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| :それまでのぎこちない笑いではなく心から笑うことができ、周りに目を向けることができたが、美遊に対して朔月家から連れ出されたという事実を隠し続けることに耐えられず、それを打ち明け、懺悔して本当の兄妹になろうとするが、それもエインズワース家に見つかったことで崩れ落ちてしまう。 | | :それまでのぎこちない笑いではなく心から笑うことができ、周りに目を向けることができたが、美遊に対して朔月家から連れ出されたという事実を隠し続けることに耐えられず、それを打ち明け、懺悔して本当の兄妹になろうとするが、それもエインズワース家に見つかったことで崩れ落ちてしまう。 |
| :奇跡を起こす存在である美遊を奪い取ろうとする人間や勢力、即ちエインズワース家に美遊を連れ去られた挙句、親友だったジュリアンも一転して敵対状態に陥ってしまう。更に言峰から世界と美遊のどちらかを選ぼうとも正義は崩れることを突きつけられ、日常を共に過ごした桜さえも聖杯戦争に関わりのある家系の関係者であり、その果てに彼女は兄である慎二の手により死んでしまった。 | | :奇跡を起こす存在である美遊を奪い取ろうとする人間や勢力、即ちエインズワース家に美遊を連れ去られた挙句、親友だったジュリアンも一転して敵対状態に陥ってしまう。更に言峰から世界と美遊のどちらかを選ぼうとも正義は崩れることを突きつけられ、日常を共に過ごした桜さえも聖杯戦争に関わりのある家系の関係者であり、その果てに彼女は兄である慎二の手により死んでしまった。 |
− | :正義に憧れたのに何一つ救えず、ただ漠然と真似て取り繕ってきただけの偽物である事を、こうして剥き出しになった自分が無価値な存在である事も、そういった過酷な出来事を経て思い知った。だからこそ「本当を始めよう」と、守護者となった別の可能性の自分の力を、たった一人の妹を守るために振るうことを誓った。 | + | :正義に憧れたのに何一つ救えず、ただ漠然と真似て取り繕ってきただけの偽物である事を、全てを失い、こうして剥き出しになった自分が無価値な存在である事も、そういった過酷な出来事を経て思い知った。だからこそ「本当を始めよう」と、守護者となった別の可能性の自分の力を、たった一人の妹を守るために振るうことを誓った。 |
| ;能力 | | ;能力 |
| :『stay night』同様に投影魔術を駆使して戦う。ただしかなりの負担を強いるようで、使う度に髪は白髪化し、体も褐色に染まっていく。声も、扉越しに聞いたイリヤたちが士郎と認識できなかった程にしわがれている。 | | :『stay night』同様に投影魔術を駆使して戦う。ただしかなりの負担を強いるようで、使う度に髪は白髪化し、体も褐色に染まっていく。声も、扉越しに聞いたイリヤたちが士郎と認識できなかった程にしわがれている。 |
380行目: |
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| :人を救う為に桜を含めた全てのマスター、サーヴァントを倒して聖杯を破壊する途上の犠牲は全て代償であると覚悟を決めた士郎。それはかつての切嗣と同じ道であったが、月下の誓いの前に切嗣が危惧していた士郎の末路そのものでもあった。 | | :人を救う為に桜を含めた全てのマスター、サーヴァントを倒して聖杯を破壊する途上の犠牲は全て代償であると覚悟を決めた士郎。それはかつての切嗣と同じ道であったが、月下の誓いの前に切嗣が危惧していた士郎の末路そのものでもあった。 |
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− | ;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。」<br>「―――だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても―――俺が桜を守るよ。」<br>「俺は桜の為だけの正義の味方になる」 | + | ;「もう泣くな。桜が悪い奴だってことはよくわかったから。<br> ―――だから、俺が守る。どんなことになっても、桜自身が桜を殺そうとしても―――俺が桜を守るよ。<br> 俺は桜の為だけの正義の味方になる」 |
| :いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら | | :いままで隠してきた真実を知られ泣き崩れる桜を抱きしめながら |
| :イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。 | | :イリヤの言葉に励まされ、「桜を失いたくない」と自覚した士郎は万人の為の正義の味方を辞め、たった一人の為の正義の味方になると誓う。その先にどんな運命があろうとも。 |
| :いままでの二つのルートを翻すHeaven's Feelを代表するシーン。 | | :いままでの二つのルートを翻すHeaven's Feelを代表するシーン。 |
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− | ;「――信頼して、いいんだな。」 | + | ;「――信頼して、いいんだな」 |
| :HFより。どんな手をつくしてでも桜の救出を目的とする士郎と桜の内から生まれ出ようとする魔の誕生を祝福せんとする言峰。言峰の願いはどうあっても許容出来るものではなく理解も出来なかったが、それでも目的の為に今この瞬間のみは共闘しうると判断した士郎は、かつての自分なら決して容認出来なかったであろう言峰との一時的な共闘を望む。 | | :HFより。どんな手をつくしてでも桜の救出を目的とする士郎と桜の内から生まれ出ようとする魔の誕生を祝福せんとする言峰。言峰の願いはどうあっても許容出来るものではなく理解も出来なかったが、それでも目的の為に今この瞬間のみは共闘しうると判断した士郎は、かつての自分なら決して容認出来なかったであろう言峰との一時的な共闘を望む。 |
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− | ;「ありがとう―――お前に何度も助けられた。」 | + | ;「ありがとう―――お前に何度も助けられた」 |
| : HFより。セイバーとライダーの戦いは士郎の協力によりライダーが勝利したが、いまだに息のあるセイバーを前に、士郎は馬乗りになって凛からもらったアゾット剣を振り上げる。 | | : HFより。セイバーとライダーの戦いは士郎の協力によりライダーが勝利したが、いまだに息のあるセイバーを前に、士郎は馬乗りになって凛からもらったアゾット剣を振り上げる。 |
| : トドメを刺さなければいずれ彼女は復活し、また最強の障害となる。それを理解している士郎は、セイバーを自分の中にある彼女との思い出と共に殺すことを決意し、剣を突き立てた。 | | : トドメを刺さなければいずれ彼女は復活し、また最強の障害となる。それを理解している士郎は、セイバーを自分の中にある彼女との思い出と共に殺すことを決意し、剣を突き立てた。 |
484行目: |
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| :おそらくはこの「願い」によって美遊は平行世界へと跳び、すべてが始まった。 | | :おそらくはこの「願い」によって美遊は平行世界へと跳び、すべてが始まった。 |
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− | ;「お前が全のため一を殺すというなら 俺は何度でも悪を成そう<br> ―――覚悟は良いか 正義の味方」 | + | ;「ジュリアン やっぱりお前を倒さない限り 美遊は幸せになれないみたいだ<br> お前が全のため一を殺すというなら 俺は何度でも悪を成そう<br> ―――覚悟は良いか 正義の味方」 |
| :『ドライ』より。正義を名乗り、世界を救済する為に妹を犠牲にしようとするジュリアンに対して。 | | :『ドライ』より。正義を名乗り、世界を救済する為に妹を犠牲にしようとするジュリアンに対して。 |
| :声は涸れ落ち、姿は砕け、自らを最低の悪と呼ぼうとも、ここにいるのは紛れもない「衛宮士郎」である。 | | :声は涸れ落ち、姿は砕け、自らを最低の悪と呼ぼうとも、ここにいるのは紛れもない「衛宮士郎」である。 |
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| + | ;「………… ……ああ …そうか…お前はもう<br> 独りじゃなかったんだな 美優」 |
| + | :『ドライ』より。イリヤとクロ、凛にルヴィアやバゼットが次々と加勢して。 |
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| ;「いやしかし あの破廉恥な格好はいったい… 兄として注意すべきだろうか…」 | | ;「いやしかし あの破廉恥な格好はいったい… 兄として注意すべきだろうか…」 |
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| :『ドライ』より。クロとのコンビネーションで死角を突き、アンジェリカを打倒しての一言。 | | :『ドライ』より。クロとのコンビネーションで死角を突き、アンジェリカを打倒しての一言。 |
| :本物が聞いたら憤死確実の暴言である。アンジェリカと以前に戦った経験はあるらしいが、やはりあの決め台詞を言った上での言葉なのだろうか。 | | :本物が聞いたら憤死確実の暴言である。アンジェリカと以前に戦った経験はあるらしいが、やはりあの決め台詞を言った上での言葉なのだろうか。 |
| + | |
| + | ;「そうさ分かってるさ 正しいのは切嗣で 間違っているのは俺だ<br> 思い出せ!切嗣に救われてから五年間 何を見てきたんだ………! この世界は悲劇で溢れている 滅びに向かうスピードは加速していく一方だ 天秤の皿に乗っているのは人類全て ならばもう片方の皿に乗せるものの価値なんて考慮すべきじゃない…! <ruby><rb>美遊</rb><rt>アレ</rt></ruby>は人類を救うためのただの<ruby><rb>手段</rb><rt>重り</rt></ruby>なんだ…!!<br> 人と思ってはいけない!! 情を抱いてはいけない!! 一の犠牲で全を救う それこそが…………!!<br> それこそが… 正義……… の……… …はずだ…」 |
| + | :『ドライ』より。幼少期で切嗣から美遊を犠牲に世界を救うと聞いて。全を救うために一を切り捨てる…その正義を正しいと信じようとするが、美遊が彼に迷いを抱かせてしまう。 |
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| ;「暗闇だなんて嘘だ 月が見えなくたって…星は輝いている<br> 正しく成ろうとすることが間違いのはずがない<br> 俺が間違いになんてさせないからな…!!」 | | ;「暗闇だなんて嘘だ 月が見えなくたって…星は輝いている<br> 正しく成ろうとすることが間違いのはずがない<br> 俺が間違いになんてさせないからな…!!」 |
499行目: |
505行目: |
| :奇跡を追い求めた自分の人生を「見えない月を追いかける暗闇の夜のような旅路だった」と評した切嗣に対し、そのあり方が間違いではないと断言する。この誓いに切嗣は心から安堵し息を引き取った。本編と違い月夜ではなく無数の星の夜での会話になっている。 | | :奇跡を追い求めた自分の人生を「見えない月を追いかける暗闇の夜のような旅路だった」と評した切嗣に対し、そのあり方が間違いではないと断言する。この誓いに切嗣は心から安堵し息を引き取った。本編と違い月夜ではなく無数の星の夜での会話になっている。 |
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− | ;「確かに俺は!! 正義に憧れただけで何も救えなかった偽物だ! 正義の形を 家族の形を …人としての形を 真似て取り繕ってきただけの抜け殻だった……!!<br/> 俺は最初から間違っていた… 解っていたんだよそんなことは………! だけど…だからこそ俺は……<br/> 『本当』を始めようと思ったんだ………!」 | + | ;「出てこいジュリアン!! そこにいるんだろ!?<br/> 確かに俺は!! 正義に憧れただけで何も救えなかった偽物だ! 正義の形を 家族の形を …人としての形を 真似て取り繕ってきただけの抜け殻だった……!!<br/> 俺は最初から間違っていた… 解っていたんだよそんなことは………! だけど…だからこそ俺は……<br/> 『本当』を始めようと思ったんだ………!<br> 美遊を… 俺の妹を返してくれ…!」 |
| :『ドライ』より。エインズワース家の敷地に入れず、結界の外からジュリアンに向けた悲痛な叫び。 | | :『ドライ』より。エインズワース家の敷地に入れず、結界の外からジュリアンに向けた悲痛な叫び。 |
| :「偽物である自分を肯定する」のではなく「本当を始める」。ある意味、衛宮士郎にとっては最も辛く、苦しい選択である。 | | :「偽物である自分を肯定する」のではなく「本当を始める」。ある意味、衛宮士郎にとっては最も辛く、苦しい選択である。 |