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| | 出典 = シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩 | | | 出典 = シュメール文明、ギルガメシュ叙事詩 |
| | 地域 = バビロニア、ウルク | | | 地域 = バビロニア、ウルク |
− | | スリーサイズ = B94/W73/H93 | + | | スリーサイズ = B94/W73/H93 |
| | 一人称 = 我(オレ) | | | 一人称 = 我(オレ) |
| | 二人称 = 雑種/お前/貴様/○○(呼び捨て) | | | 二人称 = 雑種/お前/貴様/○○(呼び捨て) |
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| : 黄金律 | | : 黄金律 |
| | 好きな物 = 自分、権力、財宝 | | | 好きな物 = 自分、権力、財宝 |
− | | 苦手な物 = 自分、蛇、自己の限界に挑まない人 | + | | 苦手な物 = 自分、蛇、自己の限界に挑まない生命 |
| | 天敵 = | | | 天敵 = |
| ; stay night | | ; stay night |
| : [[エミヤ|アーチャー]] | | : [[エミヤ|アーチャー]] |
− | ; Zero、EXTRA、EXTELLA
| |
− | : なし
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− | ; Grand Order
| |
− | : [[イシュタル]]
| |
| | デザイン = 武内崇 | | | デザイン = 武内崇 |
| | 設定作成 = 奈須きのこ | | | 設定作成 = 奈須きのこ |
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| : 『Fate/EXTRA CCC』では[[主人公 (EXTRA)|主人公]]と契約出来るサーヴァントの一人だが、128騎という多数のサーヴァントが参戦している月の聖杯戦争においては「参戦すれば優勝が確定してしまう」とされているため、月の聖杯戦争の趣旨である「マスターのトライアル」にはそぐわないサーヴァントであることとギルガメッシュ本人もムーンセルに大人しく従うような英霊ではなかったことから、月の裏側に存在する「宙の外」に封印処理されていた。そこに落ちてきた主人公に気まぐれで話しかけ、令呪3画を代償に一時的に契約する。 | | : 『Fate/EXTRA CCC』では[[主人公 (EXTRA)|主人公]]と契約出来るサーヴァントの一人だが、128騎という多数のサーヴァントが参戦している月の聖杯戦争においては「参戦すれば優勝が確定してしまう」とされているため、月の聖杯戦争の趣旨である「マスターのトライアル」にはそぐわないサーヴァントであることとギルガメッシュ本人もムーンセルに大人しく従うような英霊ではなかったことから、月の裏側に存在する「宙の外」に封印処理されていた。そこに落ちてきた主人公に気まぐれで話しかけ、令呪3画を代償に一時的に契約する。 |
| : 最初は「これは貴様の戦いだ」というスタンスを崩さず、マスターの観察と静観に徹していたが、事態の全貌を把握すると共に主人公の人格を得難いものと感じていき、とある出来事をきっかけに主人公の存在を認め、共に全力で戦うことを決める。 | | : 最初は「これは貴様の戦いだ」というスタンスを崩さず、マスターの観察と静観に徹していたが、事態の全貌を把握すると共に主人公の人格を得難いものと感じていき、とある出来事をきっかけに主人公の存在を認め、共に全力で戦うことを決める。 |
− | :
| |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 金の鎧を纏い、全てを見下した態度をとる金髪と赤目の男。酷薄にして無情。人の意見を聞き届けず、己の基準のみを絶対とする暴君。 | | : 金の鎧を纏い、全てを見下した態度をとる金髪と赤目の男。酷薄にして無情。人の意見を聞き届けず、己の基準のみを絶対とする暴君。 |
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| :それは、ギルガメッシュが英雄たちが持つ宝具の原型――各神話ごとにアレンジされるよりも前の、大本の宝具を所持していることを意味する。逆説として、原典であるギルガメッシュが所持していなければ、発展系である後代の英雄たちの元にその宝は伝わらないからである。 | | :それは、ギルガメッシュが英雄たちが持つ宝具の原型――各神話ごとにアレンジされるよりも前の、大本の宝具を所持していることを意味する。逆説として、原典であるギルガメッシュが所持していなければ、発展系である後代の英雄たちの元にその宝は伝わらないからである。 |
| :ギルガメッシュが集めた財宝を収めた蔵には、英雄たちの命を助けた聖剣も、英雄たちの命を奪った魔剣も貯蔵されている。それだけでなく、英雄の弱点となりうる“伝説”さえも所持しているという。 | | :ギルガメッシュが集めた財宝を収めた蔵には、英雄たちの命を助けた聖剣も、英雄たちの命を奪った魔剣も貯蔵されている。それだけでなく、英雄の弱点となりうる“伝説”さえも所持しているという。 |
− | :英霊にして、対英霊戦における絶対強者。“全ての英雄たちの王”の名をいただくのは、天地においてギルガメッシュただ一人。<br />彼が英雄王――「英雄たちの王」と呼ばれる由縁はここにある。故に、「人類最古の英雄王」という肩書きの意味を、言葉の通り汲み取ってはならない。 | + | :英霊にして、対英霊戦における絶対強者。“全ての英雄たちの王”の名をいただくのは、天地においてギルガメッシュただ一人。彼が英雄王――「英雄たちの王」と呼ばれる由縁はここにある。故に、「人類最古の英雄王」という肩書きの意味を、言葉の通り汲み取ってはならない。 |
| | | |
| === 過去 === | | === 過去 === |
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| ;天の楔 | | ;天の楔 |
| :神と人とを分かつまいと作られた『'''天の楔'''』。ギルガメッシュに与えられた本来の使命であり、神々に望まれた彼の在り方。 | | :神と人とを分かつまいと作られた『'''天の楔'''』。ギルガメッシュに与えられた本来の使命であり、神々に望まれた彼の在り方。 |
− | | + | : |
| :霊長類の時代が始まり、人が人として思うままに振る舞い始めた狂乱期の幕開けの時代に、王としてデザインされた一つの生命。これまでの支配者だった神の血と、これからの支配者である人の血。二つの特性を現す、全く違う生き物。<br> | | :霊長類の時代が始まり、人が人として思うままに振る舞い始めた狂乱期の幕開けの時代に、王としてデザインされた一つの生命。これまでの支配者だった神の血と、これからの支配者である人の血。二つの特性を現す、全く違う生き物。<br> |
| :前提として神は「元からあったものが神になったもの」と、「神として生まれ変わったもの」の2種類に大別される。前者を「古代の神」、後者を「現代の神」と分けられており、古代メソポタミアの神は前者、自然現象が意思と人格を持った古代の神にあたる。<br> | | :前提として神は「元からあったものが神になったもの」と、「神として生まれ変わったもの」の2種類に大別される。前者を「古代の神」、後者を「現代の神」と分けられており、古代メソポタミアの神は前者、自然現象が意思と人格を持った古代の神にあたる。<br> |
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| :結果、人間側でありながら神の陣営に属する新しい統治者を欲しがった。神々が言うに、ソレは「楔」。天と地を繋ぎ止めるものとして、神と人の決壊を防ぐべく打ち込まれた防衛措置。 | | :結果、人間側でありながら神の陣営に属する新しい統治者を欲しがった。神々が言うに、ソレは「楔」。天と地を繋ぎ止めるものとして、神と人の決壊を防ぐべく打ち込まれた防衛措置。 |
| :まっとうな生の営みによって生まれたわけではなく、初めから神の代弁者として君臨し、人間をいさめるために設計されたモノ。神造の発明品。それがギルガメッシュである。 | | :まっとうな生の営みによって生まれたわけではなく、初めから神の代弁者として君臨し、人間をいさめるために設計されたモノ。神造の発明品。それがギルガメッシュである。 |
− |
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| :『'''星の抑止力'''』によって生み出されたその本質は、人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。 | | :『'''星の抑止力'''』によって生み出されたその本質は、人類の歴史の観測者にして裁定者という、いわばムーンセルと同種の存在であるという。 |
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| + | : |
| :人と神、どちらの視点も持つが、最終的には神側に落ち着く超越者を作ったこと。自然崇拝から人が離れていくことを恐れた神々がとった対策は正しかった。 | | :人と神、どちらの視点も持つが、最終的には神側に落ち着く超越者を作ったこと。自然崇拝から人が離れていくことを恐れた神々がとった対策は正しかった。 |
| :最大の誤算は、作られた彼が、神の思惑通りに動かなかったことである。 | | :最大の誤算は、作られた彼が、神の思惑通りに動かなかったことである。 |
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| :長らく荒野をさまよい冥界へと辿り着くと、かつて地上を襲った大津波から逃れ生き続けるナピュシテムという賢者(老人)に出会う。ところが、その賢人は神の序列に加わっただけで不死に秘密などは無かったのだということを知り、更に賢人が半ば植物と化している事実を目にしたことで、冥界を後にした。 | | :長らく荒野をさまよい冥界へと辿り着くと、かつて地上を襲った大津波から逃れ生き続けるナピュシテムという賢者(老人)に出会う。ところが、その賢人は神の序列に加わっただけで不死に秘密などは無かったのだということを知り、更に賢人が半ば植物と化している事実を目にしたことで、冥界を後にした。 |
| :そのとき何の気なしか、ナピュシテムから「神に乞わずとも、深淵にある不老不死の霊草があれば不死になれる」と教えられ、宝として蔵に収めるため深淵に立ち寄り霊草を回収する。その帰路の途中、泉に立ち寄り水浴びをしていた最中に腹をすかせた蛇に霊草を食べられてしまう。 | | :そのとき何の気なしか、ナピュシテムから「神に乞わずとも、深淵にある不老不死の霊草があれば不死になれる」と教えられ、宝として蔵に収めるため深淵に立ち寄り霊草を回収する。その帰路の途中、泉に立ち寄り水浴びをしていた最中に腹をすかせた蛇に霊草を食べられてしまう。 |
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| :そのとき、ギルガメッシュに起こったのは“笑い”だった。 | | :そのとき、ギルガメッシュに起こったのは“笑い”だった。 |
| :本人としても心の何処かで期待していた、不老不死を手に入れたことで友の雪辱を晴らすことや民の賞賛などの我欲を捨て去れた瞬間であり、ギルガメッシュが人として生まれた瞬間でもある。 | | :本人としても心の何処かで期待していた、不老不死を手に入れたことで友の雪辱を晴らすことや民の賞賛などの我欲を捨て去れた瞬間であり、ギルガメッシュが人として生まれた瞬間でもある。 |
| :元より未来を見通す眼(まなこ)がある自分に不滅の身など必要ないと悟り、未来永劫不屈の身で生の喜びを謳歌できるはずもないと、すがすがしい気持ちでウルクへ戻った。 | | :元より未来を見通す眼(まなこ)がある自分に不滅の身など必要ないと悟り、未来永劫不屈の身で生の喜びを謳歌できるはずもないと、すがすがしい気持ちでウルクへ戻った。 |
− |
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| :その後、ギルガメッシュは苛烈さこそあるものの穏やかに国を治め、城壁と宝物庫を完成させると、次の王に都市を委ねて永眠した。 | | :その後、ギルガメッシュは苛烈さこそあるものの穏やかに国を治め、城壁と宝物庫を完成させると、次の王に都市を委ねて永眠した。 |
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| :人と星を守護しその行く末を見届ける。ならば神を憎み人間を嫌う。幼年期は神を認め敬い人を愛して守り、成人後は神を憎んで廃し人を憎み好んだ。 | | :人と星を守護しその行く末を見届ける。ならば神を憎み人間を嫌う。幼年期は神を認め敬い人を愛して守り、成人後は神を憎んで廃し人を憎み好んだ。 |
| :この王道を定めたギルガメッシュ(彼)の半生を、「ワタシ(エルキドゥ)」から見たもの。 | | :この王道を定めたギルガメッシュ(彼)の半生を、「ワタシ(エルキドゥ)」から見たもの。 |
− | | + | : |
| :――ワタシと同じ、神に作られた人形に天罰を――。 | | :――ワタシと同じ、神に作られた人形に天罰を――。 |
| :エルキドゥは、ギルガメッシュがまだ幼年期にいる早い段階で作られたとされており、母親であるアルル女神から「楔を神の元へ戻すように」という使命を授かっていた。 | | :エルキドゥは、ギルガメッシュがまだ幼年期にいる早い段階で作られたとされており、母親であるアルル女神から「楔を神の元へ戻すように」という使命を授かっていた。 |
− |
| |
| :神から見たらおごりきっていたが、幼年期の彼は理想の少年王であった。 | | :神から見たらおごりきっていたが、幼年期の彼は理想の少年王であった。 |
| :ところが少年から青年へと成長した彼は、その数年の間に豹変し、独裁と圧政を行うようになっていた。 | | :ところが少年から青年へと成長した彼は、その数年の間に豹変し、独裁と圧政を行うようになっていた。 |
− |
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| :その理由は、「ありあまる力がありあまる孤独を生んだ」から。 | | :その理由は、「ありあまる力がありあまる孤独を生んだ」から。 |
| :人でも神でもない、超越者として作られた彼が持つ視点はあまりにも広く遠く、生命として孤立し、神々でさえ、彼が見据えるものを理解できていなかった。 | | :人でも神でもない、超越者として作られた彼が持つ視点はあまりにも広く遠く、生命として孤立し、神々でさえ、彼が見据えるものを理解できていなかった。 |
| :それでも彼は、自らが自らに課した使命から逃げださず、王であることを捨てなかった。 | | :それでも彼は、自らが自らに課した使命から逃げださず、王であることを捨てなかった。 |
− | | + | : |
| :そして二人は対峙する。万象自在に変化するエルキドゥに、ギルガメッシュは持ち得る全ての力を振り絞り、やがて追い詰められ、彼は初めて秘蔵していた財宝を取り出す。最後には楽しみながら惜しみなく、財を投入した。 | | :そして二人は対峙する。万象自在に変化するエルキドゥに、ギルガメッシュは持ち得る全ての力を振り絞り、やがて追い詰められ、彼は初めて秘蔵していた財宝を取り出す。最後には楽しみながら惜しみなく、財を投入した。 |
| :戦いはどちらの勝利ともつかず、ギルガメッシュの晴れ晴れしい声の語りで結ばれる。 | | :戦いはどちらの勝利ともつかず、ギルガメッシュの晴れ晴れしい声の語りで結ばれる。 |
− | | + | : |
| :ギルガメッシュが孤立を選り好んだ理由。それは、彼が自身に定めた王道が、一人で進まなければならない道だったからである。 | | :ギルガメッシュが孤立を選り好んだ理由。それは、彼が自身に定めた王道が、一人で進まなければならない道だったからである。 |
| :ギルガメッシュにとっての守護とは「見据えること」。その為に神を廃し人を憎むのであれば、王は孤立した者でなければならない。人々の未来が好ましく思えば思うほど、彼は何者にも関われなくなる。 | | :ギルガメッシュにとっての守護とは「見据えること」。その為に神を廃し人を憎むのであれば、王は孤立した者でなければならない。人々の未来が好ましく思えば思うほど、彼は何者にも関われなくなる。 |
| :人間が築く結果が生む“輝かしい過程”に、人間以上である彼が関わってはならず、王が手にできるのは結果のみである。その様を、エルキドゥは「裁定者にして収穫者」と例えた。 | | :人間が築く結果が生む“輝かしい過程”に、人間以上である彼が関わってはならず、王が手にできるのは結果のみである。その様を、エルキドゥは「裁定者にして収穫者」と例えた。 |
− |
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| :エルキドゥから見たギルガメッシュは、神の子として作られていながらその神々に逆らい続けた英雄であり、初めから魂と自由意志を持つ“本当の生命”で“真に価値のある星”だった。エルキドゥはギルガメッシュに憧れ、憎んだのである。 | | :エルキドゥから見たギルガメッシュは、神の子として作られていながらその神々に逆らい続けた英雄であり、初めから魂と自由意志を持つ“本当の生命”で“真に価値のある星”だった。エルキドゥはギルガメッシュに憧れ、憎んだのである。 |
| :そんな彼と違い、自身を道具であると卑下するエルキドゥに、彼は“友”という唯一の価値を与えた。未来永劫、彼自身が孤独であることを代償にして。 | | :そんな彼と違い、自身を道具であると卑下するエルキドゥに、彼は“友”という唯一の価値を与えた。未来永劫、彼自身が孤独であることを代償にして。 |
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| ;王の帰還 | | ;王の帰還 |
| :不老不死の旅を終えかくしてウルクに戻ったが、長旅にかまけ放浪した王に民たちは呆れて他の都市に移り住んでおり、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と恨み節を展開。新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直す事に成功した。 | | :不老不死の旅を終えかくしてウルクに戻ったが、長旅にかまけ放浪した王に民たちは呆れて他の都市に移り住んでおり、唯一残ったシドゥリも「一言文句を言わないと気がすまなかった」と恨み節を展開。新たな目的を探していたギルガメッシュは城塞都市を考案し、廃墟同然となってしまったウルクを立て直す事に成功した。 |
− | :<br>この“帰国後のギルガメッシュ”は『Grand Order』にて初めて描かれたが、特異点になったウルクを治めながら魔術師としての姿を取っており、他の世界線での彼も同じ状態であるかは定かではない。『Grand Order』第七特異点の真相からすると、統治具合や迎えた最期についてもそれ特有のものである可能性がある。 | + | :この“帰国後のギルガメッシュ”は『Grand Order』にて初めて描かれたが、特異点になったウルクを治めながら魔術師としての姿を取っており、他の世界線での彼も同じ状態であるかは定かではない。『Grand Order』第七特異点の真相からすると、統治具合や迎えた最期についてもそれ特有のものである可能性がある。 |
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| === 伝承との違い === | | === 伝承との違い === |
− | :『Fate』では「ギルガメシュ叙事詩」内で語られる伝承を下敷きとしているが、所々で独自の潤色が行われている。
| + | 『Fate』では「ギルガメシュ叙事詩」内で語られる伝承を下敷きとしているが、所々で独自の潤色が行われている。 |
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| ;天の楔 | | ;天の楔 |
| :「ギルガメシュ叙事詩」では、ギルガメシュは神により創られた「三分の二は神、三分の一は人間」の半神半人とされているが、天の楔という出自は伝承に見られない解釈である。伝承における「ギルガメシュ王が創られた理由」は語られておらず、幼年期の様子についても触れられていない。当然ながら、星の抑止力などの関連キーワードについても『Fate』独自の設定と言える。 | | :「ギルガメシュ叙事詩」では、ギルガメシュは神により創られた「三分の二は神、三分の一は人間」の半神半人とされているが、天の楔という出自は伝承に見られない解釈である。伝承における「ギルガメシュ王が創られた理由」は語られておらず、幼年期の様子についても触れられていない。当然ながら、星の抑止力などの関連キーワードについても『Fate』独自の設定と言える。 |
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| :また、「天の鎖」とはエルキドゥを指し、同時にギルガメッシュの幼年期(肉体ではなく、精神の未成熟期=不老不死の旅を終えるまでの期間)も意味する。 | | :また、「天の鎖」とはエルキドゥを指し、同時にギルガメッシュの幼年期(肉体ではなく、精神の未成熟期=不老不死の旅を終えるまでの期間)も意味する。 |
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