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− | == セイバー (Apocrypha・黒) == | + | == セイバー == |
| * 真名:ジークフリート | | * 真名:ジークフリート |
| * 身長:190cm / 体重:80kg | | * 身長:190cm / 体重:80kg |
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| ; 能力 | | ; 能力 |
| : セイバーにふさわしい高い剣技と破格の防御力を兼ね備え、その不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。 | | : セイバーにふさわしい高い剣技と破格の防御力を兼ね備え、その不死身の肉体を活かし、攻撃を貰う事を前提とした捨て身の戦法をとる。 |
− | : その近接能力は[[カルナ|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アーチャー (Apocrypha・赤)|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても微傷程度の傷しか受けなかった。 | + | : その近接能力は[[カルナ|赤のランサー]]と互角に打ち合うほどで、頑強さなら彼をも凌ぐ。能力「悪竜の血鎧」の恩恵で優れた耐久力を誇り、作中では、赤のランサーや[[アタランテ|アーチャー]]からAランク級の通常攻撃が直撃しても微傷程度の傷しか受けなかった。 |
− | : 他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[バーサーカー (Apocrypha・黒)|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃も行っている。 | + | : 他のサーヴァントとの連携にも秀で、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]と呼吸を同一にして同時攻撃も行っている。 |
| : 彼は自身の逸話(竜殺し)によって、主武装である宝具「幻想大剣(バルムンク)」が「竜種」の血を引く者にとっての天敵となっており、彼自身は竜の心臓を得たことで「竜種」としての属性をも持っている。 | | : 彼は自身の逸話(竜殺し)によって、主武装である宝具「幻想大剣(バルムンク)」が「竜種」の血を引く者にとっての天敵となっており、彼自身は竜の心臓を得たことで「竜種」としての属性をも持っている。 |
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| ;英雄ジークフリートの性格 | | ;英雄ジークフリートの性格 |
− | :上記のような経緯に限らず、彼には英雄と呼ぶには相応しくない粗暴な振る舞いも多いが、その大半は作中初期(彼がまだ年若い頃)の時代の話であり、精神的成長を果たしている中盤以降の彼は誠実で落ち着いた人物である。<br>『ニーベルングの指環』においてブリュンヒルデを娶る際に「眠っている彼女の鎧や服を引っぺがしたことで、ブリュンヒルデが羞恥の余り泣き崩れてしまう」という逸話があるが、実はブリュンヒルデは自分がジークフリートによって目覚めさせられるよう彼が生まれる前から定めており、彼女からすれば願ったりな展開なのである(泣き崩れたのは、あくまで初めて女性として扱われたことに戸惑っただけとされる)。また、ジークフリート自身、鎧を剥がすまで相手が女性であることに気が付かなかった。 <br>また、『ニーベルンゲンの歌』においては、彼は徹頭徹尾クリームヒルトに一途な愛を誓っており、ブリュンヒルトとは面識があった程度で、むしろ彼は高慢なブリュンヒルトから見下されていた節もある。<br>このように彼の伝承は時代・地域ごとに様々な作品が存在し、性格に統一性が見られない(これは、ジークフリートの伝説は5・6世紀頃に成立し、その後各地域に拡散して1,000年以上に渡って様々な作品が作られている上に、著作権が無いので現代の編者が自己解釈で改変を加えることがあるのが原因)ため、あながち作中の高潔な性格は伝承と相違ないとも言える。<br>このような「粗暴な振る舞いが多いにも関わらず、Fate作品内では紳士的な人物として描かれた英雄」は彼の他に(虎聖杯の影響を受けている可能性もあるが)[[バーサーカー|ヘラクレス]]が挙げられる。<br>余談だが、本作では魔剣グラムをバルムンクの原典としたため、『ヴォルスング・サガ』のシグルスが『ニーベルンゲンの歌』のジークフリートの原典と認識する人も居るが、この二作は先述の通り、起源を同じくする別の派生した叙事詩であり各作品の推定成立時期も同じなので、この認識は間違いである。 | + | :上記のような経緯に限らず、彼には英雄と呼ぶには相応しくない粗暴な振る舞いも多いが、その大半は作中初期(彼がまだ年若い頃)の時代の話であり、精神的成長を果たしている中盤以降の彼は誠実で落ち着いた人物である。<br>『ニーベルングの指環』においてブリュンヒルデを娶る際に「眠っている彼女の鎧や服を引っぺがしたことで、ブリュンヒルデが羞恥の余り泣き崩れてしまう」という逸話があるが、実はブリュンヒルデは自分がジークフリートによって目覚めさせられるよう彼が生まれる前から定めており、彼女からすれば願ったりな展開なのである(泣き崩れたのは、あくまで初めて女性として扱われたことに戸惑っただけとされる)。また、ジークフリート自身、鎧を剥がすまで相手が女性であることに気が付かなかった。 <br>また、『ニーベルンゲンの歌』においては、彼は徹頭徹尾クリームヒルトに一途な愛を誓っており、ブリュンヒルトとは面識があった程度で、むしろ彼は高慢なブリュンヒルトから見下されていた節もある。<br>このように彼の伝承は時代・地域ごとに様々な作品が存在し、性格に統一性が見られない(これは、ジークフリートの伝説は5・6世紀頃に成立し、その後各地域に拡散して1,000年以上に渡って様々な作品が作られている上に、著作権が無いので現代の編者が自己解釈で改変を加えることがあるのが原因)ため、あながち作中の高潔な性格は伝承と相違ないとも言える。<br>このような「粗暴な振る舞いが多いにも関わらず、Fate作品内では紳士的な人物として描かれた英雄」は彼の他に(虎聖杯の影響を受けている可能性もあるが)[[ヘラクレス]]が挙げられる。<br>余談だが、本作では魔剣グラムをバルムンクの原典としたため、『ヴォルスング・サガ』のシグルスが『ニーベルンゲンの歌』のジークフリートの原典と認識する人も居るが、この二作は先述の通り、起源を同じくする別の派生した叙事詩であり各作品の推定成立時期も同じなので、この認識は間違いである。 |
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| ;すまないさん | | ;すまないさん |
| :『Grand Order』ではサービス開始当初から、ストーリー登場時の彼の数々の卑屈な発言や共闘時にはあまり活躍できない性能面などが'''逆に人気を呼んでしまい'''、結果的に'''すまないさん'''という愛称が付けられてしまった。 | | :『Grand Order』ではサービス開始当初から、ストーリー登場時の彼の数々の卑屈な発言や共闘時にはあまり活躍できない性能面などが'''逆に人気を呼んでしまい'''、結果的に'''すまないさん'''という愛称が付けられてしまった。 |
− | :一応彼の名誉のためにも、最大レベル時の総合ステータスは☆4の中ではトップクラスである事を記しておく。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。**[[コハエース]]でも[[桜セイバー|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつくまなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。イベント『ネロ祭』では終盤に初の'''ランサークラスのドラゴン'''「セプテムの言祝ぎ」が登場し(扱いとしては前座だが、後に控えているサーヴァント戦もセイバー有利な構成)、竜殺しの面目躍如としてにわかに話題となった。 | + | :一応彼の名誉のためにも、最大レベル時の総合ステータスは☆4の中ではトップクラスである事を記しておく。せめて早熟型であったならばオルレアンでも活躍できただろうに……。ちなみに愛称である「すまないさん」は中国まで広まっており、あだ名も'''中国語に訳したのではなく日本語のまま'''となっている。**[[コハエース]]でも[[沖田総司|おき太]]が病弱スキルで活躍できなかった際に'''「すまない……、病弱スキルがのべつくまなしに発動するセイバーですまない……」'''とネタにしている。イベント『ネロ祭』では終盤に初の'''ランサークラスのドラゴン'''「セプテムの言祝ぎ」が登場し(扱いとしては前座だが、後に控えているサーヴァント戦もセイバー有利な構成)、竜殺しの面目躍如としてにわかに話題となった。 |
| :後に『Grand Order』のシナリオライターである東出氏もTwitterでネタにしており、マチ★アソビ Vol.15のイベントにおいてもこのネタが触れられている。 | | :後に『Grand Order』のシナリオライターである東出氏もTwitterでネタにしており、マチ★アソビ Vol.15のイベントにおいてもこのネタが触れられている。 |
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