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| | 性別 = 女性 | | | 性別 = 女性 |
| | スリーサイズ = | | | スリーサイズ = |
− | | 一人称 = 不明<ref group = "注">名台詞を見る限り「わたし」とされる。</ref> | + | | 一人称 = 不明<ref group = "注">第七特異点での独白では「わたし」とされる。</ref> |
| | 二人称 = 不明 | | | 二人称 = 不明 |
| | 三人称 = 不明 | | | 三人称 = 不明 |
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| | デザイン = 山中虎鉄 | | | デザイン = 山中虎鉄 |
| | 設定作成 = 奈須きのこ | | | 設定作成 = 奈須きのこ |
− | | レア度 = ☆5(敵限定) | + | | レア度 = ☆5 |
| }} | | }} |
| == 概要== | | == 概要== |
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| 七つの人類悪の一つ、『回帰』の理を持つ第二の獣・[[ビースト|ビーストⅡ]]。 | | 七つの人類悪の一つ、『回帰』の理を持つ第二の獣・[[ビースト|ビーストⅡ]]。 |
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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :『[[Fate/Grand Order]]』の第七特異点『[[絶対魔獣戦線 バビロニア]]』では、人理定礎の崩壊、そして聖杯の力により虚数世界から帰還を果たしたものの、[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]の魔術によって深い微睡みの中にいた。 | + | :第七特異点『[[絶対魔獣戦線 バビロニア]]』では、人理定礎の崩壊、そして聖杯の力により虚数世界から帰還を果たしたものの、[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]の[[魔術]]によって深い微睡みの中にいた。 |
− | :しかし自らの神性を取り込んだ[[ゴルゴーン]]の消滅に伴い、「一度死ぬ」ことで眠りから覚め、マーリンを消滅させる。放ったラフムに用済みとなった[[キングゥ]]から聖杯を奪い持ち帰らせることに成功し顕現。最初に現れた頭脳体は自身を拘束していたが、これを本体と勘違いしたカルデア陣営が攻撃、破壊したことにより本格的に行動を開始し、その本能に従って人類掃討に乗り出した。 | + | :しかし自らの神性を取り込んだ[[ゴルゴーン]]の消滅に伴い、「一度死ぬ」ことで眠りから覚め、マーリンを消滅させる。放ったラフムに用済みとなった[[キングゥ]]から[[聖杯]]を奪い持ち帰らせることに成功し顕現。最初に現れた頭脳体は自身を拘束していたが、これを本体と勘違いしたカルデア陣営が攻撃、破壊したことにより本格的に行動を開始し、その本能に従って人類掃討に乗り出した。 |
| :[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の浸食と自身や[[ラフム]]の攻撃を以てメソポタミアを蹂躙し最後の砦となったウルクをも飲み込まんとするも、[[ケツァル・コアトル]]とゴルゴーンの宝具、そして最後に叛旗を翻したキングゥの“天の鎖”による足止めを受けた挙句、[[イシュタル]]の全力の権能によってウルクの地下に相転移された冥界に物理的に叩き落され、そして冥界の機構を利用した[[エレシュキガル]]による猛攻を浴びる。 | | :[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の浸食と自身や[[ラフム]]の攻撃を以てメソポタミアを蹂躙し最後の砦となったウルクをも飲み込まんとするも、[[ケツァル・コアトル]]とゴルゴーンの宝具、そして最後に叛旗を翻したキングゥの“天の鎖”による足止めを受けた挙句、[[イシュタル]]の全力の権能によってウルクの地下に相転移された冥界に物理的に叩き落され、そして冥界の機構を利用した[[エレシュキガル]]による猛攻を浴びる。 |
| :それでもなおケイオスタイドとラフムで冥界を飲み込み、更に自身の霊基をジュラ紀にまで回帰させ竜体となり地上へ脱出を図ろうとするが、アヴァロンから駆けつけてきたマーリンの本体にケイオスタイドを綺麗なだけの無害な花に変える魔術で抑え込まれ、[[“山の翁”]]の攻撃によって翼を壊され死の概念を付加される。更に英雄王・アーチャーとして駆けつけてきた[[ギルガメッシュ]]を交えての戦闘に敗北して奈落の底に墜ち、跡形もなく爆散した。 | | :それでもなおケイオスタイドとラフムで冥界を飲み込み、更に自身の霊基をジュラ紀にまで回帰させ竜体となり地上へ脱出を図ろうとするが、アヴァロンから駆けつけてきたマーリンの本体にケイオスタイドを綺麗なだけの無害な花に変える魔術で抑え込まれ、[[“山の翁”]]の攻撃によって翼を壊され死の概念を付加される。更に英雄王・アーチャーとして駆けつけてきた[[ギルガメッシュ]]を交えての戦闘に敗北して奈落の底に墜ち、跡形もなく爆散した。 |
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| :サーヴァントや神々すら霞むほどの、物理的にも神話的にも欠点のない完全な存在。弱点らしきものはひとつも確認されなかった。 | | :サーヴァントや神々すら霞むほどの、物理的にも神話的にも欠点のない完全な存在。弱点らしきものはひとつも確認されなかった。 |
| :保有する魔力量は七つ分の聖杯を上回る超々々級魔力炉心でさえ比較すらままならず、頭脳体であるファム・ファタール時でも水爆に匹敵する魔力量を持ち、真体となった際は星間すら航行可能な魔力量に加え、体内に膨大な生命原種の種を貯蔵している。11基の魔力炉心を持つ。 | | :保有する魔力量は七つ分の聖杯を上回る超々々級魔力炉心でさえ比較すらままならず、頭脳体であるファム・ファタール時でも水爆に匹敵する魔力量を持ち、真体となった際は星間すら航行可能な魔力量に加え、体内に膨大な生命原種の種を貯蔵している。11基の魔力炉心を持つ。 |
− | :自己改造、個体増殖、生体融合など様々な権能を持つが、なにより強力なのが'''「細胞強制(アミノギアス)」'''。[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]で人間やサーヴァントを飲み込んで侵食、黒化させ、強制的に自身の配下にする厄介な能力を有している。 | + | :自己改造、個体増殖、生体融合など様々な権能を持つが、なにより強力なのが'''「細胞強制(アミノギアス)」'''。ケイオスタイドで人間や[[サーヴァント]]を飲み込んで侵食、黒化させ、強制的に自身の配下にする厄介な能力を有している。 |
| :霊基核は頭部に存在するが、竜体になればランクA++の攻撃すら通用せず、黒い海の第一波を防ぎ切ったナピュシテムの牙ですらせいぜい足止めにしかならない。 | | :霊基核は頭部に存在するが、竜体になればランクA++の攻撃すら通用せず、黒い海の第一波を防ぎ切ったナピュシテムの牙ですらせいぜい足止めにしかならない。 |
− | :[[ケツァル・コアトル]]が命懸けで放った『炎、神をも焼き尽くせ』のウルティモ・トペ・パターダを喰らっても僅かに後退しただけで何の損傷もなく(アニメ版ではこれにより角に亀裂が入っている)[[ゴルゴーン]]が己を犠牲にして発動した『強制封印・万魔神殿』でやっと右角が崩壊したことから、その規格外の硬さが伺える。 | + | :ケツァル・コアトルが命懸けで放った『炎、神をも焼き尽くせ』のウルティモ・トペ・パターダを喰らっても僅かに後退しただけで何の損傷もなく(アニメ版ではこれにより角に亀裂が入っている)、ゴルゴーンが己を犠牲にして発動した『強制封印・万魔神殿』でやっと右角が崩壊したことから、その規格外の硬さが伺える。 |
| :何より'''生まれつき『死』という概念が存在しない。'''ティアマトはその存在自体が全ての生命の母であり、地上で生きている生命がいること自体が逆説的に自らの存在を証明している。要は「始まりにして終わりの女」であるため、人類はおろか世界の全生命が死に絶えない限り、いかなる手段を講じても生命としての死が訪れることはない。 | | :何より'''生まれつき『死』という概念が存在しない。'''ティアマトはその存在自体が全ての生命の母であり、地上で生きている生命がいること自体が逆説的に自らの存在を証明している。要は「始まりにして終わりの女」であるため、人類はおろか世界の全生命が死に絶えない限り、いかなる手段を講じても生命としての死が訪れることはない。 |
− | :本編においては[[ケツァル・コアトル]]と[[ゴルゴーン]]の二柱の女神および、意を決した[[キングゥ]]が決行した捨て身の拘束、[[イシュタル]]がウルク市そのものを囮にしての冥界落とし、エレシュキガル率いる冥界の刑罰、[[マーリン (Grand Order)|マーリン]]の花の魔術を用いた[[聖杯の泥#ケイオスタイド|ケイオスタイド]]の無力化、そして[[“山の翁”]]の冠位を捧げた斬撃による「死の概念」の付加と、神霊、神の兵器、冠位の英霊という規格外の存在達があらゆる抵抗手段を尽くしたことによってようやく討伐が叶った。 | + | :本編においてはケツァル・コアトルとゴルゴーンの二柱の女神および、意を決したキングゥが決行した捨て身の拘束、イシュタルがウルク市そのものを囮にしての冥界落とし、エレシュキガル率いる冥界の刑罰、マーリンの花の魔術を用いたケイオスタイドの無力化、そして“山の翁”の冠位を捧げた斬撃による「死の概念」の付加と、神霊、神の兵器、冠位の英霊という規格外の存在達があらゆる抵抗手段を尽くしたことによってようやく討伐が叶った。 |
| :自己改造スキルにより顕現した姿は巨体とは裏腹に、速さにおいても群を抜いている。[[ジャガーマン]]の見立てでは半日で海から岸に上がり、一日で岸からウルクに辿り着くとの事。 | | :自己改造スキルにより顕現した姿は巨体とは裏腹に、速さにおいても群を抜いている。[[ジャガーマン]]の見立てでは半日で海から岸に上がり、一日で岸からウルクに辿り着くとの事。 |
| :脚が巨体と重量を支えるには細すぎであり、本体は海そのものなので海水の上でしか歩行できず、陸地にあがる事はできないが、地(キ)の女神でありながら大角を持ち上げ、泥上で体積を緩和している魔力の素子が角に集まって背部巨大骨格を展開し飛行することであっさりその軛を克服した。 | | :脚が巨体と重量を支えるには細すぎであり、本体は海そのものなので海水の上でしか歩行できず、陸地にあがる事はできないが、地(キ)の女神でありながら大角を持ち上げ、泥上で体積を緩和している魔力の素子が角に集まって背部巨大骨格を展開し飛行することであっさりその軛を克服した。 |
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| ==真名:ティアマト== | | ==真名:ティアマト== |
− | :ティアマト。メソポタミア神話における創世の神のひとり。 | + | :メソポタミア神話における創世の神のひとり。 |
| :神話において、神々は真水であるアプスー、塩水であるティアマトから生み出された。その後、子供である神々は原父アプスーに反旗を翻し世界の支配権を獲得するが、ティアマトは子供たちの行為を穏やかに容認した。夫への愛より子供たちへの愛が勝っていた証左である。 | | :神話において、神々は真水であるアプスー、塩水であるティアマトから生み出された。その後、子供である神々は原父アプスーに反旗を翻し世界の支配権を獲得するが、ティアマトは子供たちの行為を穏やかに容認した。夫への愛より子供たちへの愛が勝っていた証左である。 |
− | :しかし、神々は母であるティアマトにさえ剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、新しい子供として十一の魔獣を産みだし、神々と対決する。戦いの末、ティアマトと十一の魔獣は敗れた。神々は彼女の死体を二つに裂き、天と地を造り、これを人界創世の儀式としたとされているが、実際は、生命を生み出す土壌として使われたが、地球の環境が落ち着き、生態系が確立された後に、不要なものとして追放された。[[並行世界]]でもなければ、一枚の敷物の下にある旧世界にでさえない、世界の裏側――生命のいない虚数世界に。 | + | :しかし、神々は母であるティアマトにさえ剣を向けた。ティアマトは嘆き、狂い、新しい子供として十一の魔獣を産みだし、神々と対決する。戦いの末、ティアマトと十一の魔獣は敗れた。神々は彼女の死体を二つに裂き、天と地を造り、これを人界創世の儀式としたとされているが、実際は、生命を生み出す土壌として使われたが、地球の環境が落ち着き、生態系が確立された後に、不要なものとして追放された。[[並行世界]]でもなければ、一枚の敷物の下にある旧世界にでさえない、世界の裏側──生命のいない虚数世界に。 |
| :創世後に切り捨てられた母胎。追放された母なる海。……生態系が確立した以上、ランダムに生命をデザインする彼女はもう要らない。生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程においては最早邪魔者でしかなく、特に生命の系統樹を得た霊長類にとって、次の世界を生み出しかねない彼女は危険すぎた。 | | :創世後に切り捨てられた母胎。追放された母なる海。……生態系が確立した以上、ランダムに生命をデザインする彼女はもう要らない。生命体がこの星に準じた知性を獲得する行程においては最早邪魔者でしかなく、特に生命の系統樹を得た霊長類にとって、次の世界を生み出しかねない彼女は危険すぎた。 |
| :以後、ティアマトは虚数世界に永遠に封じ込められたが、それでも元の地球に戻るチャンスを待ち続けた。そして、ゲーティアの聖杯により復活した彼女はラフムをはじめとする新生命体をデザインし、現存の生命体である人類を一掃した後、新生命体達の母へと返り咲こうとする。 | | :以後、ティアマトは虚数世界に永遠に封じ込められたが、それでも元の地球に戻るチャンスを待ち続けた。そして、ゲーティアの聖杯により復活した彼女はラフムをはじめとする新生命体をデザインし、現存の生命体である人類を一掃した後、新生命体達の母へと返り咲こうとする。 |
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| ==人間関係== | | ==人間関係== |
| ===生前?=== | | ===生前?=== |
− | ;神々、人類 | + | ;[[神霊|神々]]、人類 |
| :生み出した子達。しかし生態系の確立により不要になった彼女は排斥された。 | | :生み出した子達。しかし生態系の確立により不要になった彼女は排斥された。 |
| :そもそも生態系が確立されたことで彼らにとってティアマトはおぞましい<ruby><rb>侵略者</rb><rt> インベーダー</rt></ruby>であり、ティアマトにとって彼らはおそろしい<ruby><rb>異星人</rb><rt> エイリアン</rt></ruby>でしかない。 | | :そもそも生態系が確立されたことで彼らにとってティアマトはおぞましい<ruby><rb>侵略者</rb><rt> インベーダー</rt></ruby>であり、ティアマトにとって彼らはおそろしい<ruby><rb>異星人</rb><rt> エイリアン</rt></ruby>でしかない。 |
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| ;マルドゥーク神 | | ;マルドゥーク神 |
| :かつて「マルドゥークの斧」によってティアマトの喉を切り裂いたという神。 | | :かつて「マルドゥークの斧」によってティアマトの喉を切り裂いたという神。 |
− | ;ムシュマッヘ、ウシュムガル、バシュム、ムシュフシュ、ラフム、ウガル、ウリディンム、ギルタブリル、ウム・ダブルチュ、クルール、クサリク | + | ;ムシュマッヘ、ウシュムガル、バシュム、ムシュフシュ、[[ラフム]]、ウガル、ウリディンム、ギルタブリル、ウム・ダブルチュ、クルール、クサリク |
| :新たに生み出した子である獣達。 | | :新たに生み出した子である獣達。 |
| + | |
| ===Fate/Grand Order=== | | ===Fate/Grand Order=== |
| ;[[キングゥ]] | | ;[[キングゥ]] |
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| ==名台詞== | | ==名台詞== |
− | ;―――かないで――― <br>―――いかないで―――<br>―――れないで―――<br>―――はなれないで―――<br>―――わたしから、また―――<br>―――また、わたしをおいていかないで―――<br>かえってきて―――かえって―――<br>もういちど、わたしのもとに―――<br>もういちど―――もういちど―――<br>いえ―――いいえ―――<br>もうにどと―――もうにどと―――<br>わたし を あいさない で | + | ;───かないで───<br>───いかないで───<br>───れないで───<br>───はなれないで───<br>───わたしから、また───<br>───また、わたしをおいていかないで───<br>かえってきて───かえって───<br>もういちど、わたしのもとに───<br>もういちど───もういちど───<br>いえ───いいえ───<br>もうにどと───もうにどと───<br>わたし を あいさない で |
| :『絶対魔獣戦線 バビロニア』で主人公の夢の中に干渉してきた際の彼女の独白。 | | :『絶対魔獣戦線 バビロニア』で主人公の夢の中に干渉してきた際の彼女の独白。 |
| :己が子供たちに不要とされて虚数世界へと追放されたことへの嘆き、再び子供たちを愛でたいという願望が見て取れる台詞であるものの、最後に何故「私を愛さないで」と言ったのかは不明。 | | :己が子供たちに不要とされて虚数世界へと追放されたことへの嘆き、再び子供たちを愛でたいという願望が見て取れる台詞であるものの、最後に何故「私を愛さないで」と言ったのかは不明。 |
144行目: |
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| :ティアマトの愛が間違っているかどうかはわからないが、子は皆遠くへ行っても貴女を愛している。 | | :ティアマトの愛が間違っているかどうかはわからないが、子は皆遠くへ行っても貴女を愛している。 |
| :藤丸の返答を受け、ティアマトは一筋の涙を流して悲しげに呟く。自分を置いていくなら愛するなという意味なのか、それとも…… | | :藤丸の返答を受け、ティアマトは一筋の涙を流して悲しげに呟く。自分を置いていくなら愛するなという意味なのか、それとも…… |
| + | |
| ==メモ== | | ==メモ== |
| *戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、赤と青の光が中央に収束して現れる第七特異点の紋章の色違いを背景に'''『人類悪 顕現』'''と表示される。 | | *戦闘時には魔神柱と同じく独自演出があり、赤と青の光が中央に収束して現れる第七特異点の紋章の色違いを背景に'''『人類悪 顕現』'''と表示される。 |
| **最終決戦時には'''『第二の獣 決戦』'''と表示され、その前に'''「Childhood's End」'''と表示があるが、元ネタはアーサー・C・クラークが1953年に著したSF小説「幼年期の終り」の原題から。 | | **最終決戦時には'''『第二の獣 決戦』'''と表示され、その前に'''「Childhood's End」'''と表示があるが、元ネタはアーサー・C・クラークが1953年に著したSF小説「幼年期の終り」の原題から。 |
| *デザインが[[間桐桜|黒桜]]を彷彿させるが、これは虚数空間の繋がりもあり、キャラクターデザインの山中氏に桜系のキャラの究極として依頼したため。 | | *デザインが[[間桐桜|黒桜]]を彷彿させるが、これは虚数空間の繋がりもあり、キャラクターデザインの山中氏に桜系のキャラの究極として依頼したため。 |
− | **「原初の母」「無垢」「少女」「巨大」「自縄自縛」「黒桜の黒い泥の凄い版」「ケイオスタイド」というキーワードを山中氏に伝えた結果、あの頭脳体と真体のデザインが届けられたという。他にも作中では使用されていないラフカットや幼女の外見をした頭脳体なども存在し、そちらは「Fate/Grand Order material」で公開された。<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 2016/12/26竹箒日記]</ref> | + | **「原初の母」「無垢」「少女」「巨大」「自縄自縛」「黒桜の黒い泥の凄い版」「ケイオスタイド」というキーワードを山中氏に伝えた結果、あの頭脳体と真体のデザインが届けられたという。他にも作中では使用されていないラフカットや幼女の外見をした頭脳体なども存在し、そちらは『Fate/Grand Order material Ⅳ』で公開された<ref group="出">[http://www.typemoon.org/bbb/diary/log/201612.html 2016/12/26竹箒日記]</ref>。 |
| *ティアマトの眷属や走狗となった、キングゥ・ゴルゴーン・牛若丸の三名は、いずれも彼女と「裏切りと迫害を受けた者」という共通点を持つ(ゴルゴーン・牛若丸は生前に、キングゥは七章中にこれを体験している)。そのためかこの陣営(?)には、必然似た者同士が揃っている。 | | *ティアマトの眷属や走狗となった、キングゥ・ゴルゴーン・牛若丸の三名は、いずれも彼女と「裏切りと迫害を受けた者」という共通点を持つ(ゴルゴーン・牛若丸は生前に、キングゥは七章中にこれを体験している)。そのためかこの陣営(?)には、必然似た者同士が揃っている。 |
− | *最終戦における11体のベル・ラフムが[[魔神柱]]よりも強いのは、あれがティアマトにとっての『[[魔神柱]]の拠点』扱いなため。 | + | *最終戦における11体のベル・ラフムが[[魔神柱]]よりも強いのは、あれがティアマトにとっての『魔神柱の拠点』扱いなため。 |
| **[[ゲーティア]]直属の使い魔が魔神柱72体であるのに対し、ティアマト直属の使い魔はあの11体のラフムに集約されるという形で、つまり量より質となっている。 | | **[[ゲーティア]]直属の使い魔が魔神柱72体であるのに対し、ティアマト直属の使い魔はあの11体のラフムに集約されるという形で、つまり量より質となっている。 |
| **だが、このベル・ラフムは扱いとしては「HPの高いモブ敵」であり、神性特攻を受ける以上に即死耐性がないという重大な欠陥があったため、サポートNPCなどで使用できる[[“山の翁”]]や、最もポピュラーな高確率即死攻撃宝具を持つ[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]などに屠らせたユーザーは多い。 | | **だが、このベル・ラフムは扱いとしては「HPの高いモブ敵」であり、神性特攻を受ける以上に即死耐性がないという重大な欠陥があったため、サポートNPCなどで使用できる[[“山の翁”]]や、最もポピュラーな高確率即死攻撃宝具を持つ[[ハサン・サッバーハ〔呪腕のハサン〕|呪腕のハサン]]などに屠らせたユーザーは多い。 |
| *『Grand Order』で初登場したティアマトだが、彼女と彼女が持つ権能『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の名前は『CCC』にてすでに語られていた。『百獣母胎』は[[BB]]があらゆる地母神の根源たる「チャタル・ヒュユクの女神」の[[権能]]を取りこんだことで獲得したスキルとして登場し、ティアマト(ティアマット)の名はチャタル・ヒュユクの女神から派生した地母神たちの中の1つとして言及される他、『百獣母胎』によって神々や人の脅威となった女神の代表例としても語られている。 | | *『Grand Order』で初登場したティアマトだが、彼女と彼女が持つ権能『百獣母胎(ポトニア・テローン)』の名前は『CCC』にてすでに語られていた。『百獣母胎』は[[BB]]があらゆる地母神の根源たる「チャタル・ヒュユクの女神」の[[権能]]を取りこんだことで獲得したスキルとして登場し、ティアマト(ティアマット)の名はチャタル・ヒュユクの女神から派生した地母神たちの中の1つとして言及される他、『百獣母胎』によって神々や人の脅威となった女神の代表例としても語られている。 |
− | **そのためなのか、BBのアルターエゴである[[キングプロテア]]とは驚くほど共通点がある。<br>どちらも無垢であり、少女であり、巨大であり、自己拡大し、縛られており、大地母神であり、―――不要と切り捨てられ、虚数の海に沈んだものである。<br>両者とも間桐桜のキャラクター性を発展させて生みだされた存在なので、相似する点が多いのはある意味必然か。 | + | **そのためなのか、BBのアルターエゴである[[キングプロテア]]とは驚くほど共通点がある。<br>どちらも無垢であり、少女であり、巨大であり、自己拡大し、縛られており、大地母神であり、───不要と切り捨てられ、虚数の海に沈んだものである。<br>両者とも間桐桜のキャラクター性を発展させて生みだされた存在なので、相似する点が多いのはある意味必然か。 |
− | ***また、それとは別にビーストの初披露というのもあってか、企画当時から「怪獣もの」として登場することが想定されたが、あれだけ巨大になったのは奈須きのこが「シン・ゴジラ」を見た影響が大きい。<ref group="出">Fate/Grand Order カルデアエース 第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ×武内崇×島﨑信長 009ページ</ref> | + | ***また、それとは別にビーストの初披露というのもあってか、企画当時から「怪獣もの」として登場することが想定されたが、あれだけ巨大になったのは奈須きのこが「シン・ゴジラ」を見た影響が大きい<ref group="出">Fate/Grand Order カルデアエース 第1部完結記念 振り返り座談会 奈須きのこ×武内崇×島﨑信長 009ページ</ref>。 |
| **キングプロテアはあらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスを元に創られているため、大地母神たるティアマトの情報も組み込まれた結果、彼女によく似た存在になったのかもしれない。 | | **キングプロテアはあらゆる神話に共通する大地母神のエッセンスを元に創られているため、大地母神たるティアマトの情報も組み込まれた結果、彼女によく似た存在になったのかもしれない。 |
| *『Grand Order』企画中の2014年時点では[[魔神柱|レイドイベントのボス]]としての登場を予定していた。 | | *『Grand Order』企画中の2014年時点では[[魔神柱|レイドイベントのボス]]としての登場を予定していた。 |