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| ;能力 | | ;能力 |
− | :気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。<br />これによりアサシンはほぼ確実に先手を取れるアドバンテージを有し、常日頃暗殺者の脅威に晒されていた[[セイバー (EXTRA・赤)|セイバー]]、歴戦の兵である[[アーチャー (EXTRA・赤)|アーチャー]]、動物的な気配察知能力を持つ[[キャスター (EXTRA・青)|キャスター]]でさえ彼の奇襲からは即死を免れるのが精一杯だった。<br />また最高ランクの「中国武術」によって、素手で三騎士クラスのサーヴァントと互角に戦える程の卓越した戦闘能力を持ち、その強さは主人公のサーヴァントに宝具の使用を決断させるほど。 | + | :気を使い、周囲の気を感知し、自己の気配を消す[[スキル (サーヴァント)|スキル]]「圏境」により、姿を存在ごと消失している。これは魔術理論ではなく瞑想の極意・体術による透明化なので、魔術理論に生きるものには絶対に感知することができない。第五次聖杯戦争のアサシンの燕返し同様、人の域とは呼べない魔技である。<br>これによりアサシンはほぼ確実に先手を取れるアドバンテージを有し、常日頃暗殺者の脅威に晒されていた[[セイバー (EXTRA・赤)|セイバー]]、歴戦の兵である[[アーチャー (EXTRA・赤)|アーチャー]]、動物的な気配察知能力を持つ[[キャスター (EXTRA・青)|キャスター]]でさえ彼の奇襲からは即死を免れるのが精一杯だった。<br />また最高ランクの「中国武術」によって、素手で三騎士クラスのサーヴァントと互角に戦える程の卓越した戦闘能力を持ち、その強さは主人公のサーヴァントに宝具の使用を決断させるほど。 |
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| === [[宝具]] === | | === [[宝具]] === |
| ;无二打 | | ;无二打 |
− | :ランク:なし<br />種別:対人宝具<br />レンジ:1<br />最大補足:一人<br />由来:牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃ですら敵の命を奪うに足りるものであったという逸話。 | + | :ランク:なし<br>種別:対人宝具<br>レンジ:1<br>最大補足:一人<br>由来:牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃ですら敵の命を奪うに足りるものであったという逸話。 |
− | :生前の異名である「二の打ち要らず=无二打」がカタチとなったもの。正確には、「李書文(神槍)に二の打ち要らず=神槍无二打」。厳密には英霊の象徴であるアイテムとしての宝具ではなく、武術の真髄。彼の修めた八極拳の絶招(奥技)。<br />達人としての優れた勁力から放たれる単純な破壊力だけでなく、自身の気で周囲の空間を満たすことで形成したテリトリーで相手の「気を呑む」ことで相手の感覚の一部を眩惑させ、緊張状態となった相手の神経に直接衝撃を打ち込むことで迷走神経反射(ショック死)を引き起こし心臓を停止させる。「気を呑む」という中華の武術の技法は、むしろ仙道に近い。<br />西洋魔術の知識に照らし合わせた場合、自身の魔力を相手に打ち込み、相手の魔術回路を乱してダメージを与える、という解釈になる。「毒手」とも言い表された。<br />ゲーム的には、防御を無視して相手の現在のHPに対し9割のダメージを与える。これはモラトリアム中に頚脈を乱され、威力が低下しているからである。つまり乱さなければ真の必殺となるが、そもそも乱さなければ圏境すら防げない。 | + | :生前の異名である「二の打ち要らず=无二打」がカタチとなったもの。正確には、「李書文(神槍)に二の打ち要らず=神槍无二打」。厳密には英霊の象徴であるアイテムとしての宝具ではなく、武術の真髄。彼の修めた八極拳の絶招(奥技)。<br />達人としての優れた勁力から放たれる単純な破壊力だけでなく、自身の気で周囲の空間を満たすことで形成したテリトリーで相手の「気を呑む」ことで相手の感覚の一部を眩惑させ、緊張状態となった相手の神経に直接衝撃を打ち込むことで迷走神経反射(ショック死)を引き起こし心臓を停止させる。「気を呑む」という中華の武術の技法は、むしろ仙道に近い。<br>西洋魔術の知識に照らし合わせた場合、自身の魔力を相手に打ち込み、相手の魔術回路を乱してダメージを与える、という解釈になる。「毒手」とも言い表された。<br>ゲーム的には、防御を無視して相手の現在のHPに対し9割のダメージを与える。これはモラトリアム中に頚脈を乱され、威力が低下しているからである。つまり乱さなければ真の必殺となるが、そもそも乱さなければ圏境すら防げない。 |
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| ;猛虎硬爬山 | | ;猛虎硬爬山 |
− | :種別:対門宝具<br />由来:李書文が最も得意だったとされる絶招。 | + | :種別:対門宝具<br>由来:李書文が最も得意だったとされる絶招。 |
− | :八極拳の秘門・・・奥義の一つであり李氏八極のオリジナルではないが生前彼が生涯を通じて頼りとした必殺の套路。无二打はあくまで対人において相手の心臓を停止させるための一撃だがこちらは物理ダメージに特化した攻撃である。<br />流れるような連続攻撃で、初撃の動作が虎が山を掻きむしるように見えるためについた技であり、その一撃一撃が李書文という武人を出力先にした大地からのエネルギーである。人間はおろか壁や扉、はては堅固な道場の門すら容易く粉砕する。 | + | :八極拳の秘門・・・奥義の一つであり李氏八極のオリジナルではないが生前彼が生涯を通じて頼りとした必殺の套路。无二打はあくまで対人において相手の心臓を停止させるための一撃だがこちらは物理ダメージに特化した攻撃である。<br>流れるような連続攻撃で、初撃の動作が虎が山を掻きむしるように見えるためについた技であり、その一撃一撃が李書文という武人を出力先にした大地からのエネルギーである。人間はおろか壁や扉、はては堅固な道場の門すら容易く粉砕する。 |
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| == 真名:李書文 == | | == 真名:李書文 == |
− | 李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。1864〜1934年。<br />「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。<br />また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。<br /> | + | 李書文。魔拳士とも言われた伝説的な八極拳士。河北省滄州市塩山県出身。1864〜1934年。<br>「二の打ち要らず、一つあれば事足りる」と謳われる中国拳法史史上、最強の拳法家の一人にして、李氏八極門の祖。<br>また、李書文は「神槍」とあだ名されるほど槍に長けた人物である。彼の使った六合大槍は八極門の基本的な武器であり、極論して良いならば、八極拳のほとんどはこの六合大槍の技法を学ぶための前段階に過ぎないとさえ言える。 |
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− | 彼の剛打は、牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃すら敵の命を奪うに足るものであった。仕合において、どのような軽い手であれ、触れれば相手の命を奪ったことから、「二の打ち要らず」の称号を贈られる。<br />中国武術、中華の合理は、宇宙と一体になる事を目的とした武術である。それは周天行に通じ、仙道修行に近い。<br />周天行とは、「気(エネルギー)」を心身に巡らせ、それによって全身を活性化した上で「気」を共鳴・増幅して養っていく鍛錬法の一種。その到達点が全身のみならず周囲の空間を自分の「気」で満たすことである。<br />彼の持つ透明化のスキル「圏境」は気を用いて天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事であり、宝具「无二打」は自身の気で満ちた空間を形成することで相手を「気を呑まれた」状態にすることで威力を増している。 | + | 彼の剛打は、牽制やフェイントの為に放ったはずの一撃すら敵の命を奪うに足るものであった。仕合において、どのような軽い手であれ、触れれば相手の命を奪ったことから、「二の打ち要らず」の称号を贈られる。<br>中国武術、中華の合理は、宇宙と一体になる事を目的とした武術である。それは周天行に通じ、仙道修行に近い。<br>周天行とは、「気(エネルギー)」を心身に巡らせ、それによって全身を活性化した上で「気」を共鳴・増幅して養っていく鍛錬法の一種。その到達点が全身のみならず周囲の空間を自分の「気」で満たすことである。<br>彼の持つ透明化のスキル「圏境」は気を用いて天地と合一し、その姿を自然に透けこませる事であり、宝具「无二打」は自身の気で満ちた空間を形成することで相手を「気を呑まれた」状態にすることで威力を増している。 |
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− | 単純に(純粋に、ではない)強さのみを求めた李書文だが、晩年は暴力ではなく、自身の生き方、信念の強さに武を見出した、と言われている。<br />彼は一見、義侠の徒と見えるが、それは彼の合理性を重んじる性格からである。<br />彼は正義も悪も大差はないと考えているが、相手が合理性を損なっている場合、それに露骨な嫌悪を向ける。この<RUBY><RB>某</RB><RT>なにがし</RT></RUBY>が巨利をむさぼる悪党であった場合、そしてこの悪党の被害にあっている者からの懇願があった場合、「縁が出来たな」として某と対峙し、結果として殺害するという行為に及ぶ。<br />この「結果として悪を斃す」という行為が義侠の徒のように見えるが、中華における義侠とは「情をもって剣を取る」なので、合理性から拳を振るった彼の考えは真逆に当たる。<br />それはつまり、善悪や殺人にこだわらないという道徳性こそ一般常識から逸脱していたが、人間性そのものは「良識人」であったということである。<br /> | + | 単純に(純粋に、ではない)強さのみを求めた李書文だが、晩年は暴力ではなく、自身の生き方、信念の強さに武を見出した、と言われている。<br>彼は一見、義侠の徒と見えるが、それは彼の合理性を重んじる性格からである。<br />彼は正義も悪も大差はないと考えているが、相手が合理性を損なっている場合、それに露骨な嫌悪を向ける。この<RUBY><RB>某</RB><RT>なにがし</RT></RUBY>が巨利をむさぼる悪党であった場合、そしてこの悪党の被害にあっている者からの懇願があった場合、「縁が出来たな」として某と対峙し、結果として殺害するという行為に及ぶ。<br>この「結果として悪を斃す」という行為が義侠の徒のように見えるが、中華における義侠とは「情をもって剣を取る」なので、合理性から拳を振るった彼の考えは真逆に当たる。<br>それはつまり、善悪や殺人にこだわらないという道徳性こそ一般常識から逸脱していたが、人間性そのものは「良識人」であったということである。 |
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− | 最後には毒を盛られてその命を終えた。<br />あまりに多くの対手を殺めた事で多くの憎しみを買ったためだと言われている。 | + | 最後には毒を盛られてその命を終えた。<br>あまりに多くの対手を殺めた事で多くの憎しみを買ったためだと言われている。 |
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| === 関連 === | | === 関連 === |
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| ;[[コハエース]] | | ;[[コハエース]] |
− | :槍を持っているが若い姿で登場。琥珀が猛プッシュしており、『CCCの』1周目は李老師で決まり!とのとの事。 | + | :槍を持っているが若い姿で登場。<br>琥珀が猛プッシュしており、『CCCの』1周目は李老師で決まり!とのとの事。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| === Fate/EXTRA === | | === Fate/EXTRA === |
− | ;「脆弱にも程がある。魔術師とはいえ、ここまで非力では木偶にも劣ろう。<br /> 鵜をくびり殺すにも飽きた。多少の手ごたえが欲しいところだが……<br /> 小僧、お主はどうかな?」 | + | ;「脆弱にも程がある。魔術師とはいえ、ここまで非力では木偶にも劣ろう。<br> 鵜をくびり殺すにも飽きた。多少の手ごたえが欲しいところだが……<br> 小僧、お主はどうかな?」 |
| :初登場。この後、攻撃を凌いだ主人公達に、いずれやりあうことを楽しみにしておく、と告げて消える。主人公が女性の場合は「小僧」ではなく「小娘」。 | | :初登場。この後、攻撃を凌いだ主人公達に、いずれやりあうことを楽しみにしておく、と告げて消える。主人公が女性の場合は「小僧」ではなく「小娘」。 |
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− | ;「<RUBY><RB>呵々</RB><RT>かか</RT></RUBY>、そう気構えるな! 今は仕事の外、私用で気ままにブラついているだけよ」<br />「うん? そう驚くことか? 当然だろう、儂はそこまで酔狂ではない。何の理もない殺しなどせんよ。<br /> まあ、今回の我が主は違うがな! ふむ。確かにユリウスと戦う以上、おぬしの警戒はもっともか。<br /> 儂も、確かにあやつと同類だがなあ。いや、出会った人間すべてを殺しては、メシを食うにも困ろうさ!」<br />「おうよ。儂は一戦一殺を心がけておる。一度の戦いでは一人しか殺さぬし、一人は必ず死んでもらう。<br /> しかし……やはり、そういう事か。おぬしのサーヴァントはまだ生きているな?<br /> 誇るがいい魔術師。おぬしのサーヴァントは中々の腕前だ。一瞬だが儂の拳をずらしおった。<br /> 今までの相手より何倍も愉しいぞ。ふむ、あれだな。殺すには惜しい相手、というヤツか。」 | + | ;「<RUBY><RB>呵々</RB><RT>かか</RT></RUBY>、そう気構えるな! 今は仕事の外、私用で気ままにブラついているだけよ」<br>「うん? そう驚くことか? 当然だろう、儂はそこまで酔狂ではない。何の理もない殺しなどせんよ。<br> まあ、今回の我が主は違うがな! ふむ。確かにユリウスと戦う以上、おぬしの警戒はもっともか。<br> 儂も、確かにあやつと同類だがなあ。いや、出会った人間すべてを殺しては、メシを食うにも困ろうさ!」<br>「おうよ。儂は一戦一殺を心がけておる。一度の戦いでは一人しか殺さぬし、一人は必ず死んでもらう。<br> しかし……やはり、そういう事か。おぬしのサーヴァントはまだ生きているな?<br> 誇るがいい魔術師。おぬしのサーヴァントは中々の腕前だ。一瞬だが儂の拳をずらしおった。<br> 今までの相手より何倍も愉しいぞ。ふむ、あれだな。殺すには惜しい相手、というヤツか。」 |
| :五回戦、アリーナでの不意打ちで主人公の味方サーヴァントが倒れた翌日、校内にて。強敵と当たったことに歓喜する武人らしい一面が垣間見えるが、本人はその後自身を殺人鬼と揶揄している。 | | :五回戦、アリーナでの不意打ちで主人公の味方サーヴァントが倒れた翌日、校内にて。強敵と当たったことに歓喜する武人らしい一面が垣間見えるが、本人はその後自身を殺人鬼と揶揄している。 |
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− | ;「っ……!? おおう、この仕掛けは……! そうか、天地を返しおったな!?」<br />「大事だ! ははは、いいぞユリウス、あやつらの知己には天仙までいるらしい!<br /> これは陰陽自在の八卦炉よ! いやぁ、儂の気功を儂に返すとは、まさに神技! 見よ、おかげで――<br /> この通り、我が圏境が破れおった! ここまで神経剄を傷つけられては、三日四日では治るまい!」<br />「逃げ切れずと判断し、自ら出てきたか。その気迫に応じよう。儂は見ての通り、アサシンのサーヴァントよ。<br /> そして、よくぞ儂の圏境を破ってくれた。これまでの相手は戦いにすらならなかったからな!<br /> おうとも。命の重みに優劣はない、などとは言わん。<br /> くびり殺すのならやはり小鼠より虎の首でなくてはな! 儂もまだまだ悪行からは抜け出せん」 | + | ;「っ……!? おおう、この仕掛けは……! そうか、天地を返しおったな!?」<br>「大事だ! ははは、いいぞユリウス、あやつらの知己には天仙までいるらしい!<br> これは陰陽自在の八卦炉よ! いやぁ、儂の気功を儂に返すとは、まさに神技! 見よ、おかげで――<br> この通り、我が圏境が破れおった! ここまで神経剄を傷つけられては、三日四日では治るまい!」<br>「逃げ切れずと判断し、自ら出てきたか。その気迫に応じよう。儂は見ての通り、アサシンのサーヴァントよ。<br> そして、よくぞ儂の圏境を破ってくれた。これまでの相手は戦いにすらならなかったからな!<br> おうとも。命の重みに優劣はない、などとは言わん。<br> くびり殺すのならやはり小鼠より虎の首でなくてはな! 儂もまだまだ悪行からは抜け出せん」 |
| :五日目、アリーナにて。透明化が破られるが、むしろそれを待っていたような反応を見せる。 | | :五日目、アリーナにて。透明化が破られるが、むしろそれを待っていたような反応を見せる。 |
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− | ;「くはははははははは!!!! 滾る滾る!! 血が!! 肉が!! やはり武とは生き死にあってのもの!<br /> 年老い、なにを悟った気になっていたのやら――所詮は俺も、血に飢えた<RUBY><RB>窮奇</RB><RT>きゅうき</RT></RUBY>と同じか!<br /> いいぞ、若返るようだ! お主らは強い! ここまでのどの敵よりもな!<br /> さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!」 | + | ;「くはははははははは!!!! 滾る滾る!! 血が!! 肉が!! やはり武とは生き死にあってのもの!<br> 年老い、なにを悟った気になっていたのやら――所詮は俺も、血に飢えた<RUBY><RB>窮奇</RB><RT>きゅうき</RT></RUBY>と同じか!<br> いいぞ、若返るようだ! お主らは強い! ここまでのどの敵よりもな!<br> さあ、力比べだ!! 極致のその先を――見せてみろ!!」 |
| :決戦にて。強敵との殺し合いを愉しむ魔拳士としての本性を見せた瞬間。 | | :決戦にて。強敵との殺し合いを愉しむ魔拳士としての本性を見せた瞬間。 |
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− | ;'''「我が八極に二の打ち要らず! フンッ! ハァッ!」<br />「七孔噴血……撒き死ねい!!」''' | + | ;'''「我が八極に二の打ち要らず! フンッ! ハァッ!<br> 七孔噴血……撒き死ねい!!」''' |
| :宝具解放。「无二打」。剛打、毒手、二の打ち要らず。 | | :宝具解放。「无二打」。剛打、毒手、二の打ち要らず。 |
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| *当たり前だが、八極拳の腕前なら[[有間都古|この子]]や[[言峰綺礼|この人]]よりも上と思われる。 | | *当たり前だが、八極拳の腕前なら[[有間都古|この子]]や[[言峰綺礼|この人]]よりも上と思われる。 |
| *当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。 | | *当初の企画ではアサシンを老年期、バーサーカーを青年期の姿で出す予定だったが、諸々の事情でボツとなった。 |
− | *[[アーチャー (EXTRA・赤)]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br />「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。 | + | *[[アーチャー (EXTRA・赤)]]はアサシンがスキル「圏境」によって透明化している状態で剣を交えた時、曰く「見えざる拳(インビジブル・エア)」と表現し、同じ読みの「風王結界」と比べてこちらが上と評した。<br>「武器が見えなくて厄介な剣」と「見えないから必殺の一撃」の二者で危険なのは後者であり、その評価も当然と言えるだろう。 |
− | *「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br />初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br />とはいえ攻撃体勢に移らなければ、例え彼に触れたとしても認識出来ないという反則ぶりも判明した。 | + | *「圏境」は透明化した上に気配すら皆無という反則的能力だが、ドラマCDによって明かされた内容によると、流石に攻撃体勢に移ると気を攻撃に回す分、幾分か効果が薄れるという。<br>初対面時にパートナーサーヴァントが不可視の攻撃に対応出来たのもコレが理由のようで全く対処出来ないという訳ではない模様。<br>とはいえ攻撃体勢に移らなければ、例え彼に触れたとしても認識出来ないという反則ぶりも判明した。 |
| **透明化した際の戦闘力は凄まじく、凛をして「透明化を何とかしなければ[[ランサー]]でも苦戦するでしょう。」と語っている。主人公も五回戦までの相手の中では間違いなく最強と発言している。 | | **透明化した際の戦闘力は凄まじく、凛をして「透明化を何とかしなければ[[ランサー]]でも苦戦するでしょう。」と語っている。主人公も五回戦までの相手の中では間違いなく最強と発言している。 |
| **対戦相手のマスターが判明している、必ずアリーナに行かなければならない、最終的には真っ向から対峙する、などもろもろの要素が重なったEXTRAの戦争だからこそ、なんとか対処出来たと言える。もしこれが地上の聖杯戦争であれば、どこから襲ってくるか分からない必殺の一撃はもはや反則。マスターのほとんどが魔術師なのに魔術的な看破が叶わず、サーヴァントの気配察知さえ難しいのだからどう対処すればいいのやら。 | | **対戦相手のマスターが判明している、必ずアリーナに行かなければならない、最終的には真っ向から対峙する、などもろもろの要素が重なったEXTRAの戦争だからこそ、なんとか対処出来たと言える。もしこれが地上の聖杯戦争であれば、どこから襲ってくるか分からない必殺の一撃はもはや反則。マスターのほとんどが魔術師なのに魔術的な看破が叶わず、サーヴァントの気配察知さえ難しいのだからどう対処すればいいのやら。 |
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| **ただしこれは、上述の通り経脈を乱された影響で弱体化しているためであり、本来の「无二打」は紛れも無く一撃必殺の宝具である。 | | **ただしこれは、上述の通り経脈を乱された影響で弱体化しているためであり、本来の「无二打」は紛れも無く一撃必殺の宝具である。 |
| **また、「魔術回路を乱してダメージを与える」という記述から、[[衛宮切嗣]]の起源弾にならって「起源拳」または「起源パンチ」とプレイヤー間で呼ばれることが時たま見られる。 | | **また、「魔術回路を乱してダメージを与える」という記述から、[[衛宮切嗣]]の起源弾にならって「起源拳」または「起源パンチ」とプレイヤー間で呼ばれることが時たま見られる。 |
− | *物語後半に、マスターが他参加者の令呪を移植して生き延びた結果、「狂戦士」のクラス特性が付加された『二属性持ち(マルチクラス)』の状態となった。<br />彼自身は生前の逸話から「狂戦士」との相性はそれほど悪くはないようなのだが、理性と技術を喪失しているためかかなり弱体化してしまっている。<br />行動が単純化したためか多くのコマンドが開示され、本来の宝具も喪失している。手段を選んでいられなかったとはいえ、非常にもったいないことをしたものである。 | + | *物語後半に、マスターが他参加者の令呪を移植して生き延びた結果、「狂戦士」のクラス特性が付加された『二属性持ち(マルチクラス)』の状態となった。<br>彼自身は生前の逸話から「狂戦士」との相性はそれほど悪くはないようなのだが、理性と技術を喪失しているためかかなり弱体化してしまっている。<br>行動が単純化したためか多くのコマンドが開示され、本来の宝具も喪失している。手段を選んでいられなかったとはいえ、非常にもったいないことをしたものである。 |
− | **せめて「狂戦士」ではなく、他のクラスのものであったら大分マシだったのではないかと嘆かれることが多い。<br />そもそも腕ごと令呪を移植するという外法を行ったり、マスター及びサーヴァントが死に体だったことがこのような弱体化に繋がったとも考えられるが。 | + | **せめて「狂戦士」ではなく、他のクラスのものであったら大分マシだったのではないかと嘆かれることが多い。<br>そもそも腕ごと令呪を移植するという外法を行ったり、マスター及びサーヴァントが死に体だったことがこのような弱体化に繋がったとも考えられるが。 |
− | **なおアサシンのように「本来は一つだけのクラスを重ね持つ」ことは、聖杯戦争のシステム上あり得ないことであり、上記のような手段を取らなければ起こることはないものである。<br />ただし「それを可能にする能力」を持っているならば話は別であり、『Fate/Apocrypha』には二つのクラス特性を兼ね備える『二重召喚(ダブルサモン)』という特殊スキルを持ったサーヴァントである[[アサシン (Apocrypha・赤)|セミラミス]]が登場している。<br />どことなく名称が似ていることから、このイレギュラーを参考に創作された可能性も……? | + | **なおアサシンのように「本来は一つだけのクラスを重ね持つ」ことは、聖杯戦争のシステム上あり得ないことであり、上記のような手段を取らなければ起こることはないものである。<br>ただし「それを可能にする能力」を持っているならば話は別であり、『Fate/Apocrypha』には二つのクラス特性を兼ね備える『二重召喚(ダブルサモン)』という特殊スキルを持ったサーヴァントである[[アサシン (Apocrypha・赤)|セミラミス]]が登場している。<br>どことなく名称が似ていることから、このイレギュラーを参考に創作された可能性も……? |
− | **キャスター(EXTRA・青)からはこの状態で再登場した時、'''再生怪人'''と揶揄されている。<br />この発言の元ネタは、国民的特撮ドラマ「仮面ライダー」。世界征服を企む悪の秘密結社「ショッカー」が仮面ライダーに敗れた怪人を蘇生させたことが由来で、初めて再生怪人が登場したのは第十三話。その後も二十七話、六十八話、九十七話にも再生怪人が登場する。<br />「改造人間は死なん!貴様にやられた個所を直せばな!」とは再生怪人第一号の蜘蛛男のセリフで実に力強い。ただこの再生怪人、やはり一度仮面ライダーに倒されたせいか、全員が初登場した話より不気味さや恐ろしさ、威厳が失われている。<br />毎回、複数で登場するのも敗北して自信を失ったかのようにも見える。実際、以前より確実に弱くなっている。仮面ライダーと戦うことすら出来ず、いつの間にかいなくなっている事もしばしば。<br />なぜ彼女がこんな特撮に詳しい者にしか理解も解説も出来ない話に精通しているのかは不明だが、こんな残念な怪人たちの仲間にされてしまった彼の心中や如何に………。<br />むしろ狂っていたのは、これ以上の屈辱を感じずに済んだという点だけ見れば良かったのかもしれない。 | + | **キャスター(EXTRA・青)からはこの状態で再登場した時、'''再生怪人'''と揶揄されている。<br>この発言の元ネタは、国民的特撮ドラマ「仮面ライダー」。世界征服を企む悪の秘密結社「ショッカー」が仮面ライダーに敗れた怪人を蘇生させたことが由来で、初めて再生怪人が登場したのは第十三話。その後も二十七話、六十八話、九十七話にも再生怪人が登場する。<br>「改造人間は死なん!貴様にやられた個所を直せばな!」とは再生怪人第一号の蜘蛛男のセリフで実に力強い。ただこの再生怪人、やはり一度仮面ライダーに倒されたせいか、全員が初登場した話より不気味さや恐ろしさ、威厳が失われている。<br>毎回、複数で登場するのも敗北して自信を失ったかのようにも見える。実際、以前より確実に弱くなっている。仮面ライダーと戦うことすら出来ず、いつの間にかいなくなっている事もしばしば。<br>なぜ彼女がこんな特撮に詳しい者にしか理解も解説も出来ない話に精通しているのかは不明だが、こんな残念な怪人たちの仲間にされてしまった彼の心中や如何に………。<br>むしろ狂っていたのは、これ以上の屈辱を感じずに済んだという点だけ見れば良かったのかもしれない。 |
| *マスターのユリウスは威圧感のある印象に比べて身長が低いということがしばしばネタにされるが、ユリウスと並んで立つ場面の多いアサシンも、同程度の身長である。 | | *マスターのユリウスは威圧感のある印象に比べて身長が低いということがしばしばネタにされるが、ユリウスと並んで立つ場面の多いアサシンも、同程度の身長である。 |
− | *現在までに、徒手空拳のみで戦った唯一のサーヴァントである。 | + | *現在までに、徒手空拳のみで戦った唯一のサーヴァントである。<br>[[アーチャー (Apocrypha・黒)|黒のアーチャー]]も拳打と組み技を複合した高度な格闘術を使うが、メインは弓である |
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| EXTRAで判明しているステータス | | EXTRAで判明しているステータス |