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2,309 バイト追加 、 2020年1月6日 (月) 01:32
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:彼女が主に活動したのはトルコのスクタリ(現ユスキュタル。イスタンブールの隣にある都市)で、致命的なまでの物資の不足とそれを隠蔽していた軍医団に対抗して、私財と基金を投じて物資を揃え、破壊された建物を修復し、人を雇って洗濯や清掃を行う事によって、野戦病院の衛生化を図った。
 
:彼女が主に活動したのはトルコのスクタリ(現ユスキュタル。イスタンブールの隣にある都市)で、致命的なまでの物資の不足とそれを隠蔽していた軍医団に対抗して、私財と基金を投じて物資を揃え、破壊された建物を修復し、人を雇って洗濯や清掃を行う事によって、野戦病院の衛生化を図った。
 
:お嬢様育ちの彼女ではあるが、その行動力は凄まじく、何とか彼女たちの受け入れを拒絶しようとする軍医団に対し、どこの担当にもなっていなかった便所掃除を買って出る事で無理矢理居場所を作ったり、本国への手紙攻勢を続けて査察団を派遣させるなど、したたかな面もみせている。
 
:お嬢様育ちの彼女ではあるが、その行動力は凄まじく、何とか彼女たちの受け入れを拒絶しようとする軍医団に対し、どこの担当にもなっていなかった便所掃除を買って出る事で無理矢理居場所を作ったり、本国への手紙攻勢を続けて査察団を派遣させるなど、したたかな面もみせている。
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;もう一人の天使
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:ナイチンゲールの影に隠れがちだが、彼女と同世代で、彼女同様、医療の発展に大きな貢献を果たした女性がいる。それが『戦場の天使』と呼ばれ、救急の母とされる人物"クララ・バートン"である。
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:アメリカにて南北戦争が開戦すると、北軍に従軍。当初後方の軍病院に送られるが、更に多くの命を救うべく、かなり強引な方法で許可を取り付け最前線の野戦病院へ転属。そこでナイチンゲール同様、劣悪な衛生環境に直面し、これらの改善を私財を投げ売って断行する。それに目処をつけると、次は野戦病院に運ばれるまでに失われる命を救うべく、更に銃弾や砲弾飛び交う戦場に飛び込んでいく。そこで現場において病院へ送られるまで命を繋ぐための『応急処置』、最小限の荷物で治療を行うための『救急箱』の概念を発明。幾度も命の危機に晒されながらも、南北両軍の兵を分け隔て治療し、多くの兵士を救い、『戦場の天使』と呼ばれた。
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:戦後は、当時は戦場を活動の場としていた赤十字の理念に共感し、アメリカも加入させようと奔走。当時の大統領に拒否されるも、議員一人一人を説得して周り、普仏戦争に従軍してそこでも赤十字の必要性を説いてまわり、遂にアメリカ赤十字の設立を成し遂げている(ただ、理念を重んじるあまり組織運営を無視して活動を行うこともあり、晩年には組織長の座を追われている)。
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:ナイチンゲールの初登場である一部第五章はアメリカ舞台であり、大陸を二分しての戦い、戦場の只中を駆け回るという、クララ・バートンがナイチンゲールの立ち位置に居ても何らおかしくないものである。
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:人の命を救うためにその身を投げうち、そのために必要とあらば、強引な手段も辞さない。ナイチンゲールの一歳年下で、没年もナイチンゲールの一年後という、不思議な因縁を感じさせる、しかし、紛うことなきもう一人の医療の英雄である。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
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