推測すると、実は史実において北斎に発注していたのは前任者「ヤン・コック・ブロンホフ」であり、絵の完成前に離任・帰国していた彼の代理でスチューレルが受け取りに赴いた…という実情があるのだが、ストーリー上詳細を説明する必要性が皆無に近い為に実名をボカす形で両者の人物像が混合されたと思われる。
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− | **シーボルトにとって間違いなく恩人であるスチューレルだが、学術調査に関しては必ずしも協力的では無かったようで、それに立腹したシーボルトから'''決闘を申し込まれた'''エピソードも存在する。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |