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| ; 略歴 | | ; 略歴 |
− | : 真名はメドゥーサ。ギリシャ神話に名高いゴルゴン三姉妹の末妹で、その名は「支配する女」を意味する。メドゥーサは女神により「形なき島」に追放され、姉の[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]とともに暮らしていた。 | + | : ギリシャ神話に名高いゴルゴン三姉妹の末妹で、その名は「支配する女」を意味する。メドゥーサは女神により「形なき島」に追放され、姉の[[ステンノ]]、[[エウリュアレ]]とともに暮らしていた。 |
− | : その島で姉を守るために人を殺し、血を吸い続けたことで崩壊し、魔物「ゴルゴン」と成り果て最後は[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]によって討伐される。 | + | : その島で姉を守るために人を殺し、血を吸い続けたことで崩壊し、魔物「ゴルゴン」と成り果て最後は[[ペルセウス]]によって討伐される。 |
| : その経歴からも分かるように正純な英霊ではなく反英雄、さらに言えば英霊に敵対する魔物に近い存在であるが、「かつて美しかったもの」として英霊としての側面も持つため、[[冬木市|冬木]]の歪んだ[[聖杯]]に「英霊メドゥーサ」として招かれた。 | | : その経歴からも分かるように正純な英霊ではなく反英雄、さらに言えば英霊に敵対する魔物に近い存在であるが、「かつて美しかったもの」として英霊としての側面も持つため、[[冬木市|冬木]]の歪んだ[[聖杯]]に「英霊メドゥーサ」として招かれた。 |
| : [[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]に際して[[間桐桜]]が召喚。触媒はエルトリアの古い神殿で発掘された鏡だが、縁としては弱めで、彼女が呼ばれたのは召喚主である桜との「いずれ怪物に成り果てる運命」という縁から。 | | : [[聖杯戦争|第五次聖杯戦争]]に際して[[間桐桜]]が召喚。触媒はエルトリアの古い神殿で発掘された鏡だが、縁としては弱めで、彼女が呼ばれたのは召喚主である桜との「いずれ怪物に成り果てる運命」という縁から。 |
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| 桜に対してやや過保護に接していたのも「いずれ怪物になる運命を持つもの」「被害者のまま加害者になる、おぞましい化け物」という自分が持つこの経験ゆえのことであり、同じ運命を持つ桜を守ろうとした。 | | 桜に対してやや過保護に接していたのも「いずれ怪物になる運命を持つもの」「被害者のまま加害者になる、おぞましい化け物」という自分が持つこの経験ゆえのことであり、同じ運命を持つ桜を守ろうとした。 |
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− | 島を丸ごと覆う「他者封印・鮮血神殿」の結界を巣とし、犠牲者を増やし怪物を通り越した悪神に成長しつつあったが、当時まだ英雄ですらなく神々に乗せられた若造にすぎなかった[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]により討伐される。 | + | 島を丸ごと覆う「他者封印・鮮血神殿」の結界を巣とし、犠牲者を増やし怪物を通り越した悪神に成長しつつあったが、当時まだ英雄ですらなく神々に乗せられた若造にすぎなかった[[ペルセウス]]により討伐される。 |
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| 戦力差はゴルゴンの怪物にとってペルセウスを「蚊程度」に感じるほどで、彼女が圧倒的に優位であった。だが、ペルセウスが「鏡の盾」の探知機を注視することで石化の魔眼を避け、「羽のサンダル」で必死に攻撃を避け続けたために苛立つ。そこでペルセウスに対して使った「自己封印・暗黒神殿」が「キビシスの袋」により反射され、かつてメデューサであった頃の記憶を悪夢として魅せられて動きが止まってしまう。その隙をつかれ、不死殺しの「ハルペー」で首を断たれ敗れた。 | | 戦力差はゴルゴンの怪物にとってペルセウスを「蚊程度」に感じるほどで、彼女が圧倒的に優位であった。だが、ペルセウスが「鏡の盾」の探知機を注視することで石化の魔眼を避け、「羽のサンダル」で必死に攻撃を避け続けたために苛立つ。そこでペルセウスに対して使った「自己封印・暗黒神殿」が「キビシスの袋」により反射され、かつてメデューサであった頃の記憶を悪夢として魅せられて動きが止まってしまう。その隙をつかれ、不死殺しの「ハルペー」で首を断たれ敗れた。 |
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| *Fateシリーズでのメドゥーサには半神半人の属性がつけられている。英雄譚で滅ぼされる「怪物」でありながら、「英霊」としてサーヴァント召喚されたのはこのため。<br>英霊の座にいる彼女は怪物の方に振り切った後のゴルゴンの方で、存在からすればアラヤの守護者よりもガイア側の抑止力となる。<br>サーヴァントとして召喚されると、英霊の全盛期・人格となって召喚されるため、怪物でなく美女の状態での召喚となっている。 | | *Fateシリーズでのメドゥーサには半神半人の属性がつけられている。英雄譚で滅ぼされる「怪物」でありながら、「英霊」としてサーヴァント召喚されたのはこのため。<br>英霊の座にいる彼女は怪物の方に振り切った後のゴルゴンの方で、存在からすればアラヤの守護者よりもガイア側の抑止力となる。<br>サーヴァントとして召喚されると、英霊の全盛期・人格となって召喚されるため、怪物でなく美女の状態での召喚となっている。 |
| *本質的には変化しないはずの英霊だが、彼女の場合は「英雄」「怪物」両方の属性を持つが故にどちらかに振り切って反転してしまう可能性を持つ。ライダーに限らず、他にも両方の属性を持つ英霊は同様の可能性を持つらしい。 | | *本質的には変化しないはずの英霊だが、彼女の場合は「英雄」「怪物」両方の属性を持つが故にどちらかに振り切って反転してしまう可能性を持つ。ライダーに限らず、他にも両方の属性を持つ英霊は同様の可能性を持つらしい。 |
− | *神話で彼女を討伐したペルセウスに対し、人物像を例えて「成功したシンジ」という所見を述べている。『[[Fate/Prototype]]』に登場する[[ライダー (Prototype)|ペルセウス]]は『hollow』に登場したペルセウスとはデザインが異なるが、この設定が影響したのか彼の外見も慎二に似ているといえば似ている。 | + | *神話で彼女を討伐したペルセウスに対し、人物像を例えて「成功したシンジ」という所見を述べている。『[[Fate/Prototype]]』に登場する[[ペルセウス]]は『hollow』に登場したペルセウスとはデザインが異なるが、この設定が影響したのか彼の外見も慎二に似ているといえば似ている。 |
| *ライダーのクラスとして現界したのは、天馬ペガサスが彼女の血から誕生したという伝承に基づくもの。この他、サソリや毒蛇もメドゥーサの血から誕生したとされている。 | | *ライダーのクラスとして現界したのは、天馬ペガサスが彼女の血から誕生したという伝承に基づくもの。この他、サソリや毒蛇もメドゥーサの血から誕生したとされている。 |
| *アニメ版『Fate/stay night』DVD4巻の特典映像では、「ライダーの慎二観察日記」と称してライダーの慎二に対する内心を語ってくれる。本編では慎二に黙って従ってはいたが、心の中では散々にこき下ろしており、かなりの不満を溜め込んでいたことが窺える。 | | *アニメ版『Fate/stay night』DVD4巻の特典映像では、「ライダーの慎二観察日記」と称してライダーの慎二に対する内心を語ってくれる。本編では慎二に黙って従ってはいたが、心の中では散々にこき下ろしており、かなりの不満を溜め込んでいたことが窺える。 |