大嶽丸
- 読み:おおたけまる
『Fate/EXTRA CCC FoxTail』に登場する鬼。見た目はビジュアル系のイケメン。
- 略歴
- 達谷巌を拠点としていた鬼。鈴鹿御前が日本侵略を目論んだ際、手を組もうと手紙を送っていたが全て無視していた。
- 後に偽りの花嫁として入り込んだ彼女に3年がかりで神通力をかけられ、討ち果たされた。
- 人物
- 詳細は不明だが、鈴鹿御前曰く、彼女がいくら勧誘しても無視していたが坂上田村麻呂と付き合い始めたとたん嫉妬し始めたとのこと。
- 没プロット「妖狐伝(仮)」を見る限り、鈴鹿御前に対して明らかに執着している。
- 能力
- 体が岩のように固く、弓も剣も受け付けない。
- 鈴鹿御前の神通力を持ってしても、花嫁を偽って接近してさえ解呪に3年かかったほど。
登場作品と役柄
- Fate/EXTRA CCC FoxTail
- セイバーの回想シーンに登場。
- 没プロット「妖狐伝」ではシナリオ上でも重要な役割を果たしていた模様。
人間関係
- 鈴鹿御前
- 懸想していた相手。当初は関心が無かったが、後に大きな執着心を見せている。
名台詞
- 「愁眉を開け お前が俺のモノとなった以上 セラフですらこの夢を解くことなどできんよ」
- 没プロット「妖狐伝」にて、どこか魂の抜けたような鈴鹿御前を抱きかかえて。
- 「妖狐伝」では舞台となるのはセラフが生み出した夢のようだが、彼女はそれに捕われてしまったのであろうか。
- なお、「愁眉を開く」は「安心する」の意。
メモ
- 「月姫」の頃から語られていたが、子孫や先祖帰りがほとんどで触れられてこなかった、本物の「鬼」。
- 型月世界において鬼種とは「系統樹からして元から人間とは違う者」と、「朝廷から追われて隠れ住むようになった力ある者達が生物的にちょっとおかしくなってしまった者」の2種類がいるとされているが、大嶽丸がそのどちらであるかは不明。
話題まとめ
- 日本三大妖怪
- 比較的マイナーな存在ではあるが日本の妖怪の中では大物であり、酒呑童子、白面金毛九尾の狐と並んで「日本三大妖怪」に数えられている。
- ただし、鬼が2体いるというバランスの悪さからか、彼の代わりに崇徳院(大天狗)がカウントされることもある。
- 達谷窟
- 岩手県西磐井郡平泉町に現存する窟。
- 蝦夷(ここでは先住民族を指す)が拠点としていた場所であり、坂上田村麻呂が蝦夷討伐記念として毘沙門天を祀る堂をこの地に建てた。
- 型月においては大嶽丸の根城とされているが、史実では悪路王(悪路の高丸)の拠点といわれることが多い。もっとも文献により違いがあり、『吾妻鑑』においては「大竹丸」という鬼が根城としており、「大竹丸」は同音ゆえ「大嶽丸」と同一視されることがあり、こちらを採用したものと思われる。