差分

サイズ変更なし 、 火曜日 07:18
152行目: 152行目:  
: 伊織の太刀筋に、生前の信濃で共に駈けた友垣を思い返した。
 
: 伊織の太刀筋に、生前の信濃で共に駈けた友垣を思い返した。
   −
;「悪しき鬼を討ち滅ぼす。それが我が使命、此度の現界の宿願であった。
+
;『悪しき鬼を討ち滅ぼす。それが我が使命、此度の現界の宿願であった。
 
; だが……ゆめ忘れるな。鬼は、それだけで悪を成すモノではない。
 
; だが……ゆめ忘れるな。鬼は、それだけで悪を成すモノではない。
 
; 悪鬼とは、悪心である。
 
; 悪鬼とは、悪心である。
 
; 世を乱す悪たらんとする心こそが、鬼であれ人であれ、悪鬼と化して衆生を貪る───。
 
; 世を乱す悪たらんとする心こそが、鬼であれ人であれ、悪鬼と化して衆生を貪る───。
; 故に衆生を愛し、正しさを貫くべし。」
+
; 故に衆生を愛し、正しさを貫くべし。』
 
:「恩讐の焔」ルートにて開放される自身の異傅「助之進の言伝」にて、彼が助之進を通して伊織に送った手紙に書かれた一文。
 
:「恩讐の焔」ルートにて開放される自身の異傅「助之進の言伝」にて、彼が助之進を通して伊織に送った手紙に書かれた一文。
 
:悪鬼滅殺を掲げながらも、鬼種だから悪であると切り捨てるのではない。その上で伊織の剣鬼としての本性に気づきつつも、それを悪鬼と断じることはせず、己に燻る鬼を抑えながらも人の道を歩む伊織を最後まで尊重した。
 
:悪鬼滅殺を掲げながらも、鬼種だから悪であると切り捨てるのではない。その上で伊織の剣鬼としての本性に気づきつつも、それを悪鬼と断じることはせず、己に燻る鬼を抑えながらも人の道を歩む伊織を最後まで尊重した。
16

回編集