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;略歴
 
;略歴
 
:5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、バレンタインイベント等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だったが、約1年後に実装されたLostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で初登場。
 
:5周年記念の新規サーヴァントとして先行実装。この時点ではキャラクター情報の詳細は大半が伏せられており、バレンタインイベント等からごく断片的な背景を窺い知れる程度だったが、約1年後に実装されたLostbelt No.6『[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ]]』で初登場。
:湖水地方に流れ着いた後、「自分たちは近い内に滅びる」と知っていた鏡の氏族の長の判断で、たくさんの宝物と共に舟に乗せられてティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの妖精として育てられた。
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:湖水地方に流れ着いた後、「自分たちは近い内に滅びる」と知っていた鏡の氏族の長の判断でたくさんの宝物と共に舟に乗せられてティンタジェルの海岸に辿り着き、以後はティンタジェルの妖精として育てられた。
: だが、彼女は妖精國を救う伝説の『予言の子』であると目されていると同時に、「亜鈴の子」たる妖精國ブリテンの住民とは異なる楽園の妖精という出自と、その妖精達が今日まで抱えている『罪状』故か、多くの者達から内心忌み嫌われる宿命にあり、船の宝物や装飾品は全て村の人達の食い扶持として勝手に売り払われ、女王モルガンの目を逸らす為とはいえ、粗末な馬小屋に暖を取る道具も与えられぬまま手足の指が凍傷で壊死するまで放置され、村人の半数は「予言の子になるための修行」と称して汚れ仕事や重労働などを押し付け、もう半数はそんな彼女の処遇を見て見ぬふり、肝心の『予言の子』として必要な魔術に関する事や何をするべきか等については、ただひたすら『巡礼の旅』に出ること以外教えてやらず、その癖魔力が一向に成長しない事を嘆いて非難を浴びせられる…と云った養育とは名ばかりの奴隷同然の酷使と虐待を受け続けていた。
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:だが、彼女は妖精國を救う伝説の『予言の子』であると目されていると同時に、「亜鈴の子」たる妖精國ブリテンの住民とは異なる楽園の妖精という出自と、その妖精達が今日まで抱えている『罪状』故か、多くの者達から内心忌み嫌われる宿命にあった。
: 更に自身は高位の妖精眼を持っていたため、いくら優しく取り繕っていても労いや慈しみの言葉に混ざる『醜い感情や言葉』を見抜いてしまうので、現実でも夢の中でもその有象無象の悪意の嵐を絶えず直視し続ける羽目になっていた。
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:船の宝物や装飾品は全て村の人達の食い扶持として勝手に売り払われ、アルトリア本人は女王モルガンの目を逸らす為とはいえ粗末な馬小屋に暖を取る道具も与えられぬまま手足の指が凍傷で壊死するまで放置され、村人の半数は「予言の子になるための修行」と称して汚れ仕事や重労働などを押し付けて奴隷同然の酷使と虐待を繰り返し、もう半数はそんな彼女の処遇を見て見ぬふり、その癖肝心の『予言の子』として魔術に関する事や何をするべきか等については『巡礼の旅』に出ること以外教えてやらず、ただひたすら魔力が成長しないことを嘆いて非難するだけだったのである。
: そんな境遇ながらも、7歳のある時「選定の杖」から聴こえてきた『[[オベロン|マーリン]]の声』と、12歳の時にお使い先で出会った鍛冶屋の妖精[[エクター]]と交流を深めたことで、魔術の修行と鍛冶場の手伝いにそれぞれ精を出すようになってからは少しづつ心に安らぎを得ていく。しかし、前者では一人で話す姿を気味悪がった妖精の告発で「選定の杖」を16歳まで取り上げられ、後者では'''「エクターは女王の元親衛隊で悪い妖精<ref group = "注">文句自体はあながち間違ってないが、彼と(トネリコ時代の)モルガンが活躍していた当時を知る者が現在居ない事を前提に考えると矛盾が生じる為、アルトリアをその気にさせる為の適当な口実の可能性が高い。</ref>だから(予言の子が)何とかして」'''という村人達の強引かつ身勝手な頼みを押し付けられ、良心の呵責から出来ないでいると、今度は打って変わって「『予言の子』じゃなかった<ref group = "注">運悪く『マーリン』から教わった魔術が、火薬や鍵開け用の針金といった道具類を用いて使うものだと同時に暴露されてしまったことも一因。</ref>」「役立たず者」だと全員から激しい糾弾と罵倒を浴びせられ、女王に差し出す捕虜として地下牢に閉じ込められてしまう形で『打ち切りという名の終わり』を迎えた。そして[[ウッドワス]]の隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果、巻き起こった村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。
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:さらに自身は高位の妖精眼を持っていたため、いくら優しく取り繕っていても労いや慈しみの言葉に混ざる『醜い感情や言葉』を見抜いてしまうので、現実でも夢の中でもその有象無象の悪意の嵐を絶えず直視し続ける羽目になっていた。
:村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも、当然ながら「予言の子」として何をすればいいのか分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上に、マシュの名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]や[[パーシヴァル]]達円卓軍とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。
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: そんな境遇ながらも、7歳のある時「選定の杖」から聴こえてきた『[[オベロン|マーリン]]の声』と、12歳の時にお使い先で出会った鍛冶屋の妖精[[エクター]]と交流を深めたことで、魔術の修行と鍛冶場の手伝いにそれぞれ精を出すようになってからは少しづつ心に安らぎを得ていく。しかし、前者では一人で話す姿を気味悪がった妖精の告発で「選定の杖」を16歳まで取り上げられ、後者では'''「エクターは女王の元親衛隊で悪い妖精<ref group = "注">文句自体はあながち間違ってないが、彼と(トネリコ時代の)モルガンが活躍していた当時を知る者が現在居ない事を前提に考えると矛盾が生じる為、アルトリアをその気にさせる為の適当な口実の可能性が高い。</ref>だから(予言の子が)何とかして」'''という村人達の強引かつ身勝手な頼みを押し付けられ良心の呵責から出来ないでいると、今度は打って変わって「『予言の子』じゃなかった<ref group = "注">運悪く『マーリン』から教わった魔術が、火薬や鍵開け用の針金といった道具類を用いて使うものだと同時に暴露されてしまったことも一因。</ref>」「役立たず者」だと全員から激しい糾弾と罵倒を浴びせられ、女王に差し出す捕虜として地下牢に閉じ込められてしまう形で『打ち切りという名の終わり』を迎えた。
:その後は旅の過程の中で[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目的と秘密を知り、仲間になった[[トリスタン]]、[[ガレス]]との別れを経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアをもってしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底敵わず、自身を庇ったオベロンの消滅、そして戦力差に戦意喪失しかけた所へ[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。
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:そして[[ウッドワス]]の隊がティンタジェルに到着する日。隙をついて逃げ出す手段を練っていた所へ、アルトリアの処遇と冬越しの口減らしのための話し合いが拗れた結果巻き起こった村人同士による争いに乗じてエクターが現れ共に脱出。だが「選定の杖」を取り戻す過程で既に彼は瀕死の重傷を負っており、目眩し用の帽子と一緒にそれを手渡した途端息を引き取ってしまう。こうして全てを見届けたアルトリアはそれを唯一の見送りとして旅を始めた。
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:村の崩壊後は巡礼のため各地を回るも「予言の子」として何をすればいいのか分からず、それらしい仕事をこなしてもまともに取り合ってくれないまま、妖精からも人間からも疎まれる日々を続けた末に一時だけでも「なにものでもないわたし」になろうと『名無しの森』を訪れる。だが彼女にはこの森の忘却効果が働かず、ただ一人テントの隅で蹲りいじけていた。そんなある時、ブリテン異聞帯上陸直後に仲間と離れ離れになった上にマシュの名前を除き全ての記憶を失った状態で『名無しの森』を彷徨っていた[[主人公 (Grand Order)|主人公]]と邂逅し意気投合。紆余曲折の末に[[オベロン]]や[[パーシヴァル]]達円卓軍とも合流し、今度こそ『予言の子』としての使命を果たすべく、カルデア一行と共に本当の意味での巡礼の旅に出る事になる。
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:そして旅の過程の中で[[モルガン (Grand Order)|女王モルガン]]の目的と秘密を知り、仲間になった[[トリスタン]]、[[ガレス]]との別れを経て、[[ノクナレア]]率いる北の妖精と利害一致により結託した[[妖精騎士ガウェイン]]と共に罪都キャメロットで決戦に臨む。だが、巡礼の鐘を鳴らし格段に強くなったアルトリアをもってしても、モルガンの圧倒的な実力と魔力には到底敵わず、自身を庇ったオベロンの消滅、そして戦力差に戦意喪失しかけた所へ[[スプリガン|思わぬ]][[オーロラ|横槍]]が入った事により、戦いは極めて不本意な形での勝利に終わることとなる。
 
:戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に英気を養った後で戴冠式に出席するも、そこで当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へパーシヴァルが放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活したストーム・ボーダーに間一髪の所で逃げ込むも、大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[ビーストⅣ:L|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。
 
:戦後は女王の座をノクナレアに譲る形で辞退し、カルデア一行と共に英気を養った後で戴冠式に出席するも、そこで当の彼女が卑劣な罠にかかり目の前で毒酒<ref group="注">実はアルトリア達にも同様に毒酒入りの杯が振る舞われていたが、皆が主人公を真似て口をつけなかったため難を逃れていた。</ref>によって殺され、ショックと怒りに我を忘れて周りの衛士達を排除後は意気消沈してしまう。だが、[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]の叱責、そして不意打ちを狙い現れた[[妖精騎士ランスロット]]へパーシヴァルが放った檄によって立ち直るとソールズベリーを脱出。道中でモースを打ち払いつつ森に向かうも大厄災の勢いは止まらず八方塞がりとなるが、騒ぎを聞き付けてやって来た[[レッドラ・ビット]]の最期の疾走により異聞帯崩壊で連絡が復活したストーム・ボーダーに間一髪の所で逃げ込むも、大厄災の根源である[[ケルヌンノス]]の猛威の早さに為す術はなく、[[ビーストⅣ:L|コヤンスカヤ]]の手助けを借りての脱出が精一杯であった。
 
:するとそこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』、並びに楽園の妖精の真の目的たる『聖剣鋳造』の方法を教えられ、主人公・マシュ・村正と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術により、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。一度目にロンゴミニアドを発動するが反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は杖を残して消滅した。
 
:するとそこに現れた「[[マーリン (Grand Order)|本物のマーリン]]」から、妖精國ブリテンの成り立ちと妖精達が抱える『罪状の実態』、並びに楽園の妖精の真の目的たる『聖剣鋳造』の方法を教えられ、主人公・マシュ・村正と共に『星の内海』へ向かう。本来ならアルトリアは『星の炉』に入った時点で<ruby><rb>聖剣の概念抽出</rb><rt>エクスカリバー</rt></ruby>と引き換えに消滅するはずだったのだが、村正がそれは刀鍛冶たる自分の役割だと称し、自らの霊基を身代わりに鋳造を引き受けたことで、アルトリアが健在のまま『聖剣の基型』を持ち帰る。そしてマーリンの夢を利用した時間工作の魔術により、今度はキャメロットが破壊される前に玉座に駆け付けられた事でケルヌンノスに再び対峙。一度目にロンゴミニアドを発動するが反動による重傷を負いながらも火力不足と腐食した肉壁の厚さに阻まれ、二度目は自分の全身を炉心に変えて術式エクスカリバーを発動。これによって肉壁の破壊に成功したが、自身は杖を残して消滅した。
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:セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間位の年齢の少女。
 
:セイバーのアルトリアと[[アルトリア・ペンドラゴン〔リリィ〕|リリィ]]の中間位の年齢の少女。
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも。<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref>
 
:純真爛漫な元気っ娘。負けず嫌いで、打たれ強くて、まわりの空気をなにより大切にして、本当のコトは誰にも言えずに隠している、ごく当たり前の少女像。<br/>[[アルトリア・ペンドラゴン]]と比較するとわりとサボリ魔だったりと、「どこにでもいる村娘」といった風情。とはいえ結構な考えなしの暴走体質であり、育て親代わりのエクターからは'''「魔猪の氏族」'''呼ばわりされたことも。<ref group="注">何の因果かアーサー王伝説でも、アーサー王への敬称としてだが「コーンウォールの猪」という呼び名がある。</ref>
:だが、自身の今までにおける生活環境と周りの妖精達の影響で、その内面はとても弱くいじけ気質で悲観主義者。『予言の子』であった自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しているが、周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、いくら重荷に感じていても言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている――というのが実情である。その証拠として主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があったのに、星の内海における追体験の場面では、楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が何一つとして出て来なかった為、すぐ様戻ってきてしまった。
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:だが、自身の今までにおける生活環境と周りの妖精達の影響でその内面はとても弱くいじけ気質で、悲観主義者。『予言の子』であった自分にも、それに期待する周りの人々にも辟易しており、内心では重荷に感じている。主人公達との巡礼の旅の体験も含まれていた可能性があったのに、星の内海で楽園の妖精としての「春の記憶」にあたる楽しい思い出が一つとして出てこなかったのもこれが原因。
:端的にいえば周りの人々を失望させたくないがためだけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に明かされるプロフィール詳細では “『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ” と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っていた。しかし、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。
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:しかしながら周りの空気を気にするあまりそうした本心を打ち上げられず、言い争いや憎み合いを避けたい一心から、周りが望む通りの言動を行う事で取り繕ってしまっている──というのが実情である。
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:端的にいえば周りの人々を失望させたくないがためだけに『予言の子』として振る舞っている状態であり、そのモチベーションは汎人類史のアルトリアと比較すると極めて後ろ向き<ref group="注">Lostbelt No.6クリア後に明かされるプロフィール詳細では “『オズの魔法使い』の主役のドロシー役に見せて、実はうまく歩けない(足下が見えない、智恵がない)カカシ、心ががらんどうの木こり、勇気を出したくないライオンの三者の集合体のような弱さ” と評されている。</ref>。結果的には『他人から見ると尊い行為』『アーサー王と同じ在り方』になろうとも、彼女の内面はとても卑屈で、後ろ向きで、ネガティブであるため、その行為を誇るどころか『次こそは放り出してしまうだろう』と自分にダメ出しを行っていた。
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:しかし、それとは裏腹にどれほど酷い環境・酷い仕打ちをうけても『悪に落ちず、礼節を忘れず、周りを気遣える』という性格がブレることはない。そのこと自体が貴人の証であり、[[オベロン|ブリテン異聞帯における真の黒幕]] との決定的な違いでもある。
 
:カルデアに召喚された彼女は上述の抑止の守護者『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共に''ブリテンを旅したアルトリア・キャスターとは別個である''。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った “かつての誰か” の在り方――楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶――を、彼女がエミュレートしたものであるとのこと。
 
:カルデアに召喚された彼女は上述の抑止の守護者『アルトリア・アヴァロン』であり、厳密には主人公らカルデア一行と共に''ブリテンを旅したアルトリア・キャスターとは別個である''。よって霊基第一・第二の姿は、彼女を造った “かつての誰か” の在り方――楽園の妖精としての記録ではなく、予言の子として旅をした春の記憶――を、彼女がエミュレートしたものであるとのこと。
:霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりと、どこか抜けているところは相変わらず。
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:霊基第三の姿が召喚された彼女本来の姿であり、その際は王様然とした真面目な口調になるものの、種火に味をつけたがったりピクニックを喜んだりとどこか抜けているところは相変わらず。
    
;能力
 
;能力
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;<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>と[[聖剣]]、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]
 
;<ruby><rb>楽園の妖精</rb><rt>アヴァロン・ル・フェ</rt></ruby>と[[聖剣]]、[[妖精円卓領域 アヴァロン・ル・フェ|ブリテン異聞帯]]
 
:ブリテン[[異聞帯]]は14000年前の[[セファール]]襲来時に、聖剣を鋳造する役目を担っていた6人の妖精・亜鈴の怠慢により『星の脅威』に対する決戦兵器がもたらされず、その結果地球上から陸地などが全て失われ、「無の海」へと完全な滅亡を迎えた世界である。
 
:ブリテン[[異聞帯]]は14000年前の[[セファール]]襲来時に、聖剣を鋳造する役目を担っていた6人の妖精・亜鈴の怠慢により『星の脅威』に対する決戦兵器がもたらされず、その結果地球上から陸地などが全て失われ、「無の海」へと完全な滅亡を迎えた世界である。
:そしてその後に存在する陸地・ブリテン島は、その後に地上にでてきた6人の亜鈴たちが唯一生き残った神[[ケルヌンノス]]を毒殺し、その遺体を取り囲むように亜鈴の子の遺体が変じた土木を以て築き上げられた<ref group="注">この異聞帯にも人間は存在しているが、これはほぼ全てがケルヌンノスに仕える人間の巫女を解体したものを元に生み出されたクローンである。</ref>。この異聞帯においてモルガンとアルトリアは元々はその原罪を解決し、改めて聖剣を造るためにアヴァロンから地上に送り込まれたが、彼女たちの巡礼の旅において「鐘を鳴らす」ということは、亜鈴の末裔である六つの氏族の妖精が原罪を認めて「亜鈴の子」であることを放棄し、「楽園の妖精」への恭順を示すことを意味する。
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:そしてその後に存在する陸地・ブリテン島は、その後に地上にでてきた6人の亜鈴たちが唯一生き残った神[[ケルヌンノス]]を毒殺し、その遺体を取り囲むように亜鈴の子の遺体が変じた土木を以て築き上げられた<ref group="注">この異聞帯にも人間は存在しているが、これはほぼ全てがケルヌンノスに仕える人間の巫女を解体したものを元に生み出されたクローンである。</ref>
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:この異聞帯においてモルガンとアルトリアは元々はその原罪を解決し、改めて聖剣を造るためにアヴァロンから地上に送り込まれたが、彼女たちの巡礼の旅において「鐘を鳴らす」ということは、亜鈴の末裔である六つの氏族の妖精が原罪を認めて「亜鈴の子」であることを放棄し、「楽園の妖精」への恭順を示すことを意味する。
 
:一方でその罪業から目を背けブリテン島を広げつつある亜鈴の子たち…すなわち異聞帯の殆どの妖精たちは、彼女ら楽園の妖精に国を消される恐怖と、過去の過ちを叱責される事<ref group="注">ケルヌンノスがブリテン中に呪いを撒いた目的を辿るに此方が本望。</ref>を無意識に恐れ、本能から迫害するようになっていたのである。
 
:一方でその罪業から目を背けブリテン島を広げつつある亜鈴の子たち…すなわち異聞帯の殆どの妖精たちは、彼女ら楽園の妖精に国を消される恐怖と、過去の過ちを叱責される事<ref group="注">ケルヌンノスがブリテン中に呪いを撒いた目的を辿るに此方が本望。</ref>を無意識に恐れ、本能から迫害するようになっていたのである。
 
:なお、この鐘は現存している限り氏族の中で最も古い長の遺体から成っているが、これが破壊されていた場合は、次に氏族の長が死亡した際にその遺体から発生することになる。
 
:なお、この鐘は現存している限り氏族の中で最も古い長の遺体から成っているが、これが破壊されていた場合は、次に氏族の長が死亡した際にその遺体から発生することになる。
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;髪飾り
 
;髪飾り
 
:アルトリア・キャスターにとって「見果てぬ夢の思い出」を象徴する物。『予言の子』としてではなく、一人の少女として心から惹かれ欲しながら、生前にはついぞ手にすることが叶わなかったモノの象徴。
 
:アルトリア・キャスターにとって「見果てぬ夢の思い出」を象徴する物。『予言の子』としてではなく、一人の少女として心から惹かれ欲しながら、生前にはついぞ手にすることが叶わなかったモノの象徴。
:元々は鍛冶師のエクターが祭事用にと大量に作っていた宝飾具の一つであり、事あるごとに手を止めては髪飾りに目を奪われるアルトリアを見かね、鍛冶の手本という名目で譲渡を申し出たもの。だが、この時のアルトリアは『大切なものは(選定の杖や幼少期に持たされた宝物達のように)村の妖精に取り上げられてしまう』と思ったことから内心を押し殺して辞退し、そのまま彼とは死別することになったため、本シナリオ中で手にすることは叶わなかった。
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:元々は鍛冶師のエクターが祭事用にと大量に作っていた宝飾具の一つであり、事あるごとに手を止めては髪飾りに目を奪われるアルトリアを見かねたエクターが鍛冶の手本という名目で譲渡を申し出たもの。だが、この時のアルトリアは『大切なものは(選定の杖や幼少期に持たされた宝物達のように)村の妖精に取り上げられてしまう』と思ったことから内心を押し殺して辞退し、そのまま彼とは死別することになったため、本シナリオ中で手にすることは叶わなかった。
:巡礼の旅の中で経由した『その人が最も欲しいもの(の幻)が流れてくる』というドラケイの河で、アルトリアが見たものは本編の中では明確に描かれず伏せられているが、上記の顛末と村正がグロスターや聖剣鍛造の際に遺した台詞から、この時の髪飾りであった可能性が高い。
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:巡礼の旅の中で経由した『その人が最も欲しいもの(の幻)が流れてくる』というドラケイの河でアルトリアがみたものは本編の中では明確に描かれず伏せられているが、上記の顛末と村正が聖剣鍛造の際に遺した最期の台詞から、この時の髪飾りであった可能性が高い。
 
:本シナリオを全クリアすると貰える概念礼装「2018年のグロスター」には、この『髪飾り』を付けたアルトリアが描かれている。また、意匠こそ異なるが、2021年正月に実装された概念礼装『春の琴線』でも和服と合わせて髪飾りを付けた彼女が描かれている。
 
:本シナリオを全クリアすると貰える概念礼装「2018年のグロスター」には、この『髪飾り』を付けたアルトリアが描かれている。また、意匠こそ異なるが、2021年正月に実装された概念礼装『春の琴線』でも和服と合わせて髪飾りを付けた彼女が描かれている。
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:彼女としては目を丸くする相手とのこと。
 
:彼女としては目を丸くする相手とのこと。
 
:なお、マイルーム会話によればあちらの彼女の姿はまったく見えていないとの事<ref group="注">これは両者が別側面やifの存在ではなく'''完全な同一人物'''という扱いのため。より分かりやすく言えば[[酒呑童子]]と[[伊吹童子]]、[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]と[[両儀式〔セイバー〕|「両儀式」]]の関係に近い。</ref>。
 
:なお、マイルーム会話によればあちらの彼女の姿はまったく見えていないとの事<ref group="注">これは両者が別側面やifの存在ではなく'''完全な同一人物'''という扱いのため。より分かりやすく言えば[[酒呑童子]]と[[伊吹童子]]、[[両儀式〔アサシン〕|両儀式]]と[[両儀式〔セイバー〕|「両儀式」]]の関係に近い。</ref>。
:ブリテン異聞帯では「巡礼の鐘」を鳴らしていくと同時に彼女の『生きた記録』を夢として走馬灯の様に追っていく事になるが、そのあんまりな生き様を到底受け入れられなかった。だが、たった一つの「裏切ることのできない何か」を持ち続けた強い信念は、キャスターの彼女の中にも強く刻まれる事になった。
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:ブリテン異聞帯では「巡礼の鐘」を鳴らしていくと同時に彼女の『生きた記録』を夢として走馬灯の様に追っていく事になるが、そのあんまりな生き様を到底受け入れられなかった。
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:だが、たった一つの「裏切ることのできない何か」を持ち続けた強い信念は、キャスターの彼女の中にも強く刻まれる事になった。
    
;[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]
 
;[[アルトリア・ペンドラゴン〔オルタ〕]]
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;[[トリスタン]]
 
;[[トリスタン]]
 
:ブリテン異聞帯前編で行動を共にしていた相手。
 
:ブリテン異聞帯前編で行動を共にしていた相手。
:[[妖精騎士トリスタン|彼女が知っているトリスタン]]は、芸術家肌で起きているのか寝ているのかわからないところまでは同じだが、彼が<del>肝心な時にやらかす所ばかり見てたせいか</del>音楽家だとは知らなかった…との事。
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:[[妖精騎士トリスタン|彼女が知っているトリスタン]]は、芸術家肌で起きているのか寝ているのかわからないところまでは同じだが、彼が<del>肝心な時にやらかす所ばかり見てたせいか</del>音楽家だとは知らなかった、とのこと。
    
===生前===
 
===生前===
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
 
;[[モルガン (Grand Order)|モルガン]]
:妖精國ブリテンにて倒すべき相手であり、同時に先代の「楽園の妖精」にあたる人物。後編以降、彼女の極めて優れた魔術と頭脳、魔力の桁違いさに驚異と感服を抱くようになる。
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:妖精國ブリテンにて倒すべき相手であり、同時に先代の「楽園の妖精」にあたる人物。
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:後編以降、彼女の極めて優れた魔術と頭脳、魔力の桁違いさに驚異と感服を抱くようになる。
 
:かつてその見た目は瓜二つであったが、対面したのはモルガンへと変質して以降で、見た目からもはや似ても似つかぬ姿になったが、エクター曰く「根っこがよく似ている」という。 
 
:かつてその見た目は瓜二つであったが、対面したのはモルガンへと変質して以降で、見た目からもはや似ても似つかぬ姿になったが、エクター曰く「根っこがよく似ている」という。 
 
:カルデアに召喚された彼女に関しても敵愾心は無いが、『負けん気と根性は私のほうが上』と張り合おうとする。<del>もっとも、あちらはあちらで生前はクイーン・オブ・魔猪の氏族として鳴らしていたので…</del>
 
:カルデアに召喚された彼女に関しても敵愾心は無いが、『負けん気と根性は私のほうが上』と張り合おうとする。<del>もっとも、あちらはあちらで生前はクイーン・オブ・魔猪の氏族として鳴らしていたので…</del>
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:名無しの森で出会い、巡礼の旅を共にした一人。
 
:名無しの森で出会い、巡礼の旅を共にした一人。
 
:実際には幼少期に選定の杖を通して会話しており、マーリンの名を騙った彼から魔術を教わっていた<ref group="注">のちに選定の杖を妖精に取り上げられてしまって以降は声を聴くこともできなくなってしまっていたので、『実際にマーリンにあってみたい』というのも彼女が巡礼の旅に出る理由の一つだった。</ref>。つまり厳密な意味での魔術の師にあたる。『マーリン魔術』と称した様々な技術を習ったが、全てオベロンの独学によるものなので正統な魔術ではない。
 
:実際には幼少期に選定の杖を通して会話しており、マーリンの名を騙った彼から魔術を教わっていた<ref group="注">のちに選定の杖を妖精に取り上げられてしまって以降は声を聴くこともできなくなってしまっていたので、『実際にマーリンにあってみたい』というのも彼女が巡礼の旅に出る理由の一つだった。</ref>。つまり厳密な意味での魔術の師にあたる。『マーリン魔術』と称した様々な技術を習ったが、全てオベロンの独学によるものなので正統な魔術ではない。
:「数少ない理解者」で「同胞であり宿敵」と語る。オベロンのバレンタインシナリオから察するにカルデアに召喚されてからも交流はある模様。また、互いに真実が見えてしまう妖精眼を持ち、さらに[[主人公 (Grand Order)|主人公]]とともに「やりたくもない使命を押し付けられてもそれを投げ出そうとしない」という共通点も持つ。
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:「数少ない理解者」で「同胞であり宿敵」と語る。オベロンのバレンタインシナリオから察するにカルデアに召喚されてからも交流はある模様。
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:互いに真実が見えてしまう妖精眼を持ち、さらに[[主人公 (Grand Order)|主人公]]とともに「やりたくもない使命を押し付けられてもそれを投げ出そうとしない」という共通点も持つ。
    
;[[妖精騎士ガウェイン]]/バーゲスト
 
;[[妖精騎士ガウェイン]]/バーゲスト
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;[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]
 
;[[クー・フーリン〔キャスター〕|賢人グリム]]
 
:後編で邂逅した自身を導く存在。
 
:後編で邂逅した自身を導く存在。
:[[Fate/stay night|何処かの平行世界]]の如く村正とやたら張り合う姿をアルトリアが毎回諌めている…という光景が見られる。
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:[[Fate/stay night|何処かの平行世界]]の如く村正とやたら張り合う姿をアルトリアが毎回諌めている、という光景が見られる。
    
;[[千子村正]]
 
;[[千子村正]]
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:エディンバラを治める王の氏族長。
 
:エディンバラを治める王の氏族長。
 
:5年前にプリンセスコンテストで出会って以来勝手にライバル意識を持たれており、コンプレックスの固まり。
 
:5年前にプリンセスコンテストで出会って以来勝手にライバル意識を持たれており、コンプレックスの固まり。
:一方で彼女はアルトリアの素質を見抜いており、磨けば自分と対等になれる存在として、後ろ向きな姿に自分なりの檄を飛ばして応援し、ライバルで仲良しな友人関係となった。その為、戴冠式でノクナレアが毒酒と姦計により斃れた時はひどく激昂した。
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:一方で彼女はアルトリアの素質を見抜いており、磨けば自分と対等になれる存在として、後ろ向きな姿に自分なりの檄を飛ばして応援し、ライバルで仲良しな友人関係となった。
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:そのため戴冠式でノクナレアが毒酒と姦計により斃れた時は激昂した。
    
;[[エクター]]
 
;[[エクター]]
 
:ティンタジェルの僻地で鍛冶屋を営んでいた土の氏族の妖精。大の妖精嫌いでありながら、お使いで訪れたアルトリアが鍛冶仕事に興味を持っているのを見て取ると、(何度追い返しても懲りずにまたやって来るため根負けした事もあり)手伝いという名目で来訪を許可し、鍛冶仕事の手ほどきをすることになる。
 
:ティンタジェルの僻地で鍛冶屋を営んでいた土の氏族の妖精。大の妖精嫌いでありながら、お使いで訪れたアルトリアが鍛冶仕事に興味を持っているのを見て取ると、(何度追い返しても懲りずにまたやって来るため根負けした事もあり)手伝いという名目で来訪を許可し、鍛冶仕事の手ほどきをすることになる。
:実は彼の正体は、女王モルガンが2000年以上前に「救世主トネリコ」として活動していた際の仲間であった「黒騎士エクター」その人。なので内心ではアルトリアの容姿や性格・言動に彼女の面影を見出しており、「魔猪の氏族」呼ばわりしながらも気にかけていた。
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:その正体は女王モルガンが2000年以上前に「救世主トネリコ」として活動していた際の仲間であった「黒騎士エクター」その人。そのため内心ではアルトリアの容姿や性格・言動に彼女の面影を見出しており、「魔猪の氏族」呼ばわりしながらも気にかけていた。
:後にティンタジェルで勃発した、村の妖精同士の争いに乗じて幽閉されていたアルトリアを救出し、彼らから取り上げられていた選定の杖と変装用の帽子を渡した上で、『予言の子』として巡礼の旅に送り出す。しかし自身は選定の杖を取り戻す過程で致命傷を負っていたため、彼女を送り出した後に一人息絶えることとなった。
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:後にティンタジェルで勃発した村の妖精同士の争いに乗じて幽閉されていたアルトリアを救出し、彼らから取り上げられていた選定の杖と変装用の帽子を渡した上で、『予言の子』として巡礼の旅に送り出す。しかし自身は選定の杖を取り戻す過程で致命傷を負っていたため、彼女を送り出した後に一人息絶えることとなった。
 
:なお、カルデアに召喚された彼女曰く、(もし出会えていれば)上記の千子村正とは気が合っただろうとの事。
 
:なお、カルデアに召喚された彼女曰く、(もし出会えていれば)上記の千子村正とは気が合っただろうとの事。
  
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