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==話題まとめ==
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;終局的犯罪
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:彼の宝具となっている『終局的犯罪』には元ネタが存在している。
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:アイザック・アシモフが書いたベイカー・ストリート・イレギュラーズ(世界的なシャーロックホームズの愛好会)向けの論文および、それを元にした短編ミステリ集『黒後家蜘蛛の会』の一編、その名もずばり'''『終局的犯罪(The Ultimate Crime)』'''。
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:作中では「『小惑星の力学』とはどのような論文か?」が推理の題材になっており、「モリアーティが最高の数学者であること」「純粋数学の最高峰であること」「にも関わらず学問の歴史が既存のそれと大きく変わっていない事」などが推理の材料になっている。(仮にモリアーティが相対性理論に至っていたのなら、科学史は激変していたはずである)
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:最終的には、「小惑星の力学とは「火星と木星の間にある小惑星群は一つの小惑星(アン・アステロイド)を起源とすると仮定し、その小惑星内部にどのような力が働けば現在の小惑星群が生まれるか」について記載した論文である」という結論となった。また、'''「地球でも同じ事をすることを目論んでいると看破した科学界が脅威に思い、論文自体を握りつぶした」'''という点も論文が残っていない説明として挙げられている。
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:このモリアーティの悪意の具現、社会に害を与えるという行為の最高峰、人類社会そのものを惑星ごと根本から木っ端微塵に粉砕するという究極の犯罪として「終局的犯罪」の名が冠されている。
    
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