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*CV:田中理恵
 
*CV:田中理恵
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『Fate/Grand Order』におけるキアラ。<br>七つの人類悪の一つ、『愛欲』の理を持つ第三の獣・[[ビースト|ビーストⅢ]]。その片割れである[[ビースト|ビーストⅢ/R]]。
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『Fate/Grand Order』におけるキアラ。<br>七つの人類悪の一つ、『愛欲』の理を持つ第三の獣の片割れである[[ビースト|ビーストⅢ/R]]。
    
;略歴
 
;略歴
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:だが、これを予見していたメルトリリスが、パッションリップとの合体宝具「ヴァージンレイザー・パラディオン」で捨て身の追撃を行う。これにより致命傷を負い肉体の崩壊が始まるも、メルトリリスを髪で捕縛し、霊基を乗っ取った上で主人公を消し再起を図らんとする<ref>ただしメルトリリスだけでなく、パッションリップとBBのリソースを取り込んでも、ビーストⅢラプチャーに変生したキアラ程の霊気には届かない。</ref>。
 
:だが、これを予見していたメルトリリスが、パッションリップとの合体宝具「ヴァージンレイザー・パラディオン」で捨て身の追撃を行う。これにより致命傷を負い肉体の崩壊が始まるも、メルトリリスを髪で捕縛し、霊基を乗っ取った上で主人公を消し再起を図らんとする<ref>ただしメルトリリスだけでなく、パッションリップとBBのリソースを取り込んでも、ビーストⅢラプチャーに変生したキアラ程の霊気には届かない。</ref>。
 
:しかしそれも死に体だった筈の[[エミヤ〔オルタ〕]]の銃撃を受けて失敗。動かせば崩れる腕でメルトリリスを捕まえようとするが、ある起因からくる判断の遅さによって、エミヤオルタがメルトリリスにワイヤーを取り付け離脱させる時間を作ってしまった。その巨体では浮上も叶わず、鉄のように沈みながら分解されて消滅した。
 
:しかしそれも死に体だった筈の[[エミヤ〔オルタ〕]]の銃撃を受けて失敗。動かせば崩れる腕でメルトリリスを捕まえようとするが、ある起因からくる判断の遅さによって、エミヤオルタがメルトリリスにワイヤーを取り付け離脱させる時間を作ってしまった。その巨体では浮上も叶わず、鉄のように沈みながら分解されて消滅した。
:しかしその間際に同じ『快楽』から生まれながら、快楽に沈んだ己自身と快楽の湖面から飛んだメルトリリスの違いを見つけようと、自分もまたアルターエゴになる顛末を受け入れるのだった。
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:そして散り際に同じ『快楽』から生まれながら、快楽に沈んだ己自身と快楽の湖面から飛んだメルトリリスの違いを見つけようと、自分もまたアルターエゴになる顛末を受け入れるのだった。
 
;人物
 
;人物
 
:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れもなく聖人であり、実際ゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
 
:セラフィックスの職員の頃のキアラは紛れもなく聖人であり、実際ゼパルからも「偽りなく聖女」「救世主の器を持ってさえいた」と評されていた。この魔神柱の干渉がなかったら慎ましやかだが幸福な人生を送り、セラフィックスのような小さなコミュニティにおいて、最後まで人々に敬われるに足る人物であることは<ref>竹箒日記でも「ゼパルさえ現れなければセラフィックスの職員たちの荒れた心はキアラに癒やされていた」と語られている。</ref>確かだっただろう。
:しかしゼパルの手で自由意思を剥奪された上善性を封じ込められ、月世界のキアラと同期させられた事でそれと同様の魔性と化してしまった。狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて楽しんだり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるくらいに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりからカウントをやめたと語っている。</ref>。
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:しかしゼパルの手で自由意思を剥奪された上善性を封じ込められ、月世界のキアラと同期させられた事でそれと同様の魔性と化してしまったことで全てが暗転してしまう。その後の彼女は狂乱状態に陥ったセラフィックスの人々をみて楽しんだり、SE.RA.PHで召喚されるサーヴァントのマスターを死体がすり切れるくらいに悪夢を見せる形で酷使している<ref>残酷な夢に関しても70回を越えたあたりからカウントをやめたと語っている。</ref>。
:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、キアラにとって「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、という自己愛の怪物。故に彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
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:彼女は人間を愛する、と心の底から語り、救いたいとも述べていたが、変貌したキアラにとって「人間」とは'''自分だけであり、それ以外の人間は人の形をした獣か虫に過ぎない'''、という自己愛の怪物になってしまった。彼女は誰よりも人間を愛し、そのために他の全ての命を利用する。
 
:本来なら救世主にだってなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、その姿が聖母のようだったから周囲が勘違いしただけにすぎない。
 
:本来なら救世主にだってなれる資質の全てを自分への愛だけで使い潰し、有り余る慈愛も、心を癒す言葉も、美しく見える真心も、全て自分のためだけに使っており、その姿が聖母のようだったから周囲が勘違いしただけにすぎない。
 
:ビーストになった動機も、ゼパルが持っていた時間神殿での戦いの記憶が彼女には夢のようで、「自分も星の数ような英霊たちに責められ殺されたい」と願うが、人の身はおろか魔神の身ではその願いが叶えられないため、という常軌を逸した物。
 
:ビーストになった動機も、ゼパルが持っていた時間神殿での戦いの記憶が彼女には夢のようで、「自分も星の数ような英霊たちに責められ殺されたい」と願うが、人の身はおろか魔神の身ではその願いが叶えられないため、という常軌を逸した物。
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