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704 バイト追加 、 2015年1月10日 (土) 03:27
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サーヴァントの意思を補助する形の令呪、特に戦闘関連にそれを使用することは、サーヴァントにとっても利となる場合がある。単なる「命令の強制」だけであるならサーヴァントにとってデメリットでしかないが、そういったメリットもあることが、サーヴァントが招かれるにあたって令呪を拒否せず受け入れる要因となっている。<br>言わばサーヴァントにとっても令呪は「切り札」となりうるものである。そのため、それを弁えているサーヴァントが、くだらない命令に令呪を使おうとするマスターを戒めるといった場面も作品中で描かれている。
 
サーヴァントの意思を補助する形の令呪、特に戦闘関連にそれを使用することは、サーヴァントにとっても利となる場合がある。単なる「命令の強制」だけであるならサーヴァントにとってデメリットでしかないが、そういったメリットもあることが、サーヴァントが招かれるにあたって令呪を拒否せず受け入れる要因となっている。<br>言わばサーヴァントにとっても令呪は「切り札」となりうるものである。そのため、それを弁えているサーヴァントが、くだらない命令に令呪を使おうとするマスターを戒めるといった場面も作品中で描かれている。
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令呪の命令は絶対、とは言われるが、いくつかの条件があえば、「絶対」とはいかないのが実際である。<br>令呪の強制力は、命令した内容が明確であったり瞬間的であれば強くなり、曖昧であったり長期間に渡る命令であれば弱くなる。そして、令呪の命令に対しサーヴァントは、それが不本意な命令であれば、拒否するために抵抗する、ということ自体は可能なのである。<br>サーヴァントの意思に沿わず、かつ曖昧で長期間に渡るという悪条件が揃えば、令呪の命令といえど絶対ではない。しかし逆に言えば、そういった特殊な条件でもない限り、令呪の「サーヴァントに対する絶対命令権」という謳い文句に偽りはない。いかにサーヴァントの意思に沿わずとも、その命令が明確で瞬間的であれば、ほぼ抵抗を許さず強制できる。<br>端的な例が「サーヴァントに自害を強制する」という命令であり、マスターにとってサーヴァントが都合の悪い存在となった場合、マスターはいつでもサーヴァントの意思を無視して切り捨てることができる。<br />(これがあるため、作中で自分のマスターを直接殺害したサーヴァントの多くは、全ての令呪を使い切らせた状態で実行している。返り討ちにあうリスクを考慮しないのであれば、令呪を持ったままのマスターの殺害も可能)。<br>実際、[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]は[[相良豹馬]]の「自害しろ」という命令に対し令呪を使われる寸前に豹馬の下顎を斬り落とし、使用を未然に防いでいる。<br>セイバールートのバッドエンドの一つには、[[セイバー]]が[[衛宮士郎|士郎]]を手にかけるというものもある。
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令呪の命令は絶対、とは言われるが、いくつかの条件が合った場合によっては、「絶対」とはいかないのが実際である。<br>令呪の強制力は、命令した内容が明確であったり瞬間的であれば強くなり、曖昧であったり長期間に渡る命令であれば弱くなる。そして、令呪の命令に対しサーヴァントは、それが不本意な命令であれば、拒否するために抵抗する、ということ自体は可能なのである。<br>サーヴァントの意思に沿わず、かつ曖昧で長期間に渡るという悪条件が揃えば、令呪の命令といえど絶対ではない。しかし逆に言えば、そういった特殊な条件でもない限り、令呪の「サーヴァントに対する絶対命令権」という謳い文句に偽りはない。いかにサーヴァントの意思に沿わずとも、その命令が明確で瞬間的であれば、ほぼ抵抗を許さず強制できる。<br>端的な例が「サーヴァントに自害を強制する」という命令であり、マスターにとってサーヴァントが都合の悪い存在となった場合、マスターはいつでもサーヴァントの意思を無視して切り捨てることができる。(これがあるため、作中で自分のマスターを直接殺害したサーヴァントの多くは、全ての令呪を使い切らせた状態で実行している)。<br>ただし、自らが死ぬリスクを度外視したり、自害行動後でも即死せず一定の戦闘が可能なサーヴァントの場合、令呪を持ったままのマスターの殺害も可能である。<br>また、そもそも令呪を使用される前にマスターを殺傷することで令呪の命令を防ぐ、という対抗手段も存在する。実際、[[アサシン (Apocrypha・黒)|黒のアサシン]]は[[相良豹馬]]の「自害しろ」という命令をされる寸前に豹馬の下顎を斬り落とすことで、令呪を未然に防いでいる。また、全英霊最速の[[ライダー (Apocrypha・黒)|赤のライダー]]はそのずば抜けた敏捷性ゆえに、彼の視界に入っているならば令呪の使用も間に合わずマスターを殺害することが可能とされている。<br>その他、セイバールートのバッドエンドの一つには、[[セイバー]]が[[衛宮士郎|士郎]]を手にかけるというものもある。
    
なお、令呪は事実上現代の魔術師には魔術で干渉できない、とされている対魔力Aのサーヴァント(セイバー等)にも干渉する事が可能。これは単純に令呪の魔力がAランクを超えるということではなく、魔力による強制力以外にもサーヴァントは召喚の際に「令呪を受け入れる」という契約を交わしているためである。
 
なお、令呪は事実上現代の魔術師には魔術で干渉できない、とされている対魔力Aのサーヴァント(セイバー等)にも干渉する事が可能。これは単純に令呪の魔力がAランクを超えるということではなく、魔力による強制力以外にもサーヴァントは召喚の際に「令呪を受け入れる」という契約を交わしているためである。
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また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br>その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br>『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]では大英霊たる[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。
 
また、キャスターがセイバーに下した命令も描写から長期服従の類であると推測されるが、キャスターが神代の魔術師であるためか(抵抗こそされているものの)セイバーに通用している。<br>その逆もまたしかりで、能力の低いマスターならば強制力が落ちるようだ。<br>『EXTRA CCC』では、マスターとして三流の[[ジナコ=カリギリ|ジナコ]]では大英霊たる[[ランサー (Apocrypha・赤)|カルナ]]に対しての令呪も石につまずく程度にしかならないと、カルナ本人の口から発せられている。ただし、月の聖杯戦争においては「マスター≠マナを用いた魔術師」であるため、地上の聖杯戦争でも同様の事が起こりうるかは不明。一応、流動リソースはマナであるため令呪の原理も地上と似たようなものであるとは考えられる。
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また、「狂化ランクEX」にもなると、命令の内容を問わず令呪二画が必須であることが言及されている。<br />ただし、「狂化C」の[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]に対しては、このサーヴァントが最も守りたくない「[[セイバー]]を絶対に無視する」という命令を一画で遵守させられたこと。対して、「狂化B」の[[バーサーカー]]は令呪を拒絶して弾く可能性が高く、アインツベルンは特別製の強化令呪を拵えていたこと。<br>これらの事情から、「狂化」以外にも、対象になる英霊の霊格が極端に高い(神性A程度)と受諾出来ない命令の場合は令呪を弾く可能性が高まる。
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また、「狂化」状態の英霊には令呪の効果が落ちる場合もある。「狂化」のランクや、「狂化」された英霊の格によって、令呪に対する抵抗力も増す模様である。例として、「狂化B」の[[バーサーカー]]は、そもそもが優れた英霊であることもあって通常のマスターでは命令どころか令呪の契約そのものがキャンセルされかねないとされており、アインツベルンは特別製の強化令呪を使用することによって制御していた。その他、「狂化ランクEX」の場合、命令の内容を問わず令呪二画が必須であることが言及されている。<br />「狂化C」の[[バーサーカー (第四次)|バーサーカー]]に対しては、このサーヴァントが最も守りたくない「[[セイバー]]を絶対に無視する」という命令を一画で遵守させられている。
    
==== サーヴァント以外への使用 ====
 
==== サーヴァント以外への使用 ====
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