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| ;略歴 | | ;略歴 |
− | :真名はペルセウス、ギリシア神話の主神ゼウスとアルゴス王アクリシオスの娘・ダナエーの息子。<br>マスターを持たないはぐれサーヴァント。彼のマスターは8年前の聖杯戦争で敗れた[[魔術|魔術師]]一派によって、マスターとして擁立された少年だった。少年は前回の聖杯戦争で[[沙条愛歌|愛歌]]によって[[ビースト]]を体内に埋め込まれたために手足は腐り、内臓も半ば機械、生身の部分は胸から上のみという半死半生の状態で、魔術と医療機械によって無理矢理生かされ、言語に尽くしがたい苦痛を味わい続けていた。<br>だが彼は自らの不幸な境遇を一片も恨まず、世界の平和を望む心優しい少年で、自らのサーヴァントにライダーを選んだのも、幸福だった英雄が望む願いに自らの理想を夢見たからであった。そんな彼にライダーは尊敬と友愛を持つようになり、その天使性に心酔し友人となる。<br>しかしライダーを召喚した事で元々少なかった少年の余命は無くなり、召喚儀式の7日後、聖杯戦争開始直前に彼は息を引き取るが、その際に[[令呪]]を全て行使してライダーを「最初で最後の友人」として受肉させた。<br>彼の最後にライダーの胸中に渦巻いた物は、報われずに生を終えた少年への悲しみと、最後まで聖人のように余人を恨まず世の温かさを説いた事への敬意と、彼を救おうとしなかった全てに対するおぞましいほどの憎悪だった。<br>ライダーはこの瞬間、聖杯を使って少年を蘇生させ、真っ当な人間として幸福を与える事を決心する。そして少年を苦しめ続けていた研究者達を皆殺しにし、現界するための魔力を街中の人間を殺戮して補い、マスターの願いを叶えるため聖杯戦争に臨む。<br>自分の行いこそが、少年の最後の祈りを最も汚すものであると知りながら。 | + | :真名はペルセウス、ギリシア神話の主神ゼウスとアルゴス王アクリシオスの娘・ダナエーの息子。<br>マスターを持たないはぐれサーヴァント。彼のマスターは8年前の聖杯戦争で敗れた[[魔術|魔術師]]一派によって、マスターとして擁立された少年・伊勢三だった。少年は前回の聖杯戦争で[[沙条愛歌|愛歌]]によって[[ビースト]]を体内に埋め込まれたために手足は腐り、内臓も半ば機械、生身の部分は胸から上のみという半死半生の状態で、魔術と医療機械によって無理矢理生かされ、言語に尽くしがたい苦痛を味わい続けていた。<br>だが彼は自らの不幸な境遇を一片も恨まず、世界の平和を望む心優しい少年で、自らのサーヴァントにライダーを選んだのも、幸福だった英雄が望む願いに自らの理想を夢見たからであった。そんな彼にライダーは尊敬と友愛を持つようになり、その天使性に心酔し友人となる。<br>しかしライダーを召喚した事で元々少なかった伊勢三少年の余命は無くなり、召喚儀式の7日後、聖杯戦争開始直前に彼は息を引き取るが、その際に[[令呪]]を全て行使してライダーを「最初で最後の友人」として受肉させた。<br>彼の最後にライダーの胸中に渦巻いた物は、報われずに生を終えた少年への悲しみと、最後まで聖人のように余人を恨まず世の温かさを説いた事への敬意と、彼を救おうとしなかった全てに対するおぞましいほどの憎悪だった。<br>ライダーはこの瞬間、聖杯を使って伊勢三少年を蘇生させ、真っ当な人間として幸福を与える事を決心する。そして少年を苦しめ続けていた研究者達を皆殺しにし、現界するための魔力を街中の人間を殺戮して補い、マスターの願いを叶えるため聖杯戦争に臨む。<br>自分の行いこそが、少年の最後の祈りを最も汚すものであると知りながら。 |
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| ;人物 | | ;人物 |
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| ;[[Fate/Prototype]] | | ;[[Fate/Prototype]] |
| :ライダーのサーヴァントとして登場。 | | :ライダーのサーヴァントとして登場。 |
| + | ;[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]] |
| + | :現代編で登場。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
− | ;ライダーのマスター | + | ;伊勢三少年 |
| :外見10歳程の少年。マスター階梯は第三位・座天使。令呪の位置は左掌。<br>心臓が脈打つたびに痛みを伴う命。針を呑むような呼吸。そんな死を待つだけの惨たらしい体でありながら、あらゆる不平不満、恨みを零さなかった。そんな彼の聖者のような生き方はライダーを深い感銘を受けるが、同時に彼の最後はライダーを狂気に駆り立てる事となる……。 | | :外見10歳程の少年。マスター階梯は第三位・座天使。令呪の位置は左掌。<br>心臓が脈打つたびに痛みを伴う命。針を呑むような呼吸。そんな死を待つだけの惨たらしい体でありながら、あらゆる不平不満、恨みを零さなかった。そんな彼の聖者のような生き方はライダーを深い感銘を受けるが、同時に彼の最後はライダーを狂気に駆り立てる事となる……。 |
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| == 名台詞 == | | == 名台詞 == |
| ;「――あれで、生きていると言えるのか」 | | ;「――あれで、生きていると言えるのか」 |
− | :初めて自分のマスターと出会って。生前不幸を知らなかったライダーは少年の惨状に大きな衝撃を受け、欲望の為に彼を生かし続ける魔術師達への嫌悪と共に少年に憐れみの念を抱く。だがそれは少年と語らう事ですぐに尊敬と敬愛に変わっていった。 | + | :初めて自分のマスターである伊勢三少年と出会って。生前不幸を知らなかったライダーは少年の惨状に大きな衝撃を受け、欲望の為に彼を生かし続ける魔術師達への嫌悪と共に少年に憐れみの念を抱く。だがそれは少年と語らう事ですぐに尊敬と敬愛に変わっていった。 |
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| ;「ワタシは自由だ。マスターには縛られない。<br> 死の間際に令呪を全て使わせて、この体を受肉させたのだからね」<br>「魔術師風情に聖杯は過ぎたものだ。<br> 英霊であるワタシが、正しく、あるがままに使わせて貰おう」 | | ;「ワタシは自由だ。マスターには縛られない。<br> 死の間際に令呪を全て使わせて、この体を受肉させたのだからね」<br>「魔術師風情に聖杯は過ぎたものだ。<br> 英霊であるワタシが、正しく、あるがままに使わせて貰おう」 |
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| *『旧Fate』の設定だけの頃の真名はテセウスだったが、『Prototype』アニメ化の際、ペルセウスに変更された。 | | *『旧Fate』の設定だけの頃の真名はテセウスだったが、『Prototype』アニメ化の際、ペルセウスに変更された。 |
| *実は[[バーサーカー|ヘラクレス]]の祖父に当たる。 | | *実は[[バーサーカー|ヘラクレス]]の祖父に当たる。 |
− | *ライダーのマスターは当初、少女という設定だったが、ライダーの純粋さを際立たせるために少年に変更された。また『Fate/Prototype Tribute Phantasm』では伊勢三(いせみ)という名前だった。 | + | *ライダーのマスターは当初、少女という設定だったが、ライダーの純粋さを際立たせるために少年に変更された。また『Fate/Prototype Tribute Phantasm』では伊勢三(いせみ)という名前だった。後に『蒼銀のフラグメンツ』で正式に彼の名前は伊勢三に決まった。 |
− | *[[ライダー|メドゥーサ]]からは、人物像を「成功した[[間桐慎二|シンジ]]」と評されている。『SN』と『Prototype』は設定レベルで異なる作品ではあるが、この設定が影響したのか、彼の容姿は慎二にとても良く似ている。 | + | *[[ライダー|メドゥーサ]]からは、人物像を「成功した[[間桐慎二|シンジ]]」と評されている。『stay night』と『Prototype』は設定レベルで異なる作品ではあるが、この設定が影響したのか、彼の容姿は慎二にとても良く似ている。 |
| 各マスターごとのステータス | | 各マスターごとのステータス |
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| | マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考 | | | マスター || 筋力 || 耐久 || 敏捷 || 魔力 || 幸運 || 宝具 || 備考 |
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− | | 少年 || D+ || E+ || B+ || B+ || A+ || ABCDE || | + | | 伊勢三 || D+ || E+ || B+ || B+ || A+ || ABCDE || |
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