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;「俺は、テメェを、絶対に許さない。」<br>「俺に幸福な世界があることを教えてしまった失敗を、絶対に許さない。」<br>「<ruby><rb>だから立て</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>、<ruby><rb>立って戦え</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>。」<br>「おまえが笑って生きられる世界が上等だと、生き残るべきだと<ruby><rb>傲岸</rb><rt>ごうがん</RT></RUBY>に主張しろ。」<br>「胸を張れ。胸を張って、弱っちろい世界のために戦え。」<br>「……負けるな。こんな、強いだけの世界に負けるな。」
 
;「俺は、テメェを、絶対に許さない。」<br>「俺に幸福な世界があることを教えてしまった失敗を、絶対に許さない。」<br>「<ruby><rb>だから立て</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>、<ruby><rb>立って戦え</rb><rt>・・・・・</RT></RUBY>。」<br>「おまえが笑って生きられる世界が上等だと、生き残るべきだと<ruby><rb>傲岸</rb><rt>ごうがん</RT></RUBY>に主張しろ。」<br>「胸を張れ。胸を張って、弱っちろい世界のために戦え。」<br>「……負けるな。こんな、強いだけの世界に負けるな。」
 
:今にも倒れそうに、頽れそうに、弱々しく立ち尽くす主人公を糾弾し、立ち上がれと激励を掛ける。
 
:今にも倒れそうに、頽れそうに、弱々しく立ち尽くす主人公を糾弾し、立ち上がれと激励を掛ける。
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;「……そりゃ、きっと罪深いんだろう。無かった事になんてできないんだろう。」<br>「でも、ダメだ。だって、おまえたちの世界の方が───」<br>───きっと、美しいんだ。<br>だから、そちらが生き残るべきだ。<br>「俺には……何もわからねぇ。」<br>「マスターも、サーヴァントもわからないし、汎人類史だとか、異聞帯だとかも、何もわからねぇよ。」<br>「でも、もしこの世界が間違っているとするなら……。この、辛かっただけの生に意味があるとするなら……。」<br>「それはきっと、幸福に溢れた正しい世界があると、証明されたことだ。」<br>「俺たちヤガは間違えた場所に迷い込んだ。でも、その間違いにこそ意味があったはずだ。」<br>「そうだろ?」
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:正しい世界からの来訪者との出会いの末に辿り着いた、ただ一つの旅の終わり。
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:強者のみを尊び、弱者は肉にすらなれない、ただ辛いだけだった生。
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:間違ってしまった世界。もしも、そこに意味があったとするなら───。
    
== メモ ==
 
== メモ ==
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