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: 救いを求め続けるが、彼らが生きる事は'''怨霊としての仲間'''を増やし続ける事を意味していた。そしてルーラーとの問答の末に洗礼詠唱による浄化を受け入れ、消滅。「黒のサーヴァント」4人目の脱落者となる。
: 救いを求め続けるが、彼らが生きる事は'''怨霊としての仲間'''を増やし続ける事を意味していた。そしてルーラーとの問答の末に洗礼詠唱による浄化を受け入れ、消滅。「黒のサーヴァント」4人目の脱落者となる。
: だが赤のアーチャーを取り込んだ際に憑依していた一部が残留。赤のアーチャーが彼女達の一部を受け入れてしまったことでその怒りと憎しみに同調し、ルーラーへの殺意に駆り立てる。
: だが赤のアーチャーを取り込んだ際に憑依していた一部が残留。赤のアーチャーが彼女達の一部を受け入れてしまったことでその怒りと憎しみに同調し、ルーラーへの殺意に駆り立てる。
:『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて召喚され、体を蝕む「魔霧」に包まれた西暦1888年のロンドンで人々を殺戮し、降り立った主人公や一足先に召喚され事態の打開に動いていたモードレッドを「情報抹消」のスキルとともに翻弄する。
: 『[[Fate/Grand Order]]』第四特異点『死界魔霧都市 ロンドン』にて召喚され、体を蝕む「魔霧」に包まれた西暦1888年のロンドンで人々を殺戮し、降り立った主人公や一足先に召喚され事態の打開に動いていたモードレッドを「情報抹消」のスキルとともに翻弄する。
:その後[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にスコットランドヤード襲撃に同行し、中に立て篭もっていた警官たちの心臓を喰らい尽くしたが、駆けつけてきた主人公たちに倒され消滅した。
: その後[[ヴァン・ホーエンハイム・パラケルスス|パラケルスス]]と共にスコットランドヤード襲撃に同行し、中に立て篭もっていた警官たちの心臓を喰らい尽くしたが、駆けつけてきた主人公たちに倒され消滅した。
:終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、フランケンシュタイン、ナーサリー・ライムやパラケルススと共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
: 終局特異点『冠位時間神殿 ソロモン』では冠位時間神殿に召喚され、フランケンシュタイン、ナーサリー・ライムやパラケルススと共にⅣの座を統括する[[魔神柱|管制塔バルバトス]]に攻撃を仕掛ける。
; 人物
; 人物
: 肌の露出が多い衣装を纏った、短めの銀髪にアイスブルーの瞳の少女。
: 肌の露出が多い衣装を纏った、短めの銀髪にアイスブルーの瞳の少女。
== 真名:ジャック・ザ・リッパー ==
== 真名:ジャック・ザ・リッパー ==
:ジャック・ザ・リッパー。世界中にその名を知られるシリアルキラー。日本ではそのまま「切り裂きジャック」と呼称されることが多い。<br>五人の女性を殺害しスコットランドヤードの必死の捜査にもかかわらず捕まることもなく姿を消した。
: ジャック・ザ・リッパー。世界中にその名を知られるシリアルキラー。日本ではそのまま「切り裂きジャック」と呼称されることが多い。<br>五人の女性を殺害しスコットランドヤードの必死の捜査にもかかわらず捕まることもなく姿を消した。
:[[ジル・ド・レェ]]や[[エリザベート・バートリー]]のように、権力を持った人間が狂い、非道な振る舞いを行い、猟奇的な事件を起こしたのはどの時代にも存在し、殺人鬼という概念はあった。<br>だがジャック・ザ・リッパーは金目当てでも体目当てでもなく、「ただ人間の肉体を破壊したかっただけ」としか思えない殺し方をしていた。
: [[ジル・ド・レェ]]や[[エリザベート=バートリー]]のように、権力を持った人間が狂い、非道な振る舞いを行い、猟奇的な事件を起こしたのはどの時代にも存在し、殺人鬼という概念はあった。<br>だがジャック・ザ・リッパーは金目当てでも体目当てでもなく、「ただ人間の肉体を破壊したかっただけ」としか思えない殺し方をしていた。
:アサシンとして召喚された彼女は数万以上の見捨てられた子供たち・ホワイトチャペルで堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。<br>この怨霊が母を求め起こした連続殺人事件の犯人として冠された名前が“ジャック・ザ・リッパー”である。<br>後に犯行が魔性の者によるものと気づいた魔術師によって消滅させられたが、その後も残り続けた噂や伝承により反英雄と化した。
: アサシンとして召喚された彼女は数万以上の見捨てられた子供たち・ホワイトチャペルで堕胎され生まれることすら拒まれた胎児達の怨念が集合して生まれた怨霊。<br>この怨霊が母を求め起こした連続殺人事件の犯人として冠された名前が“ジャック・ザ・リッパー”である。<br>後に犯行が魔性の者によるものと気づいた魔術師によって消滅させられたが、その後も残り続けた噂や伝承により反英雄と化した。
:ところが「ジャック・ザ・リッパー」という概念は、あらゆる噂と伝聞と推測がない交ぜとなった今、全てが真実で全てが嘘であるために「誰でもあって、誰でもない」「誰でもなくて、誰でもある」無限に等しい可能性を組み込まれた存在と化した。
: ところが「ジャック・ザ・リッパー」という概念は、あらゆる噂と伝聞と推測がない交ぜとなった今、全てが真実で全てが嘘であるために「誰でもあって、誰でもない」「誰でもなくて、誰でもある」無限に等しい可能性を組み込まれた存在と化した。
:そのため、もはや「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」の伝説に取り込まれたのか、伝説を取り込んでしまったのかすら定かではなくなっている。<br>加えてアサシンを形成する子供の怨念は群体で一個体となっている以上、その子供の一人一人には名前もなく、世界に個体としての存在が認められていない。
: そのため、もはや「彼女たち」が「ジャック・ザ・リッパー」の伝説に取り込まれたのか、伝説を取り込んでしまったのかすら定かではなくなっている。<br>加えてアサシンを形成する子供の怨念は群体で一個体となっている以上、その子供の一人一人には名前もなく、世界に個体としての存在が認められていない。
:現在でも切り裂きジャックの正体は明らかになっていないため、各クラスで召喚される度に姿を変貌させることになる。<br>「暗殺者」として顕現したジャックは姿も精神も幼い子供のものとなっているのだが、本当に「真犯人」なのかはやはり本人自身にも分からない状態である。
: 現在でも切り裂きジャックの正体は明らかになっていないため、各クラスで召喚される度に姿を変貌させることになる。<br>「暗殺者」として顕現したジャックは姿も精神も幼い子供のものとなっているのだが、本当に「真犯人」なのかはやはり本人自身にも分からない状態である。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
: 「黒」のサーヴァントとして登場。
: 「黒」のサーヴァントとして登場。
; [[Fate/Grand Order]]
; [[Fate/Grand Order]]
: 『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。アサシンクラスとしては初の☆5クラスのサーヴァントであり、2017年10月に刑部姫が実装されるまで約二年もの間、唯一恒常召喚可能な☆5アサシンサーヴァントであった。
: 『ほぼ週間 サンタオルタさん』の開催に伴い実装。アサシンクラスとしては初の☆5クラスのサーヴァントであり、2017年10月に[[刑部姫]]が実装されるまで約二年もの間、唯一恒常召喚可能な☆5アサシンサーヴァントであった。
: 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。
: 高難易度において使い勝手の良い保有スキルと、全サーヴァントでも最強クラスの性能を誇るQuickの持ち主。
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
===Fate/Apocrypha===
===Fate/Apocrypha===
;[[六導玲霞]]
; [[六導玲霞]]
:マスター。彼女との相性は最高クラスで、親子のような関係を結んでいる。
: マスター。彼女との相性は最高クラスで、親子のような関係を結んでいる。
;[[相良豹馬]]
; [[相良豹馬]]
:召喚者。だが、玲霞の願いの方が遥かに強く、マスターの敵として処分した。
: 召喚者。だが、玲霞の願いの方が遥かに強く、マスターの敵として処分した。
;[[ジーク]]
; [[ジーク]]
:撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。
: 撤退の直前に思わぬ反撃を受ける。それによって彼に激しい怒りを抱き、ジークも同胞を殺されていたことから明確に彼女の事を敵視している。
:最期の瞬間に世界の醜さを彼に教え、大きな命題を突きつける。
: 最期の瞬間に世界の醜さを彼に教え、大きな命題を突きつける。
;[[モードレッド|赤のセイバー]]
; [[モードレッド|赤のセイバー]]
:能力の相性が悪い敵。
: 能力の相性が悪い敵。
:彼女が有する宝具が最も効果を発揮する「女性」だが、『暗黒霧都』の効果を高い対魔力と直感に破られ、挙句には赤雷の「魔力放出」によって吹き飛ばされてしまう。
: 彼女が有する宝具が最も効果を発揮する「女性」だが、『暗黒霧都』の効果を高い対魔力と直感に破られ、挙句には赤雷の「魔力放出」によって吹き飛ばされてしまう。
:「霧夜の殺人」の先制攻撃を「直感」によって防がれたことで一度狙って仕留められなかった事を根に持っており、疲弊した時を狙って『食べる』つもりでいた。
: 「霧夜の殺人」の先制攻撃を「直感」によって防がれたことで一度狙って仕留められなかった事を根に持っており、疲弊した時を狙って『食べる』つもりでいた。
;[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
; [[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]
:能力の相性が最悪な相手。
: 能力の相性が最悪な相手。
:ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。
: ルーラーを聖杯を求めて参加したジークのサーヴァントと誤解して、始末しようと自分から姿を現してしまったのが聖杯大戦において彼女の最大の失敗と言える。
:宝具の対象となる女性だが、ルーラーは呪詛に対する耐性がサーヴァント中最強である英霊であるうえ、聖旗によるケタ違いの防御力もあったため、「解体聖母」を万全の態勢で発動させても仕留めることはできなかった。追い打ちをかけるように、鬼門である洗礼詠唱の使い手でもある。
: 宝具の対象となる女性だが、ルーラーは呪詛に対する耐性がサーヴァント中最強である英霊であるうえ、聖旗によるケタ違いの防御力もあったため、「解体聖母」を万全の態勢で発動させても仕留めることはできなかった。追い打ちをかけるように、鬼門である洗礼詠唱の使い手でもある。
:彼女によって「救えない存在」として心の痛みに耐えながら浄化されたことで、アサシンは聖杯大戦の舞台を降りることになった。
: 彼女によって「救えない存在」として心の痛みに耐えながら浄化されたことで、アサシンは聖杯大戦の舞台を降りることになった。
;[[ケイローン|黒のアーチャー]]
; [[ケイローン|黒のアーチャー]]
:面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。
: 面識はないが、二回も隙を狙った狙撃を受けて重傷を負わされており、どうにも苦汁を舐めさせられた相手。
;[[アタランテ|赤のアーチャー]]
; [[アタランテ|赤のアーチャー]]
:おかあさんを目の前で殺した女。
: マスターを目の前で殺した女。
:しかしその彼女が受け入れてしまったために怨霊達は完全には浄化されず、憎しみの感情だけが残留し同調したアーチャーと共に暴走するという最悪の事態を引き起こす。
: しかしその彼女が受け入れてしまったため「怨霊達は完全には浄化されず憎しみの感情だけが残留し、同調したアーチャーと共に暴走する」という最悪の事態を引き起こした。
===Fate/Grand Order===
===Fate/Grand Order===
;[[ナーサリーライム]]
; [[ナーサリー・ライム]]
:本編実装に先駆けてクリスマスイベントで共演。「クリスマスの光に惹かれて迷い出て来た亡霊」として、生前に救いが無かった者同士([[ありす|厳密には異なる]]が)意気投合する。
: 本編実装に先駆けてクリスマスイベントで共演。「クリスマスの光に惹かれて迷い出て来た亡霊」として、生前に救いが無かった者同士([[ありす|厳密には異なる]]が)意気投合する。
:最近やたらとお茶会に招待されるが、面白いものを見つけるとフラフラとどこか消えてしまうジャックは、ちょくちょく[[ナーサリーライム]]に説教されるとか。
: 最近やたらとお茶会に招待されるが、面白いものを見つけるとフラフラとどこか消えてしまうジャックは、ちょくちょくナーサリーに説教されるとか。
; [[アステリオス]]
;[[アステリオス]]
: トナカイさん。
:トナカイさん。
; [[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]]
: 新しいお友達。
;[[ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ]]
: 年齢的に微妙に年上っぽいが、その年上らしさを微塵も感じさせない愛らしさが、ちょっと羨ましいらしい。
:新しいお友達。
; [[ポール・バニヤン]]
:年齢的に微妙に年上っぽいが、その年上らしさを微塵も感じさせない愛らしさが、ちょっと羨ましいらしい。
: 『[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]』では当初色々と酷い目に遭わされたものの、世話を焼いたのが功を奏して友好的な関係になっていった。
: 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』でもナーサリーと共に面倒を見て友情を育んでいった。
;[[ポール・バニヤン]]
; [[名も無きマスター]]
:[[マンガで分かる!Fate/Grand Order]]では当初色々と酷い目に遭わされたものの、世話を焼いたのが功を奏して友好的な関係になっていった。
: 期間限定イベント『オール・ザ・ステイツメン! ~マンガで分かる合衆国開拓史~』の特異点におけるマスター。
:期間限定イベント『マンガで分かる合衆国開拓史』でもナーサリーと共に面倒を見て友情を育んでいった。
: ハンバーグを作ってくれたりレシピを教えてくれたりするくらいの交流はあったはずなのだが、ウィスコンシンに放り出してシカゴに行ってしまった彼女を追いかけて行った先でのバニヤンへの仕打ちに激昂。
: 最後には助けを求める彼女を'''「あなたはおかあさんじゃない」'''というジャックにとっての最大の拒絶の言葉とともに見捨てた。
;[[主人公 (マンガで分かる!FGO)|名も無きマスター]]
:期間限定イベント『マンガで分かる合衆国開拓史』の特異点におけるマスター。
:ハンバーグを作ってくれたりレシピを教えてくれたりするくらいの交流はあったはずなのだが、ウィスコンシンに放り出してシカゴに行ってしまった彼女を追いかけて行った先でのバニヤンへの仕打ちに激昂。
:最後には助けを求める彼女を'''「あなたはおかあさんじゃない」'''というジャックにとっての最大の拒絶の言葉とともに見捨てた。
===その他===
===その他===
;[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)]]
; [[ジャック・ザ・リッパー (Fake)]]
:同じ「ジャック・ザ・リッパー」の名を持つ、全く別の存在。「バーサーカー」のクラスでジャックを召喚すると彼が現れる。
: 同じ「ジャック・ザ・リッパー」の名を持つ、全く別の存在。「バーサーカー」のクラスでジャックを召喚すると彼が現れる。
:こちらのジャックは自由自在の変身能力を持つが、「10歳前後の少女」に変身しようとするとApocryphaのジャックの姿になってしまう。
: こちらのジャックは自由自在の変身能力を持つが、「10歳前後の少女」に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
==== Fate/Apocrypha ====
==== Fate/Apocrypha ====
;――生きたいよね?<br> ――生きたい。<br> ―――うん、分かったよ。契約しよう、<RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。
; ――生きたいよね?<br> ――生きたい。<br> ―――うん、分かったよ。契約しよう、<RUBY><RB>おかあさん</RB><RT>マスター</RT></RUBY>。
:生きているという実感が霧のように薄い玲霞。生きていた、と言えるかどうかすら定かではないジャック。<br>二人は運命的な出会いを果たす。
: 生きているという実感が霧のように薄い玲霞。生きていた、と言えるかどうかすら定かではないジャック。<br>二人は運命的な出会いを果たす。
;「ごめんね、おかあさん。ごめんね、ごめんね、ごめんね。<br> でも、かえりたいの。<br> かえりたいの、かえりたいの、かえりたいの―――」
; 「ごめんね、おかあさん。ごめんね、ごめんね、ごめんね。<br> でも、かえりたいの。<br> かえりたいの、かえりたいの、かえりたいの―――」
:悲しげに哭きながら、彼女は哀れな犠牲者を解体し、血の臭いが漂う欠片に頬を寄せ涙する。
: 悲しげに哭きながら、彼女は哀れな犠牲者を解体し、血の臭いが漂う欠片に頬を寄せ涙する。
;「やだよ。まだお腹すいてるんだもん!!」
; 「やだよ。まだお腹すいてるんだもん!!」
:アニメ版第6話より。『暗黒霧都』を吹き飛ばした[[モードレッド|赤のセイバー]]の啖呵に対して。
: アニメ版第6話より。『暗黒霧都』を吹き飛ばした[[モードレッド|赤のセイバー]]の啖呵に対して。
:字だけだと解り難いが、'''邪悪な笑顔を浮かべながらドスの利いた声で言っている。'''担当声優の演技が光る。
: 字だけだと解り難いが、'''邪悪な笑顔を浮かべながらドスの利いた声で言っている。'''担当声優の演技が光る。
;「此よりは地獄。“わたしたち”は炎、雨、力――」
; 「此よりは地獄。“わたしたち”は炎、雨、力――」
:宝具『解体聖母』発動。現代に再現される、霧の夜の「殺人事件」。
: 宝具『解体聖母』発動。現代に再現される、霧の夜の「殺人事件」。
;ジャック「ころして、あげる……!」
; ジャック「ころして、あげる……!」
;ジーク「それはこちらの台詞だ、アサシン」
; ジーク「それはこちらの台詞だ、アサシン」
;ジャック「次は、ぜったいだからね」
; ジャック「次は、ぜったいだからね」
:フィオレの暗殺に失敗して撤退しようとする彼女の前に立ちはだかったジークから「あの母たちのように、とても痛いこと」をされて。
: フィオレの暗殺に失敗して撤退しようとする彼女の前に立ちはだかったジークから「あの母たちのように、とても痛いこと」をされて。
:ジークも同胞を殺した存在として生まれて初めて「憎悪」の感情を彼女に向ける。ジークとジャック、どちらも純粋な存在だが、聖杯大戦では最早相容れる存在ではなくなっていた。
: ジークも同胞を殺した存在として生まれて初めて「憎悪」の感情を彼女に向ける。ジークとジャック、どちらも純粋な存在だが、聖杯大戦では最早相容れる存在ではなくなっていた。
;「世界は――とても、醜くて。<br> わたしたちはそのことを知っている。 それでもまだ、生きていたい?」
; 「世界は――とても、醜くて。<br> わたしたちはそのことを知っている。 それでもまだ、生きていたい?」
:人間に幻想を抱いていたジークに奈落の果てを見せて。
: 人間に幻想を抱いていたジークに奈落の果てを見せて。
:この問いは世界を知らぬ少年の胸にこの上なく致命的な傷を残し、彼は思い悩むことになる。
: この問いは世界を知らぬ少年の胸にこの上なく致命的な傷を残し、彼は思い悩むことになる。
=== Fate/Grand Order ===
=== Fate/Grand Order ===
;「此よりは地獄。わたしたちは炎、雨、力――――殺戮をここに。『<ruby><rb>解体聖母</rb><rt>マリア・ザ・リッパー</rt></ruby>』――――!!」
; 「此よりは地獄。わたしたちは炎、雨、力――――殺戮をここに。『<ruby><rb>解体聖母</rb><rt>マリア・ザ・リッパー</rt></ruby>』――――!!」
:宝具発動。『Apocrypha』での詠唱に後半部分が追加されている。
: 宝具発動。『Apocrypha』での詠唱に後半部分が追加されている。
== メモ ==
== メモ ==
*[[Fate/strange fake]]にも同じ真名の[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]が登場するが、全く別の存在。『fake』のジャックは「狂気の象徴」、『Apocrypha』のジャックは「数万以上の見捨てられた子供たちの怨念」である。
*『[[Fate/strange fake]]』にも同じ真名の[[ジャック・ザ・リッパー (Fake)|バーサーカー]]が登場するが、全く別の存在。『fake』のジャックは「狂気の象徴」、『Apocrypha』のジャックは「数万以上の見捨てられた子供たちの怨念」である。
**彼女自身もバーサーカーとしての適正を持っており、そのクラスで召喚された場合、常に宝具で身を隠しながら魔力があるものを片っ端に解体して食らう「霧の怪物」となる。だが『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談において、成田良悟氏と東出祐一郎氏の間ですり合わせが行われ、「アサシンで召喚した時のみ『Apocrypha』のジャックが現れ、バーサーカーのクラスで召喚すると『fake』でのジャックが出る」「『fake』のジャックが少女の姿に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう」ということになった。
**彼女自身もバーサーカーとしての適正を持っており、そのクラスで召喚された場合、常に宝具で身を隠しながら魔力があるものを片っ端に解体して食らう「霧の怪物」となる。だが『[[TYPE-MOONエース]]9』掲載のFateシリーズ作品作家鼎談において、成田良悟氏と東出祐一郎氏の間ですり合わせが行われ、「アサシンで召喚した時のみ『Apocrypha』のジャックが現れ、バーサーカーのクラスで召喚すると『fake』でのジャックが出る」「『fake』のジャックが少女の姿に変身しようとすると『Apocrypha』のジャックの姿になってしまう」ということになった。
**後に「ジャック・ザ・リッパー」という存在が無限の可能性を持つ存在であることが明らかになった。つまり、召喚するマスター、土地、クラスによって別々の「ジャック・ザ・リッパー」が召喚されることになる。「ジャック・ザ・リッパー」はいわば人類史におけるブラックボックスであるために、本当の「ジャック・ザ・リッパー」はどれが本物なのかはもはや判別不能となっている。
**後に「ジャック・ザ・リッパー」という存在が無限の可能性を持つ存在であることが明らかになった。つまり、召喚するマスター、土地、クラスによって別々の「ジャック・ザ・リッパー」が召喚されることになる。「ジャック・ザ・リッパー」はいわば人類史におけるブラックボックスであるために、本当の「ジャック・ザ・リッパー」はどれが本物なのかはもはや判別不能となっている。
*「解体聖母」が最大の効果を発揮する「女性」は、赤の陣営の[[セミラミス|アサシン]]、[[アタランテ|アーチャー]]、[[モードレッド|セイバー]]、黒の陣営の[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]、中立陣営の[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の計7名。<br>ただし、発動にはある程度の時間が必要という欠点もあるようで、彼女達と実際に対峙しても「夜」の条件がある事も含めて絶対勝利出来る訳ではない(事実、赤のセイバーもフィオレも暗黒霧都の影響下に陥りながら生還している。なお、上述どおりルーラーに対しては完全な条件で決められたにも関わらず殆ど効果がなかった)。
*「解体聖母」が最大の効果を発揮する「女性」は、赤の陣営の[[セミラミス|アサシン]]、[[アタランテ|アーチャー]]、[[モードレッド|セイバー]]、黒の陣営の[[セレニケ・アイスコル・ユグドミレニア|セレニケ]]、[[フィオレ・フォルヴェッジ・ユグドミレニア|フィオレ]]、[[フランケンシュタイン|バーサーカー]]、中立陣営の[[ジャンヌ・ダルク|ルーラー]]の計7名。<br>ただし、発動にはある程度の時間が必要という欠点もあるようで、彼女達と実際に対峙しても「夜」の条件がある事も含めて絶対勝利出来る訳ではない(事実、赤のセイバーもフィオレも暗黒霧都の影響下に陥りながら生還している。なお、上述どおりルーラーに対しては完全な条件で決められたにも関わらず殆ど効果がなかった)。
*主人公[[ジーク]]とは、最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。
*『[[Fate/Apocrypha|Apocrypha]]』の主人公[[ジーク]]とは最終的な敵である[[天草四郎時貞|シロウ]]以上に対照的なキャラクター。<br>3巻解説で『[[Fate/Prototype 蒼銀のフラグメンツ]]』の作者・桜井光は「触れる者達にさえ眩しささえ感じさせながら成長していくジークと、苦痛と死を撒く邪そのものでありながら無邪気なまでに寄り添う母と共に歩むジャック。幼さという共通点を持ちながら、相反して並び立つ両者。一方は数多くの想いや仲間たちと共に、もう一方はただ一つの母だけを傍らに。生き残るのは、果たしてどちらの純粋さか」と2人を対比したコメントを寄せていた。
*母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。そのこともあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」とよんでいる'''。<del>お前がおかあさんになるんだよ!</del>
*母親に見捨てられ愛されなかった存在が根底にあるためか「母親」としての愛を強く求めている。その事もあり、'''マスターの事は性別関係なしに「おかあさん」と呼んでいる'''。
*サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。
*サーヴァントが自らの意思で令呪で自害を命じられる前に、マスター(召喚者)から令呪を奪い殺害するという行為は、これまでのシリーズでは前代未聞だった。
*彼女が起こした殺人事件は日本でもルーマニアでも一般に報道されている。<br>彼女の持つ「情報抹消」もあって、[[ジル・ド・レェ]]の様に現場に魔術の痕跡を残したり、多くの一般人に目撃されたり、白昼堂々行動したりということはないため魔術協会・聖堂協会共に彼女の犯行に気づいていなかった。<br>結局、協会がサーヴァントの仕業と考え始めたのはシギショアラに派遣された魔術師達が皆殺しにされたという報道がされ、「ジャック・ザ・リッパー、ルーマニアで復活」と大々的に報道されてしまった後であった。<br>しかし一般的な感性では、「被害者が皆鋭利な刃物で心臓を抜き取られており、被害者は十人以上で同じ場所に居たのにも関らず、極めて犯行時間が短かったため、証拠はおろか目撃者すら存在しない」事件は'''異常'''というしかない。<br>殺害方法は余りに残忍なため省かれているものの、一般の報道でもこの事件の詳細は伝えられており、一切のフォローがされていない。<br>にも関わらずこの動きの遅さは致命的である。ユグドミレニアの反乱と聖杯大戦で混乱していたのもあるのだろうが……。
*彼女が起こした殺人事件は日本でもルーマニアでも一般に報道されている。<br>彼女の持つ「情報抹消」もあって、[[ジル・ド・レェ]]の様に現場に魔術の痕跡を残したり、多くの一般人に目撃されたり、白昼堂々行動したりということはないため魔術協会・聖堂協会共に彼女の犯行に気づいていなかった。<br>結局、協会がサーヴァントの仕業と考え始めたのはシギショアラに派遣された魔術師達が皆殺しにされたという報道がされ、「ジャック・ザ・リッパー、ルーマニアで復活」と大々的に報道されてしまった後であった。<br>しかし一般的な感性では、「被害者が皆鋭利な刃物で心臓を抜き取られており、被害者は十人以上で同じ場所に居たのにも関らず、極めて犯行時間が短かったため、証拠はおろか目撃者すら存在しない」事件は'''異常'''というしかない。<br>殺害方法は余りに残忍なため省かれているものの、一般の報道でもこの事件の詳細は伝えられており、一切のフォローがされていない。<br>にも関わらずこの動きの遅さは致命的である。ユグドミレニアの反乱と聖杯大戦で混乱していたのもあるのだろうが……。
*オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており、Grand Orderではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。
*オンラインゲーム版『Apocrypha』での設定身長および体重は150cm、45kg。小説版執筆にあたって近衛氏によって現在の身長・体重が再設定されたのだが、プロフィールの更新を忘れてしまっていたために旧設定が書籍版『Apocrypha』、『Grand Order』にも残ってしまっていた。現在は修正されており『Grand Order』ではそれに合わせたバトルキャラの微調整も行われた。
== 話題まとめ ==
== 話題まとめ ==
;『ジャック・ザ・リッパー』
; 『ジャック・ザ・リッパー』
:記録にある「ジャック・ザ・リッパー」による犯行と断言できる殺人事件は五件しかない。しかし当時の倫敦では大量殺戮や猟奇殺人が頻繁に起こっていたため、実際の被害者の数は現在でも正確には不明である。
: 記録にある「ジャック・ザ・リッパー」による犯行と断言できる殺人事件は五件しかない。しかし当時の倫敦では大量殺戮や猟奇殺人が頻繁に起こっていたため、実際の被害者の数は現在でも正確には不明である。
:断定の根拠は「売春婦の臓器が外科手術のように切除されていた」ということだけであるため、未遂や五体切断なども仮定すれば推定されていた被害者の候補は20人にも及ぶといわれている。
: 断定の根拠は「売春婦の臓器が外科手術のように切除されていた」ということだけであるため、未遂や五体切断なども仮定すれば推定されていた被害者の候補は20人にも及ぶといわれている。
;ロンドンスモッグ事件
; ロンドンスモッグ事件
:産業革命によって工業力が飛躍的に向上したイギリスだが、同時に公害という新たな社会問題が発生するようになる。中でもスモッグの被害は深刻で、多くの犠牲者を出してきたにも関わらず、具体的な対策は何ひとつ取られなかった。
: 産業革命によって工業力が飛躍的に向上したイギリスだが、同時に公害という新たな社会問題が発生するようになる。中でもスモッグの被害は深刻で、多くの犠牲者を出してきたにも関わらず、具体的な対策は何ひとつ取られなかった。
:1950年12月に発生したスモッグはかつてないほど大規模なもので、1ヶ月余りで2万人以上の死者を出す大惨事となった。
: 1950年12月に発生したスモッグはかつてないほど大規模なもので、1ヶ月余りで2万人以上の死者を出す大惨事となった。
;フィギュア
; フィギュア
:「Fate/Apocrypha」キャラクターの中ではジャンヌ・ダルクと一二を争う早さで立体化されたキャラクター。
: 『Fate/Apocrypha』のキャラクターの中ではジャンヌ・ダルクと一二を争う早さで立体化された。
:キャラクター人気を見込んだ早期のフィギュア化が予想されていたモードレッド、アストルフォ等よりも彼女の立体化が早かった理由は、ガレージキットディーラー「Seiren蒸留所」ぱっとん氏が2012年夏のワンダーフェスティバル新作として発表した[http://seirenren.blog31.fc2.com/blog-entry-77.html ジャックのガレージキット]がファット・カンパニーから2015年8月に[http://www.goodsmile.info/ja/product/4802/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%B6+%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC.html 商業ベースの彩色製品]として発売されたため。'''2012年末開始の小説版「Fate/Apocrypha」と実は無関係である。'''
: キャラクター人気を見込んだ早期のフィギュア化が予想されていたモードレッド、アストルフォ等よりも彼女の立体化が早かった理由は、ガレージキットディーラー「Seiren蒸留所」ぱっとん氏が2012年夏のワンダーフェスティバル新作として発表した[http://seirenren.blog31.fc2.com/blog-entry-77.html ジャックのガレージキット]がファット・カンパニーから2015年8月に[http://www.goodsmile.info/ja/product/4802/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%83%E3%82%AF+%E3%82%B6+%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%91%E3%83%BC.html 商業ベースの彩色製品]として発売されたため。'''2012年末開始の小説版『Fate/Apocrypha』と実は無関係である。'''
:そのため先述のフィギュアのデザインは近衛乙嗣版ではなく、「Fate/Complete material 4 [Extra material]」の企画版Apocryphaや「TYPE-MOONエースVol.7」掲載小説版の真田茸人版デザインを意識した造形になっている。
: そのため先述のフィギュアのデザインは近衛乙嗣版ではなく、「Fate/Complete material 4 [Extra material]」の企画版Apocryphaや「TYPE-MOONエースVol.7」掲載小説版の真田茸人版デザインを意識した造形になっている。
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