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287 バイト追加 、 2017年2月4日 (土) 22:33
編集の要約なし
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: また彼の佇まいには戦場に似つかわしくない謀略の臭いが染み付いており、獅子劫や赤の陣営のサーヴァント達を程度の差はあれ警戒させている。セイバー以外の、事実上支配下に置いたサーヴァント達には彼らのマスターとの「仲介人」と名乗り、その真意を誰にも打ち明けない不気味な男。
 
: また彼の佇まいには戦場に似つかわしくない謀略の臭いが染み付いており、獅子劫や赤の陣営のサーヴァント達を程度の差はあれ警戒させている。セイバー以外の、事実上支配下に置いたサーヴァント達には彼らのマスターとの「仲介人」と名乗り、その真意を誰にも打ち明けない不気味な男。
 
: 聖杯大戦を利用して「万人が善性であり、万人が幸福である世界。あらゆる悪が駆逐された『この世全ての善』を手に入れる」という己の野望を成就させようとしている。その目的達成の為ならば多くの無辜の命を踏みにじっても、あらゆる必要な要素を躊躇なく奪い、敵対する者は逡巡なく駆逐するという鋼鉄の意思を持ち合わせている。
 
: 聖杯大戦を利用して「万人が善性であり、万人が幸福である世界。あらゆる悪が駆逐された『この世全ての善』を手に入れる」という己の野望を成就させようとしている。その目的達成の為ならば多くの無辜の命を踏みにじっても、あらゆる必要な要素を躊躇なく奪い、敵対する者は逡巡なく駆逐するという鋼鉄の意思を持ち合わせている。
:強固に壁を作るというよりは、常に他者との距離をギリギリ敵対関係にも親しい関係にもならないようにしているタイプであり、マスターとの関係も極めて穏当なものに留まる。
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: 人間は嫌いだが、人類は愛している。これは、生前の出来事がきっかけで、人間がどこまで下衆に、下劣に、そして残酷に強くなれるかを見てしまった。加えて、第三次聖杯戦争とその直後に起きた第二次世界大戦でその考えを深めてしまい、人類を救済するには大聖杯の奇跡、第三魔法しかないと結論づけた。
:とはいえ聖杯の願望を叶えることを優先しており、どれほど親しくなろうとも、マスターがそれを受け入れてくれない限りは常に粛清の対象とみなし、逆に彼の意見や思想に賛同してその力を振るう者、そして夢を託すに相応しい人間だと認めれば、喜んで自分の命を差し出す。
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: 『Apocrypha』では黒幕ではあるが、善良な存在。いつか辿り着くであろう場所、そこにほんの僅か近道への案内をしたと言えるが、個々を人を救うのではなく、ただ人類という種を救おうしているため、彼は紛れもなく悪である。
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: 強固に壁を作るというよりは、常に他者との距離をギリギリ敵対関係にも親しい関係にもならないようにしているタイプであり、マスターとの関係も極めて穏当なものに留まる。
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: とはいえ聖杯の願望を叶えることを優先しており、どれほど親しくなろうとも、マスターがそれを受け入れてくれない限りは常に粛清の対象とみなし、逆に彼の意見や思想に賛同してその力を振るう者、そして夢を託すに相応しい人間だと認めれば、喜んで自分の命を差し出す。
 
; 能力
 
; 能力
 
: 謀略家としての手腕は随一。表では大戦の監督官として[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]の通過する進路上で起こりうる問題の対処に奔走し、その裏ではアサシンが使役する鳩を通じてルーマニア全域の動向を把握しつつ、戦況に応じて的確にサーヴァントを使いこなし、さらに次の段階へ進むための準備も怠らない。
 
: 謀略家としての手腕は随一。表では大戦の監督官として[[スパルタクス|赤のバーサーカー]]の通過する進路上で起こりうる問題の対処に奔走し、その裏ではアサシンが使役する鳩を通じてルーマニア全域の動向を把握しつつ、戦況に応じて的確にサーヴァントを使いこなし、さらに次の段階へ進むための準備も怠らない。
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:「クリスマスには恋人関係が進展して行為に走る事が多い」という、とても聖職者とは思えないようなブラックジョーク。それを主人公からは「ジャックに変なこと吹き込む奴は霊基変換の刑に処す」と不興を買った。
 
:「クリスマスには恋人関係が進展して行為に走る事が多い」という、とても聖職者とは思えないようなブラックジョーク。それを主人公からは「ジャックに変なこと吹き込む奴は霊基変換の刑に処す」と不興を買った。
 
:元ネタはタキシード仮面が美少女戦士に下ネタトリビアを披露する有名な怪文書コピペ「タキシードクイズ」。
 
:元ネタはタキシード仮面が美少女戦士に下ネタトリビアを披露する有名な怪文書コピペ「タキシードクイズ」。
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……なお、穿った見方をすると、この後に「結果授かった者を持て余して堕胎する」というワードがくっつき、さらにドス黒いジョークになってしまう。
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「穿った見方」の見解だけを記載するのは如何なものだろうか。
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編集合戦になるようなら議論ページを作成しては。
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  2015年クリスマスの「ジャック実装とピックアップ召喚でお母さんが増える」と解釈する説も有りますし -->
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:    発言相手が水子の集合体であるジャックだったことで「結果授かった者を持て余して堕胎する」ことを仄めかすさらにドス黒いジョークなのでは?という解釈があるが、天草四郎が首魁をつとめた島原の乱は、年貢の未進を理由に拷問にかけられ死亡した臨月の妊婦と拷問中に流産した胎児の報復から始まったと記録されている。
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:更に天草地方自体が隠れキリシタンの教義に従い間引きや新生児殺しを良しとしない風土で、間引きと称して新生児を親が殺す悪習が公然たるものになっていた江戸時代でも特異なペースで人口を増やしたやたら子殺しに厳しい島だったりする。詳しい話は司馬遼太郎『「街道をゆく-島原・天草の諸道』や関西大学 『天草諸島の文化交渉研究』等を参照のこと。
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:「わたしたち」である胎児を母の子宮から追い出した医者を嫌っており、『Apocrypha』で自身が生まれたロンドンの地獄をジークに説く程度には無知でもないジャックが四郎の発言を受けて無邪気に喜んでいる会話の流れからも、天草諸島出身のキリシタンである四郎が堕胎の被害者である水子当人を相手に堕胎を茶化す発言をしたとは言い切れない。ただ性なる夜を祝福する気満々なのだとしたら聖職者としてそれはそれでどうなのか。
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:むしろ、神父にとって粛清対象の悪霊であるはずのジャックに四郎の対応が甘いのは先述の島原の乱の発端と関連して、「母親の中に居たかった胎児の霊」に思うところがあったからなのかもしれない。
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== メモ ==
 
== メモ ==
 
*Apocryphaの小説化にあたり、ラスボスを「Fate」の源流である「魔界転生」から抜擢するというアイデアと、それなりの知名度を持った歴史上の人物で本家「Fate/stay night」の主人公衛宮士郎と下の名前や年齢が偶然一致していたという着想から発生したキャラクター。
 
*Apocryphaの小説化にあたり、ラスボスを「Fate」の源流である「魔界転生」から抜擢するというアイデアと、それなりの知名度を持った歴史上の人物で本家「Fate/stay night」の主人公衛宮士郎と下の名前や年齢が偶然一致していたという着想から発生したキャラクター。
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*『Grand Order』にて、宝具の効果が「強化解除後」にダメージを与えるというものであるため、相手が回避・無敵・防御アップ等を使用していても、問答無用で攻撃が可能。…逆を返せば、敵として出てくると非常に恐ろしい存在となる。
 
*『Grand Order』にて、宝具の効果が「強化解除後」にダメージを与えるというものであるため、相手が回避・無敵・防御アップ等を使用していても、問答無用で攻撃が可能。…逆を返せば、敵として出てくると非常に恐ろしい存在となる。
 
* 宝具がルビが英語となっており、[[主人公 (Grand Order)]]からも「[[風魔小太郎|イモータル・カオス・ブリゲイド]]的な?」と指摘しており、「だいたいそんな感じですね!」と妙にノリのいい一面を見せた。
 
* 宝具がルビが英語となっており、[[主人公 (Grand Order)]]からも「[[風魔小太郎|イモータル・カオス・ブリゲイド]]的な?」と指摘しており、「だいたいそんな感じですね!」と妙にノリのいい一面を見せた。
 
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*「二代目はオルタちゃん」で水子の集合体であるジャックに対してブラックショークを言ったことで「結果授かった者を持て余して堕胎する」ことを仄めかすさらにドス黒い内容なのでは?という解釈があるが、天草四郎が首魁をつとめた島原の乱は、年貢の未進を理由に拷問にかけられ死亡した臨月の妊婦と拷問中に流産した胎児の報復から始まったと記録されている(後述)。
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**更に天草地方自体が隠れキリシタンの教義に従い間引きや新生児殺しを良しとしない風土で、間引きと称して新生児を親が殺す悪習が公然たるものになっていた江戸時代でも特異なペースで人口を増やしたやたら子殺しに厳しい島だったりする。詳しい話は司馬遼太郎『「街道をゆく-島原・天草の諸道』や関西大学 『天草諸島の文化交渉研究』等を参照のこと。
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**「わたしたち」である胎児を母の子宮から追い出した医者を嫌っており、『Apocrypha』で自身が生まれたロンドンの地獄をジークに説く程度には無知でもないジャックが四郎の発言を受けて無邪気に喜んでいる会話の流れからも、天草諸島出身のキリシタンである四郎が堕胎の被害者である水子当人を相手に堕胎を茶化す発言をしたとは言い切れない。<del>ただ性なる夜を祝福する気満々なのだとしたら聖職者としてそれはそれでどうなのか。</del>
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**むしろ、神父にとって粛清対象の悪霊であるはずのジャックに四郎の対応が甘いのは先述の島原の乱の発端と関連して、「母親の中に居たかった胎児の霊」に思うところがあったからなのかもしれない。
 
== 話題まとめ ==
 
== 話題まとめ ==
 
;「ミスリード」の真偽
 
;「ミスリード」の真偽
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