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ある基準の下、その基準が適用できない点。特異点は基準があって初めて認識され、「—に於ける特異点」「—に関する特異点」という呼ばれ方をする。<br>特異点という言葉は、数学と物理学の両方で用いられる。
 
ある基準の下、その基準が適用できない点。特異点は基準があって初めて認識され、「—に於ける特異点」「—に関する特異点」という呼ばれ方をする。<br>特異点という言葉は、数学と物理学の両方で用いられる。
 
==特異点(singularity)==
 
==特異点(singularity)==
:[[ゲーティア]]が人理定礎を掻き乱すことで誕生した。人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在している。
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:[[ゲーティア]]が人理定礎を掻き乱すことで誕生した、正常な時間軸から切り離された現実であり、もしもの世界。人理定礎と呼ばれる座標、人類史のターニングポイントとなる出来事に存在している。
:正常な時間軸から切り離された現実でもあり、もしもの世界。術者はここにいるだけでその存在は曖昧となっており、世界の観点からすれば意味不明なものとなっている。
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:ゲーティアは歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインした魔術師たち(遺伝子に[[魔神柱]]の寄り代となる呪いを刻んであり、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する)を子孫として担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
:またあやふやなモノでもあるため、本来の術者と微妙に異なる能力をしたイフがカルデアスに映れば、現実に戻れなくなる危険性がある。
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:ゲーティアは歴史を狂わせる特異点として聖杯を造り、自分がデザインし、遺伝子に[[魔神柱]]の寄り代となる呪いを刻み、ゲーティアの意思で魔神へと変貌する魔術師たちを子孫として、担当の時代まで存続し続けるように人類史にちりばめ、七つの起爆点を作り出した。
   
:それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。
 
:それが各年代における人理定礎崩壊の原因であり、その企みが成立した段階で、2015年に人理焼却は実行され、人類から2016年以降の未来は消滅した。
 
<!--:人理定礎崩壊のための起爆剤としての役割を抜きとしても、そもそも発生した時点で危険なものでもある。
 
<!--:人理定礎崩壊のための起爆剤としての役割を抜きとしても、そもそも発生した時点で危険なものでもある。
:『[[Fate/Grand Order]]』第1部では七つの特異点の発生したことによる大きな時間の揺らぎが他の歴史に波及したことにより、一年を通して微小な特異点が発生していたが、それらを逐一潰していたのはそのため。
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:『[[Fate/Grand Order]]』第1部では七つの特異点が発生したことで大きな時間の揺らぎが他の歴史に波及したことにより、一年を通して微小な特異点が発生していたが、[[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]がそれらを逐一潰していたのはその危険性のため。
 
:このゆらぎは七つの特異点を修復しても尚収まってはいない。
 
:このゆらぎは七つの特異点を修復しても尚収まってはいない。
:とはいえ七つの特異点に匹敵するほどの特異点は発生しないだろうと予測されていたのだが、『[[Fate/Grand Order]]』新章「Epic of Remnant」ではそれに匹敵する亜種特異点が発生してしまった。
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:とはいえ七つの特異点に匹敵するほどの特異点は発生しないだろうと予測されていたのだが、『[[Fate/Grand Order]]』新章「Epic of Remnant」ではそれに匹敵する亜種特異点が発生してしまった。-->
:また、[[トーマス・エジソン]]や[[女神ロンゴミニアド|獅子王]]が特異点でやろうとしたように、歴史から切り取られた世界は、[[抑止力]]の様な安全装置が働かず、滅ぼすことが出来る。-->
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:カルデアは人間を霊子化させて過去に送りこむレイシフトを行うことでこの特異点に介入することができる。
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:レイシフトの術者は特異点にいるだけでその存在が曖昧となり世界の観点からすれば意味不明なものとなるため、本来の術者と微妙に異なる能力をしたイフがカルデアスに映れば、現実に戻れなくなる危険性がある。そのためレイシフトを行っている際、カルデアは術者の実在を常に証明し意味消失を防いでいる。
 
===特異点での人理精算===
 
===特異点での人理精算===
 
:聖杯を回収し、人理定礎を修復すれば、その特異点で起きた出来事や事件は全てなかったことになり、カルデアの活動は誰の記憶にも残らない。
 
:聖杯を回収し、人理定礎を修復すれば、その特異点で起きた出来事や事件は全てなかったことになり、カルデアの活動は誰の記憶にも残らない。
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: 「真っ当な滅亡」ならば死が溢れるものであり、煉獄、冥界、その他諸々あらゆる魂の行き先で溢れるが、「人理焼却による滅亡」は死ぬことなく消滅し、「死にすら置いて行かれた残骸」と化してしまう。
 
: 「真っ当な滅亡」ならば死が溢れるものであり、煉獄、冥界、その他諸々あらゆる魂の行き先で溢れるが、「人理焼却による滅亡」は死ぬことなく消滅し、「死にすら置いて行かれた残骸」と化してしまう。
 
: 人の使う奇蹟には魔術、儀式、秘蹟、呪いがあり、さらにその上に神々が持っているとされている[[権能]]があるが、人理焼却は膨大な時間逆行で地球が誕生する瞬間に跳躍するので全て当てはまらない。
 
: 人の使う奇蹟には魔術、儀式、秘蹟、呪いがあり、さらにその上に神々が持っているとされている[[権能]]があるが、人理焼却は膨大な時間逆行で地球が誕生する瞬間に跳躍するので全て当てはまらない。
: [[シャーロック・ホームズ]]は人理焼却を行った理由を、未来を見通す千里眼を持ってしても2016年以降の未来を見通すことが出来なかった、つまり未来は元から存在していなかったのではないかと考察しているが、実際は計画のために光帯を3000年分回収し、紀元前1000年から西暦2016年までの人類史を魔力に変換する必要がある為。
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: ゲーティアが46億年前に遡って天体が生まれる瞬間のエネルギーを取り込み、自らを新しい天体として創世記をやり直して惑星から死の概念を取り除くための準備として、46億年前に遡るためのエネルギーと、天体の誕生に立ち会い制御を行う一瞬にして無限の調整を行う膨大な魔力を得ようと行ったもの。
: 人理焼却を成し、実行し続けているのは、ゲーティアの手で過去の古代メソポタミアに送られている第七の聖杯であり、それを修復しない限りは人理焼却は行われる。
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: 特異点によって人理定礎を破壊し、人類史の強度を無にし、ゲーティアの凝視で火を放つ。炎は地表を覆い、あらゆる生命と文明を燃やし、残留霊子として抽出する。その際、特異点によって歴史の流れが分断され前後のつながりは排斥されていたため、魔力の回収は一度きりではなく現在から過去にかけて無尽蔵に行われている。
: [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]が2017年に到達した時点で人類史は消滅するが、と主人公、そして出会ったサーヴァント達によってゲーティアは消滅し、人理焼却は却下された。
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: 人理焼却を成し、実行していたのは、ゲーティアの手で過去の古代メソポタミアに送られた第七の聖杯であり、それを修復するまでは他の特異点を修復しても人理焼却は行われ続け、 [[人理継続保障機関フィニス・カルデア|カルデア]]が2017年に到達した時点で人類史は消滅するようになっていた。
: しかし事件の発生から解決までの空白の一年間は無かったことには成らず、一年の間は地球上のすべての知性活動が停止していたという事実は疑いようがなく、外からの人間から見れば目が覚めたら一年経過しているような状態である。
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: だが第七特異点修復後、ゲーティアの本拠地である終局特異点「冠位時間神殿ソロモン」に接触したカルデアのマシュと主人公、そして出会ったサーヴァント達によってゲーティアは消滅、人理焼却は却下された。
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: しかし事件の発生から解決までの空白の一年間は無かったことにはなっていない。一年の間は地球上のすべての知性活動が停止していたという事実は疑いようがなく、外の人間から見れば目が覚めたら一年経過しているような状態である。
: バベッジがサーヴァントとして召喚され、魔神柱の配下となったことで、すべての数値を把握し、数学者として当然のように“人理焼却を防ぐ”為ではなく“仮に、人理焼却を破却した後の未来”を計算した。
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: その結果、ゲーティアが人理焼却を行わずとも、2017年先の未来は崩壊することを知ったのだ。
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==各特異点==
 
==各特異点==
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*第七特異点においても、本来はたとえ[[ティアマト]]を倒し、特異点を解除したとしても、ウルク第一王朝は滅亡する。それが神によって滅ぼされたのか、衰退によって後に譲ったのか、解釈が変わるだけとなるはずだった。
 
*第七特異点においても、本来はたとえ[[ティアマト]]を倒し、特異点を解除したとしても、ウルク第一王朝は滅亡する。それが神によって滅ぼされたのか、衰退によって後に譲ったのか、解釈が変わるだけとなるはずだった。
 
**だが、第七特異点は第六特異点の獅子王と同様のケースだったため、ティアマトだけでなく第七特異点の基点となるギルガメッシュも消滅した事でティアマトの被害はなかったことになり、被害は三女神同盟までのものに収まった。その結末の解釈も変化し、ウルク第五王の治世は滅びたものの、この後に続くウルクの第六王の時代は健在となる。
 
**だが、第七特異点は第六特異点の獅子王と同様のケースだったため、ティアマトだけでなく第七特異点の基点となるギルガメッシュも消滅した事でティアマトの被害はなかったことになり、被害は三女神同盟までのものに収まった。その結末の解釈も変化し、ウルク第五王の治世は滅びたものの、この後に続くウルクの第六王の時代は健在となる。
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*一つだけ、その説明では人理精算が済まされない特異点もあるのだが、奈須氏曰く「それはまあ、おいおい」ということらしい。
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*第四特異点に召喚されたチャールズ・バベッジは魔神柱の配下となったことですべての数値を把握したため、“仮に、人理焼却を破却した後の未来”を計算しているのだが、その際にゲーティアが人理焼却を行わずとも2017年より先の未来はゲーティアの下から逃亡した[[魔神柱]]によって崩壊するという計算結果を得ている。
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*歴史から切り取られた特異点は[[抑止力]]の様な安全装置が働かなくなるため、地球で生まれた存在であっても地球を滅ぼすことが出来るようになるという。-->
 
== リンク ==
 
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*[[小辞典]]
 
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[[Category:小辞典]]
 
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