48行目: |
48行目: |
| : そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。 | | : そもそも魔術師ではないため魔術の秘匿には全く無頓着で、魔術の痕跡を隠そうともせずに垂れ流した結果ウェイバーに工房を発見されている。 |
| : だが工房それ自体の立地は切嗣でも発見できなかったほど秘匿性が高く、セイバーを誘き出し有利な状況で戦いを挑んだり、工房の破壊の度合いからライダーとの相性の悪さを認識するなど、かつて一国の軍を率いた武将としての才覚は失われていない。 | | : だが工房それ自体の立地は切嗣でも発見できなかったほど秘匿性が高く、セイバーを誘き出し有利な状況で戦いを挑んだり、工房の破壊の度合いからライダーとの相性の悪さを認識するなど、かつて一国の軍を率いた武将としての才覚は失われていない。 |
− | : 終盤に制御を度外視して召喚した大海魔は、クトゥルーの神を模した百メートル以上ある巨大な怪物で、彼自身と融合している。その巨体に加え、戦闘機を捕獲するほどの俊敏な触手と体の半分を吹き飛ばされても即座に復元できる再生能力を誇り、ライダーの「王の軍勢」すら圧倒した。 | + | : 終盤に制御を度外視して召喚した大海魔は、クトゥルフの神を模した百メートル以上ある巨大な怪物で、彼自身と融合している。その巨体に加え、戦闘機を捕獲するほどの俊敏な触手と体の半分を吹き飛ばされても即座に復元できる再生能力を誇り、ライダーの「王の軍勢」すら圧倒した。 |
| : また、ランクは低いものの「芸術審美」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、芸能面における逸話を持つ宝具を目にすれば低確率で真名を看破できる。 | | : また、ランクは低いものの「芸術審美」の[[スキル (サーヴァント)|スキル]]を持ち、芸能面における逸話を持つ宝具を目にすれば低確率で真名を看破できる。 |
| | | |
295行目: |
295行目: |
| ****プレラーティが使用する場合のランクは堂々の'''EX'''、種別は'''対理宝具'''という危険な匂いしかしない代物。英霊化したプレラーティのもう一つの宝具が「世界のテクスチャすら騙す幻術」であることを考えると、'''世界のテクスチャそのものを作り替える代物'''の可能性すらある。ジルに魂レベルで譲渡しているため現状では使用不能なのがつくづく有り難い。 | | ****プレラーティが使用する場合のランクは堂々の'''EX'''、種別は'''対理宝具'''という危険な匂いしかしない代物。英霊化したプレラーティのもう一つの宝具が「世界のテクスチャすら騙す幻術」であることを考えると、'''世界のテクスチャそのものを作り替える代物'''の可能性すらある。ジルに魂レベルで譲渡しているため現状では使用不能なのがつくづく有り難い。 |
| **キャスター自身はあくまでプレラーティのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。このイレギュラーは[[アンリマユ|第三次聖杯戦争の影響]]によるものである。 | | **キャスター自身はあくまでプレラーティのパトロンであって、本来「魔術師」のクラスたりえない。このイレギュラーは[[アンリマユ|第三次聖杯戦争の影響]]によるものである。 |
− | **ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズにも登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルー神話が反映されているものがあり、『Fate/Zero』にクトゥルーが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルー神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。 | + | **ちなみに、本家のルルイエ異本は、本作品の著者である虚淵氏の所属するニトロプラスが発売しているゲーム『デモンベイン』シリーズにも登場している。もともとニトロプラスの作品のいくつかはクトゥルフ神話が反映されているものがあり、『Fate/Zero』にクトゥルフが絡むのはもはや必然であった、といっても過言ではないかもしれない。<br>一応、作中ではTYPE-MOONに配慮してかクトゥルフ神話の直接的な用語は登場せず、「異界の邪神」などと表現されている。 |
| *宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。 | | *宝具特化型のサーヴァントで、海魔の召喚・使役しかできないように見えがちだが、龍之介の「作品」がすぐに死なないように処置を施したりなど、別の魔術を使う場面もある。これも「螺湮城教本」の力で、この宝具は海魔の召喚・使役しかできないわけではない。 |
| **「道具作成」のスキルが失われているにも関わらず、遠見の水晶球を使い、龍之介に子供を操る腕輪を与えてもいる。どうやってこれらの道具を入手したのかは不明。<br>「螺湮城教本」の力で単なる道具にそうした魔力を付与しただけなのか、それとも龍之介の実家に隠されていたものなのかは考察の余地がある。 | | **「道具作成」のスキルが失われているにも関わらず、遠見の水晶球を使い、龍之介に子供を操る腕輪を与えてもいる。どうやってこれらの道具を入手したのかは不明。<br>「螺湮城教本」の力で単なる道具にそうした魔力を付与しただけなのか、それとも龍之介の実家に隠されていたものなのかは考察の余地がある。 |
| *宝具「螺湮城教本」から召喚された大海魔は、セイバーの蛸(タコ)嫌いの原因となったと言われている。<br>尤も、もともと彼女の出身である英国(及び西欧諸国)で蛸は「悪魔の魚」と呼ばれるなど、忌み嫌われる存在。大海魔が全ての原因なのか、もともと忌避していたものを更に嫌うようになったのかは、判断し難い面がある。 | | *宝具「螺湮城教本」から召喚された大海魔は、セイバーの蛸(タコ)嫌いの原因となったと言われている。<br>尤も、もともと彼女の出身である英国(及び西欧諸国)で蛸は「悪魔の魚」と呼ばれるなど、忌み嫌われる存在。大海魔が全ての原因なのか、もともと忌避していたものを更に嫌うようになったのかは、判断し難い面がある。 |
| **余談ながら、ライダーが蛸に抵抗がないのは、地中海に臨むギリシャでは古来より蛸を食べる伝統的な食文化があるため。だからと言って、いくらライダーでも大海魔を見て「茹でて食べたら美味しそうだ」などとは言うまいが。<br>『Fate/Grand Order』ではマイルームでセイバーと会話する際に海魔を食事に勧めたりする。 | | **余談ながら、ライダーが蛸に抵抗がないのは、地中海に臨むギリシャでは古来より蛸を食べる伝統的な食文化があるため。だからと言って、いくらライダーでも大海魔を見て「茹でて食べたら美味しそうだ」などとは言うまいが。<br>『Fate/Grand Order』ではマイルームでセイバーと会話する際に海魔を食事に勧めたりする。 |
− | **尚、クトゥルーの落とし子は蛸によく似た姿と描写される他、蛸と同じく茹でて食べることができるらしい。 | + | **尚、クトゥルフの落とし子は蛸によく似た姿と描写される他、蛸と同じく茹でて食べることができるらしい。 |
| *マスターである龍之介は、魔術回路という適性こそ有しているものの、魔術師としての能力は皆無である。にもかかわらず彼が現界し続けることに支障をきたさなかったのは、「螺湮城教本」自体が魔力炉を内蔵していたためである。また描写は無いが、虐殺した子供たちから「魂喰い」をして魔力を補っていた。 | | *マスターである龍之介は、魔術回路という適性こそ有しているものの、魔術師としての能力は皆無である。にもかかわらず彼が現界し続けることに支障をきたさなかったのは、「螺湮城教本」自体が魔力炉を内蔵していたためである。また描写は無いが、虐殺した子供たちから「魂喰い」をして魔力を補っていた。 |
| *[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]ではキャスターを召喚するマスターが不在だったことに加え、龍之介が殺人鬼である事から呼び出された。 | | *[[Fate/Zero|第四次聖杯戦争]]ではキャスターを召喚するマスターが不在だったことに加え、龍之介が殺人鬼である事から呼び出された。 |