山南敬助

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セイバー
真名 山南敬助
読み やまなみ けいすけ
性別 男性
身長 169cm
体重 55kg
好きな物 子供と遊ぶこと
苦手な物 話の通じない人
出典 史実
地域 日本
属性 秩序・善
一人称
二人称 あなた
三人称 ○○さん/○○くん
声優 平川大輔
デザイン きばどりリュー
レア度 ☆4
初登場作品 Fate/Grand Order
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概要

剣士のサーヴァント。新選組の一員。

略歴
Fate/Grand Order』期間限定イベント「ぐだぐだ邪馬台国2020」にてはぐれサーヴァントとして召喚されており、『新撰組』を名乗る謎の集団に襲われていた集落の人達を守る主人公達の元へ斎藤一と共に加勢。一緒に 凶つ闇まがつやみと共に埴輪に封じ込められていたサーヴァント達の救出を手伝い邪馬台国を救う……と見せかけて実は芹沢鴨の手下として動いており、逆に邪馬台国を滅ぼそうとしていた。
その目的は「近藤勇ではなく芹沢が局長のままであったのなら、新選組は破滅的な結末に至らなかったのではないか?」と思い詰めての行動。しかし、芹沢が自分や部下である闇の隊士達を捨て駒の如く扱い、さらに敵対しているとは云え一時はかつての仲間だった沖田と土方、更には近藤の有り様までもを「所詮は田舎侍の思考」だと言って平然と嘲笑い貶す姿に生前と同じく心身を摩耗していくが、それでも自分が選択した道だからと最後まで行動を共にし、彼による国崩しと国興しの結末を見届けると決めている。
そして一時的な共闘と最終局面での戦闘を経て、主人公や他のサーヴァント達に信頼を寄せている二人の姿を見た事で「たとえ近藤勇と芹沢鴨のどちらを選んでようとも、ただ黙って付き従うだけでは両者とも結末は同じで無意味。自身や新選組に一番必要だったのは、もし相手から一蹴されたり罵倒をくらったりしても、その人を心から信じているのなら『本当にそれで良いのか?』『それは間違いではないか?』といった疑問と反論を真正面からハッキリとぶつける覚悟と勇気」だった事に気が付き、自分達の負けだと投降を提案するが、悪あがきをする芹沢から怨霊クコチヒコを顕現させるための生贄にされ致命傷を負ってしまう。それらは凶つ闇ごと主人公と卑弥呼達の奮戦によって一掃されるが、芹沢はしぶとく生き残っており、『新選組としての決着』をつけるべく密かに残っていた土方達三人によって致命傷を負いながらも未だに斃れる隙を見せない彼を満身創痍の身で捕らえると、卑弥呼と邪馬台国の人達、そしてかつての仲間に迷惑をかけた償いと、自分なりの『新撰組としての最期のけじめ』をつけるべく一緒に闇に呑まれようとしたが、今際で「自分にそんな腑抜け者は似合わない」と称した芹沢によってはじき出される形で救われ、三人に見守られながら満足気に消滅した。
その結末にも幾許か心残りがあったためか、期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』では「境界の地」に流れ着いており、石田三成に明里を人質にされていたために彼らに協力させられていたが、現状をカルデアに居た沖田や斎藤らに伝えることができたために人質を救出してもらい、カルデア側に合流。
事件の解決後には明里と最期の別れを交わし、彼女はニライカナイへと還り、自身はカルデアに来ることになった。
人物
新選組には似合わないほど穏やかな空気をまとった眼鏡の青年。
「親切者」と呼ばれるほどに思いやり深く頭も回り気が利く性格だが、「自分はただの臆病者だ」と自嘲している。
良くも悪くも固い信念をもって突っ走る傾向が強い新選組メンバーと異なり過去を振り返って思い詰めやすい性格であり、『ぐだぐだ邪馬台国2020』で芹沢の味方になったのもそれに由来している。
能力
芹沢鴨の暗殺メンバーに加えられている事からもそれ相応に腕は立ち、「柳緑花紅」と評されるように柳のように相手の剣を受け流し、捉えさせない立ち回りを得意としている。

ステータス

クラス マスター 筋力 耐久 敏捷 魔力 幸運 宝具 クラス別能力 保有スキル 備考
セイバー [[主人公 (Grand Order) D C C E D D 対魔力:D
騎乗:E
武人にして文あり:C
柳緑花紅:C
親切者:B

宝具

山桜(やまざくら)
ランク:D
種別:対軍宝具
レンジ:1~5
最大捕捉:30人
散りゆく自身の霊基を削り、自軍にバフをかける強化宝具。
元々は「ついていけなくなって逃げ出した」という負い目から自分の全てを擲つ自裁宝具であったが、自分の過去と向き合い「もう逃げない」と決意したことで対軍宝具へと昇華された。
宝具の名前の由来は、親交が深かった伊東甲子太郎が彼の死を悼んで詠んだ句「春風に 吹き誘われて 山桜 散りてぞ人に 惜しまれるかな」「吹く風に しぼまんよりも 山桜 散りてあとなき 花ぞ勇まし」から。

真名:山南敬助

山南敬助。新選組の総長として名前を知られた人物。
新選組の幹部の一人であり、副長、総長などを務めた男。土方歳三沖田総司斎藤一らとともに芹沢鴨を暗殺して近藤勇を局長に任命し自身は総長となる。
その後は近藤を支えつつ「親切者」として隊の皆から頼りにされていたが、その優しさ故なのか新選組が力をつけていくと、反比例するかの如く次第に急進的に走る者が現れ始めた事を発端に、身内同士での対立が激化し始めた為その在り方に疑問を持つ様になり、ある時とうとう振り返った過去に耐えられなくなって新選組を脱走しようとして失敗し、局中法度違反で切腹する事になってしまった。

登場作品と役柄

Fateシリーズ

Fate/Grand Order
期間限定イベント『ぐだぐだ邪馬台国2020』にて登場。
後に期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』でプレイアブルキャラとして実装された。

人間関係

Fate/Grand Order

石田三成
期間限定イベント『ぐだぐだ新邪馬台国』で組んでいた相手。
実際には下記の明里を人質に取られていた状況であり、カルデアの沖田達に生前の符丁で状況を伝え、出し抜くことに成功した。
卑弥呼壱与
期間限定イベント『ぐだぐだ邪馬台国2020』『ぐだぐだ新邪馬台国』で邪馬台国とその民を巻き込んでしまったことをカルデアではずっと気にしており、「全てが終わったら自分を裁いてほしい」と願っている。

生前

芹沢鴨
新選組の初代局長。近藤勇と対立していた彼を暗殺した。
それが本当に正しかったのかずっと悩み続けていたようで、『ぐだぐだ邪馬台国2020』ではサーヴァントとして召喚された彼についていって行く末を見届けようとした。
最後は自分の不甲斐なさが原因だったと気が付き、皆を巻き込んだ贖罪とけじめのため道連れを図ろうとするも、彼なりの一縷の恩情によって助けられる事となった。
土方歳三
新選組の副長。新選組を脱走したところを彼が差し向けた追手に捕まり、局中法度違反で切腹を命じられた。
とはいえ脱走は自分の心の問題だと思っているので、それほど悪感情は抱いていない模様。
沖田総司
新選組の一番隊隊長。
昔からの仲であり、新選組を脱走したところを彼女に捕まってしまった。
彼女の人間から逸脱したかのような思考にはかなりついていけないものを感じていたようである。
斎藤一
新選組の三番隊隊長。上記の土方、沖田と並び、共に芹沢を暗殺したメンバー。
『ぐだぐだ邪馬台国2020』では共に召喚されコンビを組んで行動していたが、彼が自分を慮って密かにカルデア側に協力している事に薄々勘づいてもいた。
生前からいつもヘラヘラしていて所属を変えることも多かった彼の事も実は不器用な人間だと理解していた。
近藤勇
新選組の二代目局長。彼を擁立する為に芹沢鴨を暗殺することになった。
悪感情はないものの、彼に率いられた新選組が破滅的な末路を辿ったことを気に病んでおり、「もっと良い結末があったのではないか」と思いつめ、『ぐだぐだ邪馬台国2020』での行動に至った。
明里
京都で贔屓にしてた芸妓。
彼女の言葉がきっかけの一つとなり、新選組から脱走することになった。
逸話の一つとして知られている「格子戸の別れ」は経験していないようで、最期の別れは『ぐだぐだ新邪馬台国』で交わされることになった。

名台詞

Fate/Grand Order

マイルーム

イベント

メモ

  • 『Fate/Grand Order』ではサーヴァントとして登場するものの、アグラヴェイン同様立ち絵のみでクラスやステータスは不明。
  • 全体的にイラストの塗りが薄く、普段着も茶色系で背景に溶け込むような色合いなので、その儚げな雰囲気から「未亡人のようだ」などと一部のプレイヤーの間では囁かれている。
  • 苗字の読みは「やまなみ」か「さんなん」か、史実的には不明である。少なくとも『Fate/Grand Order』には、『ぐだぐだ邪馬台国2020』で土方や芹沢が「山南ぃ」などと言ったことから「やまなみ」が本来の読み方だと、また、沖田総司の幕間から「さんなん」が沖田がつけたあだ名だと扱ってることが分かった。

話題まとめ

山南構文
シナリオ中での彼の発言を一まとめにしてまとめた構文であり、一部のプレイヤーや外部サイトでネタにされている。なお、あくまで「まとめた」だけなので、正確に一致する箇所はない。
「もうやめましょう○○さん。××するなんて土台無理だったんだ。私が代わりに△△しますから」という構造になっており、この内容を入れ替えて使用される。
シナリオ中でも芹沢の味方として行動を続け、最後にまだ足掻こうとする芹沢を諭しての言葉ではあるのだが、自嘲しているように「今更言う事ではない」ため盛大にネタにされてしまった。
果ては『サーヴァント・サマーアドベンチャー!』ではエドワード・ティーチからもセルフパロディの題材にされてしまっている。

脚注

注釈


出典


リンク