差分
→登場人物
| スリーサイズ =
| スリーサイズ =
| 一人称 = 私
| 一人称 = 私
| 二人称 = 貴方/貴女
| 二人称 = 貴方/貴女/おまえ、貴様
| 三人称 = 彼/彼女
| 三人称 = 彼/彼女
| 異名 =
| 異名 =
「[[バーサーカー|狂戦士]]」の[[サーヴァント]]。
「[[バーサーカー|狂戦士]]」の[[サーヴァント]]。
;略歴
; 略歴
:
: 『Fate/Grand Order』第2部4章にて、インド異聞帯の王として登場。
;人物
: インド叙事詩『マハーバーラタ』における最大の戦乱「クルクシェートラ戦争」を経て、その地獄のような世界に絶望した[[アルジュナ]]は、インドのあらゆる神性を自身に統合したことで唯一絶対の神となり、自身が理想とする「完全なる世界」を創造するため、悪しきものを廃絶せんと世界の滅亡と創世を繰り返していた。移動の際には白きヴィマーナに騎乗しており、[[スカンジナビア・ペペロンチーノ]]から[[アシュヴァッターマン]]を剥奪・クリシュナの呪いを付与して屈服させ制御下に置いたほか、[[哪吒|哪吒 (バーサーカー)]]、[[アスクレピオス]]、[[ウィリアム・テル]]といったサーヴァントに神性の一部を付与し、「<ruby><rb>神将</rb><rt>ローカパーラ</rt></ruby>」として動かしている。
:
: 主人公一行が異聞帯に到着して最初のカリ・ユガを迎えた際、ヴィマーナに乗って姿を現すも特に興味を示さず、因縁の宿敵であるはずの[[カルナ]]にすらも碌に視線を合わせることはなく、「不出来で無価値、不要な邪悪」と見なしたのみだった。ユガが廻り、次に主人公らの前に姿を見せた際も、最初こそ興味を見せていたものの、やがて失望し立ち去っている。
;能力
: しかしながらその後カルデア側の決死の作戦決行によって少しずつ完全性が揺らいでいったこと、そして最終盤に復活したカルナから自身の正体・自らに残る人間性について指摘され、己の完全性を疑ったことで、ついにその神性は零落。空想樹からの莫大な魔力供給を受け、カルナに対する執心を剥き出しにしながら全力で戦いを挑むも一歩及ばなかった。
:
: 最期は己の不完全さとその身に宿していた矛盾を認め、一人ごちて微笑みながら静かに消滅した。
; 人物
: 褐色の肌と長い白髪が目を引く青年。[[アルジュナ]]の面影を残してはいるが角や尻尾といった異形の要素が身体に現れており、また自我が薄いためどこか虚ろげ。
: 無機質で無感動、ひたすら機械的であり、本来のアルジュナという人物が備えていた人間性はほぼ失われている。
: サーヴァント・アルジュナ〔オルタ〕として召喚されてからは、再臨が進むごとに狂化ランクの変動・肉体性能の退行・人間性の再獲得が起こる。姿も髪色の変化を始め、次第に本来のアルジュナにより近いものへと変化していくが、角や尻尾は残っており、やはり完全には戻らない。
: 人間性を取り戻した彼はオリジナルよりもやや素朴な青年となるが、これはアーチャー・アルジュナが「マスターに相応しい存在であろうと気を張っている」一方でアルジュナ・オルタにはそれが欠けているためである。すなわち、彼から垣間見えるものは、「気を張っていない状態の」アルジュナが本来持ち合わせている穏やかな性格である。
: 彼は異聞帯という特殊な環境下だからこそ発生し得た可能性、アルジュナのifの存在である。汎人類史においてはアルジュナがこのような末路を辿ることは終ぞなく、故にアルジュナ・オルタも誕生することはない。
; 能力
: インド神話における神性の悉くをその身に取り込んだ超統合神性体であるため、その完全性が証明されている限りはあらゆる攻撃が通用せず、傷をつけることすら不可能。
== ステータス ==
== ステータス ==
=== 関連 ===
=== 関連 ===
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; 終末もたらす者
: インド神話における「全てを終わらせ再び始める、限りなく神に近い英雄」から滅びの権能を譲り受けたのが異聞帯のアルジュナだが、この英雄は「カルキ」ではないかと推測できる。
: カルキはインド三大神の一柱・ヴィシュヌ神の第十化身であり、遠い将来に訪れるカリ・ユガの最後において、全ての悪を滅するために姿を現すとされている神性である。
: またアルジュナの親友「クリシュナ」もカルキと同じくヴィシュヌ神の化身であり、何らかの関係性を推測することも出来るが、現状は詳細不明。
: いずれにせよアルジュナはこの「終末もたらす者」から「対邪悪」スキルと神性、『帰滅を裁定せし廻剣』を譲り受け、その代償として人間性をほぼ失った「破壊の徒」と化した。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
== 人間関係 ==
== 人間関係 ==
===Fate/Grand Order===
===Fate/Grand Order===
;[[アルジュナ]]
; [[アルジュナ]]
:異なる並行世界のアルジュナ。「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いている。
: 異なる並行世界のアルジュナ。「誇り高き英雄」としての憧憬を抱いており、「人として足掻き苦しみながらも立ち上がる英雄」である彼を「真のアルジュナ」とまで呼ぶ。
:人としてあがき苦しみながらも立ち上がる英雄である彼を「真のアルジュナ」とまで呼ぶ。
: 一方で彼からはその姿に「英雄としての理想像」を見出されている。
:一方で彼からはその姿に「英雄としての理想像」を見出されている。
; [[クリシュナ (黒)]]
: 自身のエゴイズムを司る裏人格。彼の残滓が最終的にアルジュナの人間性を呼び戻すきっかけとなる。
: すなわち「蟻の一穴」であり、またアルジュナの中で輝き続ける「魂の灯火」である。
; [[カルナ]]
: 異父兄であり宿敵。異聞帯においては、終ぞ消すことの出来なかった彼への執心が「神たるアルジュナ」の完全性を崩す最後の決定打となる。
: サーヴァント・アルジュナ〔オルタ〕として召喚された後もなお、彼に対してどこか掻き立てられるものがほんの僅かに残っている。
===生前===
; ビーマ
: アルジュナの兄で、風神ヴァーユを父に持つ。『マハーバーラタ』においては宿敵ドゥリーヨダナを打ち倒している。
; イーラーヴァット、アビマニュ
: アルジュナの息子たち。クルクシェートラ戦争にて戦死した。
== 名台詞 ==
== 名台詞 ==
===Fate/Grand Order===
===Fate/Grand Order===
====本編====
; 「力を見せてみろ!カルナ……ッ!!」<br/> 「カルナァァーーーーーーッッ!!!!」
: 最終決戦時、アタックボイス(敵専用)。痛ましいまでの必死さと執心が滲む絶叫。そこにいたのは無感動な神ではなく、内なる感情を曝け出したただ一人の人間だった。
; 「粛清と壊劫を繰り返したは何の為か……!この世全ての悪を、踏破するためだ! 完全なる世界を、此処に──『<ruby><rb>帰滅を裁定せし廻剣</rb><rt>マハー・プララヤ</rt></ruby>』!!!」
: 同上。宝具解放(敵専用)。決死の覚悟が垣間見える詠唱。神と成り果て、人間性を失くしてでも彼が必死に目指そうとした理想。
: そしてよみがえった「今度こそ勝ちたい」という想い。それら全てを乗せた魂の叫びと共に、剣は廻る──
====マイルーム====
; 「肉体性能の退行を確認……しかし、これは……?」
: 霊基再臨1回目。白い髪が急に黒く染まる。肉体性能が退行していることを機械的に報告するが、同時に何か思い当たる節があったらしく、僅かに感情を滲ませる。
; 「おや、これは……マスター、どうやら私の精神は人に近づきつつあるようです。肉体性能は退行しているはずですが、不思議と力が漲っています」
: 霊基再臨3回目。髪と角が短くなり、また流暢な敬語が口から零れるようになるなど、その面影はさらにアーチャー・アルジュナへと近づいた。
: 彼が守り通した「魂の灯火」は此処に、再びその尊い輝きを取り戻す。
; 「人は神となれず、神は人を代行者とする……その役割を果たすために生まれた私ですが、どうやら『あなたともうしばらく旅をしたい』──そう願っているようです。<br> ……ああ、全く世界は未知に溢れ、悪だけではなく善にも満ちている。……フッ、面白いものだ」
: 霊基再臨4回目。彼は最早ただの無感情な機構ではなく、人間性を取り戻したひとりの英雄「アルジュナ」として地上に立つ。
: 遠くの天で輝く小さな星を見つめる彼の姿はどこまでも穏やかで、どこか希望を見出すものである。
; 「……あなたは、何を望む? その善性に見返りはなく、その歩みに曇りもない……苦しみも、悲しみも抱えて……ただひたすら前に──それが、美しい……」<br/>「欲を戒め、争いを鎮める……勿論、それは正しい振る舞いだ。しかし、あなたの前へ進む眩さを知ると少しばかりその戒めを緩めたくもなる。<br/> ──そしてそれが、私が『人間・アルジュナである』という、その微かな証なのです」
: マイルーム会話「絆Lv5(第三再臨前/第三再臨後)」。マスターたる少年/少女の善性に触れ、逆境と苦悩のなかでそれでも足掻き進み続ける姿に価値を見出す。
: 同時にそれこそが自身を人間たらしめる光であると、アルジュナ・オルタは再認識するのである。
; 「カルナか……。運命とは奇妙なものです。とはいえ、神の子たる私には関係がない──いや。……やはり少しばかり、心の中に掻き立てられるものがありますね」
: マイルーム会話「[[カルナ]]」。アルジュナにとっては、たとえ何処まで行ったとしてもやはりその執心を消し去ることはできないようだ。
; 「あちらこそが『真のアルジュナ』と呼べるでしょう。どうかマスター、彼を導いてください。人として足掻き、苦しみながらも、彼は立ち上がる英雄です」
: マイルーム会話「[[アルジュナ]]」。自身の闇と向き合い、苦しみながらも必死に前へ進もうとするもう一人の自分。
: その姿こそが「誇り高き英雄」であるのだと、アルジュナ・オルタは確かな憧憬と尊敬の念を抱く。
====戦闘====
; 「ガーンディーヴァ、標的確認……発射」
: エクストラアタック(第三再臨前)。背後で浮いている廻剣だが、なんと弓にも変形する。そこから放たれる矢は強力無比。
; 「星の灯火は消え、諸人は運命を裁かれる。我は神の力を継ぎ、その役割を果たす。世界は廻り、悪は滅する!『<ruby><rb>帰滅を裁定せし廻剣</rb><rt>マハー・プララヤ</rt></ruby>』! ──還るべき場所に、還るがいい」<br/> 「滅亡と創生は是、表裏一体。万物は流転し、死は生へと裏返る。されど人の世に邪悪なるもの、不要なり。『<ruby><rb>帰滅を裁定せし廻剣</rb><rt>マハー・プララヤ</rt></ruby>』! ──人よ、生きるべし……」
: 宝具解放(第三再臨後)。マスターに敵対する「邪悪なもの」に対して一切の容赦はない。必滅の剣は廻り、人が生きる世界を救うための破壊が此処に振るわれる。
== メモ ==
== メモ ==
*[[アルジュナ|オリジナル]]が『Fate/Grand Order』を初出作品とするサーヴァントでは初となる「[[オルタナティブ]]」実装サーヴァント。
*[[アルジュナ|オリジナル]]が『Fate/Grand Order』を初出作品とするサーヴァントでは初となる「[[オルタナティブ]]」派生のサーヴァント。
*世界を輪廻させるシステムへと成り果てる寸前の状態まで至っているため、その話し方も機械的かつ無感情さが目立つ。一方で表情差分が大量にあり、実はオリジナルよりも表情豊か。
『Grand Order』における霊基再臨を繰り返すと彼の中に辛うじて残っていた人間性がやがて表出し、オリジナル同様の柔らかな敬語口調に戻る。
*イラストを担当したpako氏は「4章はあんな幸せそうなアルジュナを俺は初めて見たのでもう十分燃え尽きました 尽きてねぇ」とコメントしている<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142406470765465600 pakoTwitter2019年6月22日21:18]</ref>。
*イラストを担当したpako氏は「4章はあんな幸せそうなアルジュナを俺は初めて見たのでもう十分燃え尽きました 尽きてねぇ」とコメントしている<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142406470765465600 pakoTwitter2019年6月22日21:18]</ref>。
**またpako氏は初日に宝具レベルマックスを達成している<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142369766255972352 pakoTwitter2019年6月22日18:52]</ref>。
**またpako氏は初日に宝具レベルマックスを達成している<ref group = "出">[https://twitter.com/pakosun/status/1142369766255972352 pakoTwitter2019年6月22日18:52]</ref>。