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| : 期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』に三蔵らを導くために登場。 | | : 期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』に三蔵らを導くために登場。 |
| : 本編では亜種特異点Ⅳ『[[禁忌降臨庭園 セイレム]]』で登場。カルデアから現地に赴くサーヴァントとして選抜される。 | | : 本編では亜種特異点Ⅳ『[[禁忌降臨庭園 セイレム]]』で登場。カルデアから現地に赴くサーヴァントとして選抜される。 |
− | : 後に中国異聞帯の『[[人智統合真国 シン]]』や、インド異聞帯『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』でも同行サーヴァントとして登場した。 | + | : 後にLostbelt No.3『[[人智統合真国 シン]]』や、Lostbelt No.4『[[創世滅亡輪廻 ユガ・クシェートラ]]』でもカルデアの同行サーヴァントとして登場した。 |
| ; 人物 | | ; 人物 |
| : 中性的な外見をした、中華風の人物。一人称は「ボク」。性別については触れられたくない様子。 | | : 中性的な外見をした、中華風の人物。一人称は「ボク」。性別については触れられたくない様子。 |
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| ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 | | ! クラス !! マスター !! 筋力 !! 耐久 !! 敏捷 !! 魔力 !! 幸運 !! 宝具 !! [[スキル (サーヴァント)|クラス別能力]] !! [[スキル (サーヴァント)|保有スキル]] !! 備考 |
| |- | | |- |
− | | [[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C+ || B || A || B || A || A || 対魔力:A || 道術:A<br>霊珠子:A<br>如来の加護:B<br>神将・中壇元帥:A || style="text-align:left"|強化クエスト2クリアで「如来の加護」→「神将・中壇元帥」に変化 | + | | [[ランサー]] || [[主人公 (Grand Order)]] || C+ || B || A || B || A || A || 対魔力:A || 道術:A<br>霊珠子:A<br>如来の加護:B<br>神将・中壇元帥:A || style="text-align:left"|強化クエスト2クリアで「如来の加護」→「神将・中壇元帥」に変化。 |
| |} | | |} |
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| ==[[宝具]]== | | ==[[宝具]]== |
| ;地飛爽霊 火尖槍(ちひそうれい かせんそう) | | ;地飛爽霊 火尖槍(ちひそうれい かせんそう) |
− | : ランク:A<br />種別:対軍宝具<br>レンジ:10~99<br>最大捕捉:10人 | + | : ランク:A<br>種別:対軍宝具<br>レンジ:10~99<br>最大捕捉:10人 |
| :風火輪の超加速で空に駆け上がり、文字通り槍と一体となって突撃降下する灼熱のチャージ攻撃。 | | :風火輪の超加速で空に駆け上がり、文字通り槍と一体となって突撃降下する灼熱のチャージ攻撃。 |
| :斉天大聖・孫悟空との決戦を想定した哪吒が、ランサーとして<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>・火尖槍の威力を最大限に引き出さんとする大技。 | | :斉天大聖・孫悟空との決戦を想定した哪吒が、ランサーとして<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>・火尖槍の威力を最大限に引き出さんとする大技。 |
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| ; [[Fate/Grand Order]] | | ; [[Fate/Grand Order]] |
| : 期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて初登場。この時はNPCとして立ち絵だけが登場した。 | | : 期間限定イベント『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて初登場。この時はNPCとして立ち絵だけが登場した。 |
− | : その後亜種特異点Ⅳ『異端なるセイレム』解禁に伴いプレイアブルとして実装。およそ1年5ヶ月ぶりの登場となった<ref group = "注">何の前触れも無くカルデア所属になっているが、何があったのかは不明。</ref>。 | + | : その後亜種特異点Ⅳ『異端なるセイレム』開幕に伴い、プレイアブルサーヴァントとして実装。およそ1年5ヶ月ぶりの登場となった<ref group = "注">何の前触れも無くカルデア所属になっているが、何があったのかは不明。</ref>。 |
− | : さらに後には第二部の中国異聞帯にてカルデアベースで事前召喚され、同行するメンバーとして選ばれた。
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| :イベントでも若干辛辣だったがマイルームでもボロクソに貶しまくっている。 | | :イベントでも若干辛辣だったがマイルームでもボロクソに貶しまくっている。 |
| ;[[覚者]] | | ;[[覚者]] |
− | :上記イベントにて、彼に焦点を合わせる為のレンズとなって行動する。 | + | :『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』にて、彼に焦点を合わせる為のレンズとなって行動する。 |
| :また生前は「釈迦如来」として自身の復活に力添えして加護をくれた人物。 | | :また生前は「釈迦如来」として自身の復活に力添えして加護をくれた人物。 |
| ;[[玉藻の前]] | | ;[[玉藻の前]] |
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| :宝具発動。斉天大聖・孫悟空との決戦を想定した哪吒が、ランサーとして宝具・火尖槍の威力を最大限に引き出さんとする大技。 | | :宝具発動。斉天大聖・孫悟空との決戦を想定した哪吒が、ランサーとして宝具・火尖槍の威力を最大限に引き出さんとする大技。 |
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− | ;「サーヴァント、ランサー、哪吒…………それだけ。」 | + | ;「サーヴァント、ランサー、哪吒…………それだけ。」 |
| :召喚時の台詞。実に素っ気ない。 | | :召喚時の台詞。実に素っ気ない。 |
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| *日本では安能務翻案の『封神演義』及びそれに影響を受けた諸作品のために「なたく」という読み方が広まっているが、正しくは「なた(もしくは「なだ」)」。 | | *日本では安能務翻案の『封神演義』及びそれに影響を受けた諸作品のために「なたく」という読み方が広まっているが、正しくは「なた(もしくは「なだ」)」。 |
| **日本で最も有名なのは[https://ja.wikipedia.org/wiki/封神演義_(漫画) 藤崎竜の漫画版『封神演義』]だろう。この作品は「日本で封神演義といえばこの作品」と言う程に非常に有名だが原典の『封神演義』とは別物の作品と言っていいほど設定が異なるので留意すべし。ちなみに型月における哪吒にロボ要素があるのはこれに由来すると思われる<ref group = "注">原典での哪吒の体は人造人間的な要素があるが、あくまで精霊なので機械的な要素はほぼ無いに等しかった。</ref>。 | | **日本で最も有名なのは[https://ja.wikipedia.org/wiki/封神演義_(漫画) 藤崎竜の漫画版『封神演義』]だろう。この作品は「日本で封神演義といえばこの作品」と言う程に非常に有名だが原典の『封神演義』とは別物の作品と言っていいほど設定が異なるので留意すべし。ちなみに型月における哪吒にロボ要素があるのはこれに由来すると思われる<ref group = "注">原典での哪吒の体は人造人間的な要素があるが、あくまで精霊なので機械的な要素はほぼ無いに等しかった。</ref>。 |
− | *当初はサーヴァントであることこそ判明していたが未実装であり、後の登場が示唆されていたが、[[イアソン]]同様クラスは明言されていなかった。原典では大量の<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>(仙人が使用する魔法の武器)を使いこなしているが、その中で最も有名なものとして「火尖槍」という炎の槍があるので[[ランサー]]の可能性が最も高く、他に有力な候補としてライダーやセイバーが挙げられていた。 | + | *当初はサーヴァントであることこそ判明していたが未実装であり、後の登場が示唆されていたが、[[イアソン]]同様クラスは明言されていなかった。原典では大量の<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>(仙人が使用する魔法の武器)を使いこなしているが、その中で最も有名なものとして「火尖槍」という炎の槍があるので[[ランサー]]の可能性が最も高く、他に有力な候補として[[ライダー]]や[[セイバー]]が挙げられていた。 |
| **後に実装された時には、一番予想されていたランサーであった。 | | **後に実装された時には、一番予想されていたランサーであった。 |
| *中国では「竜退治の神様」として有名で、日本でいう桃太郎に匹敵するような存在だが、『封神演義』では『西遊記』の孫悟空に匹敵する暴れん坊で、誕生してから'''3日後'''に竜宮に乗り込んで蛟龍の背すじを引っこ抜き、帯ヒモにしてしまったとある。この蛟龍は東海竜王の部下、ないしは息子とされている。ちなみに孫悟空も竜宮に殴り込んで暴れた事があるが、さすがに竜王の息子を殺すような事はしていない(代わりに、子分にして宝物を巻き上げているが)。かの如意棒はこの時に手に入れたもので、これまた東海竜王からの献上品だったりする。 | | *中国では「竜退治の神様」として有名で、日本でいう桃太郎に匹敵するような存在だが、『封神演義』では『西遊記』の孫悟空に匹敵する暴れん坊で、誕生してから'''3日後'''に竜宮に乗り込んで蛟龍の背すじを引っこ抜き、帯ヒモにしてしまったとある。この蛟龍は東海竜王の部下、ないしは息子とされている。ちなみに孫悟空も竜宮に殴り込んで暴れた事があるが、さすがに竜王の息子を殺すような事はしていない(代わりに、子分にして宝物を巻き上げているが)。かの如意棒はこの時に手に入れたもので、これまた東海竜王からの献上品だったりする。 |
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| **後にサーヴァントとして実装された際に女性と確定したが、これは太乙真人が被造物の性別に関しては甚だ無頓着であり、そもそも哪吒を二次性徴前の童子扱いしていた事が原因。結果として復活後の哪吒の身体は生前とは異なる性別で構成されてしまい、性別の話題に関しては気後れしてしまう。 | | **後にサーヴァントとして実装された際に女性と確定したが、これは太乙真人が被造物の性別に関しては甚だ無頓着であり、そもそも哪吒を二次性徴前の童子扱いしていた事が原因。結果として復活後の哪吒の身体は生前とは異なる性別で構成されてしまい、性別の話題に関しては気後れしてしまう。 |
| **なお、中性的な割には極めて女性的な外見に近いのか、『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』では主人公が哪吒の性別に興味を示し出し、幕間の物語『物騒な人々』では何度も性別の話題を振ってはマシュに止められている<ref group = "注">一度目はコーヒー、二度目はブラックコーヒー、三度目は火傷するほど熱いコーヒーを差し出している。</ref>。<del>懲りるという事を知らないのか。</del> | | **なお、中性的な割には極めて女性的な外見に近いのか、『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』では主人公が哪吒の性別に興味を示し出し、幕間の物語『物騒な人々』では何度も性別の話題を振ってはマシュに止められている<ref group = "注">一度目はコーヒー、二度目はブラックコーヒー、三度目は火傷するほど熱いコーヒーを差し出している。</ref>。<del>懲りるという事を知らないのか。</del> |
− | *上記の設定を見て「俺の知ってる設定と違う」と思われる方も多いだろうが、『西遊記』と『封神演義』で設定が大幅に変わってるのでどっちが正解などは厳密には決まっていない。哪吒の場合は特に人気キャラ故に多く描写されやすいが、それゆえに両作品同士で設定に多くの矛盾が生じてしまっている。更に元ネタが下記のナラク―バなので両作品とも哪吒の初出作品ではないという点も混乱の要素の一つか。 | + | *上記の設定を見て「俺の知ってる設定と違う」と思われる方も多いだろうが、『西遊記』と『封神演義』で設定が大幅に変わってるのでどっちが正解などは厳密には決まっていない。哪吒の場合は特に人気キャラ故に多く描写されやすいが、それゆえに両作品同士で設定に多くの矛盾が生じてしまっている。更に元ネタが下記のナラクーバなので両作品とも哪吒の初出作品ではないという点も混乱の要素の一つか。 |
| **ちなみに『封神演義』の世界観では仏教というものがまだ存在していない。理由としては封神演義の舞台となる殷が周に滅ぼされたのが紀元前11世紀、仏教が産まれたのが紀元前5世紀である為(勿論、哪吒というキャラクターが生まれたのは下記の通りなのでこの設定は封神演義独自の設定である)。なので後に仏教に所属するキャラクター達も当時は両陣営に分かれて戦っているという状況になっており、同じく仏教出身のキャラクターも当時は別のキャラクターとして敵味方に多数存在している。 | | **ちなみに『封神演義』の世界観では仏教というものがまだ存在していない。理由としては封神演義の舞台となる殷が周に滅ぼされたのが紀元前11世紀、仏教が産まれたのが紀元前5世紀である為(勿論、哪吒というキャラクターが生まれたのは下記の通りなのでこの設定は封神演義独自の設定である)。なので後に仏教に所属するキャラクター達も当時は両陣営に分かれて戦っているという状況になっており、同じく仏教出身のキャラクターも当時は別のキャラクターとして敵味方に多数存在している。 |
− | ***特に一番ひどいのが彼の父親である托塔李天王、彼は前述の通り毘沙門天と同一視されるが、先述した通り「多聞天」という名前も有名。『封神演義』では四天王が敵側として登場する事になる為、その多聞天と哪吒の親子が敵味方に分かれてた闘う…、どころか同一の存在のはずの多聞天と托塔李天王が別の人物として敵味方陣営に分かれて存在すると言う異様な光景が発生している。<ref group = "注">『封神演義』の托塔李天王は実績では[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|諸葛孔明]]以上、人によっては[[イスカンダル]]に匹敵すると評価されるほどの軍神、そもそもサーヴァントとして召喚されても不思議ではない唐初の名将、李靖が多聞天信仰と合体して神格化されたのが托塔李天王なので、別人でもおかしくはない。なお、水滸伝の晁蓋も托塔李天王の化身ということになっている。</ref>ちなみに仏教がメインの『西遊記』だと同一人物だったり他人だったりと日本で翻訳される書籍によってすら異なるので何とも言えない。 | + | ***特に一番ひどいのが彼の父親である托塔李天王、彼は前述の通り毘沙門天と同一視されるが、先述した通り「多聞天」という名前も有名。『封神演義』では四天王が敵側として登場する事になる為、その多聞天と哪吒の親子が敵味方に分かれてた闘う…、どころか同一の存在のはずの多聞天と托塔李天王が別の人物として敵味方陣営に分かれて存在すると言う異様な光景が発生している<ref group = "注">『封神演義』の托塔李天王は実績では[[諸葛孔明〔エルメロイⅡ世〕|諸葛孔明]]以上、人によっては[[イスカンダル]]に匹敵すると評価されるほどの軍神、そもそもサーヴァントとして召喚されても不思議ではない唐初の名将、李靖が多聞天信仰と合体して神格化されたのが托塔李天王なので、別人でもおかしくはない。なお、水滸伝の晁蓋も托塔李天王の化身ということになっている。</ref>。ちなみに仏教がメインの『西遊記』だと同一人物だったり他人だったりと日本で翻訳される書籍によってすら異なるので何とも言えない。 |
− | *なにかと話題の偉大な親父の托塔李天王だが哪吒との仲は'''とても悪い'''。哪吒の死因に関係してたり彼の蘇生を邪魔したりしてたいたりするのだが、そもそもの発端は上記の哪吒の幼少期の暴れん坊っぷりに托塔李天王が激怒したのが原因なので正直どっちもどっちである。ちなみに『西遊記』でも『封神演義』でも結局は和解すると言う決着になっているが、それでも李天王は報復を恐れていたりするので偉大な武神の割には両作品でいまいち親父としての威厳が無かったりする。<ref group = "注">この場合の托塔というのは哪吒を制御するために仏様から貰ったアイテムのこと。つまり、托塔が無かったらあっさりと殺されてしまうほどに父親の方が弱い。</ref> | + | *なにかと話題の偉大な親父の托塔李天王だが哪吒との仲は'''とても悪い'''。哪吒の死因に関係してたり彼の蘇生を邪魔したりしていたりするのだが、そもそもの発端は上記の哪吒の幼少期の暴れん坊っぷりに托塔李天王が激怒したのが原因なので正直どっちもどっちである。 |
| + | **ちなみに『西遊記』でも『封神演義』でも結局は和解すると言う決着になっているが、それでも李天王は報復を恐れていたりするので偉大な武神の割には両作品でいまいち親父としての威厳が無かったりする<ref group = "注">この場合の托塔というのは哪吒を制御するために仏様から貰ったアイテムのこと。つまり、托塔が無かったらあっさりと殺されてしまうほどに父親の方が弱い。</ref>。 |
| *元となったインドの神は「ナラクーバラ」、同じく後の毘沙門天となる父「クベーラ」に関わる神として仏教伝来時に中国に伝わって来た。ちなみに彼は「ラーマーヤナ」にも存在が言及され、[[シータ]]をさらった魔王ラーヴァナが昔ナラクーバラの妻を強姦した際に彼は激怒し、ラーヴァナに'''次に強姦したら頭が爆裂する呪いをかけた'''おかげで、シータは貞操を守る事が出来たとされている。 | | *元となったインドの神は「ナラクーバラ」、同じく後の毘沙門天となる父「クベーラ」に関わる神として仏教伝来時に中国に伝わって来た。ちなみに彼は「ラーマーヤナ」にも存在が言及され、[[シータ]]をさらった魔王ラーヴァナが昔ナラクーバラの妻を強姦した際に彼は激怒し、ラーヴァナに'''次に強姦したら頭が爆裂する呪いをかけた'''おかげで、シータは貞操を守る事が出来たとされている。 |
− | *イベント中では[[覚者|釈迦如来]]のレンズとなって登場した哪吒だが、彼と哪吒の縁は意外な事に結構ある。まず父親が古代インドにおいて釈迦から説法を聞き仏教へ帰依し、釈迦の入滅の際に仏法の守護を託された四天王の一人、そして全てを聞き漏らさず釈迦の教えに精通した事で「多聞天」と称された。兄の金托は釈迦の弟子とされ、彼の元となったナラクーバラは仏教叙事詩「ブッタチャリタ」にて釈迦の生誕は天部におけるナラクーバラの誕生と等しい慶事と記され、その記録がナラクーバラが登場した最古の書物となっており、また経典「ジャータカ」においては弟子と釈迦が前世ではナラクーバラと彼が仕えた王の関係性であったとされている。哪吒本人との関係性では『西遊記』において死んだ哪吒を蓮の精として転生させたのは[[覚者|釈迦如来]]とされ、恨みで父の李天王を殺そうとした哪吒を釈迦如来が一応和解させたとされている。イベントに置いて哪吒が協力したのはこれらの縁があった故かもしれない。ちなみに『封神演義』においては彼の誕生には太乙真人が関わってており、藤崎竜版の影響もあってかナタ生誕の縁者といえば彼のイメージは強い。 | + | *『星の三蔵ちゃん、天竺に行く』では[[覚者|釈迦如来]]のレンズとなって登場した哪吒だが、彼と哪吒の縁は意外な事に結構ある。 |
− | *『月姫』を知る『Fate/Grand Order』プレイヤーからは「容姿や髪の毛の色が[[弓塚さつき]]に似ている」と言われていたが、関連は不明。 | + | **まず父親が古代インドにおいて釈迦から説法を聞き仏教へ帰依し、釈迦の入滅の際に仏法の守護を託された四天王の一人、そして全てを聞き漏らさず釈迦の教えに精通した事で「多聞天」と称された。兄の金托は釈迦の弟子とされ、彼の元となったナラクーバラは仏教叙事詩「ブッタチャリタ」にて釈迦の生誕は天部におけるナラクーバラの誕生と等しい慶事と記され、その記録がナラクーバラが登場した最古の書物となっており、また経典「ジャータカ」においては弟子と釈迦が前世ではナラクーバラと彼が仕えた王の関係性であったとされている。 |
− | *セイレムシナリオ実装に伴い正式実装され、同シナリオでカルデア所属済みということになっての登場となったが、同シナリオが「誰が黒幕か疑心暗鬼になりまくる」内容であった為、'''「実はいつのまにかいることになっていた哪吒がなんらかの黒幕なのでは」'''等と怪しみ勘ぐってしまったプレイヤーが続出した。さらに同シナリオで[[キルケー]]が[[メディア]]に化けてカルデアに潜り込んでいたことが序盤から発覚した事もこれに拍車をかけてしまっている(実際には潔白だったわけであるが)。<del>だとしてももう少しカルデアに来たいきさつが欲しかったともファンから稀に聞こえているが。</del> | + | **哪吒本人との関係性では『西遊記』において死んだ哪吒を蓮の精として転生させたのは[[覚者|釈迦如来]]とされ、恨みで父の李天王を殺そうとした哪吒を釈迦如来が一応和解させたとされている。 |
| + | ***イベントにおいて哪吒が協力したのはこれらの縁があった故かもしれない。ちなみに『封神演義』においては彼の誕生には太乙真人が関わっており、藤崎竜版の影響もあってかナタ生誕の縁者といえば彼のイメージは強い。 |
| + | *『[[月姫]]』を知る『Fate/Grand Order』プレイヤーからは「容姿や髪の毛の色が[[弓塚さつき]]に似ている」と言われていたが、関連は不明。 |
| + | *セイレムシナリオ実装に伴い正式実装され、同シナリオでカルデア所属済みということになっての登場となったが、同シナリオが「誰が黒幕か疑心暗鬼になりまくる」内容であった為、'''「実はいつのまにかいることになっていた哪吒がなんらかの黒幕なのでは」'''等と怪しみ勘ぐってしまったプレイヤーが続出した。さらに同シナリオで[[キルケー]]が[[メディア]]に化けてカルデアに潜り込んでいたことが序盤から発覚した事もこれに拍車をかけてしまっている(実際には潔白だった)。<del>だとしてももう少しカルデアに来たいきさつが欲しかったともファンから稀に聞こえているが。</del> |
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| == 話題まとめ == | | == 話題まとめ == |
| ;『封神演義』と『Fate』 | | ;『封神演義』と『Fate』 |
− | *先ほどから「宝具」と「<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>」の非常に似ている二つの言葉をややこしく思われる方もいるだろうが、元々『Fate』の元ネタの一つが『封神演義』なのではないかという一つの説がある。先ほどの「宝具」と「宝貝」の名前の共通点や同じく名有りのキャラならほぼ誰もが持ち、不思議な現象を発生させる切り札としての立ち位置として似てるだけでなく、神仙が作り出す自己の思い通りの世界を創造する術である「陣」と「固有結界」、死んだ英雄や神仙の魂が集う場である「封神台」と「英霊の座」(作中で死んだ者が行く場となると聖杯にも近しい)、等根幹の設定に共通点が見られる。勿論だからと言って確定とは言えず、仮に元ネタの一つであっても全部が全部そうとは限らないであろう、現にきのこは魔界転生を源流の一つと語っている。だが考察としては非常に興味深い説とも言える。 | + | *先ほどから「宝具」と「<ruby><rb>宝貝</rb><rt>パオペエ</rt></ruby>」の非常に似ている二つの言葉をややこしく思われる方もいるだろうが、元々『Fate』の元ネタの一つが『封神演義』なのではないかという一つの説がある。先ほどの「宝具」と「宝貝」の名前の共通点や同じく名有りのキャラならほぼ誰もが持ち、不思議な現象を発生させる切り札としての立ち位置として似てるだけでなく、神仙が作り出す自己の思い通りの世界を創造する術である「陣」と「固有結界」、死んだ英雄や神仙の魂が集う場である「封神台」と「英霊の座」(作中で死んだ者が行く場となると聖杯にも近しい)、等根幹の設定に共通点が見られる。勿論だからと言って確定とは言えず、仮に元ネタの一つであっても全部が全部そうとは限らないであろう、現に奈須きのこ氏は魔界転生を源流の一つと語っている。だが考察としては非常に興味深い説とも言える。 |
− | **ちなみにきのこは中国の仙人のサーヴァントを出そうとした虚淵玄に対して西洋縛りの他に「仙人は強すぎる」とZeroマテリアルでコメントを残している。<ref group = "注">仙人が強い理由の一つに、最低でも100年以上、下手をすれば1000年以上も修行してきた人々であり、大半のサーヴァントより長命な点が挙げられる。後に『Fate/Grand Order』で明かされた話を参考にするなら、先天的であれ後天的であれ、一言で言うと'''[[真祖]]と同格の存在である'''ことが発覚。文字通りサーヴァントとは「格が違う」存在である事がはっきりした。</ref> | + | **ちなみに奈須氏は中国の仙人のサーヴァントを出そうとした虚淵玄氏に対して西洋縛りの他に「仙人は強すぎる」とZeroマテリアルでコメントを残している<ref group = "注">仙人が強い理由の一つに、最低でも100年以上、下手をすれば1000年以上も修行してきた人々であり、大半のサーヴァントより長命な点が挙げられる。後に『Fate/Grand Order』で明かされた話を参考にするなら、先天的であれ後天的であれ、一言で言うと'''[[真祖]]と同格の存在である'''ことが発覚。文字通りサーヴァントとは「格が違う」存在である事がはっきりした。</ref>。 |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |
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| ==リンク== | | ==リンク== |
| * [[登場人物]] | | * [[登場人物]] |
− | *[[サーヴァント]] | + | * [[サーヴァント]] |
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