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塩基配列や霊器属性の確認、指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、魔術回路の測定などを行い、登録名と一致した霊長類の一員と認められ、入館できる。<br>
 
塩基配列や霊器属性の確認、指紋認証、声帯認証、遺伝子認証、魔術回路の測定などを行い、登録名と一致した霊長類の一員と認められ、入館できる。<br>
 
100年後に時代設定したカルデアス表面の文明の光を観測する事により、未来における人類社会の存続を保障する事を任務とする。<br>
 
100年後に時代設定したカルデアス表面の文明の光を観測する事により、未来における人類社会の存続を保障する事を任務とする。<br>
2016年7月の人類滅亡が証明されてからは、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。
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2016年の人類滅亡が証明されてからは、本来は存在しないはずの過去の特異点事象を発見し、これに介入して破壊する事により未来を修正するための作戦を始動した。なおこれら各種の研究や実験は国連の承認の下で実施されている。
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だが、人理焼却を目論むソロモンの使いであるレフによってカルデアのレイシフトルームが爆破され、47人のマスター候補は瀕死の重傷を負い、オルガマリーは肉体的に死亡した。<br>
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だが、人理焼却を目論むゲーティアの使いであるレフによってカルデアのレイシフトルームが爆破され、47人のマスター候補は瀕死の重傷を負い、オルガマリーは肉体的に死亡した。<br>
カルデアスの磁場により人理焼却から唯一免れ、時間軸から外れたが故、未来を見通す千里眼を持つソロモンですら発見できない拠点となった。
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カルデアスの磁場により人理焼却から唯一免れ、時間軸から外れたが故、未来を見通す千里眼を持つゲーティアですら発見できない拠点となった。
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現状において唯一健在である[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしている。<br>
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その現状において唯一健在であった[[主人公 (Grand Order)|マスター]]が召喚に成功し契約を結んだサーヴァント達は、カルデアからの魔力提供を受けこの基地にそれぞれ存在の基点を作り一時的な受肉を果たしていた。<br>
このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームにしている。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に使っている。
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このため、契約した英霊たちは聖杯探索(グランドオーダー)発令中に限り、英霊の座ではなくカルデアをホームとする。カルデアではマスターが負担する現界用の魔力を最小限に抑えるよう、その電力の四割をサーヴァント達との契約維持に使っていた。
 
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占星術と天文学に秀でたことで有名な古代民族、あるいはそこから派生したバビロニアの占星術師階級の呼び名として「カルデア人」というものがある。ドレイクはカルデアという名を聞いた時に星見屋と呼んでいたが、ロマンはそれに対してカルデアの起源を知っているとコメントしていた。
      
国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はアニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、前所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた。<br>幕間の物語「英霊憑依」でエルメロイ二世もデミ・サーヴァントの説明を聞いて「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。
 
国連主催の組織であるカルデアだが、その内情はアニムスフィアの研究施設であり、「人類の未来を見守る」という大義のもとに、前所長は極秘裏で英霊と人間を融合させるデミ・サーヴァントの実験といった非人道的な試みも少なからず行っていた。<br>幕間の物語「英霊憑依」でエルメロイ二世もデミ・サーヴァントの説明を聞いて「そんなふざけた組織だったら即座に解体を提案している」と述べている。
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:これ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため太陽やブラックホールと変わりなく、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
 
:これ自体が「高密度霊子の集合体」「次元が異なる領域」でもあるため太陽やブラックホールと変わりなく、人間が直接触れてしまえば分子レベルにまで分解されて消滅してしまう。
 
:人類史が焼却されたことで人理があやふやな状態に陥り、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。
 
:人類史が焼却されたことで人理があやふやな状態に陥り、カルデアスにおける観測は様々な可能性が入り乱れている。
:2004年の時点では未完成であり、スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い。
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:公的には「1990年に完成」となっているものの、実際は2004年の時点では未完成。スポンサーを納得させるために組み上げ、地球モデルとして成立こそしたものの、本来の機能には程遠い状態だった。
:カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要である。
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:なぜならば、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がなかったのである。カルデアスを回すには一つの国を賄うほどの発電所を半年ほど独占しなければならず、国家予算に匹敵する資金が必要だった。
:マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、(他のマスターを全滅させた時点での)先日何とか買い上げたフランスの原子力発電所が一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。
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:マリスビリーもソレに悩まされており、手持ちの財産である虎の子の海洋油田基地セラフィックス、当時買い上げたばかりだったフランスの原子力発電所が一基ですらも、「これだけでは話にならない」と言わしめている。
:要は大聖杯と同じだが、このカルデアスはもっと現実的な問題であり、理論こそ完成したものの肝心の”動かすための燃料”がない状態であった。
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:彼に残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その起動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加し勝利、大聖杯に「巨万の富」を願う事で起動を実現した。
:残された十年の活動時間内では、どうあっても起動は行えないと判断したマリスビリーは、その機動を早める為に冬木の聖杯戦争に参加した。
      
;近未来観測レンズ・シバ
 
;近未来観測レンズ・シバ
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;守護英霊召喚システム・フェイト
 
;守護英霊召喚システム・フェイト
 
:2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。  
 
:2004年に完成したカルデアの発明の一つ。冬木の聖杯戦争での英霊召喚を元に前所長[[マリスビリー・アニムスフィア]]によって作られた召喚式。英霊とマスター双方の合意があって初めて召喚出来る。  
:カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功している。第一号はソロモン、第二号は後にマシュと融合したギャラハッド、第三号は技術開発部部長として常駐したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
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:カルデアはこれを用いて三騎のサーヴァントの召喚に成功している。第一号はソロモン、第二号はマシュの中に召喚されたギャラハッド、第三号は技術開発部部長として常駐したレオナルド・ダ・ヴィンチ。
 
:第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。
 
:第三号を除くサーヴァントは機密事項となっており、第一号であるソロモンに至ってはマリスビリーがひた隠しにしていた為か現所長のオルガマリーすらも知らなかった。
 
:このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
 
:このシステムの基礎は第二号であるギャラハッドの協力によってようやく実証にこぎつけたとのこと。
 
:マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う。
 
:マシュがデミ・サーヴァントとなってからは彼女の宝具である十字の大盾を触媒に用いて召喚サークルの設置を行う他、英霊の召喚システムを応用してレイシフトを行う。
 
:人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となっている。
 
:人理焼却という未曾有の災害が起きたこと、またカルデアの英霊召喚システムの未熟さによる「その隙間の多さ、曖昧さのおかげ」で、通常ならば例外・不可能・極低確率とされるサーヴァントの召喚も可能となっている。
:具体的に言うならば、「偽の聖杯を否定し願いも持たない故に召喚に応じない英霊」「聖杯以上の力を持つ故に召喚自体が原則不可能な神霊」「ありえたであろう英霊の別の可能性」「晩年の精神や全盛期の姿ではない若かりし英霊の姿」が喚ばれる。
   
:余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。
 
:余談であるが、現実世界では2004年1月において『[[Fate/stay night]]』が発売されている。
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;プロメテウスの火
 
;プロメテウスの火
:カルデアの炉。[[マーリン]]がレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを提供してくれていた。
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:カルデアの炉。[[マーリン]]はこのプロメテウスの火にレイシフトじみた補給方法で魔力リソースを密かに提供していた。
    
;[[特異点]]
 
;[[特異点]]
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:デミ・サーヴァント実験の被検体。実験中止後、局員になった。
 
:デミ・サーヴァント実験の被検体。実験中止後、局員になった。
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
 
;[[ロマニ・アーキマン]]
:カルデアの医療部門のリーダー。
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:カルデアの医療部門のリーダー。その正体はカルデアによる英霊召喚成功例第一号[[ソロモン]]。
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
;[[オルガマリー・アニムスフィア]]
 
:アニムスフィア家の当主であり、カルデアの所長。
 
:アニムスフィア家の当主であり、カルデアの所長。
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:オルガマリーの父親であり、カルデアの前所長。デミ・サーヴァント実験を秘密裏に進めていた。優れた魔術師であるが、物語開始から3年前に死亡している。
 
:オルガマリーの父親であり、カルデアの前所長。デミ・サーヴァント実験を秘密裏に進めていた。優れた魔術師であるが、物語開始から3年前に死亡している。
 
;[[レフ・ライノール]]
 
;[[レフ・ライノール]]
:顧問。だが実は[[ソロモン]]の命令によって行動しているスパイ。
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:顧問。だが実は[[ゲーティア]]の命令によって行動しているスパイ。
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;ギャラハッド
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:マシュの中に召喚された英霊。カルデアによる英霊召喚成功例第二号。
 
;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
 
;[[レオナルド・ダ・ヴィンチ]]
:技術開発部部長。三番目に召喚されたサーヴァント。
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:技術開発部部長。カルデアによる英霊召喚成功例第三号。
 
;[[Fate/Grand Order登場サーヴァント一覧|召喚サーヴァント一覧]]
 
;[[Fate/Grand Order登場サーヴァント一覧|召喚サーヴァント一覧]]
 
:召喚されたサーヴァント達。
 
:召喚されたサーヴァント達。
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==メモ==
 
==メモ==
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*占星術と天文学に秀でたことで有名な古代民族、あるいはそこから派生したバビロニアの占星術師階級の呼び名として「カルデア人」というものがある。[[フランシス・ドレイク]]はカルデアという名を聞いた時に星見屋と呼んでいたが、ロマンはそれに対してカルデアの起源を知っているとコメントしていた。
 
*カルデアの食料備蓄は一年程度は持つが、お菓子に回せる余裕はないとのこと。また、時空間ゲートは主人公とマシュの二人だけでギリギリの大きさなのでパンケーキ一つ分の手持ちの材料しか運べない。
 
*カルデアの食料備蓄は一年程度は持つが、お菓子に回せる余裕はないとのこと。また、時空間ゲートは主人公とマシュの二人だけでギリギリの大きさなのでパンケーキ一つ分の手持ちの材料しか運べない。
 
**シバとカルデアスを誤作動させることでレイシフト先の資源を実体化できるが、誤作動させて失われる備蓄が多いため、収支が合わないという問題点がある。そこで、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]専用の収納袋を使えばわざわざ誤作動せずとも作物ぐらいは持ち帰れる。
 
**シバとカルデアスを誤作動させることでレイシフト先の資源を実体化できるが、誤作動させて失われる備蓄が多いため、収支が合わないという問題点がある。そこで、[[レオナルド・ダ・ヴィンチ|ダ・ヴィンチちゃん]]専用の収納袋を使えばわざわざ誤作動せずとも作物ぐらいは持ち帰れる。
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**実際、期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』では「魔法少女の廃棄場」に介入した結果、コナハト☆メイヴからの逆探知を受け、'''カルデア側にエネミーを直接送り込まれる'''という、一歩間違えばカルデアが丸ごと壊滅する危機的状況に陥った。
 
**実際、期間限定イベント『プリズマ☆コーズ』では「魔法少女の廃棄場」に介入した結果、コナハト☆メイヴからの逆探知を受け、'''カルデア側にエネミーを直接送り込まれる'''という、一歩間違えばカルデアが丸ごと壊滅する危機的状況に陥った。
 
*カルデアの実験で生まれたデザイナーベビーは「活動限界」というものが存在しており、普通の人間と異なり寿命が設定されている為、細胞の劣化は早い。肉体はあれ以上老いる事はないため、老化で死ぬことはないが、生命力の枯渇で息絶えてしまう。
 
*カルデアの実験で生まれたデザイナーベビーは「活動限界」というものが存在しており、普通の人間と異なり寿命が設定されている為、細胞の劣化は早い。肉体はあれ以上老いる事はないため、老化で死ぬことはないが、生命力の枯渇で息絶えてしまう。
*カルデアに召喚された3体のサーヴァントには一見何の共通点もなさそうだが、実は3体ともキリスト教と深く関わりがある。ソロモン王は旧約聖書の登場人物としてキリスト教で崇められている「神」から力を賜り、後にキリスト教の聖地でもあるエルサレム神殿を作った。ギャラハッドは言うまでも無く聖杯探索に携わった騎士であり、レオナルド・ダ・ヴィンチはその聖杯というものが生まれたとされる最後の晩餐の絵を描き上げた。これらが偶然なのか意図的な物なのかは今の所不明。
      
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